平成27年6月15日(月)10:00~16:30 広島県情報プラザ第1研修室
「生涯学習振興・社会教育行政における施策推進に必要な力とは
~地域の中核となる人材を育成する研修の企画立案の視点から~」
講師:香川大学生涯学習教育研究センター センター長・教授 清國 祐二
この時間は,「社会教育行政の意義と役割」,「“公共”と社会教育行政」,「新しい時代の社会教育行政」,「ネットワーク型行政の推進」などについて,これまでの取組や課題,近年の動向を交えて,御講演いただきました。地域住民に地域課題を認識してもらったり,必要な学びをコーディネートしたり,未来に向けた行動へとつないだりするなどの具体的な事例を交えて詳しく話をしていただきました。
受講者は,これまでの沿革や社会的な背景を踏まえて,自らの自治体の関係施策・事業の現状を振り返ることができ,今後の社会教育行政についての多くのヒントを得ることができました。
「参加型学習の意義~社会教育関係職員の力量形成とファシリテーション~」
講師:香川大学生涯学習教育研究センター センター長・教授 清國 祐二
この時間は,「社会教育における参加型学習の理解」,「日本型コミュニケーションの課題」,「参加型学習とファシリテーション」などについて,演習を交えて話をしていただきました。
写真のように,5つの積み木を並べたかたちを,向き合った相手に言葉による説明だけで伝える演習では,目の前に見えている状況ですら,伝えることは難しいということを体験しました。また,超高齢社会における「高齢者の万引き」を抑制する方法をみんなで考えるために,「ランキング」という手法を紹介していただき,実際に体験をし,気付きなどを話し合いました。
演習での体験を交えながら,生涯学習振興・社会教育行政の中核を担う職員に求められているファシリテーションについてのお話を聞くことで,改めて大切さや難しさを感じることができました。
【ゼミナール】
○現状分析,課題解決の方向性設定
○グループ協議
この時間は,「研修や会議はなぜ“つまらない”ものになりがちなのでしょうか」というテーマでグループ協議を行い,現状分析や課題把握の仕方,課題解決に向けた考えの進め方などについて学びました。「一方的な説明ばかりになりがちである」,「会議の目的自体がはっきりしていない」など,日頃感じている課題を出し合うところからスタートしました。
その後は,それぞれの地域の現状や課題を踏まえながら「事業・研修計画案」を作成していく前段階として,現在考えていることなどを意見交流しました。
受講生の方には,今後,その「事業・研修計画書」を練り上げて,関係職員や地域リーダーに対する研修等を実際に実施してもらい,その成果と課題を踏まえた成果報告を行ってもらうこととしています。
◎ホームラーニング・ゼミナールに係る事前準備等について (PDF354KB)
◎事前レポートの様式 (Word26KB)
◎「事業・研修計画書」 (Word53KB)
◎「事業・研修計画書」の説明書 (PDF178KB)
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