校長あいさつ・沿革
Principal Comment & History
※校長あいさつ
校長 佐々木 誠
本校は、昭和11年(1936年)に創設され、幾多の変遷を経て平成6年(1994年)に広島県立農業技術大学校となり、現在に至っています。平成21年(2009年)4月には、学校教育法が規定する「専修学校」に位置付けられ、卒業生には「専門士(農業専門課程)」の称号が与えられます。今年度は、2年制の本科2課程3コースで、新たに迎えた1学年29名と2学年24名が学び、キャンパスは農業を志す若者の活気に満ちあふれています。
本校は、農業の専門的な知識や幅広い教養、社会への適応力を養い、地域農業の核となる担い手を育成するため、農業の実践的な教育を実施しています。授業は、約6割を実習とし、先進的な農業経営体での体験学習(1年生3日間、2年生4週間)や、雇用就農をめざす学生のために、先進農業経営体で4か月の農業実習を行う就農実践専攻も設置しています。近年、スマート農業の普及が進みつつあることから、温室や畜舎へモニタリング機器を導入するなど、新たな技術に対応できる人材の育成も進めています。
卒業生の進路は、自営就農のほか、近年では農業法人等への雇用就農も増えており、両者を加えた就農率は、ここ3年7割以上となっています。
将来、「農業」を志す皆さん。ぜひ本校で農業技術を習得し、夢に向かって進みましょう。
※沿 革
昭和11年5月11日広島県修練農場として庄原市七塚原に設置。昭和12年6月12日
第1回修練生入場
昭和15年4月1日 女子部併設。
昭和24年4月26日 広島県七塚原経営伝習農場に改称。
昭和38年4月1日 庄原市三日市町に移転し、広島県経営研修農場に改称。
昭和38年4月1日 広島県経営研修農場」に改称
昭和54年10月1日 広島県農業者大学校に改組。安芸津分校を設置。
昭和56年4月1日 本科畜産課程に肉用牛専攻コースを開設。水稲実習施設として吉舎
農場を開設。
昭和57年4月1日 本科畜産課程に酪農専攻コースを開設。
昭和58年4月28日 中国農業青年招待事業として四川省より研修生の受入れを開始。
昭和59年4月1日 広島県農業講習所を廃止。事務分掌を引き継ぐ。
昭和60年4月1日 新農業大学校に移行。養成部門(本科、研究科)と研修部門を設置。
平成5年4月 農業者研修生受入事業を開始。
平成5年9月 本校を庄原市是松町へ新築移転、国際農業交流センターを新設。
平成6年4月1日 広島県立農業技術大学校に改称。バイオ園芸課程、果樹園芸課程、
畜産管理課程に課程の名称を改める。
平成7年3月31日 水稲実習施設(吉舎農場)を閉鎖。農業改良助長法の一部改正により、
教育科目及び教育時間を改正(本科2,400時間、研究科1,200時間)。
平成13年4月1日 バイオ園芸課程及び果樹園芸課程を園芸課程に、畜産管理課程を畜産課程に
再編し名称を改める。園芸課程に、野菜、花き、果樹の3コースを、畜産課程に
肉用牛・酪農コースを1コース設置。
平成17年4月1日果樹コースの教育拠点を東広島市安芸津町から庄原市へ移転。
平成21年4月1日専修学校に移行する。
平成23年4月1日園芸課程の野菜コース、花きコースを統合し野菜・花きコースにする。
畜産課程の肉用牛・酪農コースを肉用牛コースにする。
平成24年4月1日園芸課程の果樹コースを落葉果樹コースにする。
平成28年4月1日野菜・花きコースに就農実践専攻を設置する。