令和7年7月3日(木曜日)午後3時30分から午後5時10分まで
広島東警察署
協議会 会長以下8名
警察署 署長以下10名
【質問】会長
近年、広島にも多くの外国人が来られ、住んでおられます。警察の業務においても、言葉が通じずご苦労されることもあると思いますが、どのような対応をされているのでしょうか。
専門の部署などがあるのでしょうか。
【説明】地域課長
地域警察官の一時的対応については、警察専用スマートフォンの翻訳アプリケー ションを活用して対応しています。
また、落とし物や地理教示など、広島東警察署に来署された場合には英語・ポルトガル語・北京語については、通訳が可能な署員がおりますので、在署中であれば対応可能です。
犯罪捜査などでより高度な通訳が必要な場合には、広島県警察本部刑事部を通じて、他所属の通訳が可能な警察職員に依頼をしたり、広島県警察に登録されている部外通訳人を依頼して対応しています。
交番等へ来所された場合には、各交番に備え付けられている、外国語表記のボード等を活用するとともに、必要に応じて広島県警察本部刑事部を通じて、対象言語の電話通訳を依頼することもあります。
【質問】副会長
信号のない横断歩道での歩行者優先ですが、横断歩道を渡るのかどうか判断が難しい場合があるが、どのように対応するのが正しいのか。
また一時停止の位置が手前にありすぎて車が来ているのか確認しずらい場合がありヒヤリとしたことがあるが、一時停止の位置はどのように決められているのでしょうか。
【説明】交通課長
〇横断歩道
警察では、信号機のない横断歩道を渡ろうとする際、歩行者に対し車両運転者に対し横断の意思表示を行うことを指導・推奨しています。
「横断歩道は歩行者優先」であることは間違いありませんが、歩行者は手を挙げるなどの意思表示を行い、左右の車が停止したのを確認した上で横断を開始することが交通事故防止につながります。
また、停止中の車両の脇からバイクや自転車が飛び出してくるかもしれないので、横断中も左右を確認するようにしてください。
〇一時停止
交通規制は、道路交通法やいわゆる「標識・標示令」と言われる法律及び警察庁が定める「交通規制基準」に基づき実施し、道路標識や道路標示の設置位置もこれらにおいて基準が定められています。
具体的な道路標識等の設置位置については、交通規制を担当する警察官が現場調査を実施した上で決定しています。
停止線については、右左折車両や歩道の有無を考慮し位置を決定しており、仮に停止線が交差点手前に設置され左右を確認しずらい場合は、停止線で一度停 止した後に徐々に前進し、交差点進入前にさらに停止する、いわゆる2段階停止を行うなど、左右の安全を確実に確認した上で交差点に進入するようにしてください。
【質問】委員
標識の車両通行止めの下に時間と日曜・休日を除くと書いてありますが、休日に土曜日は入りますか。
土曜日に通っている人が多いので疑問に思いました。
【説明】交通課長
法律(いわゆる「標識・標示令」)に「休日」とは「国民の祝日に関する法律に規定する休日」であると明記されています。
国民の祝日に関する法律では、「国民の祝日は休日とする」とされていますので、土曜日は休日には当たらないこととなります。
なお、振替休日も休日となります。
署協議会に先立ち、令和7年度署協議会委員による互選会議を開催し、会長選出及び副会長2名を指名しました。