記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)
会見日:平成29年5月16日(火曜日)
(1)知事の欧州訪問の結果について
(2)メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿に関する基本協定の締結について
(3)知事の欧州訪問の結果について
(4)メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿に関する基本協定の締結について
(5)警察署での現金盗難事件について
(6)知事の欧州訪問の結果について
(幹事社:読売新聞)
幹事社の読売新聞です。よろしくお願いします。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,12時を予定しています。ご協力をお願いいたします。まず知事から発表がありますのでお願いいたします。
本日は,2点発表項目がございます。1点目ですが,欧州訪問の結果についてご報告申し上げたいと思います。今回の欧州訪問では,NPT〔核不拡散条約〕運用検討会議の第1回準備委員会に参加いたしまして,シンポジウムの開催などを通じて,本県の平和の取組の発信や核軍縮の進展に向けた働きかけ等を行いました。また,本県の平和研究機能の強化を図るため,世界の主要な研究機関との連携協定を締結してきたところであります。さらには,ローマ法王に一般謁見して,被爆地広島への訪問を要請いたしました。それぞれの主な内容ですが,まずNPT運用検討会議準備委員会の方ですが,県主催で開催したシンポジウムは,岸田外務大臣から核兵器のない世界の実現に全力で取り組む決意が述べられた後,私から,核兵器国と非核兵器国との溝を埋めるための本県の取組について訴えたところです。パネルディスカッションでは,国連軍縮研究所,それからストックホルム国際平和研究所から研究の一部が報告されまして,核兵器国と非核兵器国との協力による核軍縮の具体的な進展に繋がる方策について意見交換を行いました。バチカン訪問では,ローマ法王と一般謁見して,広島へお越しいただき,世界に向けて平和のメッセージを発信していただきたいと要請させていただきました。研究機関等との連携強化については,平和に関する世界的な研究機関であります,国連軍縮研究所,いわゆるユニディール〔UNIDIR〕と呼ばれるところ,それからオスロ平和研究所,プリオ〔PRIO〕,及びストックホルム国際平和研究所,シプリ〔SIPRI〕と,今後の連携の具体化について意見交換を行うとともに連携協定の締結を行ったところであります。この欧州訪問の成果として,まず,NPT運用検討会議第1回準備委員会に際しては,シンポジウムや関係者との意見交換を通じて,核兵器国と非核兵器国との溝を埋める意義と政策の必要性,研究機関との連携による研究機能の強化について,多くの賛同を表明いただいたところでありまして,本県の果たす使命と役割への期待の大きさをあらためて確認することができたと思っております。また,ローマ法王の被爆地広島訪問については,議長とともに,一般謁見で直接お願い申し上げて,パロリン国務長官との面談を含めて,被爆地の思いを前向きに受け止めていただくことができたと考えております。平和に関する研究機能の強化に向けては,3つの世界的な研究機関と連携協定を締結して,具体的な政策づくりに向けた研究を進めていくこととなりました。これは,広島の拠点性向上に向けた人材や知識・情報の集積にも資するものと考えています。今回の訪欧で構築・強化されました国際機関や研究機関,自治体,NGO等,さまざまな機関等とのネットワークを具体的な取組へと充実させていって,核兵器のない平和な国際社会の実現に向けて具体的に貢献していきたいと考えているところであります。
2点目でございます。メキシコオリンピックチームの広島での事前合宿に関する基本協定の締結についてであります。5月9日にメキシコオリンピック委員会から「基本協定を締結するため,広島を訪問する。」という連絡が入りました。今回の基本協定締結によりまして,メキシコの全〔26〕競技が広島県で事前合宿するということになります。これは全国でも,まだ例がないものと認識しておりまして,友好提携先でありますグアナファト州政府関係者をはじめとして,県内の経済関係者や競技関係者,市町など行政の関係者等が一体となって取り組んで,さらにはマスコミの皆さまにもご協力をいただいた成果であると思っておりまして,関係の皆さま方に感謝申し上げたいと思っております。基本協定締結の概要ですけれども,協定締結日は,5月25日木曜日を予定しております。その内容については,大きく4点あるのですが,1点目は2020年東京オリンピック・パラリンピックの本大会の事前合宿地を広島県内で実施するということ。2点目として,対象となる競技数は全26競技であるということ。3点目としては,予選大会時や本大会中の合宿の実施,そして,それぞれの合宿に合わせた受け入れ市町との交流事業の実施について相互に協力して進めていくということ。4点目として,広島県側の支援として,練習関係施設の確保・提供,県内での移動や宿泊施設の確保・提供,練習サポートや,通訳の手配などについて,受け入れ市町,経済界,競技関係者と一体となって実施すること,としております。このオリンピック委員会の訪問日程についてですが,5月23日から3日間の行程で,会長夫妻をはじめとして計8名の方が,関係施設等を視察されて,最終日に基本協定の締結を行うこととしております。私からは以上です。
(幹事社:読売新聞)
この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。
(中国新聞)
中国新聞の明知です。欧州訪問の中でも,バチカン訪問についてお聞きしたいのですが,配布資料の中にも少しありましたが,実際,ローマ法王とのコミュニケーションがどういったものであったのかということと,広島訪問について,バチカン内部で議論している話があったということもあるのですが,その辺りのやりとりを少し教えていただけたらと思います。
(答)
ローマ法王には,私からは,広島を代表として来たということと,広島県民の全体の願いとして,ローマ法王に来ていただいて,今の世界的な緊張が高まっている中で,広島から平和のメッセージを発信していただくのは非常に意義深いことなので,ぜひお願いしますというお話をさせていただきました。現場をご覧になると分かるのですけれども,〔法王が〕ずっと順番に回っていかれる中で,非常に短い時間でありましたけれども,法王はうんうんと頷いて聞いておられると。私はまず,広島から来ましたと言うと,「おー,広島か。」とそういう感じのリアクションがあって,それから私がお願いというかお話をしたら,頷きながら聞いていただいたというところです。あわせて,親書と,それから広島の本をお渡しさせていただきました。その後,別の時間にパロリン国務長官とお会いさせていただいて,これは予定が最初は20分くらいなところを,結果40分くらいとっていただいて,非常に関心の高さが伺われました。この中では,先方といろいろお話しする中で,パロリン国務長官の方からギャラガー〔外務〕長官が広島に来られましたが,その時の報告を受けていると,ローマ法王にも〔報告が〕上がっていると。そういう中で,いろいろ議論しているというようなこともありまして,広島に行くことの意義というか,そういうことも認識されているというか,そういう印象を我々は受けたのと,行くとしたら今が適切な時期ではないかというようなことも議論されていると紹介もありました。いずれにしても法王庁として,例えばNPTなどでも,核兵器廃絶に向けての意見を表明されているのです。これは,あらためて気がついたのですけれど,バチカン市国も国なので,NPT締約国でもありますし,そこでの発言権も持っているので,そのような発言を行っているわけですけれども,そういう意味で,活発に,核兵器廃絶については活動もしていますし,深い関心を寄せていると。法王自身も,核兵器の問題も含めて,平和について深い関心を寄せておられるということ,広島の取組については認識もしているし,方向性ももちろん一緒なので一緒に頑張っていきましょう,とそんなニュアンスもありました。
(中国新聞)
訪問の具体的な時期にまでは言及はなかったのでしょうか。
(答)
具体的な時期については言及はありませんでした。
(中国新聞)
もう一点,研究機関との協定締結の話なのですけれども,当初シプリの話は具体に出ていたのですけれども,3研究機関とも正式に連携協定を結ばれたということで,シプリについてはひろしまラウンドテーブルに向けて共同研究を進めていくという具体的な話があったと思うのですが,他のオスロと国連軍縮研究所について,今後具体的にどういった連携をしていくのかということと,その連携の成果発表の場はどういった場を想定しておられるのかということをお聞かせください。
(答)
そうですね,ユニディールもこのラウンドテーブルに向けてのインプットになると思っていますけれども,ユニディールは核兵器国と非核兵器国とのいわゆる溝をどう埋めていくかということについて,これまでもお願いをしていますし,これからも続けて,ラウンドテーブルに繋げてまいりたいと思っています。それからプリオ,オスロ平和研究所の方は,これはさらに具体的にどういうことで,というのは少し詰める必要があると思いますけれども,先方の専門家の観点から言うと,例えば東アジアにおける平和の問題であるとか,あるいはSDG〔持続可能な開発目標〕の話とか,これは我々は,世界経済人会議みたいなことをやってますけれども,平和のベースをやっぱり作っていくということとして重要なことだと思いますし,それから核兵器の倫理,これは実は先ほどのバチカンの国連の提出文書のベースになっていると伺いましたけれども,核兵器保有の目的というのが成立していないではないかということで,そういう論文をプリオの方で準備されて,それがバチカンとして使われたということなのですが,そういった面で,どういったことができるかというのはこれから少し詰めていきたいと思っています。
(中国新聞)
確認になりますが,シプリと,このユニディールについてはラウンドテーブルで具体的な共同研究の成果が出てくる,プリオについては,どういう形で具体的な連携をしていくかは今後決めると。
(答)
そうです。ラウンドテーブルもありますし,ひろしまレポートについても活用できるかもしれない。それは,これからさらに,詳細は,検討を進めていくということになろうかと思います。
(読売新聞)
すみません,ちょっと一点,今の内容で確認なのですけれども。バチカン市国の中で,「今が適切だ。」と議論されていることの紹介があったということで,今が適切の「今」とは,先ほどおっしゃった緊張関係がある,最適な〔タイミング〕,緊張関係があるという今〔ということでしょうか〕。
(答)
その背景について,「イッツハイタイム〔It’s high time.〕」いう感じだったのですけれども,その背景が何かというのは明確に言われていないので,そこは想像の域を出ません。
(NHK)
NHKの辻です。あらためてなのですけれども,今回,盛りだくさんの日程だったわけですけれども,知事ご自身として,強調したい成果というか,おっしゃっていただきたいのですけれども。
(答)
一番強調したいというか,それぞれの目的で,3つの目的が組み合わさっていたのですけれども,研究機関との連携と,NPTへの参加と,ローマ法王への要請という,それぞれに成果があったかなと思っています。
(NHK)
やはり,平和分野の世界情勢の中で,広島の存在感というかプレゼンスを示せたというのが,それぞれの3分野で共通して言えるところなのでしょうか。
(答)
プレゼンスを示せたというか,プレゼンス自体が目的ではないので。プレゼンスというのは,我々が発信することについて影響力を与えていくということで非常に重要なのですけれども,今回は,もちろん,その土台にもなったかと思いますが,実質的な中身を検討していくということに繋がっていくという上で,意義があったかなと思っています。
(NHK)
行くだけではだめで,今後どういう具体的な成果に結び付けていくかということですね。
(答)
核軍縮とか,我々,〔国際平和〕拠点〔ひろしま〕構想の中で言っていますけれども,核軍縮の具体的なプロセスに,どう影響を与えていくかということ。もちろん,その中にはメッセージの発信ということも含まれますので,そういうことも,もちろんありますけれども,そういうところに繋げていけるような関係づくりができたかなと思います。
(読売新聞)
幹事社からですけれども,広島の発信力について,実際に訪問されて何か感じることとか,広島の発信力の強さを感じることができるような場面というのは〔ありましたでしょうか〕。
(答)
そこは,すべての面においてそうなのですけれども,やはり広島だから,皆さん,我々の言葉に耳を傾けてくれるし,わざわざ時間をとって会っていただけるということだと思います。例えば,ローマ法王も,たぶん,誰でも会ってくれるということではなく,法王自身の時間をいただいたわけではないのですけれども,一般謁見でも,私の席番号が2番だったのです。議長が3番で,1番は修道女のような方だったのですけれども,そのように扱っていただきましたし,パロリン長官にも〔そのように扱っていただいた〕。パロリン長官は首相格にあたる方なので,バチカン市国という〔面積的には〕小さな国だけれども,非常に世界的にはプレゼンスの高い,影響力が大きいバチカン市国の首相格の方に会っていただいて,しかも,かなりの長時間をいただけるということは,やはり,広島から来た,ということ以外にないので,そういう意味で広島のメッセージを伝える力というのは,やはりあると思います。
(幹事社:読売新聞)
他に〔ありますでしょうか〕。
(中国新聞)
重ねて,シンポジウムのことについてお伺いしたいのですが,当初,溝を埋めるというテーマを掲げられる中で,核兵器国と非保有国のそれぞれの国の代表の参加も想定していたかと思うのですが,そのあたりの参加は得られたのでしょうか。
(答)
結果としては,なかなか,いろいろスケジュール上の都合が最後ちょっとあったりして難しかったのですけれども,そういう意味でちょっと残念なところもあったのですが,今回のパネリストは,核兵器国あるいは非核兵器国の立場,いずれも熟知したような有力な研究機関のメンバーでありましたので,そういう意味で意見交換としては,バランスの良いものができたのじゃないかと受け止めています。
(中国新聞)
議論の場としては実りがあったということかと思うのですけれども,一方で,溝を埋めるという具体的な成果に向けては,なかなか参加を得られなかったということは,一つ,今後の課題になったのではないかと思うのですけれども,今後,実際に広島と言う特殊な立場を活かして,溝を埋めるという役割を果たしていく上で,今後,具体的な役割を果たしていくための課題と言いますか,今後,こういったことをさらにクリアしていかないといけないということについては,どういったお考えがありますでしょうか。
(答)
最終的には,どういったことをやっていくかというか,これは広島としてではなくて,その締約国同士として,どういったことをやっていくかということなのだと思います。それによって,初めて溝が埋まっていくわけですけれども,それに対して,こういうことがあるのではないかという提案ですが,それをやはり打ち出して,説得力のある形で打ち出していくことかなと思います。それをまた受け入れてくれるかどうかというのは,別の問題なのですけれど,それが受け入れられるよう,我々としても提案していきたいし,それが受け入れられるように働きかけもしていきたいとは思います。
(中国新聞)
提案の中身の部分については,今回,協定を結んだ研究機関と〔研究を進めていこうということでしょうか〕。
(答)
はい。練っていこうということです。
(幹事社:読売新聞)
他に関連で質問がありますでしょうか。
(中国新聞)
中国新聞の胡子ですけれども,メキシコのことで,ちょっと教えてください。今回25日に協定締結ということが正式に決まったわけですけれども,知事がお考えになられて,広島に全26種目全部まるごとということで決め手になったものは何だったのか。広島が,いろいろな他地域との競争に勝った理由というのは,結局何だったのかということを,どういうふうにお考えになられているかということと,メキシコとの関係性,これを機にですね,今までも経済協定等を結ばれて,親密な関係があると思うのですけれども,これを機に,どういう,さらに新たなステージというか,関係性を導いていきたいか,そういう期待感と併せてお伺いします。
(答)
何が決め手になったのかということは,一つはメディアの皆さんの報道熱かなと,すごく本当に喜んでいたみたいです。つまり,それだけ歓迎されるのだという,歓迎感というか,それはけっこう大きかったように聞いています。もちろん,ベースとしてあるのは,我々は早い段階から行政と経済界と,行政というのは市町それから我々県を含めて皆で一つのフロントになって,全体で対応していきましょう,ということを早くからお伝えをしてきたということ,そういう意味では皆さんのチームワークというか,そういうことがあるということと,もう一つは,当然にベースとして,それぞれの競技について施設が十分にあるということですね。そういうことがあるのではないかと理解をしています。それで今後の関係ということでは,これからまた事前合宿とか,あるいは事後になるかもしれませんけれども交流事業ということが,それぞれ進んでいくと思うのですけれども,これはまさに交流なので,お互いのことを良く知って,スポーツを通じて,場合によっては競技なども通じて友好を深められたらと思いますし,それが全体として今,広島とメキシコの間での経済関係の発展というところがありますけれども,そこを大きく下支えするようなものになればと思っています。
(中国新聞)
個人的に,どの協議に注目しているというのはあるのですか。
(答)
やっぱり,メキシコの有力な競技で広島とも非常に縁が深いということでいうと,サッカーであるとかあるいは野球です。こういったところはもちろん注目したいと思いますし,ただ,今回26競技全部受け入れるという以上は,やはり全部の競技について各受入市町も含めて盛り上げていくようにしたいなと思っています。
(幹事社:読売新聞)
関連で質問はありますか。今回は幹事社質問はありませんので,引き続き一般質問に入ります。
(RCC)
RCCの小林です。この県庁からすぐ近くの広島中央署で8,500万円に上る証拠品の盗難事件が発生しています。署内での事件というだけでなくて,内部による犯行の可能性もあることから,県内外を問わず大きな衝撃を持って受け止められています。しかし,未だ事件の解決には至っていません。知事は県警から報告を受けられましたでしょうか。受けられたとすればどんな内容でいつ,誰からでしょうか。
(答)
県警からの報告というものは間接的なものも含めて随時受けていますけれども,名和本部長からも直接,状況そして概要について報告はいただいています。
(RCC)
それがどんな内容で,そのことについて,この事態を知事はどのように受け止めてらっしゃるでしょうか。
(答)
内容的には,もちろんどういうことが起きたのかということの事実関係で,捜査中であるということですけれども,私としては非常に残念なことだと思っていますし,驚くというか驚くべき事態だと思っています。ただ,現在県警としても全力で捜査されていると思うので,それは威信を懸けてやってらっしゃると思うので,その進展を見守りたいなと思っているところです。
(幹事社:読売新聞)
この関係で質問のある方はいらっしゃいますか。〔では,幹事社から〕今の関連でお伺いします。実際に事件の解決以降の話になると思うのですけれども,8千万円余がもし戻ってこなかった場合,これはその時の状況によると思うのですけれども,戻ってこなかった場合の補償の方法とか負担の方法,そこらへんの整理というのは現時点でどういうふうにお考えでしょうか。
(答)
これはいろいろ法的な論点があると理解していますし,今,警察が捜査をしている段階なので,現時点でそういったことについてお話をするというのは差し控えたいなと思っています。
(RCC)
中国放送の増田です。関連なのですけれども,進展を見守るという中で,捜査というのは解決しなければずっと捜査なわけで,一週間のこともあれば一カ月,一年ということもある中で,どの程度の期間進展を見守るという話のままでいるものなのでしょうか。
(答)
それは捜査が終了するまで。
(RCC)
ということは,解決するまでという。
(答)
そうです。
(RCC)
仮にこのまま捕まらなかったりとかしたら,どのタイミングでどうするというのがあるのですか。
(答)
我々が何かアクションを起こすというものではないので,対応すると言っても,これは警察が,一般の犯罪と同じで,犯罪捜査が進展しなかったら県庁が何かするのかというそういうことはできない性質のものです。ですから,捜査が終了するまで進展を見守るしかないということです。
(RCC)
わかりました。
(幹事社:読売新聞)
時間ですので,そろそろ最後の質問としたいのですが,何かありますか。じゃあ,僕から1点だけ。先ほどの一番最初の欧州訪問の関係で,今回の研究機関との協定がこの広島県が進めているセンター機能にどういう直接的,間接的見通しに影響があるとか,ヒントが得られたとか,そういうところで,どうお考えでしょうか。
(答)
今回,この3つの機関と連携協定を結んだわけですけれども,こういった3機関にさまざまな形で関わっていただくことによって,研究機能の強化とか集積ということに繋げていけるようにしたいなと思っていますし,そこは研究機能という意味ですし,それからローマ法王に来ていただいてメッセージを発信していただくということは,これは一つのメッセージの発信力の強化ということに繋がると思いますし,オバマ大統領も含めて,世界のいろんな意味でのリーダーの方々が来て,平和について深く考えていただいて,さらにはメッセージを発信していただくということが続いていけば,そういう意味での蓄積にもなるのかなと。それから今回,NGOの皆さんとワークショップもやらせていただいたわけですけれども,こういった皆さんとのネットワークを広島の拠点,ネットワークの拠点を広島につくっていくということも考えていきたいと思っていますので,そういったことを通じてセンター機能の強化とか,あるいは機能の検討ということに繋げていきたいと思っています。
(幹事社:読売新聞)
これで知事定例会見を終わります。次回は5月30日火曜日の10時半からを予定しています。ありがとうございます。
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