令和7年6月25日(水曜日)午後3時45分から午後5時30分まで
協議会 会長以下8人
警察署 署長以下10人
組織と分掌事務、管轄区域と交番・駐在所について説明を行いました。
令和7年5月末現在の管内の刑法犯認知件数、不安に感じる犯罪、侵入窃盗、自転車盗、特殊詐欺被害状況、SNS型投資・ロマンス詐欺被害状況を説明した上で、犯罪の特徴や、福山西警察署の取組み、防犯活動について説明しました。
令和7年5月末現在の交通事故発生状況(人傷事故件数、負傷者数、死者数等)を説明した上で、事故の特徴、路線別発生状況等、福山西警察署の取組状況を説明しました。
福山西警察署の速度取り締まり重点について、管内の交通事故実態を踏まえて取組状況を説明しました。
【質問】委員
自転車の交通違反やマナーに対する啓発活動について
【回答】交通課長
横断歩道での歩行者妨害、ハンドルの手放し運転、スマートフォンの操作等は、道路交通法違反となり、警察官の指導、警告に従わない等の悪質な違反者には赤切符を作成して検挙しています。
自転車については、今後の法律の改正に併せ、広報啓発と取締りの両輪で自転車の交通事故防止活動を進めていきます。
ヘルメットの着用は努力義務が課せられており、街頭活動や交通安全講習等でヘルメットの着用率向上に努めていきます。
【質問】委員
歩行者優先の定義・意義について
【回答】交通課長
道路交通法に、歩行者保護については様々な規定がありますが、歩行者といえども交通の妨害となる方法で「寝そべる」、「座る」、「しゃがみ込む」、「立ち止まる」ことは禁止行為に該当します。
道路交通法では、自動車運転者に対する歩行者保護の規定は様々ありますが、歩行者側にも通行方法等の規定があり、双方が法律を守り、安全で円滑な交通環境を作っていくことが求められています。
自動車等の運転者だけでなく、歩行者にも危険な違反行為であれば注意喚起し、行政とも協力し交通安全対策を行っていきます。
【質問】委員
青少年による犯罪情勢及び警察と学校との連携について
【回答】生活安全課長
(県内の小中高生による非行情勢、昨年中の刑法犯検挙・補導状況、当署管内の非行少年検挙状況等の説明)
各学校とは年間を通して、不審者対応訓練、非行防止教室の開催、学校警察連絡協議会での情報交換など様々な形で連携しています。
また、家庭、学校、警察が連携し、補導した少年の非行が進まないような活動も実施しています。
【質問】委員
SNS上での犯罪及び対策について
【回答】生活安全課長
本年、被害者からの相談等を端緒とした検挙事例もあります。
被害防止のために、各学校で学生に対する啓発活動を実施しています。
また、SNSを悪用した特殊詐欺についても、防犯講習会やメールマガジンなどの各種媒体を通じて広報啓発を推進しています。
【回答】刑事課長
SNSを利用した誹謗中傷等があれば、刑罰法令に沿って捜査を行います。
被害者に寄り添った対応をすることで、被害の拡大や二次被害の防止に気を付けながら捜査を行っています。
【質問】委員
犯罪加害者家族に対する支援について
【回答】警務課長
犯罪加害者家族に対する支援については、広島県が「広島県再犯防止推進計画」の策定のための取組みを実施しています。
事件担当課からの依頼があれば、広島県警察の心理職カウンセラーがカウンセリング等の支援を実施することも可能です。
少年事件の場合は、広島県警察少年育成官が保護者からの相談対応も実施しています。
【質問】委員
警察官自身のメンタルヘルスについて
【回答】警務課長
警察官のメンタルヘルスについては、広島県警察職員惨事ストレス対策実施要領に従い、ストレスチェック、保健師の面接等が実施されています。
大規模災害、心的外傷を引き起こすような事案対応では、「心身の健康状態の確認」、「惨事ストレスチェックの実施」、「高ストレス者等への個別面接指導の実施」などを実施しています。
また、部外カウンセラーの窓口も設けられています。
地域警察官が勤務時に着装している装備品について、実物を展示し、地域課長がそれぞれの機能、用途について説明を行いました。