霧ヶ谷湿原や周辺地区で行われたイベントや取り組み等を紹介しています。
平成23年7月26日更新!
平成23年7月16日(土曜日) |
レポート員:協議会委員/野村吉春 |
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今年の夏は霧ヶ谷湿原が花盛りになりました。 |
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霧ヶ谷には、クサレダマやノハナショウブ、(全くないわけではなかったけど)その数は少なかった。なのに、あれだけ出現したとは、どういうことなのか。 |
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誰も種子を散布したり、移植したわけではないので、湿原再生事業で生育基盤が整ったことで、何年間も地中に埋もれていた種子あるいは地下茎が一気に芽を噴出し、開花したということでしょうか。 |
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地味ながら、ヌマガヤ、アブラガヤ,オニスゲ,ゴウソ,イグサの仲間も多く見られました。 |
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トモエソウなども多く育っており、この先8~9月にかけて、まだまだ花が楽しめそうな感じです。 |
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非常に多くの多種多様な湿原生植物が、再び息を吹き返し、育ちつつあることから、当初の想定通りに「湿原生植物の展示会場」のイメージになりつつあります。 |
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特に驚いたのは、再生地の内でも南側上流部のエリアで、4月に協議会メンバーで伐採後の萌芽や小潅木、ノイバラなどを除去した場所で、大きな変化が見られました。 この場所は、幹線道水路による積極的な導水ではなく、林縁部分からの湧き水を補助導水路で広くいきわたるようにしただけで、今春に藪を取り払い太陽光が差し込みやすくした、その後者の効果が非常に大きかったようです。 |
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皆さんが承知のとおり、他地域の湿原再生では湿原性植物の移植が試みられる場合もありますが、霧ヶ谷では移植は一切せず、その再生基盤を整えるだけで、あとは自然の回復力を生かすという・・・その可能性が証明されたと理解しています。 |
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たいへん数多くの植物が再生されていながら、人手の加わった植物園という感じではなく、とても自然な感じに再生されている点が特に素晴らしい。 |
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