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鮮度保持袋とは?

印刷用ページを表示する掲載日2025年10月8日

鮮度保持袋とは?

​鮮度保持袋は、野菜や果物のエチレンガスを吸着する等※により鮮度を保ち、食材を長持ちさせるための袋です。
すぐに使い切れないと思ったら、「鮮度保持袋」をぜひ試してみてください。
無駄なく食材を使い切ることができ、食品ロス削減に繋がります。
スーパーや百円ショップで購入できます。

※長持ちの理由は、商品によって異なります。

鮮度保持袋

エチレンガスについて


野菜や果物は、老化ホルモンとも呼ばれるガス状の植物ホルモン「エチレン」を生成します。
野菜や果物の種類によって、エチレンを生成する量や、エチレンの影響の受けやすさは異なります。
​エチレン生成量の多いものと、エチレン感受性の高いものをいっしょに貯蔵しないように注意すれば、新鮮さを長持ちさせることが可能です。
代表的な野菜・果物のうち、エチレン生成量が多いもの、影響を受けやすい(感受性が高い)ものは次のとおりです。

青果物ごとのエチレン生成量及び感受性
青果 エチレン生成量 エチレン感受性
リンゴ 極多
アボカド
トマト(完熟)
キュウリ
キャベツ 極小
ホウレンソウ 極小
ニンジン 極小

国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構「青果物の最適貯蔵条件」の掲載内容を引用しています。

鮮度保持袋の効果 

実際に身近な青果での検証結果(協力:山陽女子短期大学)です。
ぜひ鮮度保持袋の活用もしながら食品ロスにつなげましょう!


効果を感じられる青果🥬
ほうれん草
バナナ
効果が薄いと感じられる青果🥬
もやし
トマト
きゅうり


「ほうれん草」8日間冷蔵保存での比較写真です。
購入時の袋の方は全体的にシナっとしていますが、鮮度保持袋の使用により、ほうれん草の茎・葉がみずみずしく感じます。​

 
食材 購入時の袋 鮮度保持袋
ほうれん草 ほうれん草(ポリ前)
▼(冷蔵8日後)
ほうれん草(ポリ後)
​​

ほうれん草(保持袋前)
▼(冷蔵8日後)
ほうれん草(保持袋後)
​​

 


「バナナ」8日間常温保存での比較写真です。
こちらも鮮度保持袋の使用により、皮全体の茶色い斑点が抑えられています。

 
食材 購入時の袋(未開封) 鮮度保持袋
バナナ バナナ前
​▼(常温8日後)
バナナ後
​​
バナナ前(袋)
▼(常温8日後)
バナナ後(袋)


「もやし」は、傷みやすいので捨ててしまいがちな食材第1位となっています!
3日間冷蔵保存での比較写真です。
変化がないように見えますが、鮮度保持袋の使用で少し茶色の変色が抑えられている気がします。

 
食材 一般ポリ袋 鮮度保持袋
もやし

もやし(ポリ前)
▼(冷蔵3日後)

もやし(ポリ後)

もやし(保持袋前)
▼(冷蔵3日後)

もやし(保持袋後)


「トマト」14日間冷蔵保存での比較写真です。
大きな差は見られませんでしたが、鮮度保持袋を使用した方が、やや鮮度が保持されているように感じます。

 
食材 一般ポリ袋 鮮度保持袋
トマト トマト1
​▼(冷蔵14日後)
2
​​
3
▼(冷蔵14日後)
4


「きゅうり」25日間冷蔵保存での比較写真です。
見た目では、大きな差は感じられませんが、鮮度保持袋を使用した方が、カット断面の水分量が多いように感じます。

 
食材 一般ポリ袋 鮮度保持袋
きゅうり 1
▼(冷蔵25日後)
2
​​

3
▼(冷蔵25日後)
4
​​

 

 

 

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