記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和4年9月6日(火曜日)
(1)台風11号について
(2)新型コロナウイルスの感染状況等について
(3)新型コロナウイルスの感染状況等について
(4)リスキリング推進宣言企業について
(5)#CranesForOurFutureキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)の結果について
(6)リスキリング推進宣言企業について
(7)ワクチン接種について
(8)安倍元総理の国葬について
(9)広島市内均一運賃認可申請について
(10)安倍元総理の国葬について
(11)NPO法人への事業発注に係る報道について
(幹事社:時事通信)
幹事社の時事通信です。これから知事定例記者会見をはじめます。終了時刻は,11時を予定しております。ご協力をお願いいたします。まず,知事からの冒頭発言が1件ありますので,お願いします。
冒頭発言のさらに前ですけれども,現在,台風が最接近しているという状況にありまして,かなり強い風が吹いております。夕方頃まで強風が続きますので,県民の皆さまにおかれては,引き続きご注意いただくようにお願いいたします。
それでは,新型コロナウイルスの感染状況について,ご説明いたします。お手元の資料をご覧ください。まず,直近の感染状況ですけれども,前週比〔は〕,これは1週間の平均で取ったのですが,昨日9月5日まで,9日連続で〔前週比が〕1を下回る〔状況にあり,前週比が〕1を下回るということは,〔新規感染者数が〕減少しているということになりますが,〔前週比が1を下回る状況が続いて〕新規感染者数は減少傾向となっておりますが,感染水準そのものは依然として高い状態にあります。また,今後,減少傾向が続くかどうか,つまり,ピークアウトしたと判断できるかどうかは,もう少し,感染動向を注視していく必要があると考えております。今後の推移について,感染〔者数〕が減少傾向にあると,これ〔感染者数の減少傾向〕が継続するとした場合にどうなるかということを,あらためてシミュレーションを行いました。今回のシミュレーションでは,本県の過去の「感染の波」,すなわち,今年の1月から3月にかけて〔の波〕,それから今年のゴールデンウィーク以降〔の波〕,そして昨年の夏〔の波〕,それぞれ〔の波における〕減少スピードがございまして,この〔過去の「感染の波」の〕時にはコンスタントに〔新規感染者数が〕減っているわけですが,その減少スピードを参考に,条件設定をしております。その結果,9月下旬においても,第6波の最大の感染レベルと同程度となっておりまして,依然として高い感染レベルが続くであろうという見込みとなっております。また,病床使用率が安定して50パーセントを下回るのは,9月中旬以降の見込みとなっています。このように,依然として医療に大きな負荷がかかっておりまして,現場は厳しい状況が続いておりますので,「医療非常事態警報」は継続いたします。今後,感染の減少傾向が継続して,病床使用率も50パーセントを安定して下回っていくことが見通せる状況になったら,病床フェーズの引き下げや,「医療非常事態警報」の解除を検討いたします。県民の皆さまには,引き続き,限りある医療資源の適正利用や,基本的な感染防止対策に取り組んでいただくように,お願いいたします。医療資源の適正利用については,必要な方に医療を提供するために,これまでも繰り返しお伝えしてきたところでございます。このうち,〔資料の〕6ページですけれども,自己検査用の抗原検査キットは,インターネットでも販売が開始され,購入しやすくなっています。自己検査で陽性となった方は,「陽性者登録センター」に登録いただくように,ご協力をお願いいたします。そして,感染状況はまだ高い状況にあります。〔資料の〕7ページになりますけれども,「感染しない対策」として,マスク,手洗い,十分な換気など,基本的な感染防止対策を徹底してください。また,「感染させない対策」として,高齢者や基礎疾患がある方と過ごす時には,特にご注意をお願いします。また,お子様の体調が悪い時には,無理に学校に登校させないといった取組にご協力をお願いします。県民の皆さま一人一人が,できることにしっかりと取り組んでくださいますように,あらためてお願いを申し上げます。私からは以上です。
(幹事社:時事通信)
この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の平田です。よろしくお願いします。先ほど,ピークアウト自体は,まだ,そういう〔ピークアウトしたという〕認識を示しておられないと思うのですが,今後,この9月中旬以降の状況を見て,ピークアウトしたかどうかというのが,知事として,示すというか,そういう認識を示すという見通しになるということでしょうか。
(答)
例えば,今,学校が始まった影響というのも見ているのですが,今のところ,拡大するという兆候はないと認識しています。そういったところをもう少し見ながら,判断していきたいと考えているということです。
(中国新聞)
あと,入国制限の緩和というのが,もう近々始まるのですけれども,こういった影響なども,知事の中で念頭にありますでしょうか。
(答)
〔入国制限の緩和による〕感染状況に対する影響ということですか。
(中国新聞)
はい。
(答)
今,日本自体がどちらかと言うと〔感染状況が〕高いレベルにありますので,〔感染状況が〕より低いところから来られるというのが,国内の感染状況自体に大きな影響を与えるとは,あまり認識していませんが,むしろ,ご承知のように,日本は,コロナ前は非常に多くのインバウンドのお客さんに来ていただいていて,さらに拡大傾向であったと〔いうことがあります〕。拡大傾向〔と言うと〕,何だかコロナの〔説明で用いる〕表現に引っ張られ〔ているように感じ〕ますけど,〔インバウンドが〕増加していたという中で,非常に今,コロナで,長い期間,観光業界の皆さんも厳しい状況が続いてきていますから,そういった皆さんにとっては,明るい兆しになるのではないかと受け止めています。
(中国新聞)
特にリスク要因〔になる〕というか,今後のピークアウトも見据えて,〔感染状況の〕減少傾向に歯止めをかけるようなものではなさそうということでしょうか。
(答)
正直〔に〕言って,国内の移動の方がよっぽど多いので,それ〔入国制限の緩和〕自体が何か際立った〔リスク要因になるとは〕,人が増えればその分,もちろんリスクは増えるわけですけれども,何か,特に,際立ったリスク要因になるとは,あまり認識はしていません。
(中国新聞)
もう一つ〔質問ですが〕,死亡者数と入院者数〔に関して〕,病床の使用率というのは,依然〔として〕高いのかなと思うのですが,〔これは〕オミクロン〔株〕のBA.5がまん延してから特徴的な傾向かなと思うのですけれども,この件については,9月中旬以降,こういう〔病床の使用率が高い〕状況が続いていく,新規感染者数が落ち着いても,こういった状況が継続していくような見通し〔なのか〕,知事の見解を聞きたいのですけど〔いかがでしょうか〕。
(答)
〔事務方に向かって〕入院者数というのは,今,新規感染者〔数〕に対して,0.4パーセントぐらいですか。
(事務方)
年代により変わりますが,60代未満では0.4パーセント,60代以上では5.2パーセント〔です〕。
(答)
〔60代未満と60代以上をあわせた〕トータルで言うと〔すぐに数字がありませんが〕,今の〔それぞれの数字の〕平均で〔あり〕,60代以上の方が,全体の感染者数に占める割合は低いですから,〔トータルで言うと〕0.4〔パーセント〕に近い数字ですけれども,これは,少しずつ減っているという状況です。感染者に対する入院者の割合というのは〔少しずつ減っている状況〕です。ということは,これは当然,感染者が増えれば〔入院者も〕増える,減れば減るという〔ことで〕,ほぼほぼ,だから,BA.5では少しずつ〔感染者数が〕減っていますけれども,基本的には,コンスタントな,要するに変数というか,〔そういったもの〕になっていますので,〔感染者数が〕減れば〔入院者数も〕減る,増えれば増える〔ということです〕。今,入院者が多いのは,全体の感染者数が多いので増えていくということです。ですから,〔感染者数が〕減れば〔入院者数も〕減る。ただ,〔重要なのは〕その感染者数がどこまで減るのかということです。入院者数が,例えば二桁になるとか,あるいは,二桁でも低い方に下がっていくとかというのは,それだけ感染者数が減らないとそういうのは起きないと〔いうことです〕。ですから,その後の,コロナの感染状況がどう推移するかということ次第であるということだと思います。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(RCC)
RCCの寺岡と申します。よろしくお願いします。〔新規感染者数が〕減少傾向に入っているというところなのですけれども,この要因というところは,今,どういったものを分析されているのか,教えていただけますでしょうか。
(答)
この要因というのは,なかなか難しいというところです。ワクチン〔接種〕が少しずつ進んでいくとか,そういったこともあるでしょうし,それから,夏のピークと比べると,お盆などはやはり非常に人出が多かったので,そういった〔人出が多く接触機会が増えるような〕状況は減っているとか,あと,自然のサイクルというのもよく言われることですけれども,そういうこともあるかもしれませんし,これはちょっと,はっきりはしないところです。
(RCC)
ちょっと重複になるかもしれないのですけれども,これまでおっしゃっていただいたことと〔重複になるかもしれないのですけれども〕,ピークアウトの判断というところで,やはり,9月はちょっと連休が多いという月でもあるのかなと思うのですけど,やはりその辺で,またちょっと人出の〔増加といった〕ところだったりとか,そういうところも見極めたいポイントの一つなのでしょうか。
(答)
いわゆる9月の,秋分の日前後の連休というところまで,ピークアウトを見定めるということではないと思うのです。その時に,おそらく,また,ちょっと〔新規感染者数が〕盛り上がるということはあると思うのですけれども,もし,それをきっかけにずっと〔新規感染者数が〕盛り上がるとしたら,これはまた違う盛り上がりになるということかなと思います。
(RCC)
ありがとうございます。
(幹事社:時事通信)
他〔に質問は〕よろしいですか。〔他に質問が〕ないようなので,次に,知事からの発表が2件ありますのでお願いします。
本日,発表〔項目が〕2件ございます。1点目〔は〕「リスキリング推進宣言企業について」でございます。県では,今年度から,デジタル社会に対応した企業の成長と,円滑な労働移動の実現を目指しまして,「リスキリング推進企業応援プロジェクト」に取り組んでいるところであります。プロジェクトの一環といたしまして,経営者や人材を企業成長の源泉として再認識いただき,社員の能力開発に投資することを宣言する「リスキリング推進宣言」の取組を進めておりまして,これは,本県独自の制度でございます。具体的には,社員のスキル習得に対する経費支援や,学ぶ時間の確保,スキル習得後に行う実践機会の提供などを宣言書に掲げていただきまして,社内外への公表により,各社で取り組むリスキリングの効果を高める他,県のホームページの掲載を通じて,他社への波及,産業界全体での機運醸成を図るというものであります。また,宣言企業には,デジタル基礎知識の習得支援として,ITパスポート取得支援補助の優遇措置も行っております。このたび,県内のリスキリング推進宣言企業が30社に到達いたしましたので,ご紹介させていただきます。宣言いただいた30社〔については〕,資料をお配りしていると思いますが,例えば,サタケ様〔は〕従業員の学ぶ時間の確保,タテイシ広美社様は社内講習の充実,ポップジャパン様は自社でリスキリングプログラムを構築することなど,リスキリングに具体的に取り組んでいただいておられます。デジタル化の進展など,急速な経営環境の変化に対応して,企業の成長を実現していくためには,リスキリングを通じた人材への投資が一層重要となってまいります。県内企業の皆さまには,ぜひ,「リスキリング推進宣言」を行っていただきまして,リスキリングを通じて,社員一人一人の成長と企業の成長の好循環に繋げていただきたいと思います。
それから,続きまして,発表項目の2点目です。「未来へのおりづるキャンペーンの結果について」です。県では,被爆77年を迎えた広島,長崎から,平和への祈りの輪を広げるために,8月5日から9日まで,折り鶴の写真や動画に平和のメッセージを添えて,SNSにて発信していただく「未来へのおりづるキャンペーン」を実施いたしまして,国内外の皆さまに広く参加を呼びかけたところであります。特に,今年はNPT運用検討会議の開催時期にも重なっていましたので,サイドイベントの中で,HOPeユース大使からも,キャンペーンの広報を行っていただいたところです。共同の主催団体であります,NTI,核脅威イニシアティブは,今年さらなるキャンペーンの広がりを目指して,新たにキャンペーン周知動画の作成をいたしました。こうした呼びかけに応じまして,ツイッターとインスタグラムにおいて,「#CranesForOurFuture」の投稿数が約800件,投稿への「いいね」や返信,リツイートの数が約21万件,投稿閲覧数が約1,600万件というアクションがありました。今回のキャンペーンには,国連のグテーレス事務総長や,NPT運用検討会議のスラウビネン議長,また,オノ・ヨーコさんなどの著名人を初めとして,多くの方にご参加いただきました。今年は,ロシアのウクライナ侵略を背景に,核兵器による威嚇が現実のものとなったこともあって,国連事務総長やNPT議長に賛同いただいたことは大変大きな意義があったと考えております。ご参加いただいた皆さまに,あらためて感謝申し上げます。また,投稿写真を集めて作成したモザイクアートを,特設サイト上で公開する他,広島平和記念公園の中にあります「原爆の子の像」に奉納する予定としております。長崎県でも同様に奉納される予定と伺っています。県では,来年5月のG7広島サミットも見据えて,引き続き,さまざまな機会を通じて,世界中の人々に,核兵器廃絶及び平和への思いを高めていただけるよう,取り組んでまいります。発表項目は以上でございます。
(幹事社:時事通信)
これらの2件について質問がある方はお願いします。
(日経新聞)
日経新聞の阿部と申します。よろしくお願いします。リスキリング推進宣言について伺いたいのですけれども,こちら〔の資料〕に〔宣言〕企業〔が〕30社ありますけれども,一方で,先日の第2回〔リスキリング推進検討〕協議会の時に出た資料ですと,三菱総研に頼んだ調査では,県の企業は6割強が「リスキリングの必要性を感じていない」と答えていますが,現在,リスキリングに対する県内企業の理解をどういうふうに捉えていらっしゃるかということと,また,理解をどう深め,広げていこうというふうにお考えか,伺えますでしょうか。
(答)
やはり,リスキリングというのは,コロナでデジタル化のスピードというのは本当に加速しているというような状況でありまして,環境変化がどんどん進んでいると,そういう中で,リスキリングというのが避けて通れない課題だということで〔すが〕,経営者の皆さまの理解というところが,まだ十分でないという状況にあるのかなと思っております。そういう意味で,まさに,こういった応援プロジェクトなども通じて,経営者の皆さまの理解を得ながら,〔リスキリング推進企業は〕年度内100社という目標に,まずしていますけれども,リスキリングの取組が促進されるように進めていきたいと考えておりますし,まず,とりあえず30社〔の宣言が〕,割と短期間に到達したということは,先進的な企業の中では,理解が進み始めている結果だと受け止めています。
(日経新聞)
ありがとうございます。あと,まだまだ議論中だとは思うのですけれども,「広島県版リスキリング」ということで,広島県に適合したリスキリングのあり方というのは,現在の議論まで,今までの議論〔では〕,また,知事のお考えですと,どういうことを指すのかということは,どの程度,固まってきているものなのでしょうか。
(答)
先般,検討会を開いたところですけれども,やはり,県内の事業〔は〕特徴的なところもあるので,そういったところを踏まえながら検討していく必要があると〔考えています〕。今,二つの軸というか,スキル自体について言うと,二つの軸というか,三つ〔の軸が〕あるのですけれども,どんな企業でも,基盤となるような基本的なスキル,これはポータブルスキルと呼んだりするのですけれども,あとは事業ごととか,あるいは企業ごとに必要なスキルというのがあって,特にこの,事業ごと〔に必要なスキル〕というところに広島の特徴というのが出てくると思うのですが,それも,職種によって,どういうものが必要かというのと,あとは,需給の観点から見た時に,足りていない分野,足りない職種みたいなところで,どういったものがあるかというようなことも検討しているという状況で,これはまだ,ちょっと議論を深めているという現状です。
(日経新聞)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社:時事通信)
他に〔質問は〕大丈夫ですか。
(幹事社:時事通信)
〔他に質問が〕ないようなので,幹事社質問に入ります。新型コロナのオミクロン株に対応したワクチンについてお伺いします。既にワクチン〔接種〕を3回受けて,4回目の対象になっている方の中には,オミクロン株に対応したワクチンが接種できるようになってから4回目を打ちたいという声も聞かれています。今月19日から改良型のワクチンを供給すると,厚生労働省が都道府県に通知したとの報道もありますが,県内での改良型ワクチンの準備状況と,接種が始まる時期の見通しとかも,〔見通しが〕ついていれば教えてください。
(答)
ご指摘のように,今の流行している株に対して,それに適合したワクチンを接種したいというお気持ちはよく理解できるというか,接種控えというのが起きるだろうという懸念はあるというところだと思います。一方で,従来型のワクチンがオミクロン株に有効でないかというと,そういうわけではないので,これはぜひ,今,まだ〔接種が〕完了していない方は,〔オミクロン株対応ワクチンの接種開始を〕待たずに,早めに接種していただきたいと思っています。県の準備状況ですけれども,できるだけ早く,やはり体制整備していきたいと考えておりますが,これまで,国の説明〔が〕,9月2日に,国のワクチン分科会というのがあったのですが,接種〔開始〕時期を9月半ばにしていくと,〔それ〕で,それ以外の〔4回目接種の対象となっている高齢者等以外の〕方〔への接種〕は10月半ばの接種開始を目途に準備を進めるといったようなことになっているのですが,具体的に言うと,今,市町,関係団体と連携して準備を進めているところですし,実は,今日,自治体向け説明会も開催されるということなので,それも踏まえて進めていきたいと思うのですが,実際には,おそらく,そのワクチンが届くのが,9月の中旬でも,遅い方かなという感じで,それから,ちょっと何日ぐらいでスタートできるかという,そういうような状況になってくると考えています。
(幹事社:時事通信)
この件について,質問がある社は,お願いいたします。〔質問は〕大丈夫ですか。〔質問が〕なければ,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。
(NHK)
NHKの石田と申します。2点,質問がありまして,1点目が,今月27日に行われる安倍元総理の国葬についてお伺いしたいのですが,知事ご自身は国葬に参列なさるのか,しないのか〔伺います。また〕仮に〔参列〕する場合は,公費〔なの〕か,私費で個人的に行かれるのか〔伺います〕。加えて,県庁などで半旗や黙祷など,弔意を示すことを何かなさるのかということを伺えればと思います。
(答)
まだ国の案内も届いていないということもありまして,現在,検討中というところであります。〔質問のあった件については,〕いずれもです。
(NHK)
いつ頃,結論を出されるというか,目途がありましたら〔教えてください〕。
(答)
国会審議が明後日にあると思うので,それから,ご案内が出るのかなと思っています。そこで,国としての正式な判断が出ると思うので,それを踏まえて,結論を得るということだと思っています。
(NHK)
この質問に関連して〔追加質問〕なのですけれども,県内の住民などから,監査請求が出たりとかという話もあったと思うのですけど,そういったことについて何かご意見とか,もしありましたら賜ればと思います。
(答)
監査請求自体は,まさに監査の話なので,私が今コメントするのは適切ではないかなと思うのですが,いずれにしても,政府として,国民の理解をしっかり得るように〔して〕いただきたいと思っています。
(NHK)
すみません。次の質問になるのですが,今日,都市圏の交通事業者7社が,路面電車とバス運賃〔について,〕220円の統一賃金への引上げを,国に認可申請を出されるということで話が出ているのですけれども,コロナに関連して,〔公共交通機関の〕利用減に伴うことと,利用者にわかりやすいように改定することを目的〔としている〕というふうなお話だったのですけど,この動きに関して,知事のご意見を賜ればと思います。
(答)
一つは,経営的な問題として,今,コロナ禍で,非常に需要が落ち込んでいると〔いう状況です〕。今後も,コロナ後も,以前の水準まで,完全に回復しないという可能性もあるというところで〔す〕。こういった状況を乗り越えるということが必要だというのが一つです。それから,分かりやすく使いやすい運賃体系の構築に繋がるものというような形として,今回,こういった統一料金を設定して,路線バスと電車を一体的に考えた路線網であるとか,あるいは運賃,サービスにしていく〔ということと思います〕。それによって,将来にわたって公共交通ネットワークを維持していくための計画であると理解しています。今回,運賃の変更に加えて,高齢者向けの新しい割引制度だとか,あるいは定額乗り放題のデジタルフリー乗車券といったような,サービス向上策も実施すると聞いていますし,エリアを広げることによって,バスについては値下げになる路線もあると理解しています。いずれにしても,説明にあるような,わかりやすい運賃体系,要するに,使いやすい〔運賃体系にするとともに〕,同時に,今のコロナを契機とする需要〔の〕低減を乗り越えて,〔公共交通〕ネットワークを維持していくためのものだと理解しています。
(NHK)
わかりました。ごめんなさい。一つ前の質問に戻るのですが,国葬について,知事ご自身は,全般的になのですけれども,どういうふうにお考えなのかを伺えればと思います。
(答)
それを含めて,今検討中であるということです。「それを含めて」というのは変ですけれども。
(NHK)
国葬自体が,賛否が非常に分かれているという話だと思うのですけれども,それも含めて,あまり今,表明しにくいということなのでしょうか。
(答)
〔国葬に〕行くかどうかという〔ことですか〕。
(NHK)
〔国葬に〕行くかどうかということではなくて,〔国葬の〕是非といったことについて〔教えてください〕。
(答)
国葬の是非ということですか。
(NHK)
はい。
(答)
そこは,国が判断されることだと思います。いずれにしても,何らかの形で,これは内閣葬であれ何であれ,国が関与して行うということであれば,それについて国民の理解を得ていくということは重要なことだろうと考えているということです。
(NHK)
わかりました。ありがとうございます。
(中国新聞)
中国新聞の松本と申します。よろしくお願いします。先般,平川教育長に関しまして,一部報道で,特定のNPO〔法人〕に便宜を図ったのではないかというような,二度目の記事が出ましたけれども,その中では,湯崎知事のお話も若干載っていたりはするのですけれども,まず,記事についてはご認識なさっていますでしょうか。
(答)
記事が出たというのは認識しています。
(中国新聞)
それに対して,あの記事が出て以降,知事の方から県教委に対して,何かお話であったりとか,説明とかを求めたりといったことはされましたでしょうか。
(答)
私から県教委に対して〔説明を求めたかという質問〕でしょうか。私から〔求めた〕ということはありませんけれども,〔質問は〕どういう意味ですか。
(中国新聞)
記事が出て,事実確認も含めて,知事から県教委に対して,何かお話をされたのかどうか〔ということを教えてください〕。
(答)
県教委の方から説明はありました。
(中国新聞)
それは,どういった説明だったのでしょうか。
(答)
今,事実関係〔を〕調査中であるということです。
(中国新聞)
それは,どの時点で,県教委から知事に説明があったのでしょうか。
(答)
どの時点〔で説明があったのかというと,〕記事が出た時点ですかね。
(中国新聞)
記事が出た当日とか〔でしょうか〕。
(答)
それは,すみません。正確に〔は,〕急に言われても〔すぐには分かりません〕。その〔記事が出た〕前後〔です〕。記事がいつ出たかという〔ことについては〕,関東の発売日と,こっち〔広島〕の発売日と,電子版が出た日とで,違うのだと思うのですけれども。
(中国新聞)
それ以降,今日までに,平川教育長とこの件に関してお話はされましたでしょうか。
(答)
要するに,「今,調査中である」ということで〔あり〕,それについては,やはり,しっかりと説明する必要があるということを,話をしています。
(中国新聞)
今日時点で,今のところ〔記事が出てから〕1週間弱〔が〕経つのですけれども,教育長〔や〕県教委の方からは,説明が特に何もないのですけれども,その辺はどういうふうにお考えでしょうか。
(答)
説明をする機会はしっかりと設けると聞いていますので,事実関係の調査を,今行っていると理解しています。
(中国新聞)
今,まだ事実関係の調査中で〔あり〕,その調査結果に関しては,知事の方にもまだ説明はされていないということでしょうか。
(答)
途中段階の報告は聞いています。
(中国新聞)
今回は2度目の報道ということなのですけれども,平川教育長〔を〕任命された知事ご自身の責任といったことについては,どのようにお考えでしょうか。
(答)
まだ責任問題も何も,まだ何も分かっていないという状況だと思います。
(中国新聞)
あくまで,〔教育長〕ご本人がしっかり説明を,まずはされるところだ〔ということでしょうか〕。
(答)
そうです。
(中国新聞)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社:時事通信)
〔終了予定時間の〕11時を過ぎてしまったので,次を最後の質問としたいと思いますが,いかがでしょうか。よろしいですか。〔質問が〕なければ,これで知事定例会見を終わります。次回の日程は未定ですので,別途お知らせいたします。ありがとうございました。
(資料)新型コロナウイルスの感染状況等について (PDFファイル)(712KB)
(資料)リスキリング推進宣言企業について (PDFファイル)(278KB)
(資料)#CranesForOurFutureキャンペーン(未来へのおりづるキャンペーン)の結果について (PDFファイル)(506KB)
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