令和8年7月1日(水曜日) 午後3時30分から午後5時15分までの間
廿日市警察署 3階講堂
警察署協議会 会長以下8名
警察署 警察署長以下9名
広島県の治安の現状、警察署の現状と課題、警察本部・警察署の機能強化計画を説明した。
管内の刑法犯認知件数について説明した。
管内の交通事故発生状況について説明した。
管内の速度取締り指針について説明した。
【委員】
栃木県で発生した強盗殺人事件で、少年の犯行であったことに強い衝撃を受けた。
10代、20代の若者たちの犯罪を未然に防ぐため、SNSリテラシー教育、お金に関する価値観や正しい知識、相談しやすい関係性などのほかにアドバイスがほしい。
【警察側】
トクリュウとは、SNSなどで闇バイトを募り、匿名かつ入れ替わりの激しいメンバー構成で詐欺や強盗などを行う「匿名・流動型犯罪グループ」の略称となる。
特徴は、固定の組織や縄張りを持たず、事件ごとに人が入れ替わり、指示役は暗号化アプリなどで身元を隠し、実行役は、指示役などの顔も本名も知らないということが多い。
関わらないための注意点としては、「高額」、「即金」、「誰にでもできる」などとうたうSNSや掲示板のバイト募集には、特に警戒する必要がある。
「闇バイト」に募集された経緯について、10代では「知人からの紹介」が最多で、友人・先輩などの人間関係で断れず、手を出すケースが多いとみられる。
「闇バイト」では、「断れば家族や友人を殺す」などと脅される例が珍しくないが、警察が保護した中で、その後、本人や周囲が危害を加えられた例は確認されていないので、警察を頼ってほしい。
【委員】
廿日市市では、自転車用ヘルメット着用促進奨励金を対象者に交付しているが、自転車専用ヘルメット着用促進に関わる取組などを教示願いたい。
【警察側】
当署から管内の高等学校に対し、ヘルメット着用や校則化の申入れをしているが、ヘルメット着用を義務として校則とした学校はない。
小学校、中学校については、廿日市市教育委員会により、義務付けされている。
当署では、各種学校だけでなく、企業やイベント会場に赴いて交通安全講習を行うなどして、ヘルメット着用をお願いしている。
全国の交通事故の統計から、自転車乗車中の死亡事故の約5割が頭部に致命傷を負ったものとなっている。
万が一の際に高い効果を発揮する安全装備であるので、当署では、引き続きヘルメット着用促進のための活動を行っていく。
【委員】
廿日市市内にある特定の交差点で、左右を確認することなく通る車が多く、危なく感じる。
特に高齢者の方が多いように思う。
【警察側】
高齢者が運転する場合、加齢により視野が狭まり、意図せず、周囲の車などが見えていなかった可能性がある。
この視野の狭まりに対応するには、
の3点が重要となる。
交差点で発生する出会い頭の事故は、追突事故に続いて、2番目に多い交通事故の形態となる。
警察では、一時不停止、横断歩道者妨害等の交差点関連の交通取締りを行っている。
また、幅広い世代を対象に交通安全講習を行い、交差点での交通事故発生状況や交通事故を防止するための注意点などを教示している。
【委員】
要人警護とは、具体的にどのような人に対して行われるのか。
また、警護に伴う交通規制の情報を得る方法は、どのようにすれば、得られるか。
【警察側】
警護は、内閣総理大臣、国賓、その他その生命及び身体に危害が及ぶことが国の公安に係ることとなるおそれがある者として警察庁長官が定める者に対して行っている。
警護に伴う交通規制については、大規模な国際会議や式典などで交通規制を行う場合は、イベントホームページやSNS、高速道路情報など道路管理者のホームページや道路情報板により広報されることがあるほか、県警ホームページや県警公式SNSでも必要に応じて交通規制情報を発信し、事前に周知するようにしている。
【委員】
特に、金曜日と土曜日の夜に、道の駅スパ羅漢の駐車場に一杯になる程、車が集まり、暴走行為をしたり、あおられたりと、住民が恐怖を感じている。
夜間にパトロールをするなどして抑止してほしい。
交通事故も見かけているので大きな事故に繋がらないようにお願いしたい。
【警察側】
道の駅スパ羅漢では、特に深夜、若者を中心に駐車場に自動車で集まって、付近の道路を走行するといった状況があり、中には著しく速度を出して走行していると把握している。
当署では、大型連休中の昼間帯に、パトカーによる交通取締り・警戒活動を実施している。
週末の夜間にも交通取締り・警戒活動に加えて、道の駅スパ羅漢の駐車場に赴いて、その場にいる者に声をかけ、付近で違法な走行をしないように指導している。
警察本部、国土交通省と調整し、道の駅での大規模検問を実施予定となっている。
スパ羅漢周辺道路は、湾曲した峠道であるため、スピードを出して走ることを目的に集まり、自動車で走る者も多数いる現状にある。
速度を出せば、危険な状態となるので、警察では、引き続き取締りを進めていく。
【委員】
私も車の後ろからあおられ、カーブで追い抜かれて危険な思いをした。
スパ羅漢以外の場所でも車が集合していることもある。
大きな交通事故が起こる前に、大規模な交通取締りでなくてもいいので、取締りを強化してほしい。
【委員】
未成年の犯罪について、今、どの様なことで検挙されることが多いのか。
大きな事件につながる前に地域としてできることはないか。
【警察側】
広島県下の未成年者の犯罪情勢について、昨年の検挙・補導総数は、1,122人で前年同期比129人の増加で、令和4年から連続で増加している。
犯罪少年が773人で前年同期比116人の増加となっている。
小学生以下が198人で前年同期比22人の増加となっている。
罪種別では、窃盗犯が最多で全体の約50パーセントである。
警察では、管内の小中学校、高等学校に赴き、夏休み前までに順次、犯罪防止教室を行っている。
地域としての取り組みとしては、登下校している子供たちに声をかけてもらい、不審者と地域の住民が見分けられるくらいコミュニティーを強化していただきたい。
もし、不良行為をする少年を見かけたときには、警察に通報してほしい。
警察が現場に赴き、不良行為が認められれば、補導などを積み重ねて、健全育成していくことが重要である。
【委員】
正月やゴールデンウィーク、秋の紅葉シーズンなどの観光客等が多い時、宮島口駅の西側付近に他県ナンバーの車がカーナビの案内で狭い道に入り込み、大渋滞が起きている。
現在、小さな立て看板で案内を出しているが、設置場所と看板の大きさのためか、設置前と変わらず、渋滞は起きている。
事件・事故があったとき、緊急車両が住宅地に入れないので対策が必要ではないか。
【警察側】
宮島口駅付近の道路では、国道2号線が渋滞すると、カーナビの案内で、付近の道路に迂回させることとなり、最終的には宮島口駅西側付近の道路に入り、大渋滞したものと考えられる。
宮島口駅西側付近の道路を一方通行などの通行禁止規制などをすれば、この道路の通行量は減少すると思われる。
しかし、一方通行などの通行禁止規制は、住民も原則対象となり、通行するには、通行禁止除外許可の申請が必要であり、住民の負担にもなる。
渋滞緩和の方法として通行禁止規制を行う場合には、付近の住民に説明を行い、理解と協力を得られれば可能となる場合がある。
ただし、一般的に一部の道路で交通規制を行ったとしても、そこを通行できなくなった車両がその周辺の道路に迂回し、別の場所が渋滞することがある。
警察としては、引き続き道路管理者と連携し、円滑な道路環境を整えられるように取り組んでいきたい。