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令和7年度 第1回 呉警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2025年12月1日

開催日時

令和7年6月30日(月曜日)午後3時10分から午後5時5分まで

開催場所

呉警察署

出席者

協議会 会長以下11名
警察署 署長以下11名

議事要旨

会長あいさつ

 呉警察署協議会の会長を務めさせていただきます。よろしくお願いいたします。
 令和7年度第1回呉警察署協議会の開催にあたりごあいさつ申し上げます。
 本日は、今年度に入って初めての協議会です。呉警察署の皆様、委員の皆様、よろしくお願いします。
 今年の夏は、早くも梅雨が明け、厳しい暑さが予測されておりますので、熱中症など皆様十分お気を付けいただき、また、冷たい飲み物等も飲まれますので、体調管理も十分していただき、この夏を乗り切っていただきたいと思っております。
 本日の議題については、呉警察署管内の犯罪情勢について、呉警察署管内の交通情勢について、呉警察署速度取締り指針について等があると聞いています。
 警察署協議会は、私たち市民と警察の皆様が共通の問題の意識を持つ絶好の機会となります。
 委員の皆様におかれましては、警察署の業務運営に役立つような、活発な意見を出していただき、本協議会が有意義なものとなるようご協力をよろしくお願いいたします。

署長あいさつ

 私は、呉生まれの呉育ちでございまして、警察官になる前から面識のある委員の方もいらっしゃいますので、少し気恥ずかしい気持ちもございますが、本年度第1回呉警察署協議会の開催にあたり、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。
 各委員の皆様におかれましては、警察運営にかかるご理解とご協力を頂き、この場をお借りしまして厚く御礼申し上げます。
 また、今年度は、任期満了に伴う委嘱替えにより、再々任の委員の方が4名、再任の委員の方が5名、新たな委員の方が2名おられ、委嘱式では、快く委嘱状を受領していただき感謝しております。重ねて御礼申し上げます。
 呉警察署では、「目指せ、広島県一、安全で安心な地区の実現」という目標を掲げて日々邁進しております。
 幹部一同、一丸となって取り組んでいく所存ですので、皆様の忌憚のないご意見を気軽に話していただきたいです。
 先程、鍛治舎会長からもありましたように、本日の協議会では、当署管内の犯罪情勢、交通情勢、そして速度取締りの指針等についての説明をし、その後、皆様からの忌憚のないご意見を頂戴したいと考えております。
 皆様の忌憚のないご意見がより強い組織を構築すると考えておりますので、どうかよろしくお願いいたします。

県警察の機能強化(案)の説明

 呉警察署長から以下の説明を行いました。

  1. 機能強化の必要性について
  2. 機能強化の方向性について
  3. 機能強化により期待される効果について
  4. 県民意見の募集について

呉警察署の情勢及び業務説明

  • 呉警察署管内の犯罪情勢について(生活安全課長)
  • 呉警察署管内の交通情勢について(交通課長)
  • 呉警察署速度取締り指針(案)について(交通課長)

委員からのご意見・質疑等

事前質疑及び回答

【質疑】委員
 自転車横断帯の無い横断歩道を自転車が横断しようとしている時、自動車は、止まらないといけませんか。その理由や罰則があれば教えて下さい。

【回答】交通課長
 道路交通法第38条で、「車両等は横断歩道又は自転車横断帯に接近する場合、歩行者又は自転車がないことが明らかな場合を除いて一時停止等をしなければならない」とされています。
 自転車が横断をする場合は自転車横断帯によって横断しなければなりません。
 そのため自転車横断帯を通行せず横断している自転車に対しては同法38条に規定される「横断歩道等における歩行者等の優先」については適用されません。
 また、横断歩道の通行をできるのは歩行者とされています。ただし、ここで問題なのは、道路交通法の定める歩行者は、文字通り歩いている人だけでなく、シニアカーと呼ばれる移動用小型車、身体障害者用の車椅子、子供用の自転車、乳母車のような歩行補助車、押して歩いている自転車も含まれます。そのため、子供用自転車が横断歩道を通行していた場合は、歩行者の保護として止まらなければなりません。また、自転車が途中で押して歩けば、当然、歩行者になります。自転車側が自動車の接近に気付いて事故を防ぐために自転車を降りることは十分に想定されます。
 交通事故を予防するためには、優先意識の下で運転するのではなく、譲り合いと、かもしれない運転が重要です。
 質問の場合は、法令の規定もありますが、止まって安全確認をする習慣をつけていただくことが肝要です。

【質疑】委員
 自転車のながら運転の厳罰化について、生活者目線での盲点、見過ごしがちなポイントを教えてください。

【回答】交通課長
 昨年11月1日の自転車飲酒運転や携帯電話の使用の自転車の厳罰化以降、イヤホンや傘さし運転等も関心が高まっているところです。
 見落としがちなルールについてご紹介します。まずは、大前提として自転車は車両です。赤色の逆三角形の一時停止標識がある所では、自転車も一時停止をして下さい。
 自転車の基本は自転車道・車道を走行することです。歩道等を通行できる場合は、標識や自転車が通行できる要件があるときだけです。歩道を通行できる場合でも、歩道内の車道寄りを通行しなければなりません。
 次に、自転車の並進は禁止です。標識で並進可の場合を除いては、歩行者と同じ感覚で並んで走行することはできません。交差点の右折については、車線数に関わらずできるだけ道路の左端に寄り、交差点の向こう側まで進み、そこで右に向きを変え進行しなければなりません。夜間は、自転車も前照灯の点灯義務があり、10メートル先の障害物が確認できる必要があります。ヘルメットの着用も努力義務ですが、呉市によるヘルメット購入補助金制度を利用してみてはいかがでしょうか。
 また、自転車保険の加入が条例で令和5年4月1日から義務化されているので加入をお願いします。

【質疑】委員
 カギのメーカーと番号で、あかの他人が合カギを作れるという記事を見ました。
 呉署エリアでの被害状況を含め、被害を防ぐために必要な知識などお教えいただければ助かります。

【回答】生安課長
 ご質問の鍵のメーカーと番号につきましては、製造段階で刻印されるもので、メーカーが鍵を区別・管理するために使用される鍵番号と呼ばれるもので、合鍵を作成することは可能です。
 被害状況につきましては、警察本部にも確認を取りましたが、県下での被害認知はありません。
 被害防止のために、鍵は、机の上に放置して離席せず、肌身離さず携行する、記念写真等を撮影するときには鍵番号が写らないようにする等の鍵番号を他人に知られないようにする必要があります。
 また、玄関ドアをツーロックにして、防犯カメラやセンサーライト等を設置して侵入しにくい環境を作ることが、被害防止の有効な手段となります。

【質疑】委員
 お忙しいとは思うのですが、地域のイベントで(子供さんが憧れるとか大人が防犯意識を高められるといった出展だけでなく)大人でも楽しめるような出展は難しいですか。
 例えば、自衛隊の様な「艦隊これくしょん」や他の署がしている「ダンス」をSnsにアップするようなことです。
 今のは、未就学児童が楽しんでそれで終わってしまい、自衛隊の様に話題にならないので、勿体ないと思います。警察の活動を広めるためなら私のできることで手伝いたいです。

【回答】生安課長
 貴重なご意見ありがとうございます。防犯キャンペーンにおいては、ビラ配り、ポスターの掲示等で広報を実施し、防犯意識の向上に努めているところであり、また、交通課と連携して、パトカー、白バイを展示して、実際に見て触れられる活動はしていますが、今後も、警察活動に支障がでない範囲で、効果的に広報活動を行っていきたいと考えております。

【質疑】委員
 地域の広報に自転車のマナーアップといった記事が入っております。
 昨今、自転車のルールが厳重になっており、表記の中に違反があった場合、罰金及び罰則があることを明記するのはどうでしょうか。
 自治体に依頼したり依頼があったりした各広報紙に、規則に加えて、罰金の詳細な金額や具体的な罰則も載せればより効果があると思うので、文字数等の制限もあると思いますが、載せれるのであれば載せてほしいです。

【回答】交通課長
 委員からご提案をいただいた罰則等の明記については、ルール周知のためには効果があると思いますので、今後、広報紙における紙面の大きさや文字数の制限等を鑑みながら記載について検討を行います。

【質疑】委員
 車の故障の為にやむを得ず車を道路に駐車する際の対策を教えて欲しいです。例えば、窓に故障である旨を貼り付けるなどあるのでしょうか。

【回答】交通課長
 駐車禁止に関しては、故障車両を除外する規定はありません。
 むしろ、駐車の定義として、車両等が客待ち、貨物の積卸し、故障その他の理由により継続的に停止すること、と明文で規定されています。
 そのため、禁止場所であれば故障車両でも駐車禁止に該当します。
 万一、駐車禁止場所で故障等により車両が止まってしまった場合は、ハザードランプを点灯させ、後続車に動けないことを知らせる、車両内に留まらず安全な場所に退避する、高速道路はガードレールの外へ出る、110番通報等警察や道路管理者に通報するといったことを行った上で、車両を離れることなく早急に移動措置をとる必要があります。
 道路上の危険防止のために発煙筒の使用も検討してみて下さい。
 駐車禁止場所でなくても夜間やトンネルの中、濃霧等の場合は、幅員5.5メートル以上の道路では非常点滅灯や駐車灯、尾灯を点灯しなければなりません。
 また、高速道路や自動車専用道路であれば故障等で自動車が運転できなくなった場合は、三角表示板や紫色の回転灯といった停止表示器材を表示しないと違反になるため、高速道路等を利用するのであれば、準備をしてください。

【質疑】委員
 令和7年8月23日(土曜日)に宮原地区において、夏祭りイベントを開催します。
 場所は、「呉市立宮原中学校体育館」にて予定しておりますが、近年報道でよく聞く、不審者等の侵入について、心配の声もあり、イベント開催中において、巡視等依頼する事は可能でしょうか。子供たちも参加する場ですので可能な範囲でお願いします。

【回答】地域課長
 巡視、警戒活動については、可能な限り、実施させていただきます。
 受持区である宮原交番や同じブロックの交番、呉警察署管内全域を警らする機動警ら係で当日の立ち寄り警戒を実施するようにいたします。
 近年、夏祭りに限らず、運動会、文化祭等の各学校行事において、不審者が学校関係者や父兄の中に紛れ込んで女子児童を盗撮するような事案が実際に発生しております。
 当署におきましても、児童の安全を守るという観点からも、この種の事案の未然防止に努めていく所存であり、また、単に巡視で立ち寄るだけではなく、不審者がいれば、積極的に声掛け、職務質問を実施して参ります。
 行事の日程等が分かりましたら、事前にお知らせ下さい。事前に時間を調整して巡視、警戒活動を行っていきます。
 ただし、イベント当日、呉警察署管内で事件・事故等が多数発生しますと、事案処理を優先せざるを得ず、定まった時間に巡視へ行けない場合もありますので、その点はご了承願います。
 そして、主催者、父兄様において、不審者を見かけましたら、その時点で110番通報をお願いします。その場合は、即時対応をいたします。

質疑及び回答

【質疑】委員
 自転車横断帯が減っている理由を教えてください。

【回答】交通課長
 自転車横断帯は、実際に廃止を含めて必要性を見直す流れになっています。
 自転車横断帯がありますと、その先に自転車通行可能な歩道を設置することが多くなります。
 そうしますと、車両と歩行者の分離に反する現象が起こってしまいます。
 ですから、自転車をなるべく車道へ通すようにするためには、自転車横断帯を廃止し、自転車通行可能な歩道を減らすことで、実現させることができるようになります。
 歩行者と自転車を分離し、自転車を車道通行させるために、自転車横断帯の必要性を見直す流れになっています。

【意見】委員
 自転車に固定させる傘スタンドは、法律違反になりますか。

【交通課長】
 まず、固定の傘スタンドを付けているだけでは違反にはなりません。
 県の条例では、傘を付けて風等に煽られて安定を失うこと、そして、視界が遮られることで違反が成立します。

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