令和7年2月28日(金曜日)午後3時から午後5時まで
大竹警察署
協議会 会長他6名
警察署 署長他7名
広島県公安委員会委員
警察本部総務部総務課公安委員会補佐室室長
協議会開催前に警察本部刑事部鑑識課警察犬係による警察犬訓練の視察及び新型小型警ら用自動車の機能説明を行った。
議事に先立ち、オブザーバーとして出席した広島県公安委員会松岡委員の紹介を行った。
本日の協議会には広島県公安委員会から松岡委員に御出席いただいており、本年度最後の協議会として、有意義な協議となりますよう御協力をお願いしたい。1月22日に警察署協議会連絡会に出席させていただき、協議会の委員からの意見や提言を反映した活動事例や効果的な協議会運営方策についての発表があり、各協議会の様々な活動を知るとともに、警察署協議会の重要性を再認識する機会となった。
協議会委員は、地域の代表として、今後も安全安心なまちづくりに関する各地域での課題や改善に向けた提言を行うなど、双方向のコミュニケーションの橋渡し役を担っていきたい。
感謝状を贈呈させていただいた各委員におかれましては、6年の長きにわたり協議会の運営に御尽力いただき、心から感謝を申し上げます。
強盗などの犯罪実行者の募集を行う匿名・流動型犯罪グループ、いわゆる「トクリュウ」が全国的に暗躍するなど、これまでの我が国の良好な治安に影を落としているのが現状で、大竹市内でも特殊詐欺やSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺の被害が数件ながら発生しております。
犯罪被害に遭われる市民が1人でも少なくなるよう、被害防止広報を強力に推進するとともに、金融機関やコンビニなど関係事業者と連携して、被害の水際阻止に取り組みます。
刑法犯認知件数は全体的には減少していますが、自転車盗は増加しており、そのほとんどが無施錠での被害となっています。特殊詐欺は減少していますが、SNS型詐欺が急増して社会的にも問題になっています。警察ではアプリのオトモポリスを周知するチラシ等を活用し、巡回連絡や各種会合等あらゆる機会を通じて手口を紹介し、注意喚起をしています。
子供・女性対象の声掛け事案、性犯罪は今後の発生も懸念されることから、引き続き、地域ボランティアの方と連携した見守り活動を実施するとともにパトロールを強化し、急増しているSNS型をはじめとした特殊詐欺被害を防止すべく、より一層の広報活動、注意喚起に努めていきます。
被害防止に有効な国際電話サービスも周知を図ってまいります。
【質疑】委員
携帯電話で海外からの着信規制はできないか。
【回答】生活安全刑事課長
携帯電話で着信規制はできませんが、海外への発信規制ができ、意図せず海外へ発信することがなくなります。
被害の防止につながるため、多くの皆さんに登録をしていただきたいと思います。
県警では交通事故による死者数を年間60人以下とする「アンダー60作戦」を展開していますが、本年もすでに多くの方が亡くなられておりかなり厳しい状況となっています。管内の人身事故件数等は前年から1件減少していますが2件の死亡事故が発生しており、物損事故も増加しています。
昨年中の当署管内での運転免許保有数、返納率は横ばい傾向となっており、高齢の方は買い物や通院等の日々の生活で免許を返納したくても返納できない状況もあるようです。他市町では免許返納者への支援制度もあり、大竹市への働きかけを進めていきます。
署長により、パワーポイント資料に基づき、各種所外活動や広報啓発活動、地域行事での雑踏警備、ストーンアート制作など、警察署による活動を説明しました。
【質疑】委員
会合の際に、速度規制について要望するとしたら自治会を通して要望するのが適当なのだろうかとの発言があった。速度規制についてどのように考えたら良いのか伺いたい。
【回答】交通課長
最高速度の指定の設定方法については交通規制の設置基準があり、実地調査の結果等を踏まえて検討しています。
速度規制の要望につきましては、個人でも構いませんが、地域の方々からの要望としての方が、一個人のみの意見ではないという意味で取り上げ易いという側面もあることから、自治会等を通じて要望していただければと思います。
【質疑】委員
道路交通法に基づく路面標示の場合はその指示に反した運転をすると交通違反として検挙され違反点数を引かれて反則金が科されてしまうので、不鮮明なままとするのは好ましくないと考える。路面標示が消えかかって黄色・白色が切れ切れになっている箇所があり、元の黄色線の上から白色線の点線の標示が上塗りされているようにも思える。
【回答】交通課長
御指摘の場所を確認したところ、中央線が薄れ、上塗りした黄実線の劣化により薄く不鮮明になっており、早急に路面標示の補修を行わなければならないのですが、補修を行うための予算は限られていることから優先順位を決めて順次、補修を行っているところです。御指摘の箇所についても来年度以降の予算での補修を検討します。」「道路標識・道路標示の管理は一般的に警察が行っており、道路端の外側線や道路上の文字については、道路管理者つまり市道であれば市役所、国道であれば国土交通省がこれらを管理しております。道路標示が薄い・標識が見えにくいなどの状況があれば警察署に一報していただき、警察が管理するものであれば警察で対応し、道路管理者が管理するものであれば道路管理者に対し、警察の方から情報提供を行います。
大竹市では、市民と警察が連携していることがよく分かった。意見交換の中では、委員からいろいろな提言があったが、警察署が前向きに取り組む姿勢が見られていた。道路の施設設備などの問題に関しては優先順位をつけて検討していくことが重要であり、地域の方から意見を挙げていただくことで効果的な改善につながると考えるため、これからも警察署と連携していただき、安全安心な大竹市を市民の皆様と作り上げていただきたい。