3-1防犯意識の向上をめざして(1)
1 視聴覚による広報活動
ア 広報車の活用
軽四自動車を2年契約でリースして、「減らそう犯罪」の文字とモデル事業のイメージカラーの赤と白でラッピングし、「減らそう犯罪カー」として広報やパトロールに活用しました。
各学区防犯組合が定期的に各学区内を巡回して防犯広報を実施(数パターンの広報文をカセットテープに録音し、巡回地域や犯罪の発生実態に応じた内容を広報)し、また、毎日16時00分~18時00分の下校時間帯には、次の団体等によりパトロールが実施されました。
○ 月曜日~区内中国新聞専売店15店舗(輪番)
○ 火曜日~安佐南区役所職員
○ 水曜日~少年を育む安佐南区民の会役員
○ 木・金曜日~警察支援要員(平成16年度中)
この「減らそう犯罪カー」は、平成17年9月に青色回転灯の装備が認められ、青色防犯パトロール車両としても活躍、モデル事業終了後も、防犯組合連合会で買い取って引き続き使用することになりました。
イ 公募マスコットキャラクター・スローガンの活用
区内へのモデル事業の浸透を図るため、親しみと創造性のあるマスコットキャラクター及びスローガンを公募、応募作品の中から次の作品を採用し、防犯グッズへのプリントやモデル事業のPRなど幅広く活用しました。
※ 募集要項
■応募資格
マスコットキャラクター スローガン |
安佐南区に居住、または通勤・通学している方
■応募規格
マスコットキャラクター(A4)
スローガン(25字以内)
■応募期間
成16年7月26日~9月10日
■募集方法
新聞折込み広告、区民だより、学校への
個別依頼により募集
■その他
採用作品は区民大会で表彰
平成17年10月には、(社)広島県防犯連合会により、マスコットキャラクター「みはるちゃん」と「みまわりくん」の着ぐるみ人形が制作されました。この着ぐるみ人形は、協議会主催のイベントで大活躍したほか、要綱を定めて区民からの要望により貸出しも行いました。
ウ ポスターやのぼり旗等によるPR
モデル事業への参加意識を高めるために、街角や公共施設、公共交通機関内等にポスター、横断幕、のぼり旗等を掲出し、自然に区民の目にふれる形での広報啓発を行いました。(のぼり旗~減らそう犯罪200本、空き巣防止50本、車上狙い防止50本の計300本を作成し、各学区に各10本掲出。)
また、区内事業者の協力により、「減らそう犯罪タクシー」「減らそう犯罪バス」の運行、地元ケーブルテレビや映画館内でのCM放映等のPR活動が展開されました。
エ 防犯寸劇のビデオ化と活用
振り込め詐欺の手口や被害防止対策などを寸劇で分かりやすく区民に紹介するため、広島北警察署少年補導協助員連絡協議会のメンバーで「はたほり劇団」が結成されました。区民からの要望により各地で防犯寸劇を行ったほか、平成16年9月には地元ケーブルテレビ局の協力により「はたほり劇団」の寸劇がビデオ化されました。
タイトルは、「オレオレ詐欺の防止」、「万引き防止~こころの灯火」、「子どもへの声かけ事案の防止~早く家に帰ろう」の3本立てで、区内の小学校・中学校へ配布されるとともに公民館での防犯教室等でも活用されました。