令和7年6月27日(金曜日)午後3時30分から午後4時45分まで
大竹警察署
協議会 会長他5名
警察署 署長他7名
協議会開催前に会長の互選等を行い、会長は小城委員、副会長は尾形委員、政岡委員に決定しました。
今年度から委嘱を受けられた委員3名の方も地域の代表として、警察署の様々な活動に対する活発なご意見やご提言をいただきたい。春の定期異動により新たに大竹警察署に配置となった署員の方には、公私を通じて大竹市の魅力を感じていただき、我々協議会委員と手を携えながら、よりよい大竹のまちづくりにご尽力いただきたい。
皆様方からご意見をいただき、改善すべきは改善し、推進すべきは一層推進したいと考えておりますので、どうか忌憚のないご意見を賜りますようお願いします。協議会を通じてお知らせした管内の事件事故の発生状況や被害防止対策等について、地域や職域を通じて積極的な情報発信をお願いします。大竹警察署としては、皆様方からのご意見をもとに、これからも「真に安全安心を実感できる大竹市の実現」に努めてまいります。
5月末の刑法犯認知件数は、前年に比べ県全体で356件減少していますが、大竹市では13件増加しており、罪種別では窃盗事件が半数を占めており、自転車盗や万引きの件数が多いため、当署でも取組を進めています。特殊詐欺については、広島県内では8億円の被害が発生しており、大竹市内で令和6年は0件、令和7年は1件ですが、県内では94件から166件と増加しています。SNS型の詐欺は、5月末現在県内で10億円の被害が発生し、金額も件数も増加しています。
【質疑】委員
携帯電話で海外からの着信規制はできないか。
【回答】生活安全刑事課長
携帯電話で着信規制はできませんが、海外への発信規制ができ、意図せず海外へ発信することがなくなります。
被害の防止につながるため、多くの皆さんに登録をしていただきたいと思います。
交通事故の発生状況については、事故による死者数は県の最低値を更新していますが、今後も取締りや交通安全教育に取り組んでいきます。
速度取締りの指針については、交通事故実態に基づき、重大事故防止のために速度取締り重点として国道2号線の2車線で重点的に行います。
【質疑】委員
通学路の安全確保のため、ミラーの設置は可能ですか。
【回答】交通課長
ご質問のカーブミラー設置要望箇所は、各箇所とも見通しが悪くカーブミラーの設置が有効だと考えますが、設置は道路管理者が行っており、警察では設置することができません。
警察が設置するものとしては、
が挙げられます。
警察が管理するものであれば警察で対応し、道路管理者が管理するものであれば道路管理者に対し、警察の方から情報提供を行います。
【質疑】委員
運転中のスマートフォン、カーナビの操作による交通違反について教えてほしい。
【回答】交通課長
運転中の注視、使用等は危険な行為ですし、具体的な危険を生じさせた場合、「安全運転義務違反」に問われることもありますので、差し控えていただきたい。
【質疑】委員
最近、海外からの電話が多くなってきているように感じるので詐欺対策についてお聞きしたい。
【回答】生活安全刑事課長
特に、特殊詐欺やSNS型投資詐欺については、現在、その多くが国際電話を使った犯行形態であることが確認されています。通信手段や活動拠点を海外に置くことによって、警察等捜査機関の捜査を攪乱し、摘発を逃れようとする理由が一番大きいかと思われます。
詐欺グループに国際化が進んでいる状況もあり、一部の詐欺グループは、国境を越えた活動をし、国際電話を利用し、より広範囲に被害が拡大しています。
現在警察では、まずは、被害に遭わないようにするため、犯人側の連絡手段として使われている国際電話が物理的に使用できないようにする国際電話利用休止の手続きを進める対策を講じています。
各警察署、交番等で簡単な申込書を記入いただければ、固定電話での国際電話の利用を休止できますので、是非とも国際電話の利用休止をお願いしたい。
【質疑】委員
現金等を含む貴重品であれば拾得物として警察に提出する認識はあるが、その他の貴重品に該当しない拾得物の場合はどのように取り扱えば良いか伺いたい。
【回答】会計課長
貴重品の有無を問わず、拾得された物件については、最寄りの警察署、交番、駐在所への提出をお願いしています。また、拾得物とは別に落とし物をした場合の届出については、令和6年12月からインターネットでの届出も可能となっています。
【質疑】委員
玖波小学校付近に設置された信号機の点灯周期について
【回答】交通課長
信号機の基本は定周期であり、押しボタンは点滅運用を定周期に戻すボタンとなります。児童の安全が最優先であり、通学路の信号を廃止するわけにもいきませんので、付近を通過する方にはご不便をおかけしますが、ご理解いただきたいと思います。各信号機の設置時は様々な調査を行い、設置や信号周期の設定をしていますが、交通量の変化、交通事故の発生状況等により信号周期の見直しをしています。
【質疑】委員
自治会や民生委員の方々や地域包括支援センターの職員は「地域の安全・安心に貢献したい」と見守り活動を続けられているが、個人情報保護を考えるあまり、どの程度活動をするべきか判断に苦慮することがあるので、良いアドバイスはないか。
【回答】生活安全刑事課長
防犯ボランティアの在り方としては、大きな枠組みとして、これまで通り「地域の安全・安心を守る」という目的に沿った活動をしていただければと思うので、疑問や問題に悩むような場合には、小さなことでも構いませんので、早い段階で警察に連絡や相談することを検討してください。
【質疑】委員
先ほどの交通情勢の資料を見て感じたのが、大竹市では免許返納率が進んでいないということでした。免許返納した高齢者が使用するシニアカーが走る際には「歩行者」になるのか「車」になるのかよく分からない。今後も高齢者が増加すると思うが、免許の返納やシニアカーの利用に関する啓発に向けた取組に関して伺いたい。
【回答】交通課長
地域的な特性もあるため大竹市内での運転免許の返納率は伸び悩んでいる状況でありますが、今後も高齢運転者の交通事故防止に向けて地道な広報活動を継続していきます。
「シニアカー」については、道路交通法上は「歩行者」の扱いになるため、原則的には歩道を通行しなければいけません。
大竹市内では歩道の整備が十分にされていない場所もあるため、道路管理者である大竹市とも取組を進め、製造メーカーとの協力によるシニアカー利用者を対象とした安全な利用と通行に関する講習等も行っていきたいと考えています。
【質疑】委員から
以前、国道2号線沿いの場所で交通事故か何かの対応でパトカーが私有地に止まっていた。今回のケースがどのような状況がわからないが、警察官からは特にその場所を使用する旨の連絡がなかったように思うので、できれば一言でも連絡があればと思う。
【回答】交通課長
平素から現場活動をする警察官には一時的に駐車場等を借用する際には、速やかに協力依頼をするように指導しており、今後も交通事故等の現場活動の際には、管理者や所有者に速やかに協力を依頼するように指導を継続します。