【目次】
がん治療の進歩によって,多くの患者さんががんを克服できるようになってきたことに伴い,がん治療後の生活の質の向上についても目が向けられており,その一つに妊孕性(にんようせい)温存治療があります。
妊孕性とは,「妊娠するための力」のことであり,女性にも男性にもかかわることです。
これまでは,がん治療の内容によっては,子供を持つことが困難になる場合がありましたが,現在ではがん治療前に妊孕性温存治療を行うことで,がん治療後に子供を持つ可能性を残すことができるようになってきています。
がんと診断されてすぐは,がん治療のことで頭がいっぱいかもしれませんが,ひとつの選択肢として,がん治療前に一度,将来,子供を授かることについて考えてみてください。
がん治療と妊孕性温存治療について
【出典】広島県作成リーフレット
広島県では,将来子供を産み育てることを望む小児,思春期・若年がん患者さんの経済的負担の軽減を図るため,がん治療開始前の妊孕性温存治療に要する費用の一部に対して,予算の範囲内において助成金を交付します。
次の1~4の全てに該当する方
温存治療に係る費用のうち保険適用外費用
※ただし,入院費,入院時の食事等,温存治療に直接関係のない費用及び凍結保存の維持に係る費用は対象外となります。
助成対象費用の1/2
(上限:男性2万円,女性20万円)
1回限り
温存治療が終了した日の属する年度内に申請を行ってください。
(温存治療が終了した日が3月中の場合に限り,翌年度の4月末日まで申請を行うことができます。)
申請書類は,次のとおりです。
様式第1号~様式第3号は,このページ下部に掲載していますので,ダウンロードしてご使用ください。
あて先:
〒730-8511 広島市中区基町10-52
広島県健康福祉局がん対策課 がん共生グループ
窓口:広島県健康福祉局がん対策課 がん共生グループ (県庁本館6階)
時間:平日(月曜日から金曜日(祝日,年末年始を除く)) 午前8時30分~午後0時,午後1時~午後5時
がん患者さんの妊孕性温存治療のことと,それに関する県の助成事業について,がん患者さんやそのご家族の方に知っていただくために,広島県ではリーフレットを作成しています。
リーフレットは県内のがん診療連携拠点病院のがん相談支援センターなどでお配りしています。
また,このページからダウンロードいただくことも可能です。
画像をクリックするとダウンロードできます。ファイルサイズにご注意ください。 (PDFファイル)(895KB)
※両面印刷・短辺とじで印刷し,二つ折りにするとリーフレットになります。
広島がんネットでは,ライフステージに応じて必要な情報のリンク先などを紹介しています。
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