現在,被災地においては,食料,水の不足,衛生環境の悪化,避難所での密集した生活,疲労による免疫力の低下など様々な要因で,感染症が流行しやすい状況となっています。
ボランティアで被災地・避難所へ向かわれる方には,感染症予防(持ち込み,及び自身の罹患の予防)という観点から,是非,次の点に留意いただくようお願いします。
お願いしたい事項
- ご自身の体調が悪い場合は,ボランティアの延期を検討し,体調が完全に回復してから現地に向かうようにしてください。
- 現地での健康管理には、ご自身で十分注意してください。
- 被災地で体調の悪い時は,ボランティアセンターあるいはそのチームのリーダー,健康管理者などに告げて,第一線を離れて下さい。ご本人のためのみでなく,被災された方々に感染を拡大させないために大切です。
- 間もなくダニの活動が活発になってくる時期です。森林や草地等に入られる場合,ダニ媒介性疾患(日本紅斑熱,SFTS 等)の感染の可能性があるため,長袖,長ズボン及び足を完全に覆う服装をして肌の露出を少なくすることが重要です。(http://www.nih.go.jp/niid/ja/sfts/2287-ent/3964-madanitaisaku.html)
- 咳エチケット(マスクの着用※,咳き込むときに口を覆うことなど),飲食前,トイレ後の手指衛生など(速乾性のアルコール製剤,アルコール綿の小パッケージなどの持参を推奨),可能な限りの感染症予防策を心掛けてください。
※ 被災地・避難所ではマスクが不足している場合があります。ご自身で使用されるマスクは,十分な枚数ご持参ください。
感染症を被災地に持ち込まない,また,ご自身が罹患しないために,御協力をお願いします。