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寺戸廃寺

所在地 三次市三次町

 寺戸廃寺は、みよし風土記の丘の北西約7kmのところに所在します。寺町廃寺や上山手廃寺と同様、ここでも「水切り瓦」が見つかっています。

 しかし、寺町廃寺の軒丸瓦が素弁や単弁といった蓮華文であるのに対し、寺戸廃寺・上山手廃寺の軒丸瓦は、蓮の花の文様が二重になった複弁蓮華文と呼ばれ、この点に違いがあります。このことから創建時期は天武朝初期(670年代前半)から養老・神亀年間(720年代前半)の間であると考えられています。「水切り瓦」である複弁蓮華文軒丸瓦は当館の常設展で展示しています。

寺戸廃寺