記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和3年9月14日(火曜日)
(1)緊急事態宣言延長に伴う大規模商業施設等への対応について
(2)スマートニュース(株)と連携したワクチン接種の取組について
(3)緊急事態宣言延長に伴う大規模商業施設等への対応について
(4)「洪水リスクマップ」の作成・公表について
(5)島根県と連携したJR芸備線・木次線の利用促進について
(6)ワクチン接種について
(7)被災者氏名等の公表について
(8)被服支廠の保存や利活用に係る検討状況について
(幹事社:山陰中央新報)
幹事社の山陰中央新報です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,11時05分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言が2件ございますので,お願いします。
まず,今週末の大規模施設の休業要請等についてでございますけれども,県民や事業者の皆さまには,外出の半減,それから飲食店及び大規模施設に対する休業要請に取り組んでいただき,厚く御礼を申し上げたいと思います。多くの県民や事業者の皆さまにご協力いただきましたおかげで,人流はお盆をピークとして減少しておりまして,8月26日以降,新規感染者数は,19日間連続して減少〔しており〕,これは前の週の感染者数を下回るという〔ことですが〕,感染の下降傾向は定着したと考えております。この感染者の実績というか,実数値も,県のシミュレーションを下回って収束に向かっておりますので,先週の会見で検討すると申し上げた大規模商業施設への休業要請については,見送ることといたしました。それで,ただ,今週末に3連休がございます。多くの県外往来があると,感染は再拡大するものと考えております。昨年並みの往来がありますと,対策期間は2週間程度伸びてしまう可能性があります。そのようにシミュレーション上,見ております。〔感染の〕再拡大を防止して,1日でも早く行動制限を解除できるように,引き続き,「行かない」「呼ばない」を徹底していただきまして,外出半減に取り組んでいただいて,1日も早く緊急事態宣言,あるいは緊急事態措置を解除できるように,県民や事業者の皆さまとともに力をあわせて取り組んでいきたいと考えておりますので,よろしくお願いいたします。
2点目ですが,「スマートニュース株式会社と連携したワクチン接種の取組について」なのですが,ワクチン接種を検討されている皆さまに,スマートニュース株式会社のワクチンマップについて,ご紹介させていただきます。スマートニュース株式会社では,8月2日,ニュースアプリであります「SmartNews」のトップカードにワクチンマップを追加されました。このワクチンマップは,厚生労働省のワクチンナビをベースに,民間診療所を含む全国の接種場所をマッピングしています。〔それ〕で,ディスプレイをご覧いただければと思いますが,「SmartNews」のアプリを立ち上げて,ワクチンのタグの中から,ワクチンマップを選択していただきます。〔次に〕市町を選択して,「予約・接種可能な施設のみ表示」をオンにすると〔このような画面になり,それ〕で,地図を拡大して,マル印のフラッグを選択しますと詳細が表示されて,電話などができるようになっています。大規模接種会場では,ご覧の画面で予約することも可能となっています。かかりつけ医を持たない若い世代の方から,「どこで接種したら良いのか分からない」という声もお聴きします。県としても,スマートニュース株式会社が提供する,この「ワクチンマップ」が若い世代を中心に,県民の皆さまの接種利便性の向上に資するものと考えまして,県公式ホームページで紹介することといたしました。県としては,今後も,こうした民間企業の取組も活用させていただきながら,県民の皆さまのワクチン接種利便性の向上に努めていきたいと考えています。なお,本県では,この他,スマートニュース株式会社と連携しまして,「SmartNews」に県政情報を配信しておりますので,ご参考いただければと思います。〔モニターを示して〕こういった地図が見ていただけます。今,ですから,ワクチン接種可能なところが結構あるということなのです。予約が取れないと〔言いますが〕,これはマッチングの問題だということがよくわかって,かなりの診療所で,これは実際予約を受け付けるというものですので,こちらにお電話いただければ接種できるということですし,後ほどありますけれども,後ほどと言うのは質問〔が〕あるのではないかと思いますけれども,大規模接種会場でもまだ接種できますので,ぜひ早めに接種いただければと思います。
(幹事社:山陰中央新報)
それでは,冒頭発言2件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞社の長久です。よろしくお願いします。〔大規模商業施設等に対する〕休業要請を見送るということですけれども,対象〔となる期間〕は今週末の18,19,20〔日〕の三日間ということでよろしいでしょうか。
(答)
そうです。
(中国新聞)
その次の週の,例えば土日については,これは別途判断するということに〔なるのでしょうか〕。
(答)
感染拡大しない限りは〔休業要請〕しないと言うか,今週〔休業要請〕しないわけですから,さらに下がっている中で〔休業要請〕することはない〔と考えています〕。
(中国新聞)
11,12〔日〕の二日間で,1万平方メートル以上の商業施設に休業要請されましたけれども,この二日間の要請の効果についてはどのように分析しておられますか。
(答)
これは,かなり〔効果が〕あったと思っていまして,まず休業要請の判断〔を〕した時点では,1日200人くらいの新規感染者数がいる状態でありました。〔それ〕で,実際に休業要請によって昼間の人出の削減に寄与していまして,感染者数の減少のトレンドを確たるものにしたと推測しています。
(中国新聞)
休業要請という厳しい要請に対して,商業施設の方から困惑の声も上がっていたと思うのですけれども,こういった点も今回の見送りの判断には〔影響しているのでしょうか〕。
(答)
全く関係ありません。
(幹事社:山陰中央新報)
その他〔質問は〕ございませんでしょうか。〔質問がないようですので〕続きまして,知事からの発表が1件ございますので,お願いいたします。
「洪水リスクマップ」の作成・公表についてでございます。県では,9月22日から,想定される最大規模の降雨に基づきまして,県内の全ての国,それから県が管理する河川の洪水浸水想定区域図を作成しまして,「洪水リスクマップ」として公表いたしますのでお知らせしたいと思います。近年,全国各地で毎年のように水害によって大きな被害が発生しておりまして,「これまでに経験したことのないような大雨」というフレーズが,しょっちゅう聞かれるようになっています。まさに,異常な状態が常態化しつつあると考えておりまして,気候変動に応じた警戒避難体制の充実・強化が求められているところであります。こういった状況を踏まえまして,水害リスク情報の空白地帯を解消して,水害リスクに関する情報を的確に提供するということを目的といたしまして,本取組を進めてまいりました。モニターをご覧いただければと思いますが,これまで,県が管理している全499河川のうち,洪水予報河川・水位周知河川に指定している63河川について,洪水浸水想定区域の指定を行ってきたところなのですが,〔モニターを示して〕この左側〔の図〕です。これ〔で言いますと〕黒瀬川が水位周知河川に当たりまして,区域指定というのを,ちょっと見えにくいですか。もう少し拡大してもらった方が良いかもしれないのですが,拡大できないですか。見えますか。この赤いの〔が浸水するおそれのある区域です〕。こういう区域指定になっています。しかしながら,〔モニターを示して〕こういう支流がありますが,これ〔は〕黒瀬川の中でも区域外になっているところです。こういったところ,436河川ほどある中小河川については,水害リスク情報の空白域となっていまして,本来水害リスクが高い場所であっても,「洪水に対して安全な場所」という誤解を生みかねないといったようなこともございました。このため,新たに,県が管理する全ての中小河川を対象といたしましてシミュレーションを行いまして,〔それ〕で,これまで情報の空白地帯だった地域を追加した「洪水リスクマップ」を作成いたしました。これがこの右側〔の図〕です。ちょっと見にくいと思うのですが,〔モニターを示して〕こういったところ〔や〕こういったところです。追加的にこうやって浸水地域に追加しています。〔モニターを示して〕これ,おそらく全然見えないと思うのですが,ここに小さく〔新たに追加した〕地域があるのです。これ,かなり拡大してもらえば見えるようになりますが。こういう状況です。〔それ〕で,9月22日から県のホームページで公表いたしますので,皆さま〔に〕ご確認いただきたいと思います。今後は,住民の適切な避難に繋げるために,県では,今回の情報を反映した,洪水ハザードマップを市町において作成することを支援してまいります。また,街づくりの検討にも活用できるように,洪水被害の発生しやすさを示したマップの作成などにも取り組んでいきたいと考えています。県では引き続き,県民の皆さまが災害から命を守るための適切な行動に繋げられるように,きめ細かな災害リスクの情報提供に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。私からは以上です。
(幹事社:山陰中央新報)
この件について,質問がある社はお願いします。
(幹事社:山陰中央新報)
〔質問が〕ございませんので,次へということで,続いて幹事社質問に入ります。中国山地を走るJR西日本の芸備線と木次線についてお尋ねします。この8月,芸備線では,現状を確認し利用促進策を検討するための会合が,木次線では,JR西日本が2023年度での運行終了を発表したトロッコ列車「奥出雲おろち号」の存続の可能性についての検討会が,それぞれ始まりました。広島県も両方の会合に出席しています。ここで二つ質問です。両会合の今後の議論への期待と,知事が期待する議論の着地点とか方向性についてお教えください。また,知事は昨年10月,島根県の丸山知事と利用促進をテーマに意見交換をしまして,路線維持へ向けて,連携して取り組むということを確認されておりますが,先述した検討会の他に,利用促進策の検討等,島根県と連携して取り組んでいることがございましたらお教えください。よろしくお願いいたします。
(答)
いずれの検討会についても,開催目的に沿った議論が行われるということを期待しているところであります。まず,「JR芸備線の利用促進等に関する検討会議」の方ですけれども,庄原市から新見市にかけての沿線地域の現状などを把握して,利用促進について協議・検討するということが目的です。8月の第1回会議では,参加の5者,〔つまり〕広島県,庄原市,岡山県,新見市,それからJR西日本ですけれども,〔その5者〕が現状をそれぞれ分析して,利用促進の方向性を協議したところであります。協議を通じて,沿線地域住民の利用増加と,地域外からの交流人口による利用増加の両方を目指すべきだという点で,概ね一致したと認識しています。今後は,しっかりと現状も踏まえながら,沿線の両市,それから両県,もちろんJRでどのような連携ができるか,できることをお互い知恵を出し合って,利用促進の取組を実施していきたいと考えているところです。もう一つの「木次線観光列車運行検討会」ですが,トロッコ列車「おろち号」の運行継続と木次線沿線の観光振興の方策について議論するということが目的となっています。これまでの会議では,車両の維持・更新についてJRとの間で意見交換がなされていまして,今後,トロッコ列車ないしは観光列車の運行継続,それから沿線の観光振興について,議論が深まっていくということを期待しているところであります。最後に,連携して取り組む内容ということですけれども,8月2日には,島根県をはじめとして23の道県が連携して,赤羽国土交通大臣に対して,「地方の鉄道ネットワークを守る緊急提言」を行ったところであります。さらに,利用促進策につきましても,関係団体において秋のシーズンに向けて検討中でありまして,コロナの状況〔も〕ありますけれども,今後も引き続き,島根県とも連携して取り組んでまいりたいと考えています。
(幹事社:山陰中央新報)
ありがとうございました。まず,この件について,質問等ございましたら,お願いします。〔質問がないようですので〕それでは,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いいたします。
(中国新聞)
中国新聞の宮野です。県の実施するモデルナ製を使ったワクチン接種についてお伺いします。広島会場では,国から供給された注射器を使って,ワクチン1瓶で11回接種できるにも関わらず,10回の接種に留めて,残ったワクチンを廃棄しているということが明らかになりました。世界的にワクチンが十分に行き渡っていない状況もある中,貴重なワクチンを有効に使うという観点から知事として現状をどう考えているのでしょうか。
(答)
これは,なかなか〔ワクチン接種の〕混乱を回避するために,従来から10回という運用をしているのですが,これはまだ現に〔ワクチン接種の〕混乱が発生するという状況でもないので,11回打つということにしたいと考えています。
(中国新聞)
今後は11回打つようにされるということですか。
(答)
そうです。
(中国新聞)
その判断なのですが,知事としては,問題を認識していなかったため,認識した以上は,11回にするというような意思決定をされたということですか。それとも,元々知っていたけれども,〔今回意思決定した〕ということでしょうか。いかがでしょうか。
(答)
いや,〔問題については〕聞いていませんでした。
(中国新聞)
そういう現状があるなら,11回打つということでしょうか。
(答)
はい。
(中国新聞)
わかりました。後ですね,もう1点,県薬剤師会は,廃棄の少ない注射器を独自に購入して,なるべくワクチンの無駄を減らすようにというような提案をされています。実際に地場企業のJMSもほぼ廃棄の出ない注射器を製造していたりします。ワクチン接種は,今後も数か月に渡って続く中,国から供給される注射器を使うのではなくて独自に効率の良い注射器を購入して,接種を進めて行くということを検討されるようなお考えはありますでしょうか。
(答)
まず,国からどういう注射器が供給されるのかということを確認していく必要があると思いますけれども,通常,我々が独自で安定的に〔注射器を〕調達できるのかとか,いろんな課題は見ていく必要があると思うので,今は,結論めいたものがあるわけではありません。
(中国新聞)
現状,その,そういったことも可能かどうか検討されているというような認識で大丈夫でしょうか。
(答)
いや,まだ我々の認識と言うか,今,これまでの方針としては,〔ワクチン接種の〕混乱を回避するために10回という運用をして,〔それ〕で,それが国の供給する注射器を前提に動いてきたので,その後,どうするかということは,当然に何も動いていません。
(中国新聞)
県が独自に購入するかどうかという点については,まだ動いていないということでしょうか。
(答)
はい。
(中国新聞)
検討する考えはあるかないかでは,いかがでしょうか。
(答)
今,申し上げたとおりで,どういった課題があるのかとかいうことをまず洗い出して考える。それを検討と言えば検討です。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:山陰中央新報)
その他,〔質問は〕いかがでしょうか。
(RCC)
RCCの寺岡と申します。よろしくお願いします。2点ありまして,まず1点目なのですけれども,週末の知事会のところでもちょっと言及があったかと思うのですけれども,政府が,ワクチン接種が進んで希望者が打ち終えた11月頃を目途に行動制限の緩和という基本方針を示していると思うのですけれども,それについて,ちょっと知事の受け止めと,もし実際にそういうことをするのであれば,知事会でも発言があったような,国に対して要望するようなことがあれば教えていただけますでしょうか。
(答)
ちょっとこれは繰り返し申し上げていると思いますけれども,まず行動制限の緩和というのは,まさに行動制限の緩和でありますから,行動制限の緩和の結果,また行動制限をするということに繋がっては,これは意味がない。本末転倒なことだと思うのです。〔それ〕で,それについては,ワクチン接種が進んで行動制限〔の緩和が〕できるかどうかということについては,いろんな変数があります。ワクチンの接種率がどれくらいまでいっているのか,〔それ〕で,デルタ株で一定のブレイクスルー感染がありますから,それがどれくらい発生するのか,〔それ〕で,それからそもそもの感染状況がどうなのか,こういったいくつかの変数の中でどういう条件であれば,行動制限を緩和して感染の再拡大がコントロールを超える再拡大に繋がっていく可能性があるか,どのくらいであれば大丈夫かということをしっかりと確認した上で,それからどれくらいの感染レベルだったら社会的に許容可能なのか,といったようなことも含めて議論した上で,その上で,進めるべきだと思っています。ですから,とにかく何となくワクチンが6割でも7割でも,何割かわかりませんけれども,何となく進んだので,もう打った人はどんどん飲みに行ってもオッケーですとか,そういうふうになると,そもそもの再拡大を呼び込みかねないですし,必要以上に行動というか感染防止対策というのが取られなくなってしまうということもあり得ますので,それは〔行動制限を緩和する〕事前にです。ですから,そういったところはしっかりとやっぱりコミュニケーションしながら決めていく必要があると思います。出口〔戦略〕自体を議論することは非常に重要なことなので,そういった条件について,しっかりと議論していくということが大事なのではないかと思います。
(RCC)
ありがとうございます。もう1点なのですけれども,ちょっと話が変わるのですが,今回の大雨の災害のところで,亡くなられた方について,匿名での発表になっていると思うのですが,これについては県として,どういう判断と言うか,基準があって匿名発表になっているのか,あらためて教えていただけますでしょうか。
(答)
県では,死者の氏名などの公表による社会的関心への対応であるとか,行方不明者,あるいは安否不明者の迅速な救助,それから救援のために個人情報への配慮などの条件を満たす場合に公表するということにしています。具体的には,死者については,住民基本台帳の閲覧制限がないということ,それから遺族等の同意があるということを条件としておりまして,安否不明者とか行方不明者については,救出や捜索活動に繋がるということや,同じように住民基本台帳上閲覧制限がないとか,それから家族等の同意があるといったようなことを条件に公表するということにしています。〔それ〕で,ただ,行方不明者であるとか安否不明者については,大規模災害,これは広島市の災害の時には公表しました。〔それ〕で,そういった状況の中で,行方不明者,行方不明者というよりも安否不明者です。行方不明なのかどうかすらわからないというような状況の方が特に多い場合,迅速な救出であるとか捜索活動を〔行うため〕,つまり〔救出,捜索〕対象を絞り込むということで,やむを得ずご家族の同意がなくても県の災害対策本部の判断で公表を行うということができるとしています。これが基準になっているというところです。
(RCC)
その基準というのは,広島県の個人情報保護条例に基づいてのものになるのですか。
(答)
もちろんです。
(RCC)
その場合,その私もちょっと全部網羅しているわけではないのですけれども,遺族の同意というのは〔条例に〕表記とかは特になかったとは思うのですが,〔氏名の〕公表に当たってです。
(答)
表記〔ですか〕。
(RCC)
遺族の同意が必要だとかです。
(答)
個人情報保護条例には,そこまで細かいことはいずれにしても書いてありませんので,災害時の死者の〔氏名の〕公表の条件とかっていうことまで書いてあるわけではありませんので,それに〔基準は条例の〕基本的な考え方に基づいて策定しているということです。
(RCC)
現状,県としては,遺族の同意,当然,住民基本台帳の閲覧制限以外に遺族の同意というのが一番大きいところなのかなと思うのですけれども,そこの同意が得られない限りは,実名の公表というのはなかなか難しいということになるのですか。
(答)
死者についてですか。
(RCC)
死者についてです。
(答)
そうです。
(RCC)
わかりました。
(幹事社:山陰中央新報)
その他,〔質問は〕ございますでしょうか。
(中国新聞)
すみません。中国新聞の河野と申します。すみません,話題変わって恐縮なのですけれども,旧陸軍被服支廠についてお聞きします。国が強度の調査,建物の調査をするということになりました。県は耐震化〔を県所有の〕3棟〔において〕進める方針で進めていますが,国が調査するという方針を示したことへの受け止めをお願いします。
(答)
4号棟は中国財務局が所管しているという形になっていますけれども,県所有の1号棟,2号棟,3号棟と同様に,同じ歴史を経ているわけですから,経年劣化も進んでいるというところで,周辺住民の安全確保,これを我々も大事だと思っているところで,国もこれは同様だと認識しています。その安全対策を実施するために,県が実施した建物詳細調査と同様の調査を行うべきということだと理解しています。それがまず前提ですけれども,これまでも中国財務局に対しては,安全の確保ということが非常に重要だということ,そのための対策を進めていただきたいということ,〔それ〕で,重要文化財の指定に向けた調査であるとか,利活用の検討を行うことについて,連携して取り組んでいただきたいということをお願いしてきたところでありまして,調査を実施されることについては歓迎するところであります。もちろん県としては,協力していきたいと思っています。
(中国新聞)
県の方は1棟当たり5億8千万〔円〕のお金で耐震化する方針を示していますが,国も同じような方向で進めてほしいというふうにお考えでしょうか。
(答)
そこはもちろん国のご判断ですけれども,我々としては安全対策というところが重要なので,安全確保はしていただきたいということです。結論は同じようなものになるのではないかと思うのですけれども,基本的な構造等はそんなに大きな差はないというふうに認識していますので,その上で調査されるということなので,そこは耐震化という方向になるのではないかと見ています。最終的には国のご判断と思っています。
(中国新聞)
それと,利活用の方なのですけれども,県は今,利活用の懇談会を設置するための準備というのを進めておられます。そこで国〔所有〕の1棟の方も,国にも例えば〔懇談会に〕参加していただいて利活用を検討するとか,国〔所有〕の1棟も含めて利活用の懇談会を検討していく考えというのはありますでしょうか。
(答)
国が残されるということであれば,それも念頭に置いた検討ということは必要だと思っています。
(中国新聞)
すみません。最後に,知事は先日知事選への出馬表明をされました。今後4年間,4期を目指すということなのですけれども,被服支廠については知事選で,例えば全棟保存を目指すとか,何か訴えていくお考えというのはございますでしょうか。
(答)
今のスタンスというか,〔そういったところ〕は特に変えるということは考えていません。
(中国新聞)
特に知事選で公約に何か掲げるとか,今のところは何も触れないという感じでしょうか。
(答)
掲げるとしたら,安全対策を進めます,ということだと思います。
(中国新聞)
わかりました。ありがとうございます。
(幹事社:山陰中央新報)
終了時刻が来ております。他に〔質問は〕ございますでしょうか。〔質問がないようですので〕それでは,これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は,9月21日火曜日の13時30分からを予定しています。ありがとうございました。
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