やす子姉さんと話をしている時、父さんと母さんも真剣に話し合いをしていた。母「あなた、ごめんなさい。私がもっと早く気が付いていれば。あの子につらい思いをさせなくて済んだのに・・・・」父「俺だってそうさ。ついつい自分のことばかり考えて、 子どもの気持ちを分かってやれなかったんだからな。さっきも、お店で、かあっとなってなぐってしまったしな・・・。」母「・・・これから、どうしたらいいんでしょう・・。」父「・・・そうだなあ、さっきから考えているんだけど。なあ母さん、俺たちも家族のためにって、一生懸命働いているよな。つらくって大変だけど、あの子がいるから頑張れるよな。俺は、あの子を信じてやりたい・・・。ちょっと、あの子の様子をみてくるよ。」母「ええ、お願いします。私は、あの子の好きなもの作っておくわ。」父さんは、二階にあがってきてくれた。そして、父さんと母さんが話し合ったことを僕に教えてくれた。僕の心は、また、少し軽くなっていく。