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令和6年度 第3回 広警察署協議会

印刷用ページを表示する掲載日2025年3月25日

開催日時

令和7年2月20日(木曜日)午後3時から午後4時30分まで

開催場所

広警察署

出席者

協議会 会長以下9名
警察署 署長以下8名

議題要旨

会長挨拶

 本日の協議会は、本年度最後の開催となります。
 委員の皆様方には、この一年間、「地域住民の声を警察行政に反映をさせる」という協議会の目的を達成するべく、積極的に意見等を提言していただき、警察活動への理解も深まったものと思います。
 先月22日には、広島県警察本部で行われた「警察署協議会連絡会」へ出席し、各警察署協議会の取組についてお話を聞いてまいりました。
 後ほど、その概要を報告させていただきますので、今後の協議会運営の参考としてください。
 終わりに本日の協議会も実りある有意義な会となりますよう祈念しまして、私の挨拶とさせていただきます。

署長挨拶

 本日は本年度最後の協議会であり、この1年間、警察活動へのご理解や地域の代表としてご意見等の提言をいただいたことについて感謝申 し上げます。
 昨年の広警察署管内の治安情勢についてですが、昨年の刑法犯認知件数については、令和5年と比較して県全体では増加となっておりますが、当署は減少となっています。
 また、交通人傷事故件数については、令和5年と比較して県全体では減少となっていますが、当署は増加となっております。
 そのうち、交通死亡事故については、県全体としても当署としても減少となっており、特に県全体としましては、統計が残る1948年以降で年間交通事故死者数を最小に抑えており、一定の成果が出ているものと考えられます。
 これも地域住民を代表してご意見等いただいた委員の皆様のご協力あってのものと感じております。
​ しかしながら、特殊詐欺被害は県下的に増加傾向にあること、また、最近ではSNS型詐欺の被害が急激に増加していることから、これらへの対 策が喫緊の課題となっています。
 また、今月に入り当署管内におきまして、車両が川に転落したことによる交通死亡事故が発生しており、これからも交通事故抑止については予断を許さない状況となっております。
 広警察署といたしましては、今年も署員の総力を結集し、犯罪・交通事故の抑止活動、事件の解決に取り組んでまいります。

「警察署協議会連絡会」概要説明(会長)

 1月22日に警察本部で開催された警察署協議会連絡会の概要について紹介します。
 この連絡会は、各警察署の協議会会長が年に1回集まり、各署協議会での取組などについて意見交換をする会となっています。
 今回の連絡会では、5つの警察署協議会から事例発表が行われました。
 まず、協議会委員の意見や提言が警察署の業務運営に反映された事例について紹介します。
 安芸高田警察署の事例ですが、「特殊詐欺被害防止等に関する広報施策の実施」ということで、会長から、「子・孫世代に働きかけて、親・祖父母世代を特殊詐欺から守ろうという取組を行えないか」旨の提言を受け、警察署から地元中学校の文化部に対し、交通安全運動及び特殊詐欺被害防止を呼びかける広報用音声の録音協力要請を行い、録音した音声を警らや交通監視の際にパトカーから流すなどして活用しているというものです。
 そのほか、「防犯川柳による広報」「警察と連絡協議会が協働した、大型商業施設における啓発活動の実施」といった警察と他の団体との合同の防犯イベントも開催されています。
 次に海田警察署の事例ですが、「各種機関・団体合同による犯罪抑止、交通事故防止パレードの実施」ということで、年末警戒出発式に合わせ、安芸地区の各首長を招待し、元サンフレッチェ広島の森崎和幸氏(森崎の『崎』の右側は「大」が「立」)を一日警察署長に指名して「地域の絆で安全・安心な未来へのキックオフ、安芸地区総ぐるみ大会」と称するイベント、合同パレードが行われています。
 また、廿日市警察署においても、協議会会長からの要請による「市民センターとの防災イベント共催」が開催されています。
 そのほか、尾道警察署において、「自転車盗難防止対策の実効性の検証」の提言に基づいて、無施錠自転車に対する防犯タグの貼り付け等の自転車盗難防止対策の実施による被害発生分析や効果検証がなされ、検証に沿った注意喚起活動や広報警戒活動が実施されました。
 三原警察署においては、「バイク爆音走行及び少年い集対策」として問題提起があり、挙署一体となった取締りや少年補導等の対策が講じられ、バイクの爆音走行の減少があったとの反響が得られています。
 以上で簡単ではありますが、警察署協議会で紹介された事例について概要を紹介させていただきました。

議題

管内の治安情勢及び取組について

犯罪発生状況(生活安全課長)

 昨年の刑法犯認知件数の状況、増加した手口及びその理由について説明しました。

交通事故発生状況について(交通課長)

 昨年の交通事故発生状況、交通事故抑止対策について説明しました。
 また、本年発生の交通死亡事故について概要を説明しました。

広警察署管内概況について

 警務課長により、パワーポイントを使用して、「管轄区域概況」「広警察署の成り立ち」「広警察署体制・施設概況」「犯罪・事故発生状況」「犯罪・事故抑止、検挙への取組」等についての説明を行いました。

オトモポリスについて

 生活安全課長により、パワーポイント及びスマートフォンの本アプリを使用して、オトモポリスの機能を紹介し、「犯罪発生情報等の受信機能」「現在地共有機能」「県警SNSとのリンク機能」「実機による防犯ブザー機能等の実演」等についての説明を行いました。

地域における問題・警察業務に対する意見について

【質疑】委員
 国道185号の阿賀海岸通り交差点は呉方面に向かって4車線になっており、左側2車線は直進、右側2車線は右折となっていますが、右折車線の左側を直進と間違われて進む車が時々あるとのことです。
 間違わないように頭上に矢印看板がつけられていますが、他に進行方向を間違わないようにする対策はないでしょうか。

【回答】交通課長
 意見に基づいて道路管理者と協議をしており、当該交差点の路面にドット線を入れて進行方向を明らかにすることが予定されています。

【意見】委員
 県道287号と県道74号下蒲刈の交わる十字路、下蒲刈病院前の交差点の白線が見えにくいとの意見があります。

【回答】交通課長
 意見について警察本部に情報提供をしており、他の場所との兼ね合いにより、いつできるとは言えませんが、白線の引き直しがされる予定です。

【意見】委員
 豊島方面に向かう県道356号と大浦地区に向かう県道287号、豊島大橋の上り下りが法定速度50キロメートルですが、かなりのスピードで走っているそうです。ミラーが曇って見えないこともあり大浦方面の車両の予測がしづらいとのことでした。

【回答】交通課長
 速度超過については、現場周辺において速度取締りを実施して注意喚起等していきます。また、ミラーについては道路管理者に働きかけをしておりますので、改善がされるものと思います。

【意見】委員
 防犯のみならず、災害にも活用できるオトモポリス。
 川の防災情報や道路ライブカメラのサイトでの混雑、冠水、積雪状況などの通行止めの規制などもリンク集から閲覧できると知り、地域住民にお伝えしました。
 オトモポリスの広報用カードがあると知りましたので、できればいくらかいただきたいです。

【回答】生活安全課長
 オトモポリスの普及に協力いただきありがとうございます。広報用カードについては、協議会終了後にお渡しします。

【意見】委員
 安浦駐在所等の代表電話番号が統合しましたが、そのことを地域にもっと周知されたら良いと思います。

【回答】警務課長
 今年1月1日から、交番・駐在所の加入電話の本署代表電話への統合が開始しております。今後、交番等で作成するミニ広報誌等に掲載するなど、更なる周知を図っていきます。

【質疑】
 交番・駐在所へ直接の電話をしようとすると、代表電話の自動音声の案内を受ける必要があって、結構時間がかかる。
 大事ではなくちょっとした安否確認などで交番などに連絡を取りたいと思うが、110番通報するのは気が引けるのでどのようにしたらよいか。

【回答】警務課長
 代表電話の自動音声案内については、県下統一のものとなっています。こういった意見を反映して今後改善をされればと思います。緊急を要する事案については、110番通報をお願いします。

【回答】署長
 安否確認にかかわらず、警察対応が必要と判断されることについては、緊急性や重大性等は警察側で判断をしますので、110番通報することの心のハードルを下げてもらって、積極的な110番通報をお願いします。

【意見】委員
 通勤で自転車を利用する方が多く、その中でもモペットなどのモーター付きの自転車も含まれている。学校の通学時間帯と重なるので、スピードを上げて通行すると危険であるし、このような自転車は、本来、ナンバーを付けて走行することを義務付けられていると聞いているが、ナンバーの付いた自転車は見たことがないため、警察での注意喚起や取締りをお願いしたい。

【回答】交通課長
 モーター付きの自転車については、その出力によっては原動機付自転車として扱われるものもあり、その場合は運転時に免許の保有やナンバーの設置、ヘルメットの着用が必要となってきます。事業所に対して安全運転講習を行うとともに、付近において取締りを実施し、違反行為や交通事故の防止に努めてまいります。

【意見】委員
 郷原地区自治会連合会では、地域に防犯カメラを設置し、防犯活動に取り組んでいる。最近では防犯カメラの重要性が高まる中で、防犯カメラの維持管理の負担が年々大きくなってきている。このため、市への新たな予算措置や維持管理計画の作成などの要望を行っているが、警察の方でも助成や補助金の検討をお願いしたい。

【回答】生活安全課長
 現状では、警察本部においても防犯カメラ設置に対する補助金等の予算措置は取られておりません。防犯カメラの維持の必要性については理解しておりますので、警察本部へ意見を上げていこうと思っております。

【意見】委員
 段々と派出所業務が地域密着型ではなくなっているように感じられます。署として地域に対してどのような活動をしていただけますか。

【回答】地域課長
 地域課として住民の安心感を高める警察活動を推進するために問題解決活動、ニーズに沿った効果的な警ら活動、街頭で制服の姿を示すことで安心感の醸成を図る活動などを行っています。街頭活動を重視すれば駐在所が不在となってしまうという現状はありますが、先ほどお話しした基本的な方針に沿って活動していきますので、ご理解をお願いします。

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