空き巣編
印刷用ページを表示する掲載日2018年6月26日
適度な不安は犯罪被害への予防策!
平成29年度に行われた県政世論調査では,「あなたが,日常生活において,自分自身や身近な人が被害に遭うかもしれないと不安を感じている犯罪は何ですか。」の質問に対し,「空き巣などの侵入犯罪」が日頃不安を感じている犯罪として最も多い回答でした。
県民の多くの方が不安を感じている侵入犯罪(侵入強盗・侵入窃盗・住居侵入)ですが,犯罪統計から見てみると,認知件数は15年間でなんと8割以上も減少し,検挙率は15.4ポイント向上しています。
侵入者は,近所の人に声をかけられたり,侵入に時間がかかったりすれば,犯行を諦める傾向にあります。
侵入犯罪の抑止のためには,コミュニティや防犯設備による監視,見通しのよい街・建築物設計,侵入されにくい頑強な建造物の設計を通じて,空間における監視性や視認性を高めることが有効です。
すなわち,まず地域住民の方々がみずから安全に対する意識を高め,地域ぐるみのコミュニティを確保し,それらで充足できない部分を防犯設備で補完すれば,被害を最小限に防ぐことができます。
実際の防犯性能に見合わない安心感は,心に隙をつくり,たちまち犯罪企図者の餌食になります。
過剰な不安は,ストレスになりますが,適度な不安は犯罪被害への予防策となり,あなた自身を守ります。
【泥棒が好まない家の条件】
- センサーライトなどが取り付けられている
- 家の周囲に足音が出る砂利が敷かれている
- 犬が飼われている
- 塀が敷地外から見える程度の高さである
- ドアや窓に鍵が2つ以上ついている
- 割れにくい窓ガラスがついている