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知事記者会見(令和4年3月29日)

印刷用ページを表示する掲載日2022年3月29日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和4年3月29日(火曜日)

冒頭発言

〔動画(1)(2)〕

(1)本県の新型コロナウイルスの感染状況について

質問項目

(2)本県の新型コロナウイルスの感染状況について

発表項目

〔動画(3)(4)〕

(3)県内誘客促進事業等に係る今後の方針について

質問項目

(4)県内誘客促進事業等に係る今後の方針について

〔動画(5)(6)(7)〕

(5)「鞆・一口町方衆」応援プロジェクトについて

(6)核態勢見直し(NPR)における「唯一の目的」宣言の見送りについて

(7)映画「ドライブ・マイ・カー」のアカデミー賞受賞について

会見録

 (幹事社:山陽新聞)
 幹事社の山陽新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,11時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言が1件ありますので,お願いします。

本県の新型コロナウイルスの感染状況について

 まず,発表項目の前に,資料をお配りしていると思いますけれども,〔新型〕コロナの直近の感染状況について,ご説明したいと思います。前回の会見でもご説明いたしましたけれども,新型コロナ〔の〕直近の感染者数は,シミュレーションよりも上振れして,横ばいから微増といったような状況で推移しております。一方で,病床の使用状況は,当初のシミュレーションにほぼ沿った形で推移しているということがありまして,一般医療と両立した病床運用は可能であると判断いたしました。それに伴いまして,4月1日に病床のフェーズを,「緊急フェーズ1」から「一般フェーズ4」に変更いたします。なお,感染レベルとしては「2」を維持いたします。また年代別の感染状況を見ますと,40代以下の若年層が横ばい,または微増傾向で,一時見られていました10歳未満の感染増加は,少し落ち着きを見せているところであります。10歳未満の主な感染経路であります家庭内感染〔ですが,その家庭内〕において,基本的な感染防止対策を再度徹底していただいた〔ことで,10歳未満の感染増加が落ち着きを見せている〕のではないかと考えております。また医療への負荷に直結いたします60代以上の感染者の割合は,現在,低い水準で推移しておりますので,直ちに強い対策を講じる必要はないと考えております。こうした状況で重要となりますのは,基本的な感染防止対策の継続と,ワクチンの追加接種の促進でありまして,これらを両輪で推し進めていくということだと考えております。特に年度末,それから年度初め〔は〕,人の移動,それから人との接触の機会が増える時期でありますので,県民の皆さまには,しっかりと感染防止対策を徹底いただきたいと思います。現に,この〔資料にある〕数字,ちょっと感染者の数が増えているというような状況もありますので,ぜひ,あらためて徹底いただければと思います。またワクチンの追加接種につきましては,高齢層に限らず,全体でも接種率が向上しているところであります。県民の皆さまが積極的に接種いただいている結果だと受け止めておりまして,追加接種がまだの方は,ぜひ積極的な接種の検討をお願いしたいと思います。特に,今回,追加接種の対象者に,新たに12歳から17歳の方が追加されまして,現在,市町において接種券の発送の準備を進めています。早ければ4月中に開始となりますので,特に基礎疾患がある方など重症化リスクの高い方は早めにワクチン接種をお願いいたします。この件については以上であります。

 (幹事社:山陽新聞)
 この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いします。

 (中国新聞)
 中国新聞社の長久です。よろしくお願いします。医療フェーズの移行なのですが,確認で〔すが〕,既に医療機関には通知していて,4月1日からこの病床数に切り替わるという理解でよろしいでしょうか。

 (答)
 基本的にはそうです。

 (中国新聞)
 あと,先週の会見でもお聞きした内容かもしれませんが,横ばいから微増に感染状況がなっているというこの状況についての,その要因だったり背景についての分析などがあるか,お願いします。

 (答)
 現在,特段,感染経路について大きな変化があるという状況ではありませんので,やはり全体として,まん延防止等重点措置が解除されて以降,人出が増えていると,人流が,昼間それから夜間〔の人流が〕増加していますので,〔人と人との〕接触機会が増えているということかと思います。若干,感染経路の割合として飲食が増えている傾向があるのですけれども,それがこの感染数の増大に大きく影響を与えているといったレベルでもないので,やはり全体的な人と〔人と〕の接触になるだろうと思っています。

 (幹事社:山陽新聞)
 他に〔関連の〕質問はありますでしょうか。続いて,知事からの発表が1件ありますので,お願いします。

県内誘客促進事業等に係る今後の方針について

 本日の発表項目でありますけれども,県内誘客促進事業等に関する今後の方針についてでございます。新型コロナの感染拡大に伴いまして,停止してきました観光誘客促進事業,「やっぱ広島じゃ割」です。これにつきまして,4月1日から,県民に限定して利用を再開いたします。県内の感染状況は高止まり,あるいは微増といった状況でありますけれども,県民の皆さまのご協力もありまして,重症化する人,それから入院される方が比較的落ち着いているといった状況を踏まえまして,また国の制度改正も踏まえまして,再開するということにいたしました。なお,利用条件として,ワクチン接種歴やPCR検査などの陰性確認を行うこととしております。重症化を防止する観点から,重症化率の高い60歳以上の方はワクチンの3回接種,60歳未満の方はワクチン2回接種を条件といたします。県内の宿泊旅行について,1人当たり最大5,000円割引になって,さらに,対象プランの利用者には,飲食や土産物,公共交通など,県内約4,900店舗で使用可能な最大2,000円の地域クーポンを配布いたします。この機会に,ご家族やご友人などとお誘いあわせの上で,マスクの着用,こまめに換気などの「新しい旅のエチケット」にご協力いただいて,これまで知らなかった本県のさまざまな魅力を体験いただければと思っています。次に,GoToEatキャンペーンでありますけれども,GoToEatキャンペーンにつきましても,今月,すみません,〔今月ではなくて〕今年の1月から食事券利用の自粛を要請してきたところでありますけれども,4月1日から利用自粛を解除いたします。なお,食事券の販売再開につきましては,利用自粛解除後の入院患者数の状況を踏まえまして判断したいと考えています。従って当面は,既に販売済みの食事券の利用の再開ということであります。私からは以上です。

 (幹事社:山陽新聞)
 この件について,質問がある社はお願いします。

 (中国新聞)
 中国新聞の宮野です。「〔やっぱ広島〕じゃ割」についてお願いします。この実施期間が4月28日までとなっているのですが,これはなぜでしょうか。

 (答)
 これは,国の制度に則って行っているのですけれども,この制度の中で,今回改正が行われて,4月28日までの実施延長となったということであります。その後,さらに企画がなされていくというふうには理解しています。

 (中国新聞)
 これは,その国の判断の中にあるのかもしれないですが,ゴールデンウィークの前までにして,1回様子を見ようと,そういった判断があるのでしょうか。

 (答)
 いや,様子を見ようと言うか,順次制度を拡大しながら,もちろんそれは状況を見ながらということだと思いますけれども,対応していくというふうに理解しています。

 (中国新聞)
 わかりました。特にゴールデンウィークへの懸念からということではないということでしょうか。

 (答)
 懸念というか,ゴールデンウィークから新しい制度が始まるということかなと理解していますけれども,それはただ当然に,それまでの感染状況は踏まえた上でということになると思うので,両方の観点が入っているのかなとは思います。

 (中国新聞)
 冒頭のご説明にもありましたが,県内の感染状況が高止まり,もしくは微増になっているという状況で,やはり観光によって広島県外からいろんな人が来るということに対する心配をされている人もいると思うのですが,そういった中でも再開できるといった判断をされたのはなぜでしょうか。

 (答)
 基本的に,今回は,広島県の県内〔での再開〕,まず最初は〔県内での再開〕です。〔それ〕で,県外というのは,ブロック単位で拡大できるということになっているのですが,それについてはまだ始まっていないというか,始めないということなので,ブロックへの拡大については,今後の感染状況を見ながら広げていくということになっています。そういう意味で,逆もまた然りで,広島県内に〔県外の方が〕来るのは,順次,その拡大があってからということになるので,相互になりますから,何と言うか,県外の方が,この割引を使って〔県内に〕来るというのは止めは〔し〕ないということです。県内の〔再開〕はそもそもどうなのかということなのですが,これも先ほどもご説明したように,感染状況は高止まりなのですが,幸いなことに,重症化率が高い60歳以上の感染率は下がってきていまして,入院日数も比較的落ち着いているということで,重症化の防止に効果があると我々〔が〕実績的にも見ているワクチンの接種を条件として,県民を対象に利用を開始するということにしたということです。

 (中国新聞)
 もう少し,「〔やっぱ広島〕じゃ割」だけでなく全体的な感染対策に関わってくると思うのですが,こうやって人と〔人と〕の全体的な,人と〔人と〕の接触が増えているということで感染が増えているというご説明もありましたが,そういった状況の中で,さらに人の接触の機会を増やすような方向には進んでいると思います。ご説明にあったように,重症化率が〔高い〕60歳以上〔の感染者の割合や〕,病床使用率が減っているということなので,そういった中でもこういった政策ができるということなのですが,今後,そういう意味では,感染者数の数値だけで見るよりも,重症化率とか,感染者にどれだけ対応できるかという点を重視して政策を進めていくと,そういった方向に今なっているのでしょうか。

 (答)
 これまでも感染者数だけを見ていたわけではなくて,感染者数というのと,それから重症者数というのは基本的には相関関係があるわけです。その重症化する人数というのは,その前段階として,まずやはり感染者数の増加というのがあるので,感染者数というのは,いわゆる先行指標になってくるわけです。例えば〔感染者数が〕急激に上がっていくような場合には,ある時点で重症者数が少なくても,その後に急激にやっぱり〔重症者数が〕増えていくという可能性もあります。ですから,問題は重症化率がどれぐらいかということと,感染者数がどういうふうに推移していくかということなので,それはやはり両方を見ていく必要があるということです。それに影響する変数として,例えばワクチンの接種率だとか,あるいはワクチンの有効性だとか,そういったことがあるということで,ワクチンの有効性についても,今後時間が推移することによって,その効果がどういうふうに変化するかというのはまだわかりませんから,それは現実の数字を追いながら,しっかりと見ていくと〔いうことです〕。最終的には,ただ,医療として受け止められるかということだとか,そもそもの,例えば重症化率が低くても極端に死亡率が高いとか,そういうことがあれば,いろんな判断になり,そういうことを総合的に考えていく必要があると思います。

 (幹事社:山陽新聞)
 他に〔関連の〕質問がある社はお願いします。

 (NHK)
 NHKの重田と申します。〔内容が〕被るかもしれないですけど,やはりこういったキャンペーンを再開するというのは,どう考えても人流を増やしたりとか,人と人との接触を増やしてしまうことになると思うのです。その上で,もちろん落ち込んだ観光の回復とかもやっていかないといけない。〔誘客促進事業を〕利用する上で,どういったことに注意していただきたいといったことがあるか,よろしくお願いします。

 (答)
 冒頭でも申し上げましたけれども,やはり非常に重要なのは基本的な感染対策,マスクの着用,それから手洗いとかです。それから換気というようなことが非常に重要です。そういった対策を徹底していただく〔ことが重要です〕。特に,やはり旅行に行って,飲食の場面等も増えると,外で,家族以外の方々が一緒にいる,ないしは周囲にいるという場面も増えるでしょうから,そういった場面では十分に注意していただく必要があるということであります。

 (NHK)
 もう1点,細かいのですが,割引の額が,以前,宿泊事業者1万円だったのが,5,000円になっているのですが,これは何か理由があるのでしょうか。

 (答)
 これは,国制度でそうなっているということでしたか。

 (事務方)
 以前,宿泊1万円,旅行1万5,000円の上限と,それぞれ5,000円の2種類の事業を実施しておりまして,ほぼ1万円と1万5,000円の分は,多くの事業者さまで,ほぼ売り切っている状況でして,現実,5,000円上限のプランが残っている状況と思われます。

 (NHK)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:山陽新聞)
 他に〔関連の〕質問がある社はお願いします。

「鞆・一口町方衆」応援プロジェクトについて

 (幹事社:山陽新聞)
 続いて幹事社質問に入ります。福山市鞆町地区の景観保全や伝統文化継承に向け,福山市と進めている寄附プロジェクト「鞆・一口町方衆応援プロジェクト」が 2019年4月の開始から3年を迎えます。現時点の寄附額は4,400万円余りと,スタート時に掲げていた年間6,000万円の目標額を大きく下回っています。さらなる支援獲得に向けた取組の必要性について,どう考えているか伺います。また,寄附金の活用状況についてもお伺いします。

 (答)
 「鞆・一口町方衆応援プロジェクト」は,全国的にも貴重な鞆地区の町並みであるとか,あるいは伝統文化を継承していくということを支援するため,多くの皆さんに鞆のファンになっていただきまして,まちづくりの支援,まちづくりに必要な財源を調達しようということで取り組んでいるものでありますけれども,その上で,これまで多くの方にご支援いただきまして,3年間で4,488万円余,ご寄附をいただいているところであります。これについては,あらためて,この場をお借りして,鞆のまちづくりを応援していただいた皆さまに感謝申し上げたいと思います。一方で,「10年間で6億円」という目標をプロジェクト開始時に掲げているわけですけれども,そこに向けては,まだ十分な成果とは言えない状況だと受け止めています。ただ,鞆ファンの拡大というか,応援の層の拡大というか,これについては,プロジェクトの認知度がだんだんと高まってくる中で,少しずつ広がっているという手応えを感じているところであります。これまで,県として,鞆の魅力再発見フォトコンテストであるとか,あるいは小林克也さんと文化庁長官に特別対談をしていただいたりとか,ワーケーションアット鞆という,これ〔は〕県庁も行ったりしましたけれども,さまざまな形で鞆の価値と魅力というのを伝えてきたところであります。また近年,企業の社会貢献という意識も高まってきているところでありまして,企業版ふるさと納税を活用した県内企業からの寄附も増えてきているといったようなこともありまして,県域を越えて鞆のまちづくりを支援しようという機運も少しずつ高まっていると感じています。こういった取組もあって,今年度の寄附が2,000万円を初めて上回るといった状況になっていまして,少しずつ広がってるということを感じているのですけれども,新年度もこういった機運をさらに高めていくことが必要だと思っておりまして,7月に「鞆てらす」,町並みの保存拠点施設です。これに,一口町方衆のデジタルサイネージの設置をさせていただいて,このプロジェクトのPRを現地で行いたいと思っておりますし,募金箱も置かせていただいて,鞆にいらっしゃる方にご協力をお願いしたいと思っております。先ほど申し上げたように,県外の企業の皆さまの機運というのも,だんだん出てきているので,そういった皆さんの,鞆ファンの拡大に繋がるように,働きかけも拡大していきたいと思っています。ちなみに,いただいた寄附金は,毎年度末に「福山市鞆町歴史的町並み保存基金」に積み立てをしておりまして,鞆の伝統的建造物の修理修景や,「鞆てらす」の整備などに充てられているところであります。今後も,鞆ファンのさらなる拡大を図りながら,鞆地区の活性化を後押ししていくよう取り組んでいきたいと思っております。

 (幹事社:山陽新聞)
 この件について,質問がある社はお願いします。〔質問がないようですので,それ〕では,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。

核態勢見直し(NPR)における「唯一の目的」宣言の見送りについて

 (中国新聞)
 中国新聞の宮野です。核兵器の役割を限定する「唯一の目的」宣言を米国が見送ったところでありますが,奇しくも米国のエマニュエル大使が広島を訪れたタイミングでしたが,どう受け止めていらっしゃいますでしょうか。

 (答)
 いわゆる「sole purpose」とか,「先制不使用」といった,これはいわゆる宣言政策ですけれども,これをアメリカが採用すれば,核兵器の役割低減,それから他の核兵器国に同様の政策を促すといったような圧力にもなると期待しておりましたので,今回の見送りは残念だというふうに思います。報道を見ますと,ロシアであるとか,あるいは中国の脅威を踏まえて,核抑止力が低下するといったことの強い懸念が同盟国から寄せられたと指摘されていまして,ロシアがウクライナ侵攻をしているという,現在の非常に厳しい国際情勢下で危機感が高まってるということが,核軍縮への道というのを一層厳しいものにしているということをあらためて実感したところであります。

 (中国新聞)
 今おっしゃったように,現在の,国際情勢が厳しい情勢の中で,核兵器や核抑止力の役割を評価するような現実も出てきているように思っています。それに対して,広島からどのように訴えていかれますでしょうか。

 (答)
 繰り返し申し上げますけれども,これまでやはり核抑止力というのは〔核兵器を〕使わないということが前提であると考えられたわけです。それによって戦争のエスカレーションが起きないということでもあったわけですけれども,今般,核兵器を持っているからこそ,ウクライナに対する,かなり大規模な,徹底した侵攻,戦争,そして住民の犠牲というのが起きているわけで,ある意味で言うと〔核〕抑止力というのが効いていないということの一面を表していますし,また現実として,何と言いますか,現実として,核兵器が使われるかもしれないという危機感を覚えたと思うのですけれども,本当に〔核兵器を〕使えないという保証がやはりないと,〔保証が〕ないのではないかということを証明しているということだと思うのです。つまり,ある程度,核抑止力というのは「本当に使うぞ」という脅しにならないと抑止力にならないのですけど,でも「本当に使うぞ」ということが,本当に起きるかもしれないという,抑止力を超えて,本当に使われるかもしれないという,そういうおそれがやはりあるということを如実に表していると思うので,そういったことを防ぐためには,やはり廃絶しかないということだと思うのです。ウクライナ〔への侵攻〕でも,〔核〕抑止派の方々も,おそらくウクライナ〔への侵攻〕が,ウクライナには侵攻してNATOには侵攻しないのは核抑止力が効いているからだと言われると思うのですけれども,そうであればウクライナが核兵器を持っていた方が良かったですねという話になるわけですし,そうであれば,まさに侵攻を防ぐために核兵器を持つということが,安全保障上望ましいということであって,〔そう〕であればイランでも北朝鮮でも,どこの国でも自らその安全保障上の脅威を感じる国は,全て持つのが良いという議論になるので,その議論を否定できないです。だから,核抑止力のものすごい矛盾がやはり表れているということだと思うので,そういうことも含めて,廃絶しかないのではないかということを,実はあらためて如実に物語っているということだと思います。

 (中国新聞)
 すみません,冒頭,一番最初にご発言された,「核兵器を持っているからこそウクライナに対する大規模な〔侵攻が起きている〕」というくだりで,「ある意味で何とかが効いていないという一面を表している」という,それがちょっと聞き取れなくて,何とおっしゃいましたか。

 (答)
 つまり,例えばロシアが核兵器を持っていなければ,NATOからの反撃というのが容易に想定されるわけであって,〔ウクライナが〕NATOのメンバーでなくてもです。NATOが反撃しないというのは,NATOとロシアが直接対峙することになったら核戦争になるからということで,直接対峙できないということになっているわけなのです。なので,ウクライナが侵攻されているのを,ある意味で言うと側面から見るしかないという状況になっているわけです。ですから,核兵器があるからこそ,ロシアが核兵器を持っているからこそ,ウクライナの侵攻を,何と言うか,なすがまま見るしかないという状況です。そういうことが起きているということだと思うのです。

 (中国新聞)
 ロシアとNATOが睨み合うからこそ,ロシアによるウクライナ侵攻が起きていると,戦争をむしろ生んでいると〔いうことでしょうか〕。

 (答)
 そうです。その紛争を通常兵器で止めることができないということです。

 (中国新聞)
 わかりました。

 (答)
 今,通常兵器の紛争が起きているわけですけれども,ウクライナを他国が支援して,ロシアの侵攻を止めることができない。だから,他の国は,ウクライナが侵攻されるままになっているのを見ているしかないという状況です。なぜならロシアが核兵器を持っているから〔そういう状況になっています〕。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (幹事社:山陽新聞)
 〔それ〕では,時間がまいりましたので,次を最後の質問にしたいと思います。

映画「ドライブ・マイ・カー」のアカデミー賞受賞について

 (中国新聞)
 中国新聞の長久です。広島で撮影された映画,「ドライブ・マイ・カー」がアカデミー賞の国際長編映画賞を受賞しました。あらためて受賞の受け止めをお願いします。また,先ほど観光県民割の再開も発表されましたけれども,特に観光促進という面での期待や,波及効果をどのように見ていらっしゃるのか,考えがあればお願いします。

 (答)
 あらためて,今般,国際長編映画賞〔を〕「ドライブ・マイ・カー」が受賞されたというのは,本当に喜ばしいことでお祝い申し上げたいと思います。久しぶりの日本映画の快挙でありまして,素晴らしい内容が評価されたのだと思うのですけれども,その内容の一端として広島ロケというのがあって,これは監督ご自身であるとか,あるいは俳優の西島さんなどがおっしゃっていますけれども,広島のこの地域の力というか,風景の力というのを,大きくもらったというようなコメントをされていますので,それが受賞の役に立ったのではないかと思うと,我々としても大変嬉しく思います。そういうことも含めて,今般,広島の非常に美しい側面が,美しい形で映画で取り上げられたというのは,観光面においても非常に大きな良い影響があると期待しておりますので,今後,まずはそれこそ「〔やっぱ広島〕じゃ割」などで,あらためて県内の皆さんも実は行ったことがないという場所が多いと思うのです。というか大崎下島とか御手洗とか,あるいはとびしま海道を楽しむということも,経験したことない方がたくさんいらっしゃると思うので,これを機に多くの世界から皆さんが来て,混み合う前に,県民の皆さまにも楽しんでいただいて,また平和公園だとか,あるいは中工場といったような,平和公園は皆さん多く来られていると思いますけれども,中工場は訪問したことないという方も結構いらっしゃると思うので,これを機にあらためて広島の良さを再発見していただければと思います。

 (幹事社:山陽新聞)
 これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は4月5日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。

ダウンロード

(資料)本県の新型コロナウイルスの感染状況について (PDFファイル)(515KB)

(資料)県内誘客促進事業等に係る今後の方針について(やっぱ広島じゃ割) (PDFファイル)(153KB)

(資料)県内誘客促進事業等に係る今後の方針について(GoToイート) (PDFファイル)(58KB)

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