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転移・再発・いのちと向き合う

印刷用ページを表示する掲載日2020年11月12日

【目次】

 

転移・再発(国立がん研究センターがん情報サービスより抜粋)

 国立がん研究センターがん情報サービスには,転移や再発について,その起こり方や心の変化,また再発・転移したがんの治療を始めるときに知っておいていただきたいことなどが掲載されています。あなたのこれからの暮らし方を考える一つのヒントとしてご覧ください。

がんが再発していますと言われたら(書籍「患者必携」シリーズより)

 がんの再発は,計り知れない衝撃です。治癒を目指してきた患者さんにとって,最初にがんの宣告を受けたとき以上に大きなショックを感じます。そのため今まで以上に多くのサポートを必要とします。

 この本は,再発がんの体験者とがんの専門家が集い,がんの再発という事態に直面した方に信頼できる情報をわかりやすく提供し,これからの治療や生き方を決めていくためのお手伝いをする目的でつくられました。

 再発がんの体験者が再発と言われたときに知りたかったことや考えたことについて,がんの専門家が患者さんに知っておいてほしいことについて,それぞれの立場から意見を出し合って一緒にまとめています。

 すべて読んでいただく必要はありません。患者さんにとってはつらいと思われるような内容も含んでいます。自分にとって必要な内容を見つけて読んでください。また,あなたが読み終えたら,あなたをサポートしてくれる家族や友人にも読んでいただきたいと思います。

転移・再発(国立がん研究センターがん情報サービス)

※上記内容などが掲載されている書籍「患者必携・もしもがんが再発したら」については,国立がん研究センターがん情報サービスでも公開されています。

 

「転移性脊髄圧迫(てんいせいせきずいあっぱく)」を知っていますか?

 転移性脊髄圧迫とは,脊椎・脊髄腫瘍が脊髄を圧迫し,疼痛・脊髄神経障害を起こす病態のことで,そのほとんどが,がんが骨に転移することで発症します。進行すると圧迫された脊髄の部分よりも下の神経機能が失われ,両足のまひなど,回復が不可能な状態に陥る可能性があります。

 初期症状や治療などの情報について,次のページに詳しくまとめています。

転移性脊髄圧迫のチラシ

 自立歩行可能な状態で治療を開始すれば約90%の方が歩行機能を維持できますが,足が全く動かず歩行不能な状態の患者さんの場合,歩行可能までの回復が期待できるのは約10%と言われています。

 朝には脚のしびれだけだったにもかかわらず,その日の午後には脚が動かなくなる方もおられ,一刻も早い治療が重要となります。特に骨転移がんと診断された方で,初期症状がみられる方は,すぐさま医療機関を受診してください。

 

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