令和7年2月12日(水曜日)午後4時15分から午後5時15分まで
安芸高田警察署
協議会 会長以下7名
警察署 署長以下7名
委員の皆様には、ご多忙中のところ、令和6年度第3回安芸高田警察署協議会に出席していただき、誠にありがとうございます。
また、関藤署長をはじめ、署員の皆様におかれましても、日夜、市民の安全・安心を確保するためにご尽力くださり、心から感謝申し上げます。
本日は、3名の協議会委員が6年間の任期を終える最後の協議会となります。
これまで警察の方と協力して、安全安心な安芸高田市の実現に少しでも貢献できたらとの思いで各委員とも協議会に参加しておりました。
今回も、積極的な意見交換をお願いいたします。
令和6年中における安芸高田警察署管内の刑法犯認知状況や検挙状況、特殊詐欺被害発生状況について説明しました。
令和6年中における安芸高田警察署管内における人身事故発生状況や当署で取り組んでいる交通事故抑止対策について説明しました。
令和6年中の広島県内での110番通報受理件数は増加傾向で、安芸高田署でも通報受理件数については増加傾向にあり、通報内容は交通関係、刑法関係が減少している一方で、不審者の通報が増えていることを説明しました。
不審な人物を発見した際には、闇バイトに関連した強盗の下見の可能性もあるので、積極的な通報を依頼しました。
【質問】
110番通報で、交通、刑法犯以外の通報はあるのですか。
【回答】(地域交通課長)
緊急ではない相談事なども多数架電があります。
【質問】
野焼きやごみのポイ捨てについての広報がありました。悪質なものもあるのでしょうか。
【回答】(生活安全刑事課長)
基本的にごみのポイ捨ては不法投棄ですし、野焼きについては林業や農業を営む者がやむを得ず行うものや、とんど行事など、一部例外を除いて基本的に禁止となっています。
令和6年中は消防が出動する火災事案が29件あり、野焼きに関する火災は22件ありましたので、火事を起こさないためにも、オトモポリスやお太助フォンなどで広報させていただいています。
【質問】
警察の方からすると、今の犯罪情勢はどうみえているでしょうか。
【回答】(生活安全刑事課長)
今の犯罪情勢についてですが、匿名・流動型犯罪グループによる強盗事件などが発生しており、脅威となっています。
警察では、犯罪を「発生させない土壌づくり」を行っております。特殊詐欺やSNS型投資詐欺・ロマンス詐欺などは、まずは被害に遭わないように個人の防犯意識を高めることで防いでいくことが不可欠だと言えます。
【質問】
無灯火・反射板のない自転車走行について
【回答】(地域交通課長)
法律上、自転車で公道を走る際に必須のパーツは、ブレーキ(制御装置)、ライト、反射器材の3つであり、夜間運転を行う場合は、ライトを点灯し、反射材かテールライトの利用が必須となります。
今一度、自転車通勤者のいる事業者に対し、自転車の通行方法やルールについて、注意喚起や指導を行っていきます。
(会長)
1月に警察署協議会連絡会に参加して、当協議会での取組を発表してきましたが、他署からも素晴らしい取組との反響があり、県公安委員会の各委員からも上々の評判を頂きました。
防犯川柳なども、市民が自分で考えるのは、事件を自分のこととしてとらえる機会なので、非常に大切だと思いました。
先ほどの質疑応答の中で、今の犯罪情勢などの質問をお受けしました。
近年、SNS等を利用した顔の見えない犯罪が増加する中で、警察だけでは防犯に限界があり、草の根的な活動として協議会の皆様には、警察では気付かないことや市民から見た治安情勢などをお伝えいただくのが一番だと思います。
特に、犯罪の情勢をインターネット等で入手できない方々に対しては、情報を伝達させていくのは警察、市民が一体となった草の根活動以外にありません。
よって、これからも皆様や行政と連携して、事件や事故の抑止活動に取り組んでいく所存です。