「減らそう犯罪」ひろしま安全なまちづくり推進条例の一部改正について
「減らそう犯罪」ひろしま安全なまちづくり推進条例の一部改正について
1 これまでの経緯
広島県では,平成15年に「減らそう犯罪」ひろしま安全なまちづくり推進条例を制定し,県民や事業者等の皆様と連携しながら,「減らそう犯罪」広島県民総ぐるみ運動を展開し,これまでに刑法犯認知件数がピーク時(平成13年,14年の約6万件)の5分の1以下にまで減少するなど,一定の成果を得ています。
2 改正の理由
一方で,条例が最後に改正された平成19年から14年余りが経過しましたが,この間,社会情勢の変化に伴い,高齢者を狙った特殊詐欺やサイバー犯罪の手口が悪質・巧妙化するなど,治安情勢も変化しており,現在もこれらの犯罪被害が後を絶たない状況です。
また,性犯罪やストーカー,DV事案等の主に女性を被害対象とした犯罪も依然として数多く発生しており,いまだ県民の皆様の不安を一掃するまでには至っていません。
そこで,こうした犯罪に対する県民の皆様の防犯意識を高めるため,条例の一部を改正して,新たに「高齢者,女性等の安全確保」,「インターネットの利用に係る犯罪被害の防止」等の規定を設けました。
3 改正点
○ 子ども,高齢者,女性等の安全確保
既に規定のある「子どもの安全確保」に加えて,高齢者や女性をはじめとする悪質な犯罪被害の対象となりやすい方々の安全を確保することを目的として新たに規定を設けました。
県が,市町や県民,事業者等の皆様と協力して,こうした方々が犯罪被害に遭わないよう,安全の確保に努めることが規定されています。
○ インターネットの利用に係る犯罪被害の防止の措置
不正アクセスやネット詐欺,SNSを利用した誹謗中傷など,インターネットを利用する犯罪被害を防止することを目的として,新たに規定を設けました。
県が,県民や事業者等の皆様に対して,インターネットを利用する犯罪の被害を防止するために必要な情報提供や助言などを行うことが規定されています。
○ 防犯指針の策定
「子ども,高齢者,女性等の安全確保」,「インターネットの安全利用」について,県民の皆様に対し防犯上の具体的な方策をすため,それぞれについて防犯指針を定めることが規定されています。
※防犯指針は令和4年度中に定める予定です。
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