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令和7年度 第1回 広警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2025年12月1日

開催日時

令和7年7月3日(木曜日)午後3時から午後4時45分まで

開催場所

広警察署

出席者

協議会 会長以下7名
警察署 署長以下10名

議題要旨

会長選出・幹事の指名

 新年度警察署協議会の開催にあたり、協議会の新会長として藤賀委員を選出し、幹事として荒谷委員、岡本委員を指名しました。

会長あいさつ

 広警察署の皆様には、治安維持のためにこれまで取り組んでこられたことを、署長を中心として引き続き、一丸となって強力に推進されることを期待しています。
 地域の安全は、市民と警察が一体となって守っていくものだと思っております。
 そのためにも、この協議会の場を警察との情報交換、相互理解の場としていきたいと思いますので、皆様ご協力のほどをよろしくお願いします。

署長あいさつ

 本日は、令和7年度最初の協議会となります。
 今年度から新たな委員に加わっていただき、引き続き、警察活動へのご理解や地域の代表として、ご提言をいただけたらと思っております。
 広警察署管内情勢について、交通事故に関しましては、2月に死亡事故が1件発生しておりますが、その後は全体として見ましても、事故発生も死傷者数も減っている状況にあります。県内の事故での死者数も現時点28名となっており、昨年6月は過去最小ペースで進行しておりましたが、昨年よりもさらに少なく推移しています。
 犯罪情勢につきましては、現在増加傾向にありまして、特に自転車盗が増加しております。被害自転車の8割以上は鍵をしていない状況があります。
 特殊詐欺も依然として発生している状況にあります。
 私どもとしましては、地域の状況について皆様の意見を伺いながら地域の安心安全を実現するために取り組んでいきたいと思っています。

協議会委員・警察署幹部の自己紹介

 今年度の協議会委員と警察署幹部との初の顔合わせとなったため、各委員から自己紹介をいただいた後、次長以下、各課長が自己紹介を行いました。

議題

管内の治安情勢及び取組について

犯罪発生状況(生活安全課長)

 管内の刑法犯認知件数の状況、増加した手口及びその理由について説明しました。
 また、特殊詐欺の発生状況及び手口、被害防止に向けた取組について説明しました。

交通事故発生状況について(交通課長)

 管内の交通事故発生状況、交通事故抑止対策について説明しました。

県警察の機能強化(案)の概要について(署長)

 令和7年6月26日に「県警察の機能強化(案)について」報道発表がありました。
 県警察の機能強化の方向性として、

  1. 県民の安全・安心の確保
  2. 総合的な治安維持力の向上
  3. 人員配置の最適化
  4. 勤務体制の見直し
  5. 警察施設の安全な維持管理

が挙げられており、機能強化の実施による効果として、

  1. 事案対処能力の強化
  2. 街頭活動等の強化
  3. 警察施設の維持と働きやすい職場づくり

があるため、

 将来にわたって安全・安心な広島県の実現
 警察力を最大限に発揮できる組織づくり

が期待できます。
 機能強化(案)については、パブリックコメントを募集していますので、ご意見あれば提出をお願いします。

自転車利用における交通違反、事故防止策の取組について

交通課長がパワーポイントを使用して、

「道路交通法における自転車の定義」「自転車が関係する人身事故の推移」「自転車の通行区分」「交差点の通行方法等」「その他の主なルール等」「改正道路交通法」「自転車運転者講習制度」

等についての説明を行いました。

議題や地域における問題・警察業務に対する意見について

【質疑】
 ネットではイヤホンは片耳だけはOKとか音が小さければOKとなっているが、実際はどうなのか。骨伝導式のイヤホン、ネックイヤホンでも違反になるのか。自転車に装備したスマホで地図を見るのは違反になるのか。車道の幅が狭いと歩道通行もやむを得ないとなっているが、個人判断でも違反となるのか。

【回答】交通課長
 自転車乗車時のイヤホン使用については、安全のために周囲の必要な音が聞こえない状態となれば違反となります。
 イヤホンの形状・使用方法を問わず、周囲の音が聞こえないのであれば違反となります。自転車運転中のイヤホン使用は控えてください。
 自転車に装着したスマホで地図等を確認する行為は、画面を注視して走行すれば違反となります。地図等の確認は安全な場所で自転車を停車して確認してください。
 工事中や幅員が狭いなど道路走行が危険な場合は歩道通行が可能ですが、個々の状況によっては違反となることもあります。

【意見】
 多くの車道では自転車の走行区間が確保できておらず、車道通行は危険である。行政機関と連携して計画的整備を行ってほしい。

【回答】交通課長
 自転車通行帯の未整備により、通行が危険との声があることは承知しています。
 道路整備計画がある場合は県や市と事前協議を行い、自転車走行空間の整備を働きかけています。
 引き続き、道路管理者と安全な自転車走行空間の整備について連携していきます。

【質疑】郷原地区の自転車危険スポット、坂道の多い地域での注意事項を教えてほしい。

【回答】交通課長
 郷原地区での自転車関係の交通事故は非常に少ないのが現状ですが、危険性の高い場所としては国道375号線が挙げられます。国道375号線は、一部片側にしか歩道のない道路がありますが、夜間に車両と接触する恐れがある場合は、反対側車線の歩道を徐行して走行してもらえれば、安全に走行できると思います。
 坂道が多い場所での注意事項について3点挙げさせていただきますと

  1. 安全速度での走行
  2. 適切なブレーキ操作
  3. 自転車の運行前点検の実施

となります。以上の3点を注意していただき、交通事故防止に努めてください。

【意見】
 高齢者と高校生の少数が自転車が車両である認識が少ない。歩いていると突然自転車に追い越されて驚くことがある。

【回答】交通課長
 自転車は歩行者の側方を通過する場合は安全な間隔を保ち、または徐行しなければいけません。また、歩道上であれば徐行するか、歩行者の通行を妨げる場合は一時停止しなければなりません。全国的には自転車と衝突した歩行者が亡くなる交通事故も発生していますので、自転車の安全利用に向けてルールの周知を図っていきます。

【意見】
 自転車は車としてのルールを守るのであれば、横断歩道は乗ったまま通行できないなどの多くの課題が出てくると思います。

【質疑】交通課長
 自転車は車両ではありますが、歩行者の通行を妨げない場合は、車両に乗ったまま横断歩道を横断することができます。
 現状すべての道路が自転車にとって安全に走行できる空間とは言えませんし、マナー等が周知されているとも言えません。
 あらゆる機会を通じて、自転車の交通ルール等の周知に当たっていきます。

【意見】
 高齢者ドライバーによる交通事故の現状や考えられるリスクについて教えてほしい。

【回答】交通課長
 令和6年中の広島県における人身交通事故のうち、高齢運転者の交通事故は約27%を占めており、当署管内の人身事故では約24%が高齢運転者となっています。高齢運転者の事故特徴としましては、安全不確認が原因の交差点での出会い頭事故、交差点における右左折時の事故が多くなっています。高齢化に伴う身体機能や周囲の情報の認知機能の低下、長年の運転習慣による自己流の判断が原因となって交通事故のリスクが高くなっています。交通事故防止のため、自身の身体機能の低下を自覚するとともに、安全確認の徹底と思いやり運転を心掛ける必要があります。

【意見】
 道路標識や信号に木の枝がかかることがあり、定期的な点検をお願いします。

【回答】交通課長
 道路標識や信号の視認性の悪化は、交通事故に直結します。警察活動で視認性が悪い状況を把握した場合は、道路管理者等と連携して、木々の伐採等の対策を行っています。今後も定期的な点検を行っていきますし、そのような場所があれば情報提供をお願いします。

【意見】
 一人暮らしの高齢者の安否確認が増えていると感じるので、ふだんから民生委員等と交番の警察官が連携できる体制を構築しておいてほしい。

【回答】地域課長
 近年、独居の高齢者の方について安否確認の事案を受理することが増加しています。警察活動の一つに巡回連絡という活動があり、各ご家庭を回って住民の意見要望や家族構成、非常時の連絡先等を把握する活動がありますが、巡回連絡をはじめとした警察活動のみですべての把握を行うことは困難です。ご意見いただいたように民生委員を始め、各種機関との連携は不可欠ですので検討していく必要があると思っています。

【意見】
 駐在所からの出動と広署からの出動の時間差について教えてほしい。

【回答】地域課長
 パトカーが緊急走行する場合を除いて、駐在所勤務員が現場臨場する場合と広警察署から臨場する場合はその距離の差が時間と比例することになります。原則は管轄の交番・駐在所で事案対応しますが、別用務等で対応できない場合は一番最寄りの警察官を現場に向かわせることで早期対応に努めています。駐在所管内はどうしても臨場に時間を要してしまいますが、ご理解をお願いします。

【意見】
 地域防犯パトロールへの同行をお願いしたい

【回答】地域課長
 交番・駐在所、または警察署地域課に依頼いただければ、可能な限り対応していきますので、依頼連絡をお願いします。

【意見】
 広署代表電話の自動音声装置は要員配置ができる時間帯は直接応答できるように検討、調整を行っていただきたい。

【回答】警務課長
 これまでは警察署の代表電話に電話があった際は、交換の職員が要件を聴取したうえで、担当へ転送していました。
 自動音声案内により、事前に要件担当先を絞ってつながるようになったことで、迅速・的確な対応が可能になったと考えています。
 自動音声での対応中はしばらく時間をいただきますが、番号選択していただければ担当の職員が直接応答します。

速度取締り指針について

 交通課長が、令和7年度、広警察署速度取締り指針について、速度取締り重点、交通事故実態、死亡事故発生状況、その他交通取締り要点を説明し審議した結果、承認されました。

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