令和7年2月4日(火曜日)午後4時から午後5時15分までの間
廿日市警察署
協議会 会長以下6名
冬場の凍結事故防止についての広報啓発活動ですが、本署、宮島口交番、大野交番、津田駐在所、吉和駐在所の5か所に設置してある電光掲示板で注意喚起を図っています。
津田駐在所では県道30号(廿日市佐伯線)を、吉和駐在所で国道186号をそれぞれカバーしています。
このほか、メールマガジンを利用してタイムリーに情報を発信し、注意喚起を行っています。
また、廣兼委員の協力を得まして、「FMはつかいち」に毎月第二木曜日のお昼に放送のコーナーに出演させてもらって、交通安全に関する広報と季節に応じた注意喚起を行わせてもらっています。
地域交通安全推進委員や廿日市交通安全協会等の協力を得て、地域に密着した広報活動を行ってもらい、当署地域課と連携しまして、通常の警察活動(パトロール)を通じて、注意喚起等を行っています。
以上のような活動や天気予報などの情報を収集して、タイムリーな広報や注意喚起を行って、できる限りノーマルタイヤでの走行等を抑止して、引き続き交通事故防止や立ち往生車両等の防止に努めてまいります。
質疑の場所については、慢性的に渋滞状態で、特に休日や行楽期にはかなりの渋滞になることは承知しており、正直何かよい手立てはないかと頭を悩ませています。
渋滞原因の一つとして、宮島口駅前交差点と宮島口交番前交差点との間が約90メートルと短く、その区間に交通が集中してしまうことがあると考えられます。
そこで、以前に宮島口駅前交差点が赤になった後、4秒後に宮島口交番前交差点の信号が赤になるような時間差にし、できるだけ広島方面行きの車が流れるよう操作していますが、短い交差点区間の上、通常時から交通量が非常に多いため、区間内が飽和状態となって改善には至っていないのが現状です。
今後、改善を考えているのが、宮島口交番前の交差点の青(広島方面と山口方面)をもう2秒長く(宮島口駅前交差点が赤信号後の6秒後に宮島口交番前交差点の信号が赤信号になる)して、広島行きの渋滞を今より流して、桟橋方面からの右折車を少しでも流すようにすることを検討しております。
当署は、昨年から、「巡回連絡に重点を置いた管内実態把握活動の推進」を執務重点として取り組ませていただいています。
巡回連絡は、日ごろ情報に接する機会の少ない高齢者とも話ができる貴重な活動で、この活動を通じ特殊詐欺やSNS型投資詐欺の被害防止広報も行っております。
昨年は、「闇バイト」が話題となり、その関係で、巡回連絡をしても「本当の警察官か?」「下見では?」などとの問い合わせも多くありました。
巡回連絡という活動が皆様の生活に馴染みのある活動となるよう、委員の意見のとおり、引き続き積極的に取り組んでまいります。
署所在地の管轄区域は、串戸陸橋より東側、国道2号より南側となり、警察署内にある交番機能をもったものとなります。
管轄内住民の方との連携ですが、この協議会の交番版として、署所在地連絡協議会という組織がありますので、この協議会を通じいろいろな意見交換や防犯活動をさせていただいております。
また、毎月発行の広報紙などは、回覧板等で地域住民の目にとまるよう配布させてもらっております。
ただ、警察署内に交番がありますとの広報はしておりませんので、その点については、廿日市警察署を頼りにしていただければ思っています。
当署管内における闇バイト関連事件の発生状況ですが、ありません。
闇バイト関連情報の有無ですが、昨年末から、「セールスを装った不審者の訪問」「不審車両の長時間駐車」などの通報が増加しています。
今年に入ってからは、同様の通報は減少傾向にありますが、警察における闇バイト対策として、引き続き、「闇バイト」に応募させないための情報発信、「闇バイト」による犯罪に遭わないための広報啓発活動を推進します。
令和6年中の当署管内におけるSNS型詐欺、特殊詐欺(名義貸し)の発生状況ですが、「SNS型投資詐欺」は、10件発生、被害総額約2億8,500万円となります。
「SNS型ロマンス詐欺」は、1件発生、被害額約1,550万円です。
「老人ホームに関わる名義貸しトラブル詐欺」は、1件発生、被害額340万円で、被害に遭われたのは70歳代の女性です。
警察では、特殊詐欺等対策として、広報啓発活動、水際阻止を推進していますが、一連の流れがスマートフォンの操作で完結することから、更に幅広い広報啓発が必要と考えています。
キックボードつまり、「特定小型原動機付自転車」ですが、自転車型の様なものと昔で言うローラースルーGOGOの様なものが、電動で動くという物です。
そして、原付バイクの様なウインカーやナンバープレートなどが装着されていないと走れませんし、16歳以上という年齢制限があります。
この特定小型原動機付自転車つまり電動キックボードなどが廿日市市内を走っているというのは確認されていませんし、電動キックボード等の違反や事故の取扱は今のところありません。
しかし、現在、宮島口の桟橋の近くの「藤井屋」の横にあるコインパーキングに、特定小型原動機付自転車のステーション(無人貸出場)があり、今後、廿日市市内、特に観光地での走行が増加し、交通事故や交通事故が懸念されるところです。
参考ですが、通称「モペット」という乗り物での違反は2件ほど検挙しています。
モペットとは、自転車型でペダルが付いている乗り物です。
これには電動機が付いており、電動機を使わずペダルを漕いでも進みますが、右のハンドルグリップがバイクのように回せる構造になっており、それを回すと電動で動くというもので、これは法律上「原付バイク」に特定されます。
このモペットという乗り物を免許無しに運転すると無免許運転として検挙されます。
当署では、このモペット型の乗り物を運転していた者2名を無免許運転で検挙した事例があります。
当署では、自転車の無灯火や並走運転、または一時不停止や信号無視などに「指導警告票」「自転車安全指導カード」というものを交付して、昨年約1,900件の指導警告を行い、自転車のマナー向上に努めております。
次に、交通事故がらみですが、昨年11月に酒に酔って自転車を運転し、単独で転倒した交通事故を酒酔いの事故として検挙しております。
現実に自転車の飲酒運転は敢行されているので、引き続き取締りの強化に努めます。
次に犯罪意識が低いということですが、今までの歴史から免許も無く手軽に乗れる乗り物として根付いている部分があり、確かに多少は低いかと思われます。
ですが、広報及び安全講習、並びに街頭活動を通じての取締り等、それに皆様方やご家族のご協力も頂いて、規範意識の向上に努めていきます。