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令和5年度 第2回 大竹警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2023年12月18日

開催日時

令和5年10月30日(月曜日)午後4時から午後5時10分まで

開催場所

大竹警察署

出席者

協議会 福田会長 以下7名
警察署 倉田署長 以下7名

議事要旨

協議会開催前に逮捕術訓練状況の見学を実施。

会長挨拶

 先ほど逮捕術訓練を見学させていただき、その勇姿を拝見し頼もしく感じた。日々、治安維持に尽力されているところ、祭りや行楽シーズン等のイベントなど、今後、年末から年始にかけて治安情勢が厳しさを増すと懸念されるが、署員の皆さんの活躍を期待する。

署長挨拶

 花火大会・祭りでは、地元ボランティアの支援等により大きな事故もなく無事に終えることができた。これから年末に向けて各種行事やイベントが多数開催されるところ、署員一丸となって事件事故を抑止し、更なる治安の向上を図っていく。本日も地域住民の代表として忌憚のない御意見、御提言をいただきたい。

議題

大竹市の犯罪発生状況について

 地域課長兼生活安全刑事課長から、ここ数年、コロナ禍で認知件数が大きく減少していたところ、県内の刑法犯認知件数は昨年に比べ増加傾向にあり、当署管内においても増加傾向となっている。特殊詐欺については、市役所職員をかたる医療費の還付金詐欺が1件発生している。特殊詐欺は高額被害になることもあるため、発生件数が減ったからと安心せず、被害防止のため、録音電話機、番号通知機能等を使っていただきたい。また、詐欺被害の届出をためらう方も多く、高額被害は人生を変えてしまうため、是非口コミで伝えてもらいたい旨説明した。

 署長から、自転車盗や侵入窃盗の多くが無施錠であることから鍵をかけてもらいたい。特に侵入窃盗については、住人と出くわせば強盗に発展するおそれもある。また、特殊詐欺はあくまでも被害届を提出された方の件数であり、大竹市でも特殊詐欺は数字以上発生している旨説明した。

令和5年の交通情勢

 交通課長から、交通事故の発生状況について説明し、コロナ禍で事故件数は減少傾向であったが、コロナ禍後における人々の活動の活発化に伴い当署管内の人身事故及び物損事故件数は、昨年同期と比べ増加傾向にある。また、大竹市内における運転免許保有数は概ね変わらず、65歳以上の保有者は、ほぼ横ばい状態である旨説明した。

 署長から、特に交通事故による負傷者数が増えており、幸い死亡事故は発生していないが、いつ発生しても不思議ではない。新たに車を購入される場合、安全装備のついたサポカー等も検討していただきたい旨説明した。

質疑等

【要望】
​ 人から聞いた話だが、詐欺の電話があって警察に相談した際、警察官は「そうですか」と素っ気ない態度であったらしく、相談者は、勇気を振り絞って話をしており、「よく来ていただきました」等の対応を期待したようである。警察官にとっては毎回同じ事かもしれないが、もう少し丁寧に対応してもらいたい。

【回答】​
 地域課長兼生活安全刑事課長から、委員の御指摘どおり、警察においても詐欺被害電話の通報については貴重な犯人検挙の情報提供と捉えており、情報をもとに、速やかに犯人が使用している口座を凍結し、犯人の携帯電話の所有者捜査等を行っているほか、新たな被害防止のため、市への放送依頼やメルマガ等の防犯の呼びかけを行っている。このたび、情報提供された方が、警察官の態度を素っ気ないと感じられたのであれば、このことを真摯に受け止め、情報提供・協力いただけるように努めていく旨説明した。

 署長から、地元の声を届けていただき、ありがとうございます。警察が対応する内容は精神的に辛いものが多く、経験を積んで慣れていくが、悪い意味でも慣れを生じかねない。我々は日々事件を扱っているが、一般の方が警察官と接することは一生のうち数回あるかないかであるにも関わらず、無下に取り扱っているおそれがある。市民サービスの向上を図るとともに、親身になった対応を行うよう全署員に指導教育する旨説明した。

【要望】
 通勤時間帯、玖波駅西口付近への車での送迎が増え、運転マナーだとは思うが、狭い道でスピードを落とさない車もあるので、一方通行にしてもらいたい。

【回答】
 交通課長から、玖波駅西口の交通規制等については、一方通行等の交通規制を設けることはメリットもある一方、交通規制を設けることで交通の流れが変わり、交通渋滞を引き起こすデメリットもあることから、一方通行等の交通規制を設置することについては、慎重な対応が必要と考える。対策として警察による取締りのほか、ガードレールやカーブミラー等の設置は道路管理者であることから、県や市とも話を進めていかなければならず、通学路であれば、道路管理者以外に、学校とも協議していく必要がある旨説明した。

【要望】
 玖波地区の恵川大橋東詰交差点の横断歩道上の歩行者が見えにくい。夜は、街灯が少なく歩行者が照らされていない。見晴らしを良くしてもらい、信号機の設置をお願いしたい。

【回答】
 交通課長から、横断歩道には設置基準があり、設置には歩行者が立って待つスペースが必要で、現在の位置から踏切側に設置しようとすれば民家があり、別の場所には路側帯があることから、現在の位置からの横断歩道の移設は難しい。横断歩道付近の街路灯については、LED化したり、街路灯の当てる方向を調整したりすることで歩行者が見やすくなる。また歩行者保護対策として、「歩行者注意」等の法定外表示やカラー舗装も有効であることから、これらについては今後道路管理者と協議していく旨説明した。

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