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知事記者会見(平成30年12月25日)

印刷用ページを表示する掲載日2018年12月25日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:平成30年12月25日(火曜日)

質問項目

〔動画(1)〕

(1)「今年の漢字」について

〔動画(2)〕

(2)広島におけるMICEのあり方提言について

〔動画(3)(4)(5)(6)〕

(3)日経平均株価の下落について

(4)鞆地区道路港湾整備事業について

(5)平成31年度政府予算案について

(6)年を越される被災者の皆さまへのコメントについて

会見録

(幹事社:中国新聞)
 では幹事社の中国新聞です。今年最後の知事定例会見を始めさせていただければと思います。よろしくお願いします。終了時刻は,午後2時の予定です。本日は,知事からの発表はないということですので,幹事社質問からさせていただきます。

「今年の漢字」について

(幹事社:中国新聞)
 いよいよ今年,あと7日になったのですけれども,今年の1年の世相を漢字一字で表現する「今年の漢字」として,全国的には「災」という字が選ばれていますけれども,平成30年の1年間,知事として漢字一文字で表現するとしたら,どのような文字を連想されるのかお伺いしたいと思います。

(答)
 今年の漢字は,私としては「興」ということで。今回,今年の漢字「災」が選ばれたわけですけれども,これは広島の災害もあって,この「災」ということが選ばれたのだと思いますが,まさにこの豪雨では,本県〔においても〕,非常に大きな災いになりました。県民生活であるとか経済活動にも非常に大きな被害をもたらしたわけですけれども,この未曾有の大災害から広島が復興していくために,今,県民の皆さま,またさまざまな関係者,一丸となって取り組んでいるところでありまして,この創造的復興を果たすということが,今年から来年にかけての大きな課題であると思っておりますので,この「興」ということを,来年への想いも込めて選んでいきたいと思っています。「創造的復興による新たな広島県づくり」を,ぜひとも実現していこうということであります。また,この「興」というのは,興奮の「興」でもあるわけです。今年はリーグ三連覇〔を〕,カープがして,非常に多くの方々も,私も含めて興奮したのではないかと思いますし,サンフレッチェ〔広島〕も,本当にすごいと興奮した1年だったのではないかなと〔思います〕。優勝争いをしてくれたということで,そういうこともあったのではないかと〔思います〕。また,今年はスポーツで興奮することが他にも多くて,FISEで86,000人も雨であったにもかかわらず,おいでいただいて,とても素晴らしい世界の技に興奮していただいたのではないかと思いますし,ジャパンウイメンズオープンテニスとか,あるいはハンザクラスワールド広島とか,そして何よりもNHK杯フィギュア大会で,素晴らしい紀平さんの演技を初めて見たのは我々広島,地元であったというのは,これも興奮の元だったのではないかと思ってまして,そういう意味で「興」ということで今年の漢字といたしました。

(幹事社:中国新聞)
 幹事社から1点だけ。復興の「興」という字というのは当然あると思うのですけれども,「興す」という意味で,何らか災害の関連でメッセージ的なものを込めているものは,あるのでしょうか。

(答)
 復興の「興」というのは「興す」という意味です。ですから,創造的復興と言ってますけれども,被災前よりも,より良い状態に強く押し上げていく。「ピンチをチャンスに」とも言ってますけれども,これはいろんな地域のコミュニティづくりであるとか,もちろんインフラの強靭化であるとか,あるいは被災した企業がカムバックしていく時に,より生産性を高くしていこうとか,そういったこと,それは興していくことだと思うので,まさにそういう意味で「興」ということだと考えています。

(幹事社:中国新聞)
 この件に関して,各社さんから質問はいかがでしょうか。

(読売新聞)
 読売新聞〔の〕平井です。1点だけ。さっきの「興す」の関係なのですけれども,そういう意味で「創造的復興」というのが,取組として着手しているところだと思うのですが,その辺り今までの興し具合というか,そこで一言何か,もし付け加えることがあれば〔伺いたい〕と思うのですが。

(答)
 災害からの復興という観点から言いますと,もちろん応急的な手当等は大体進んでいまして,比較的順調にいっていると思います。ただ,実際の被災者の皆さんの生活再建というのは,まだまだこれからなので,これからしっかりと被災者の皆さん〔に〕寄り添うというのを簡単に言うのは私はあまり好きではないのですけれども,やはりお一人お一人にきちんと対応できる,本当に寄り添う,簡単ではないけれども,我々はそれをしっかりとやっていきたいと思っていますし,今の,〔創造的復興によって被災前よりも〕より良い状態にということで言えば,いろんなインフラの強靭化というところについては,さまざま,今,設計段階に入ったり考えをまとめて進めていますし,産業面では,今年から始めたサンドボックスが予想以上の反響をいただいて,600社を超える皆さんに協議会に登録していただいたりしていますので,こうした皆さんの力を合わせながら,広島の産業の高度化,デジタライゼーションにしっかりと対応していく,そういう面もあると思っていますし,先般,「〔ひろしま〕『ひと・夢』未来塾」,これは中山間〔地域〕の人材育成をやっていますけれども,ここに参画していた皆さんの様子を見ても,すごくエネルギーがあって,中山間〔地域〕,課題は多いですけれども,でも新しい人,新しいエネルギーがどんどん入ってくる機運が進んでいるという感じもしています。そういう意味で,いろんなところで創造的復興というのも進めることができるのではないかなという手ごたえはあると思っています。

(幹事社:中国新聞)
 この他は,よろしいでしょうか。なければもう一つの幹事社質問をさせていただければと思います。

広島におけるMICEのあり方提言について

(幹事社:中国新聞)
 広島商工会議所の方から,21日,先週金曜日,MICE施設の候補地として広島市西区の商工センター地区と広島西飛行場跡地の2か所を挙げて,県と市に提言がありました。提言内容について,知事がまず,どのように受け止められているか伺います。また,2か所上がっている地域について,それぞれに対する評価,それと建設に向けて県が果たしていく役割,MICE施設の必要性について現段階でどのようにお考えか,あわせてお聞かせください。

(答)
 まず,広島商工会議所の方で,昨年の9月から「グローバルMICE検討特別委員会」を設置されまして,長期間に亘って議論を尽くしてこられたことに対して,感謝を申し上げたいと思います。MICEについては,地域への経済効果はもちろんありますし,新しいビジネス,新しいイノベーションといったものを創り出すということ,あるいはたくさんお客さんが来ていただくことによって,開催地についての国際的な認知度であるとか,ブランド力の向上といった効果ができると考えていますので,意義は高いと思っています。今回の提言は,そういう中でMICEに力を入れるということになっているのですけれども,ハードとソフトの両面での強化の方向性を示していただいていますし,このMICEを一つの核としたまちづくりを進めていくということで,県としては,しっかりと提言を受け止めて,また,広島商工会議所を含めて,経済界のご意見もいただきながら,広島市と連携して,この実現の可能性も含めた検討を進めたいと思っています。場所についての評価ですが,これはご提言をいただいたばかりで,何かというのは難しいのですけれども,それぞれの課題もありますし,この方向性というものもありますので,こういったことも含めて市と連携して検討していきたいと思っています。また,この県の役割というのは,このMICE機能をレベルアップしていくために,県と市と民間が連携して,ハードの整備であるとか,ソフト強化に向けて取り組む必要があるというご提言を頂いております。これまでは,市が中心に〔なって〕出島地区とかにメッセ・コンベンション施設を造るというような形での検討だったわけですけれども,県としても,そこをレベルアップに向けてというところで,役割を果たしていくということで,連携しながら進めていきたいと思っています。特に今回の提言では,10ヘクタールを超える大規模展示施設の整備というのも,方向性として示されていまして,こういった大規模なものを整備するということが,広島市の中枢拠点性を高めていくということであるとか,あるいはMICE施設が単なる「広島に必要な施設」というだけではなくて,国内あるいは,国際的な競争力を持てるような施設になるということであれば,県としても関わっていく意義がまさにあるのではないのかなと思いますので,提言で示していただきました,このハードの整備の方向性とか,あるいは課題を踏まえてしっかり検討してまいりたいと考えているところです。

(幹事社:中国新聞)
 この件に関して各社さん質問いかがでしょうか。なければちょっと補足で質問させてください。まず一つは先程の発言の中で,個別の地点の評価についてそれぞれ課題があるというようなご発言があったと思いますけれども,現段階で知事としての課題認識,例えばこういうところ,これはこういうところというのがいただければ非常にありがたいのですけれども。

(答)
 例えば観音であれば,交通アクセスというのが一つの課題になると思いますし,商工センターであれば中心部からの距離というところです。こういったことが課題になるのだろうと思います。中心部からの距離というのは,さまざまな付帯施設からの距離,ホテル等含めて〔のことです〕。商業施設は商工センターにもありますけれども,〔広島市内〕中心〔部〕のところから距離があるということが課題になるのだと思いますし,いずれにしても用地の確保ということについては課題なのだと認識しています。いずれにしても,そういったことの詳細も含めて考えていく必要があると思っています。

(幹事社:中国新聞)
 用地の確保に関しては,特に西飛行場跡地で,なかなかにぎわいゾーン以外に10ヘクタール規模〔というものを〕考えた中で,それ以外のところを〔検討案として〕広げていくのは難しいのだろうなというご指摘があるのだと思いますけれども,その辺り,もし何か現段階で言及できることがあれば教えてください。

(答)
 現段階では,なかなかまだ何とも言えないという〔ことです〕。

(幹事社:中国新聞)
 それと,要望を受けて県として検討されていくという話があったと受け止めていますけれども,予算措置も含めて,来年度どういう形で検討していくかについてお話ができる点があれば教えてください。

(答)
 これについても,これから予算提出までに少し詰めて,どう進めていったら良いのかを検討していきたいと思います。

(幹事社:中国新聞)
 一般的には調査費の計上とかが考えられると思いますけれども,選択肢としてはそういったものを,という理解でよろしいでしょうか。

(答)
 今ちょっと,にわかにこれというのは言えないので。ただ,検討するといえば通常はそういうことですけれども,あまりそこは,今,言ってもしょうがないので。

(幹事社:中国新聞)
 あともう1点,今回は広島市の西区の2か所ということで,中心部から少し距離があるところという話になりました。経済界の中では,先日の県議会の特別委員会の議論も含めて,この県庁跡地に対する声というのも一定に根強いものがあり,知事はこの県庁跡地の活用法については,できるだけ速やかに考えていくというご答弁を繰り返してこられていると思うのですけれども,今回のMICEの提言を受けてこの県庁敷地のことについて何らかの物事を動かしていこうという〔ことについては〕,今の段階で,いかがでしょうか。

(答)
 県庁跡地に大きなMICEというのはあり得ないと思います。そもそも敷地が足りないですし,例えば階を分けてやるというMICEの施設というのはありませんし,規模が大きくなればなるほど稼働率が下がりますから。結婚式場とかホテルがなぜ良いかというかと,いろんなことでパーテーションで区切ってやったりできるので,そういうことを組み合わせて中心部でそういうことをやるというのはあるのですけれども,大きなフロアーを確保して,大きなイベントをやるというのは,そもそも稼働率の問題から言って非常に低い稼働率になって,それを中心部にずっと置いておくのは基本的にはありえないことだと思います。ですから,中心部でやるのはMICEの中でもミーティングです。主に〔そうなるのではないかと思います〕。あるいは,例えば,そういうことを連動させながらやるとか,あるいはグリーンアリーナをうまく使うとかです。国際会議場はもちろんありますけれども,そういったさまざまなことを加えてやるのに,今ここで議論になっているような大きな展示場だとか,そういったものが中心部にあるようなことは,私はないと思います。

(幹事社:中国新聞)
 最後と言いながらもう1点だけ,10ヘクタールの展示場について,先程の提言で国際的な面での評価というのがあったと思うのですけれども,知事ご自身はそれだけの規模の施設が広島にできる効果をどのようにご覧になっているのか,実現可能性として,なかなかさっきの採算性も含めて取っていくのは大変なのではないかと個人的には思うのですけれども,その辺りの手ごたえとか見通しとかはありますでしょうか。

(答)
 それを検討するということが来年の課題かなと思いますけれども,結局MICEが特に大規模になった場合に,MICE施設だけの効果で閉じることではなくて,当然大きな規模のコンベンション,要するに展示会のようなものになるのだと思いますが,その場合はかなりの海外からのお客様も含めて,かなりの人数が来ていただけるということだと思うのです。それについて言えば,当然に宿泊であるとか,飲食であるとかという,人が来ることによる付帯のコンベンション施設だけではない,付帯の経済効果というのが非常に大きいと思いますし,コンベンションをやれば,例えば準備するであるとか,いろんなコンベンション自体もすごくお金がかかることで,それの多くの部分が,例えば音響であるとか,あるいは造作であるとか,アナウンサーであるとか,ケータリングであるとか,いろんな付帯サービスが発生するのだと思いますので,そういった経済効果全体を見ながら考えていく必要があるのだと思います。もちろん知名度の向上であるとか,ブランド力の向上であるとか,そういう大きいコンベンションをやるときには,ただ単にコンベンションに来て帰るだけでなく,何泊も宿泊されたり,周辺〔を〕観光したりということもありますので,そういったことまで含めて考えていくということだと思います。

(幹事社:中国新聞)
 ありがとうございました。他の質問も含めてお願いします。

日経平均株価の下落について

(NHK)
 ちょっと,全然〔これまでの話と〕違うお話であれなのですけども,今日,週明けで日経平均株価〔が〕二万円をきって,千円以上でしたでしょうか,千円くらい下がったのですけれども,ただちに地方経済にどうこうというのは,なかなか難しいと思いますが,知事として受け止めを,今後,何か懸念されるかであるとか〔伺います〕。

(答)
 やはり今般の〔下落の〕契機になっているのが,政治的な不安定さというか,先行きの安定性に対する不透明さというか,そういうところが,一つの契機になっているのだろうと思います。実体経済の方は,大きく変わってないわけですけれども,そういったことが実体経済に波及しないように,やはり各国で注視していく必要があるのだろうなと〔思います〕。我々としても,今後,どういう〔影響があるのか注視したいし〕,1日株価が下がっても,また上がるということもあるわけですし,そこは事態は,よく注視していきたいと思っています。

(幹事社:中国新聞)
 他はいかがでしょうか。

鞆地区道路港湾整備事業について

(TSS)
 テレビ新広島の菱野です。鞆の浦の山側トンネル〔の〕3案について,住民説明会が終わったことに対するあらためての所感をお伺いしたいのと,今日,福山市の枝廣市長も,できるだけ早期のルートの絞り込みをお願いしたいということが〔市長〕会見で述べられました。このことも含めて,今後のスケジュールに対してどのように対応していきたいかというのをあらためてお伺いしたいと思います。

(答)
 今後のスケジュールについては,今,住民の皆さんへのご説明を終えて,いろんなご意見を伺った段階ですので,しっかりと,やはり率直にご意見受け止めた上で,できるだけ早い段階で,ルート案の方向性を示したいと考えています。

(TSS)
 まだ,これは例えば時期的に「いつ頃までに」というのは言えない段階でしょうか。

(答)
 まだ「いつまでに」というのは,なかなか言いにくい段階ではあります。ただ,「早く
してほしい」というご意見もあったので,そういうことも含めて,受け止めた上で検討していきたいということです。

(TSS)
 もう1点だけ,住民説明会の中では,県が今,推奨されているB案〔正しくは第2案〕でしたでしょうか,〔第2案〕以外にも70億円〔事業費が〕かかる参考の案を推す声も,結構聞かれるのですけれども,こういった中で,どのような姿勢で絞り込んでいくと考えていらっしゃいますでしょうか。

(答)
 これまで調査もして,この交通量に与えるインパクトであるとか,あるいは住民の皆さまへ与えるインパクトであるとか,そういったものを検討してきたところでありまして,そういったことも踏まえ,そしてもちろん,今回の〔住民説明会で〕住民の皆さまからいただいた貴重なご意見についても,先ほど申し上げましたように,率直に受け止めて,〔そのうえ〕で,福山市とも,もちろん連携して検討したいということであります。

(TSS)
 ありがとうございます。

(幹事社:中国新聞)
 他〔の質問〕はよろしいですか。

平成31年度政府予算案について

(日経新聞)
 日経新聞の田口です。先週,政府予算案が閣議決定されました。〔知事からは〕コメントも出されていたと思うのですけれども,あらためて仕上がりというのを,どうご覧になっているのか,特に復旧・復興,国土強靭化のところに関しての手当て,仕上がりというのをどうご覧になっているのか。

(答)
 何についてですか。

(日経新聞)
 国土強靭化ですとか,復旧・復興関連での仕上がりをどうご覧になっているのか〔伺います〕。

(答)
 今般,まず地財,地方財政対策全体として,いわゆる臨財債を大幅に圧縮して,これまで以上の前年度を上回る一般財源総額を確保しているということで,地方の安定的な財政運営という観点から評価したいと思っています。また,我々としても関心が高い地方創生推進交付金,これも同額が確保されたということと,それから産学連携とか地方創生の取組を加速させるものとして評価したいと考えています。さはさりながら,そうは言ってもまだ,臨財債〔が〕残っていますし,社会保障関係費は増加していくというのは明らかなわけですから,必要な一般財源総額を安定的に確保してほしいというところが,まずございます。それから国土強靭化については,今般,7月豪雨の被災箇所,被災地の復旧・復興について,早期復旧に加えて改良復旧等の再度災害防止ということもしっかりと盛り込んでいくということで,これは我々も評価したいと思っています。さらに強靭化ということで,3年間で集中していくということでありますけれども,このために去年以上の予算枠が31年度に確保されているということや,地方財政対策においても緊急事業における事業費として一定枠が確保されています。これは1.2兆円ありますけれども,地方財政措置の観点からも適切に講じられているということで評価したいと思っています。これに加えて,さらに30年度の補正予算においても必要な予算が計上されているということで,これも評価したいと思っています。そういう意味では,今回の補正〔予算〕と,それから当初予算の強靭化に向けた枠というのはしっかりと確保されていると思っていますけれども,引き続き,国による財政的,あるいは技術的な支援を要望したいということと,本県に確実に配分していただくということをお願いしたいと思っているところです。

(幹事社:中国新聞)
 そろそろ時間のようなのですが,最後の質問にしたいと思いますが,何かありますでしょうか。

年を越される被災者の皆さまへのコメントについて

(HTV)
 広島テレビです。一番最初の〔幹事社質問の〕「今年の漢字」のところでもありましたけれども,生活再建がまだ〔の方〕,被災者の方の〔生活再建は〕まだこれからということもありますし,仮設住宅で暮らされている方,それから二重ローンを抱えられている方等々いらっしゃいまして,厳しい年の瀬を迎えられているという中で,そういった方に,どういった〔言葉をかけたいか〕,かけられたい言葉が,もしあればいただきたいのですけれども。

(答)
 今,みなし仮設〔住宅〕を含めて,自宅外で避難的に,一時的に居を移されている皆さん,あるいは今,自宅にいながら自宅再建に取り組まれている皆さん,あるいは肉親を失われて,精神面でも経済面でも困っている皆さん〔など〕,たくさんいらっしゃると思います。県としては,市や町と連携して,地域支え合いセンターであるとか,こころの〔ケアチーム〕などのサポートセンターということを通じて,しっかりと支えていきたいと思っていますので,遠慮なくいろんな気持ちをそういう〔サポートセンターなどの〕メンバーの皆さんにお話していただきたいと思います。そういう中で,「〔被災者の方が〕一人で頑張っている」ということではなくて,「〔みんなで被災者の方々を〕支え合う」というために〔各種取組を〕やっていますので,精神的な支えにもなりたいとも思いますし,今後のいろんな施策も,そういった〔被災された皆さんの声といった〕ところから生まれてくることもあると思いますし,また,いろんな実際の,〔被災された皆さんを〕お支えするための事業であるとか,これは市や県〔といった〕行政だけではない,いろんな皆さんが支えていただいていますので,そういったことの活用にも繋がると思いますので,まずは,やはり,遠慮なくいろいろとお話をいただきたいと思っています。

(幹事社:中国新聞)
 では,これで知事定例会見を終わります。次の定例会見は年が明けた1月15日,火曜日の午後1時30分からを予定しています。ありがとうございました。

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