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四川省高校生訪日団の鈴峯女子中・高等学校訪問について

印刷用ページを表示する掲載日2024年7月1日

四川省高校生訪日団の鈴峯女子中・高等学校訪問について

平成20年12月8日
広島県国際課

 平成20年11月13日(木曜日)~16日(日曜日),四川省高校生・教師24名が広島県を訪問しました。
 11月13日に鈴峯女子中・高等学校で茶道,英語授業参加などの交流事業を行い,14日には県庁を訪問,総務局秘書広報部長を表敬するとともに,広島県の概要について説明を受けました。
 今回の訪問団は,外務省実施の「21世紀東アジア青少年大交流計画(旧称:日中21世紀交流事業)」の一環として来日した,平成20年度中国高校生訪日団第6陣400名の一部で,広島県の友好提携先である中国四川省の成都市新都第一中学校,楽山第一中学校(中国の中学は日本の中学と高校に相当)の生徒21名,教師3名の計24名で構成されています。

<目次>
1 鈴峯女子中・高等学校交流事業
2 広島県庁表敬・概要説明
3 関連資料・リンク

1 鈴峯女子中・高等学校交流事業

(1)交流日程  平成20年11月13日(木曜日)

時間内容場所
13時30分~14時20分簡単な予定説明、校内見学(中1英会話・高3情報処理)多目的ホール~校内
14時30分~15時20分 授業体験:茶道三鈴会館
15時30分~16時00分交流会
1 校長あいさつ、団長あいさつ
2 生徒代表あいさつ
3 記念品交換  
4 中学生による平和の詩の朗読(英語・中国語・日本語)
5 生徒による広島紹介 
6 中国高校生による合唱
多目的ホール
16時10分~クラブ活動見学(吹奏楽部・体操部・ソフトボール部)

(2)交流風景

英語授業に参加1英語授業に参加2
英語授業に参加1英語授業に参加2
茶道交流風景1茶道交流風景2
茶道交流風景1茶道交流風景2
茶道交流風景3茶道交流風景4
茶道交流風景3茶道交流風景4
茶道交流風景5茶道交流風景6
茶道交流風景5茶道交流風景6
茶道交流風景7プレゼント贈呈
茶道交流風景7交流会1(中国高校生によるプレゼント贈呈)
交流会2(校長あいさつ)交流会3(中国高校生による合唱)
交流会2(校長あいさつ)交流会3(中国高校生による合唱)
交流会4(日本語,英語,中国語による平和の詩の朗読)交流会5(日本語,英語,中国語による平和の詩の朗読)
交流会4(日本語,英語,中国語による平和の詩の朗読)交流会5(日本語,英語,中国語による平和の詩の朗読)

(3)鈴峯女子中・高等学校生徒の皆さんの感想文

中学3年 川本 詩織 私たちの学校に中国四川省から高校生が24名来られました。今回の交流会で私たちは、この夏に平和公園で平和を願って朗読した詩を発表しました。朗読した詩は、峠三吉の「原爆詩集」と原民喜の「永遠のみどり」です。それぞれ日本語と英語、中国語で朗読しました。夏以来練習はしていませんでしたが、みんな上手に朗読できたと思います。
 中国の高校生たちは、交流会で歌を聞かせてくれました。1曲目は、日本語と英語で歌ってくれました。日本語のサビの部分がとても上手く、感心しました。2曲目は全て英語で歌ってくれました。英語の歌詞は私たちにはなかなか理解することはできませんでしたが、とても感情を込めて歌っていたので熱い気持ちが伝わってきました。私たちが発表する時も、しっかりと真剣に聞いてくれたのでとても嬉しかったです。私たちが伝えたかった事が詩を通して伝わっていたらいいなと思いました。このような草の根の活動を通じて日中両国が理解を深め、友好親善がさらに強まるとよいと思います。またこのような機会があったらぜひ参加したいです。


高校1年 乗松 理 私はこの交流会を通じ、特に二つのことを考えさせられました。
 一つ目は、私たちはふだんから先生方に頼り過ぎてしまい、自主的な行動ができていないのではないかということです。茶道の体験授業を中国の高校生たちにしてもらう時、私はほとんど茶道の先生方に任せてしまって、積極的に行動することができませんでした。今までの授業の中で学んできたことをしっかりと行動に移すことができるようにならないと、本当に学んだとは言えないと思いました。
 二つ目は、コミュニケーションを深めるためにも外国語を学ぶことが必要だということです。中国の高校生たちが英語を使い、積極的にコミュニケーションを取ろうとしている姿を目の当たりにして、自分自身の英語力の乏しさと消極性を実感しました。
 中国の高校生たちは全てのことに興味津々で、誰にでも積極的に質問し、てきぱきと行動していました。彼らのエネルギーに驚くとともに、私自身にも大いに刺激となりました。この交流会で、本当によい経験をすることができました。これからもこの貴重な体験を無駄にしないようにします。

高校1年 張間 綾 私は歓迎茶会で、「半東」という役になりましたが、緊張から気が動転してしまい、中国から来ていただいた高校生たちに茶道の正式の作法をうまく伝えられえず申し訳ないことをしてしまいました。
 中国の方々とのお話は、お互いの国の言葉を知らないことから、英語と片言の日本語を交えながらのものでした。同じ高校生なのに彼らの英語は非常にりゅうちょうでびっくりしましたが、好きなアニメや歌など共通の話題もあり親近感も深まり、交流会は大成功だったと思います。
 注)半東(はんとう):茶事を主催する亭主(ていしゅ,「東」とう,とも)の補助訳

高校1年 花山 弥生 この交流会で感じたことは、中国の高校生たちの積極的な姿勢だった。日本のことに興味津々で何でも知りたいという気持ち、また中国のことを知ってもらいたいという気持ちが、本当によく分かった。私は、彼らの何でも「知りたい」、「見たい」という気持ちが、いろいろなことを調べ、勉強する姿勢になり、それが結果的に彼らの自信と積極的な姿勢になったのだと思う。私たちも大いに見習うべきことだと思う。
 この交流会は、私にとって本当によい刺激となった。また中国の高校生たちと、短時間ではあったが、直接話をすることができお互いの親交も深まったと思う。このような積み重ねが、相互信頼を築く上では大いに必要だと感じた。

高校1年 藤木 沙弥 中国の高校生たちとの交流会で一番驚いたことは、彼らの積極性でした。私は交流会でのことで頭がいっぱいで、自分からは何もできませんでした。しかし中国の高校生たちはいろいろなことに興味を持ち、通訳の方や先生、そして私たちにも積極的に話しかけてきてくれました。このような、何に対しても積極的に知りたい、理解したいという姿勢には、大いに驚かされるとともに、将来を担う私たち高校生にも必要な姿勢ではないかと、大いに刺激となり、また反省もさせられました。

高校1年 川本 奈津美 中国の高校生との交流会に参加して驚いたことは、彼らは日ごろから本当によく勉強をしていることと、将来に対しての明確な目的意識を持っていることだ。それが、分からないことがあればすぐに質問し、吸収していく彼らの積極性になっていると思う。
 短い時間ではあったが、この交流会をつうじて、私も彼らのように将来に対する目標を持って、積極的に何にでも取りくんでいきたいと考えるようになった。今後に活かせるとても貴重な体験となった。このような機会を与えていただいたことに感謝したい。

 

2 広島県庁表敬・概要説明

 11月14日(金曜日),四川省高校生訪日団が広島県庁を訪問,総務局秘書広報部長に表敬するとともに,県の概要と四川省との交流状況について説明を受けた。

木村秘書広報部長(左)と陳映明分団長概要説明にて 高校生質疑
木村秘書広報部長(左)と陳映明分団長概要説明にて 高校生質疑


 

3 関連資料・リンク

(1)関連資料21世紀東アジア青少年大交流計画(旧称:日中21世紀交流事業)」平成20年度中国高校生訪日団第6陣広島分団全体日程

月日内容
11月11日東京着
11月12日午前 オリエンテーション、外務省表敬訪問
午後 2008日中青少年友好交流年閉幕式「日中青少年歌合戦」、閉幕レセプション
11月13日午前 広島へ移動
午後 学校交流(鈴峯女子中・高等学校)
11月14日午前 体験学習(杓子作り)
午後 広島県オリエンテーション、マツダミュージアム視察、広島平和記念資料館参観
11月15日終日 ホームステイ
11月16日午前 ホームステイ
午後 広島市環境中工場視察
大阪へ移動
11月17日午前 宝塚市立手塚治虫記念館参観
午後 学校交流(神戸龍谷高等学校
11月18日午前 交通科学博物館参観
午後 歓送会
11月19日帰国

(2)関連リンク21世紀東アジア青少年大交流計画(外務省ホームページ)
 今回の学生交流計画の全体概要
(財)日中友好会館
 本事業の中国短期招聘受入団体。高校生の受入希望がおありになればこちらに連絡してください。
(社)日中友好協会
 (財)日中友好会館から,今回の訪問団の事業を受託・実施
鈴峯女子高等学校 中国高校生訪日団受入校
*本事業では平成21年度に中国等外国の高校生との交流事業実施を希望する高等学校を募集しています。本県の高等学校で御希望があれば,上記の(財)日中友好会館(電話03-5562-3639)か,県庁国際課(電話082-513-2361)まで御連絡ください。

 

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