記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:平成30年6月5日(火曜日)
(1)平成30年度こいのわプロジェクトの展開について
(2)平成30年度こいのわプロジェクトの展開について
(3)鞆地区道路港湾整備事業について
(4)パラグアイ選手団のオリンピック事前合宿について
(5)富士見町地区の県有地等の活用について
(6)禁煙週間中の受動喫煙防止対策について
(幹事社:産経新聞)
幹事社の産経新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いします。
私から〔の〕発表〔が〕1項目ございます。平成30年度「こいのわプロジェクト」の展開についてでございます。ご承知のように県では,結婚を希望する若者を応援する「こいのわプロジェクト」に取り組んでいるところでありますけれども,これまで,さまざまな出会いイベントの開催や啓発によります機運醸成を行ってきたところであります。今年度は,さらにパワーアップしてプロジェクトを展開していきたいと考えておりまして,本日始動いたします今年度の「こいのわプロジェクト」のメインビジュアルは,今〔横に〕ございますパネルのように,サンフレッチェ広島とのコラボレーションによって,「チャンスは自分でつかむもの。出会いを見つけに一歩踏み出そう。」をテーマにして,いつかは結婚したいと思いながらも,これまで一歩踏み出せなかった方への「おせっかい」に取り組んでいきたいと考えています。コラボイベントの第1弾として,サンフレッチェ広島の全面協力をいただきまして「ウォーキングサッカー」を取り入れた出会いイベントを6月24日日曜日に開催いたします。「ウォーキングサッカー」は,まだ耳慣れないと思うのですけれども,“走らない,ぶつからない”という安全で新しいスポーツということでありまして,ピッチの上で自然とコミュニケーションが弾むような,まさに出会いのきっかけにはうってつけのスポーツです。サッカーをしたことがない女性でも,多分,参加しやすいという,そういうことではないかと思います。ぜひ多くの方に応募いただきまして,これもご承知のとおり,今,サンフレッチェ〔が〕リーグ戦首位を独走中でありますので,サンフレッチェにあやかって婚活の第一歩を踏み出していただいて,ゴールラッシュに繋がることを願っております。さらに今年は,機運醸成の一環といたしまして,企業や経済団体の皆さまとのパートナーシップも進めていきたいと考えております。特設サイトに,「企業トップが語るこいの話」という題で,メッセージを掲載してまいります。この他,コラボ共催イベントも開催していく予定にしておりまして,こちらは第1回目を9月に開催するということにしております。こういった取組によりまして,県内各地で「こいのわ」が広がって,若者の結婚に対する機運がさらに高まり,実際に多くの成婚に繋がることを期待してまいりたいと思っています。私からは以上です。
(幹事社:産経新聞)
この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の滝尾です。こいのわ〔プロジェクトは,〕4年目になると思うのですけれども,これまでの実績に対する評価と受け止めをお伺いしたいです。
(答)
これまでの実績と言いますか,取組としては,例えばイベントです。これは,県の直接のイベントであるとか,「こいのわサポーターズ」というのがいらっしゃいますけれども,〔こいのわ〕サポーターズにやっていただくものとか,あるいは市町が主催したものを含めて440回やって,そこに1万5166人参加して,そこでマッチングした数というのが1916組あるということで,さらに実際に結婚された数です〔が〕,これは報告があったものだけなのですが,資料にあると思いますけれども180組あるということでありまして,一定の数は出ているのかなと〔思います〕。一方で最近も,結婚の婚姻の状況の発表〔が〕ありましたけれども,平成29年度〔正しくは,平成29年〕は,3.07パーセント昨年比で減っておりまして,これは人口が減っているので,当然減るというところもあるのですけれども,全国よりも減っているというのもあり,マクロ上の課題というのはあるのかなと思っています。ただ,トレンドからいく推計を作っていまして,推計よりは婚姻数は多いという状況になっていますので,一定寄与しているのではないかなと考えていますが,いずれにしても,結婚の数自体が人口減少にあわせて減少している〔ことや〕,晩婚化も進んでいる〔状況である〕とか,そういった課題は,引き続き,大きなものがあると思っています。
(幹事社:産経新聞)
他に質問がある社はいらっしゃいますでしょうか。
(幹事社:産経新聞)
続いて幹事社質問に入ります。鞆町のまちづくりについて,県から各地区ごとへの説明会が始まりました。先月には日本遺産に認定され,益々,まちづくりが注目される中,今回の住民説明の趣旨をあらためて伺います。また,知事は鞆〔町〕を訪問されて1年が経ちますが,今後,知事自ら出席して説明の場を設ける意向はありますでしょうか。お聞かせください。
(答)
まず今回の説明会なのですけれども,これは鞆町内会の連絡協議会から,今進めています事業の進捗状況であるとか,あるいは今後の進め方について,鞆町内を地区別に分けて説明会を開いてほしいというご要望がありまして,説明会をして,意見交換するということですけれども,そういったご要望があって開催したものであります。住民の皆さまには,この県の事業について,〔その〕進捗状況等について,節目節目で,やはり丁寧にご説明していく必要があると思っております。今回の説明会では,まさに今の事業の進捗状況と,それから今後の見通し,それから山側トンネルの検討に向けましたいろんな調査が必要ですので,それの実施の予定であるとか,そういったことをご説明させていただいています。そういうことなので,今回は担当職員から説明させていただいているところですけれども,当然に,今後,そういう流れの中で私がご説明する必要があれば,それについても行っていく〔必要がある〕と考えています。
(幹事社:産経新聞)
この件について質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の教蓮です。〔6月〕3日の初回の住民説明会で,住民の方から,住民の高齢化ですとか,生活道の利便性の観点から,早期に事業着手〔するべき〕であるとか,具体的なスケジュールの提示などを県に対して求める声が続いたようなのですけれども,こういった住民説明会での住民の声について,知事はどう受け止めてらっしゃるかという点を伺えますでしょうか。
(答)
それは,県の事業全般の話ですか。それとも。
(中国新聞)
スケジュールを早期に着手してほしいという声が,〔住民〕説明会で,この時点で出ているということについて,率直にどのように感じていらっしゃるかという。
(答)
既に着手しているものもありますし,これからのものはもちろん,例えばトンネルなどは今回調査に入るものですから,きちんと調査を行って,早急に検討を進めていきたいと思っています。
(幹事社:産経新聞)
他に質問のある社はお願いします。
(中国新聞)
ごめんなさい。関連して,中国新聞の村田です。先ほど知事の方から,必要があれば現地に行ってお話されるというご説明がありましたけれども,現段階で,知事が直接出かけていって説明するタイミングとして,何かこういうことがあったら,こういうタイミングだったらというような思いはおありでしょうか。
(答)
今ちょっと具体的に,このタイミングでというのは,頭の中にあるわけではありませんけれども,やはり,今の〔山側〕トンネルの話〔である〕とか,相当に進んでいくタイミングであるとか,いろんな節目はあると思いますので,それは,また地元の皆さまとも相談する中で,決まっていくかとは思っています。
(中国新聞)
一般論ということになりますけれども,トップが直接出ていかれるタイミングというのは,何らか〔の〕合意が見えているとか,一定の方向性が定まった時というのが一般的だと思いますけれども,山側トンネルに関しても,ルートが複数案まとまったというタイミングになるのか,あるいは,さらにその中で「もうここでいきます」というタイミングになるのか,その辺りはいかがですか。
(答)
それは,ちょっとまだ現時点では何とも言えませんし,これまでも,必ずしも何かまとまったら行くということでも過去もなかったので,それは必要な時に行くということかと思います。
(中国新聞)
わかりました。あと1点。先ほどの住民説明会の関係で,早期の事業着手とかスケジュールの提示に関して,とりわけ念頭にあるのは,やはり山側トンネルの案件だと思うのですけれども,住民説明会がまだ開催中ではありますが,今回の〔住民〕説明会を踏まえて,現在想定しているスケジュールをさらに前倒して実施するというようなお考えというのはおありでしょうか。
(答)
まず,やはり調査していかなければいけないので,これは早急に調査を進めて,それを地元の皆さまにお示しした上で,具体的な皆さんとのディスカッションをしていくということになろうかと思います。そういう意味では,今,例えば〔山側〕トンネルについて具体的にこういうふうにスケジュールをひいていますというのは,まだできていないわけです。まず,それを作っていく必要があるのではないかと思います。
(中国新聞)
もう1点だけ。初回の〔住民〕説明会〔で〕のいろんな意見,どのようなものが出たかというのは,一定に報告を受けられていると思うのですけれども,知事ご自身,全体論としてどのような受け止めをされていらっしゃいますか。
(答)
今,まさに〔山側〕トンネルについて,これまではまだ,あまり議論が進んでいなかったところに,〔山側〕トンネルについて早急に進めていただきたいというご意見がかなりあったと理解しておりまして,そういう意味では,まさに一番大きな交通問題の解決のための要素である〔山側〕トンネルについて,検討を進めていく環境ができてきたのかなと思っています。他のところの地区も,もちろん回っての上でということにはなりますけれども。まず,とりあえずの初回〔の住民説明会〕では,そういう印象を受けています。
(中国新聞)
ありがとうございました。
(幹事社:産経新聞)
この件について,他に質問がある社はお願いします。では一般質問に移ります。質問がある社はお願いします。
(RCC)
RCCの増田です。続けて福山〔市〕の話題になるのですが。昨日,パラグアイが福山市に〔事前〕合宿の打診をしたということを福山市長が発表されまして,その場で,その前に県にも訪れたということをあちらの会見でもおっしゃられていたのですけれど,先日,大使の表敬が,先方の希望で,急遽非公開になったということでありまして,そこでお互いのスタンスなどの確認もあったかと思うのですが,あらためて,県がメキシコと協定を結んでいることと,福山〔市〕とパラグアイの間には深い関係があることを踏まえて,知事がどのように受け止められているかお聞かせください。
(答)
今回,オリンピックの事前合宿を受け入れるというのは,元々,地元と縁が大変深い国でありますから,そういう国との親善であるとか,友好に繋がっていくことだろうと思いますので,県東部地域の活性化という観点からは,実現すれば素晴らしいことだろうなと考えているところであります。ただ,枝広市長もおっしゃったと思うのですけれども,受入にあたりまして,メキシコ選手団の練習であるとか,あるいは合宿環境をきちんと確保するということは,これは既にお約束していることでありますから,最優先になると思っていまして,尾道市や,あるいは神石高原町とも連携しながら,特に重複している競技もありますので,そういった競技については慎重に,パラグアイ側と調整していただければと思っているところであります。
(RCC)
確認なのですけれど,重複している競技とは,特に競技は決まっていないという話でしたけれど,前回,パラグアイが出た競技を念頭にということでしょうか。
(答)
こういうところが,想定されるかなという競技です。
(RCC)
わかりました。最後に,県としてはどのように支援したり,どういったことを働きかけていきたいということがありますでしょうか。
(答)
今後,市と町の方でパラグアイと調整していくことになると思いますけれども,そういう中で,必要であれば,例えばホストタウンの登録であるとか,あるいはスペイン語通訳の確保〔である〕とか,メキシコでもかなり必要としているところですが,幸いにして同じ言語ですが,また,ここも競合するということもありますので,こういうところの協力などはできるのではないかと思っております。
(RCC)
ありがとうございます。
(中国新聞)
すみません,中国新聞です。富士見町の県有地一帯へのホテル誘致のことについてなのですけれども,昨日,本日と,複数の報道の方で,運営事業者にヒルトンが決まったということが明らかになっているのですけれども,一連の事業の一つの山場である事業者決定を迎えたと思うのですけれども,現時点で,知事としてこの決定をどう受け止めていらっしゃるかという点をお聞かせいただけますでしょうか。
(答)
まだ決定していないので。これから決定すると聞いていますので,まだ,そういう報告を受けていないので,何ともまだ言えないと思っていますけれども。決定すれば,それはまた情報提供させていただく話になるとは思っていますが。
(中国新聞)
個別の事業者を念頭に置かないとしても,あらためて,現時点で広島県として,富士見町の事業の重要性をどう認識されているかという点を,国際会議であるとかまちづくりの観点から,あらためてお聞かせいただけますか。
(答)
これまでも比較的大規模な会議やカンファレンスのようなものがある時に,非常に広範囲にわたって宿泊施設を確保しなければいけないという現状もありまして,そういう中で,一定のレベルのホテルが,そういうカンファレンス機能も含めて確保されていくということは,広島県の観光客や,MICEですから,広い意味での観光客という意味ですけれども,〔そ〕の増大やそういう場所を開くところという認知度を含めて活性化に繋がっていくものだと歓迎しております。
(中国新聞)
これもあらためてになるかもしれないのですけれども,事業の進め方についてなのですけれども,SPC〔特定目的会社〕を設立して随〔意〕契〔約〕で売却する進め方に対して,その過程で,議会の中からも疑問の声であるとかそういったことがあった経緯があるかと思うのですけれども,この事業者決定の段階に来て,来てというか過程になるかもしれないのですけれども,あらためて,そういう見方に対して,どのように理解を求めるスタンスであるかということを,ちょっと知事の言葉であらためてお聞かせいただけますでしょうか。
(答)
これは従来から申し上げているように,今,非常に〔インバウンドをはじめとした観光が〕良好な環境の中で,機動的に計画を進めていくというか,必要があると認識していまして,今回の,今日〔,SPCから〕発表があると思いますけれども,こういうふうにスケジュールどおりにだいたい進んでいるということで,良かったのかなと思っています。やはり,このタイミングというのは非常に重要なことだと思いますので,それが今回のような形で,実際にそれが証明されているのかなと思います。
(中国新聞)
スピード感,迅速性という。
(答)
そうです。
(中国新聞)
ありがとうございました。
(幹事社:産経新聞)
他に質問がある社はお願いします。
(HOME)
ホームテレビですが,今日にも発表があると思いますということなのですが,具体名は明かせないとして,〔知事が〕報告を受けていないとして,その社にはいつ頃決まった,審査が,最終結果が決まったところにはいつ頃報告する予定〔ですか〕。
(答)
すみません。これは,まさにSPCというか〔瀬戸内〕ブランドコーポレーションの方で進めているので,そこの具体的な手続きは,私はちょっと知らないのですけれども,でも発表するということは,ほぼ同時にはお知らせするのではないかとは想定していますけれども。
(HOME)
想定の段階ということですね。具体的には聞いていない〔ということでしょうか〕。
(答)
いやいや,世の中に発表するので,発表したまま当の人たちにお知らせしないというのはたぶんないのではないかと思うのですけれども。ちょっと具体的にどうなっているかは聞いていないので。
(HOME)
知事の耳には,正式に入ってくるのは,いつというのは決まっているのでしょうか。
(答)
これは今日のお昼です。12時頃ですか。決定すると聞いています。
(幹事社:産経新聞)
この件について質問がある社はお願いします。〔ないようですので,〕他に質問がある社はお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の伊藤と申します。全く関連が今まで〔の質問〕とないのですけれども。6月の明日まで禁煙週間が続くと思うのですが,庁内の灰皿についてなのですけれども,なぜ蓋をされるとか撤去されるとかの措置がなされないのかということについて,知事の受け止めはどういった形でしょうか。
(答)
これは,いろいろ検討した結果として,今回の禁煙週間というのが,やはりまず職員も含む,主として職員なわけですけれども,〔灰皿は〕職員以外も使っておられますけれども,皆さんが禁煙であるとか,あるいは健康問題について考える契機になったら良いだろうなと思っていまして,法令違反ということではありませんし,通常は使っているところではありますので,自主性にお任せするところというか,それを,たぶん吸われるとしても紙も貼ってある中で,かなりいろんなことを思いながら吸われているのではないかという気もするので,そういう〔ことを〕考える良いきっかけになるのではないかと思っています。法令違反ではないので,強制的にはなかなかできないかなというところも含めて〔の措置です〕。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:産経新聞)
この件について質問がある社はお願いします。〔ないようですので,〕他に質問がある社はお願いします。〔ないようですので,〕これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は6月12日火曜日の10時半からを予定しています。ありがとうございました。
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