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障害者雇用を検討する事業主の皆様へ

印刷用ページを表示する掲載日2025年12月3日

(目次)

 (新着・お知らせ)

最初に!障害者雇用の法律・制度を知ろう

「障害者の雇用の促進に関する法律」(障害者雇用促進法)では、障害者の雇用の促進と職業の安定を図ることを目的として、障害者雇用の義務及び障害者雇用納付金制度等について定めています。

障害者雇用の義務

ご存じですか?法定雇用率引き上げ、対象拡大

障害者法定雇用率は、令和6年4月から2.5%(同40.0人)引き上げられました。令和8年7月には、2.7%(同37.5人)に引き上げられます。
​義務の対象かどうか、計算方法等については最寄りのハローワークへご相談ください。
広島労働局管内公共職業安定所(ハローワーク)一覧

障害者の雇用状況と制度

 障害者の求人や雇入れに関する助成金等については最寄りのハローワークへ、障害者雇用の流れについては、広島障害者職業センターに御相談ください。

ステップ1 雇用理解を深める

​​障害のある方はどんな働き方ができるのか、まずは知ることから始めましょう。

支援機関への相談

  • 障害者就業・生活支援センター(略称「ナカポツ」)​
    障害者の職業的自立を実現するため、身近な地域で就職面の支援と生活面の支援を一体的に行うことを目的としています。
    関係機関と連携しながら、障害者の就業及びそれに伴う生活に関する指導・助言・職業準備訓練のあっせんなどを行っています。​
  • 独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構 広島支部 広島障害者職業センター
    障害者職業カウンセラーを配置し、ハローワーク等との密接な連携のもとに、就職や職場復帰を目指す障害のある方への相談をはじめとした各種就労支援サービスの提供、障害者雇用を検討している或いは雇用している事業主に対する雇用管理全般に関する支援を行っています。

セミナー等のイベント

障害者雇用を検討している企業の方などが対象のセミナー等です。

イベント情報
日にち イベント名称(各主催ページへリンク) 会場 主催 イベント概要
1月23日(金)・3月3日(火) 企業と就労支援機関をつなぐ交流会
(参考)リーフレットのダウンロードはこちら (PDFファイル)(377KB)
広島市総合福祉センターホール 広島労働局、ハローワーク、広島県、広島市

参加申込受付中!(申込締切12月19日・1月30日)】
就労支援機関と交流することで、企業への就職を希望している障害のある方の様子を聞くことができます。
今回は、障害のある方に、一般就労のための訓練を行い、企業とマッチングさせ、入社後の定着支援も行う「就労移行支援事業所」などと交流できます。
参加事業所の情報はこちら (PDFファイル)(4.07MB)

アーカイブ

障害者雇用理解促進セミナー​(2025(R7).9.16)

オンライン 広島県 「知らない」を少しでも解消するための、最初の一歩のセミナー
講演内容「障害の特性と仕事のつくり方」 
アーカイブ 障害者雇用の拡大・定着のための企業向け講演会(2024(R6).11.15)
※YouTubeへリンクしています。
広島市総合福祉センター 広島市 トヨタループス株式会社の前代表取締役社長 有村秀一様に「障がい者雇用を取り巻く環境変化~障がい者雇用の質向上に向けて~」というテーマで、障害者雇用の取組について御講演いただき、その様子を公開しています。
e-ラーニング 精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座 e-ラーニング|厚生労働省 オンライン 厚生労働省 本教材は、皆さまに精神・発達障害についての正しい知識と理解を持って、精神・発達障害のある方を温かく見守り、支援する応援者(=サポーター)となっていただけるよう実施している「精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座」のe-ラーニング版です。

障害者の訓練状況

就労支援機関や職業能力開発校などの見学により、障害者の訓練状況や支援内容を知ることができます。

障害者の訓練状況等を知る機会
日にち イベント名称 会場 主催 イベント概要
年間を通して(~R8.3.31) 就労支援を行っている福祉事業所等オープン見学会 広島市内の就労移行支援事業所及び障害者職業能力開発校 広島市 就労移行支援事業所(障害者の日常生活及び社会生活を総合的に支援するための福祉サービス事業所)や障害者職業能力開発校を、自由に見学できるオープン見学会です。

(障害者の就労支援機関等リンク)

 

ステップ2 業務の切り出し(仕事創出)

障害特性を理解し、社内での検討をすすめましょう。
障害者の特性や活躍が期待できる業務を理解した上で、雇用する障害者の特性を生かせる業務を社内で見つける必要があります。
先進事例や、雇用企業の状況等も参考にしてみましょう。

職務内容の選定について(JEED)

社内にある職務内容やそれらの職務に求められるスキルなどについて詳細に確認し職務内容を創出していく方法(「切り出し・再構成モデル」「積み上げモデル」「特化モデル」を組み合わせる)が掲載されていますので、参考にして仕事創出をしましょう。

はじめての障害者雇用~事業主のためのQ&A~/2.採用計画の検討・採用の準備/(3)職務内容の選定(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構ホームページ(外部サイト)

雇用企業の見学等のイベント情報

雇用企業の見学により、実際の雇用体制や取組内容を知り、受入れ態勢づくりに生かすことができます。​

雇用企業等の見学会
日程 イベント名称 会場 主催 イベント概要
11月13日、20日 障害者雇用企業等見学会 安芸郡府中町
福山市
広島県・広島労働局

広島圏域、福山圏域の2か所で開催しました。
広島圏域のテーマは「障害者雇用に向けて~福祉とのつながり~」、福山圏域のテーマは「適した仕事に配置する~社内配置の考え方~」で、それぞれ見学、事例紹介、意見交流を行いました。
こちらのページでは、当日の様子や内容をご紹介しています。

アーカイブ 障害者雇用理解促進セミナー​(2025(R7)9.16) オンライン 広島県 講演内容「障害の特性と仕事のつくり方」 
職務創出についてもお話しています​

(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構(JEED)の事業主向け支援

●いろいろな支援メニューがあります。まずはお問合せください!
詳細は(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構ホームページ(外部サイト)をご覧ください。
【問合せ先】
(独)高齢・障害・求職者雇用支援機構 広島支部 高齢・障害者業務課
 電話 082-545-7150

広島障害者職業センターの事業主向け支援

障害者の雇用について、助言、援助を受けることができます。
詳細は、広島障害者職業センターのホームページ(外部サイト)をご覧ください。

  • 新規雇用
    新たに障害者を雇用する場合、雇用のすすめ方の助言、障害の内容の説明、職務内容への提案、社内研修、採用や募集への支援、採用後の定着への支援など
  • 継続雇用
    採用後に職場定着等に関する課題が発生した場合、解決に向けた助言等の支援やジョブコーチの派遣など

障害者雇用の優良事例や先進事例

福祉施設との連携

  • 障害者雇用を検討するにあたって、障害のある方の働きぶりを知りたい
  • 切り出した業務内容は、実際に障害のある方ができるものなのか、確認したい

こんな場合は、福祉施設との連携を考えてみてはいかがでしょうか。
福祉施設では、障害のある方が働く機会を得たり、就労に必要な知識や能力向上のために就労訓練を受けることができる障害福祉サービスを行っています。施設によって、オリジナル製品の製造・販売から、データ入力などの作業の請負など、様々な業務を請け負っています。
福祉施設に業務を外注したり、見学の受入れを行ったり、連携することで、障害のある方のできる業務や働きぶり等を確認することができます。

イベント情報
日にち イベント名称 会場 主催 イベント概要
2月20日(金) 福祉施設とのビジネスマッチング(個別面談) (PDFファイル)(5MB)
(企業と障害者就労施設を結ぶ商談会)
広島県情報プラザ 地下2階 多目的ホール 広島県(運営主体:(公社)広島県就労振興センター(広島県の受託事業者)) 参加発注企業募集中!(申込期限:12/26)】
障害のある方が就労する福祉施設に、業務を外注してみませんか?
この商談会では、発注企業の外注担当者様と福祉施設が個別に面談し、福祉施設のできる業務や提供サービス等を実際に確認することができます。
人手不足の今、福祉施設のサービスや障害のある方ができる業務を知っていただくとともに、貴社の業務効率化と社会貢献ができる機会ですので、ぜひご参加ください。

 

県内の福祉施設が提供している物品・役務の内容は、県障害者支援課のホームページに掲載されています。
また、どんなことを発注できるのか、相談したい方は「共同受注窓口」へどうぞ。
※共同受注窓口は、企業等からの様々な仕事を、対応可能な複数の福祉施設へ斡旋、仲介しているワンストップ窓口です。

共同受注窓口の案内

ステップ3 雇用条件検討・態勢づくり

雇用条件を決定し、体制や環境づくりを行いましょう。
必要な合理的配慮や、採用後の相談窓口や援助者、支援機関との連携などについて検討しましょう。

ジョブコーチ支援について(広島障害者職業センター)

​職場にジョブコーチ(職場適応援助者)の派遣を受けて、障害者に対する職場適応に向けた支援、事業主に対する雇用管理に関する支援を、無料で受けることができます。
ジョブコーチは、障害のある方に対しては障害特性と職場環境に応じた適切な働き方ができるよう支援し、事業主や職場の従業員に対しても助言を行い、必要に応じて職務や職場環境の改善を提案します。
詳細は、ジョブコーチ支援について(広島障害者職業センター)をご確認ください。

支援体制づくりセミナー等のイベント

  1. ハローワークが精神・発達障害者しごとサポーター養成講座 (出前講座)を実施しています。ハローワークに要請することで、無料で講師派遣を受けられ、社内の意識醸成のための研修講座を実施することができます。詳しくは広島労働局ハローワーク「しごとサポーター養成〈出前〉講座」を参照してください。
  2. 広島県障害者支援課があいサポート運動に係る出前講座を実施しています。広島県障害者支援課に申請することで、無料で講師派遣を受けられ、障害の内容・特性や配慮の仕方など、実体験等を含めながらの説明を受けることができます。詳しくは広島県障害者支援課「あいサポート運動に係る出前講座」を参照してください。
    ​※あいサポート運動とは…
     様々な障害の特性や障害のある方が困っていること、そしてそれぞれに必要な配慮を理解し、日常生活でちょっとした配慮を実践していくことで、誰もが暮らしやすい地域社会(共生社会)をみなさんと一緒につくっていく運動です。

イベント情報

日にち イベント名称 会場 主催 イベント概要
e-ラーニング 精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座 e-ラーニング|厚生労働省 オンライン 厚生労働省 本教材は、皆さまに精神・発達障害についての正しい知識と理解を持って、精神・発達障害のある方を温かく見守り、支援する応援者(=サポーター)となっていただけるよう実施している「精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座」のe-ラーニング版です。

雇用管理マニュアル

障害者雇用に関する各種支援制度​​

【障害者の雇入れ等を支援する助成金】

【障害者が働き続けられるよう支援する助成金等】

【障害者雇用を達成していると受けられる優遇措置等】

 

ステップ4 採用活動

障害のある方の採用選考は職場実習や支援機関等からの聞き取り等を通じて普段の様子を知ることが重要です。

ハローワークへ求人票提出

ハローワークには、障害者専門の職業相談・紹介窓口があり、就職を希望する多くの障 害者が求職登録しています。障害者の採用を考えている場合、まずはハローワークにご相談く ださい。
また、職種・賃金・労働時間・労働形態などの具体的な労働条件がすでに決まっている場合は、 ハローワークに求人票を出してください​。

ひろしまワークス(広島県求人情報サイト)

広島県の求人情報サイト「ひろしまワークス」にも障害者求人を掲載することが可能です。

特別支援学校就職サポート隊ひろしま(広島県教育委員会)

企業への就職を目指す特別支援学校生徒の働く力の育成及び就労促進を図るため、企業との連携・協力による職業教育の充実に資する制度として設置されています。
特別支援学校の生徒は、職場実習受け入れ企業へ就職することが多くなっています。

マッチング等のイベント

イベント情報
日にち イベント名称 会場 主催 イベント概要
12月10日(水) 障がい者のための合同企業説明会 (PDFファイル)(244KB) 尾道市総合福祉センター みどりの町障害者就業・生活支援センター 出展受付は終了しました(申込期限:11/14)】
出展申込は「申込書 (Wordファイル)(43KB)」を、みどりの町障害者就業・生活支援センター(メール:potsu@mido8.jp、FAX:0847-35-3339)へ提出してください。
障害のある求職者に対し、対面で企業説明を行い、意見交換の時間も設けています。求職者と企業がコミュニケーションを取れる貴重な機会です。ぜひご出展ください。

障害者トライアル雇用事業(厚生労働省)

ハローワークなどの紹介により、障害者を試行的・段階的に雇い入れることができます(トライアル雇用)。
これにより、事業主や従業員の皆さんの障害者雇用についての理解が進み、トラ イアル雇用終了後の常用雇用への移行も進めやすくなります。
あわせて、事業主に対しては、トライアル雇用助成金が支給されます。詳細は、障害者トライアル雇用事業(厚生労働省)をご確認ください。

障害者に対する差別の禁止と合理的配慮義務

雇用の分野での障害者差別の禁止

募集、採用、賃金、配置、昇進などの雇用に関するあらゆる局面で、障害者であることを理由とする差別が禁止されています。

差別の例
  • 単に「障害者だから」という理由で、求人への応募を認めないこと
  • 業務遂行上必要でない条件を付けて、募集・採用時に障害者を排除すること
  • 労働能力などを適正に評価することなく、単に「障害者だから」という理由で、異なる取り扱いをすること
 
※次の場合は、禁止される差別に該当しません。
  • 積極的な差別是正措置として障害者を有利に取り扱うこと (例:障害者のみを対象とする求人(いわゆる障害者専用求人))
  • 合理的配慮を提供し、労働能力などを適正に評価した結果として、障害者でない方と異なる取り扱いをすること

合理的配慮の提供義務

合理的配慮とは、雇用の分野における、障害者と障害者でない人との均等な機会や待遇を確保するための措置、または障害者の能力の有効な発揮の支障となっている事情を改善するための措置のことをいい、事業主はこれを講じなければなりません。ただし、事業主に対して「過重な負担」を及ぼすこととなる場合は、この限りではありません。

合理的配慮の例
  • 視覚障害がある方に対し、点字や音声などで採用試験を行うこと
  • 知的障害がある方に対し、図などを活用した業務マニュアルを作成する、業務指示は内容を明確にして一つずつ行うなど、作業手順をわかりやすく示すこと
  • 精神障害がある方などに対し、出退勤時刻や休憩など、通院や体調に配慮すること
  • 聴覚障害がある方に対し、危険箇所や危険発生を視覚で確認できるようにすること
  • 本人のプライバシーに配慮した上で、他の労働者に対し、障害の内容や必要な配慮等を説明すること
  • 業務指導や相談に関して、担当者を定めること

※合理的配慮は、障害者一人一人の状態や職場の状況などに応じて、求められるものが異なり、多様かつ個別性が高いものです。そのため、具体的にどのような措置をとるかについては、障害者と事業主とでよく話し合った上で決定する必要があります。

 

ステップ5 職場定着支援

支援機関との連携

定着に向けては、作業習得や職場適応のための支援、心身の健康状態の把握、受け入れ態勢の確認(職場環境や社内の指示系統が機能しているか等)等が必要です。このような内容を定期的に振り返る面談等を設定しておくと安心です。

これら企業が自ら実施する取組の他にも、支援機関と連携をして必要に応じて外部の支援を受けることも重要です。
​すでに連携をしている支援機関がある場合は、情報を共有しながら支援を進めましょう。連携が行われていないが支援機関の助言が必要な場合は、本人の同意を得た上で、支援機関に協力を依頼すると良いでしょう。

(支援機関等リンク)

就労パスポート

就労パスポートは、障害のある方が、働く上での自分の特徴やアピールポイント、希望する配慮などについて、支援機関と一緒に整理し、事業主などにわかりやすく伝えるためのツールです。障害者の方の職場定着に向けて「就労パスポート」をご活用ください。

企業在籍型職場適応援助者(ジョブコーチ)養成研修

企業在籍型職場適応援助者を養成するため、職場適応援助者(ジョブコーチ)に必要となる専門的知識及び支援技術を修得するための「企業在籍型職場適応援助者養成研修」を実施しています。
詳細は、ジョブコーチ支援について(広島障害者職業センター)をご確認ください。

精神・発達障害者しごとサポーター養成講座

精神・発達障害者しごとサポーターとは、職場の中で、精神障害、発達障害のある方々を温かく見守り、支援する応援者です。
精神障害、発達障害のある方々が、安定して働き続けるためのポイントの一つは、職場の同僚や上司がその方の障害特性を理解し、共に働く上での配慮があることです。
労働局・ハローワークでは、一般の従業員の方を主な対象として、精神障害、発達障害について正しく理解いただき、職場における応援者(精神・発達障害者しごとサポーター)となっていただくための講座を開催しています。ハローワークに要請すれば無料で講師派遣を受けられ、社内の意識醸成のための研修講座を実施することができます。
※「精神・発達障害者しごとサポーター」は、特別な資格制度などではありません。また、この講座の受講により、職場の中で障害者に対する特別な役割を求めるものでもありません。

詳しくは広島労働局ハローワーク「しごとサポーター養成〈出前〉講座」を参照してください。

イベント情報

日にち イベント名称 会場 主催 イベント概要
9/30

精神・発達障害者しごとサポーター養成講座

オンライン 広島労働局 民間の企業で働く従業員の方を主な対象に、精神障害、発達障害に関して正しく理解いただき、職場における応援者(精神・発達障害者しごとサポーター)となっていただくための講座です。 
e-ラーニング 精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座 e-ラーニング|厚生労働省 オンライン 厚生労働省 本教材は、皆さまに精神・発達障害についての正しい知識と理解を持って、精神・発達障害のある方を温かく見守り、支援する応援者(=サポーター)となっていただけるよう実施している「精神・発達障害者しごとサポーター 養成講座」のe-ラーニング版です。

障害者に対する虐待の防止

 

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