基礎から高度まで
実践的カリキュラム

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授業の60%が実習

農業を基礎から体系的に学ぶカリキュラムで、高度な技術と経営管理能力を養います。授業は40%が講義、60%が実習です。就農を見据えたインターン・実習も農業法人などで豊富に体験でき、1年生では夏に3日間、2年生では4週間も農業現場で過ごします。農作業の規模やスピード、管理方法などを体感できるだけでなく、農業経営をする上で必要な作付け計画や販売出荷、雇用管理などについても学びます。卒業生からは、「実習が役立った」という声が多く上がっています。

学校の施設の様子

充実した実習施設

園芸施設には温室やビニールハウス、露地圃場(ほじょう)、選果場などがあり、栽培から収穫調製、出荷、販売までを一体的に学習します。また、畜産施設には畜舎や堆肥舎、飼料畑があり、20頭の黒毛和牛を飼養。母となる雌牛に種付け、分娩介助し、子牛の育成などを学ぶ繁殖経営や食肉用に出荷する肥育牛を飼養する肥育経営を学びます。農作業機械も備わっていて、実習の中で草刈り機やトラクターなどを実際に動かして学べるのも利点です。

スマート農業について

スマート農業にも対応

スマート農業に対応できる人材の育成にも力を入れています。野菜・花きコース、落葉果樹コースでは温度や湿度を計測してリアルタイムで確認できる「環境モニタリング機器」、二酸化炭素の濃度などをコントロールする「統合環境制御機器」などがあります。肉用牛コースでは、牛の行動や発情、疾病などを管理する「U-motion」、畜舎(分娩室)の様子をスマホでチェックできる監視カメラなども完備しています。他にも、ドローンやラジコン草刈り機など最新機器に触れることができます。

実習の様子

各コースの実習例

【肉用牛コース】
種付け→分娩(ぶんべん)→子牛の育成→飼養管理→出荷まで学びます。牛の飼育だけではなく、牛が食べる牧草の種まきから収穫なども学生たちで実施します。出荷をした牛の肉は商品になり、校内で年に一度開かれるイベント「農大祭」で実際に販売します。

【野菜・花きコース】
担当品目決め→栽培計画立案→圃場づくり・育苗→定植→栽培管理(施肥、潅水、防除、整枝・誘引)→収穫・調製、出荷準備を学生自ら行います。農大祭や道の駅での対面販売など、年に数回は、自分達での販売も経験します。

【落葉果樹コース】
人工授粉・摘果・袋かけなどの管理作業を行い、収穫・出荷まで行います。冬には剪定・土作りをして、次年作に備えます。収穫した果実は出荷するだけでなく、実際に販売するところまで携わります。また、収穫した果実でジャム作りもします。

この授業で学べる!

園芸課程

農場実習

畜産課程

家畜飼養管理実習