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知事記者会見(平成28年9月6日)

印刷用ページを表示する掲載日2016年9月8日

記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成28年9月6日(火曜日)

発表項目 

  • 「働き方改革推進・働く女性応援会議ひろしま」の発足について〔動画ページ〕  

質問項目

  • 「働き方改革推進・働く女性応援会議ひろしま」の発足について
  • JR三江線について 〔動画ページ〕
  • プーチン露大統領の訪日について
  • 安全保障関連法に基づく自衛隊と米軍との共同訓練等について
  • サッカースタジアムの整備の検討について〔動画ページ〕
  • 広島空港の経営改革について
  • 25年ぶりの広島東洋カープの優勝について

会見録

(幹事社:山陰中央)
 幹事社の山陰中央新報です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時を予定しています。ご協力をお願いします。まず知事からの発表がありますのでお願します。

「働き方改革推進・働く女性応援会議ひろしま」の発足について

 私からの発表項目,今日は1点ございます。「働き方改革推進・働く女性応援会議ひろしま」の発足についてであります。この度,働き方改革の取組をより全県的に広げるために,県内の経済団体や金融機関,また教育機関などと一体となった,新組織「働き方改革推進・働く女性応援会議ひろしま」を発足させることといたしました。この組織は,「女性の活躍促進」と「働き方改革」という,表裏一体にあると思っておりますけれども,この両者を一体的また効果的に推進するために,以前から組織をされて県内全域に浸透しています「働く女性応援隊ひろしま」の発展改組という形をとって発足させることといたしております。この度の発足を記念いたしまして,10月26日に記念イベントを実施することになりました。代表者による共同宣言の実施といったセレモニーと,企業経営者等を対象としたシンポジウムを中国経済産業局などと共同で開催いたします。多くの企業の皆さまにご参加いただいて,取組推進の契機としていただきたいと考えております。県では,「仕事も暮らしも,どちらもあきらめない欲張りなライフスタイルの実現」を目指して,「働き方改革」に積極的に取り組んでいるところであります。本年4月に,庁内横断の「働き方改革推進チーム」を設置しまして,誰もが働きやすい「職場環境づくり」や「生産性の向上」,あるいは働き方改革に関する「県内機運の醸成」などに一体的に取り組んでいるところであります。特に,「職場環境づくり」については,企業の管理職等を対象としたイクボス養成講座や県内企業3,000社を対象としました実態調査などを実施しているところですけれども,実態調査については,回答として,約1,200社の企業の皆さま〔から〕いただいています。現在,集計及び分析を行っているところでありますので,こちらについても結果がまとまりしだい,公表したいと思っております。今後,経済団体・労働団体,そして行政等が一丸となりまして,「働き方改革」や「女性の活躍促進」をさらに進めていきたいと考えているところであります。私からの発表は以上です。


(幹事社:山陰中央)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。

(中国新聞)
 中国新聞の明知と申します。働き方改革と女性の活躍推進という点では,例えば山口県なんかも今年に入って同様に横断的な会議を作られていますけれども,そういうものと比べて広島県の独自性と言うか,こういった点に特徴がある,特異性があるということがあれば教えていただければと思います。

(答)
 すみません,山口県のことはちょっと正確によく分からないので,何とも言えませんけれども,従前から「働く女性応援隊」というのをやってまして,経済界を中心としてさまざまな行政とか,さまざまな団体が参画して推進してきたと,そういうこれまでの歴史があって,働き方改革というのはそれと一体のものなんで,我々としてはこれまで進めてきたこの働き方改革,あるいは女性応援というものを,さらに進めるような形で協力関係,これまでの協力関係を活用するような形で進めていくというのが一つ特徴なのかなと思います。

(中国新聞)
 すみません,続けてで恐縮なのですが,取組内容として,機運醸成と県内企業などの取組促進という項目があるのですけれども,もちろん具体はこれからとは思うのですが,想定されるこういうことをやっていこうと考えているということがあれば具体に教えていただければと思います。

(答)
 具体的な内容については,これからということになるというところも多分にありますけれども,働き方改革というのは,やはりこれまで日本の中で数十年に渡って,ある意味でいうと染みついてきた,まさに長時間労働であるとか,そういう考え方,あるいはその働く,とにかく時間をかけて働くということが成果に繋がるという考えを抜本的変えていくものであると思いますので,そういった社会的な意識,これを変革していくということが重要なことだと思います。これは経営者側も労働者側両方に言えることでありまして,そのために今回,関係者が皆一堂に会して進めるということは意義があると思うのですけれども,そういう観点に立って,経営者であるとか,そして働き手そのものに対して働き掛けができるようなことを進めていければなと思っています。それがやっぱり,先ほどの質問の特徴ということにも繋がっていくと思いますけれども,労使は当然ですけど,行政機関も参画していますし,金融機関とか,影響を与えている金融機関だとか学識経験者,そういった多くの皆さんが参画しているということ,それが一つの特徴というか,それをベースにした今のような意識改革の推進というのをしていけたらなと思っています。

(中国新聞)
 申し訳ありません,もう一点だけ。意識改革,働き手の側も経営者の側も意識改革が重要であるということで,例えば県なんかでも男性の育休推進ていうのは,長らく呼びかけているし,取り組んで来ている中で,必ずしもその男性の育児休暇というのは伸びて来ないというようなこともあるわけなんですけれども,そこを意識を変えていくというのが難しさがすごくあると思うのですけれども,そこを変えていくために新しくこういう視点を取り入れるとかですね,何かこう新しい取組というものは,何か想定されるものがあるのでしょうか。

(答)
 それを話していくのが,まさにこの場の役割だと思うんです。いろんな立場の人の視点からどうやって進めるのか。これ自体に価値があるということは,少なくともここに参画をしていただくような団体の代表者の方々は,思っていただいていると思うのです。その中で実態をどう動かして行けば良いのかということの知恵を皆で考えていこうということだと思います。

(幹事社:山陰中央)
 他にありますでしょうか。

JR三江線について

(幹事社:山陰中央)
 続いて幹事社質問に入ります。今月1日にJR西日本が三江線の廃止を正式に表明しました。あらためて,この問題について,知事の受け止めと今後の広島県としての関わり方を伺いたいと思います。また,広島県内には,三江線の他に福塩線や芸備線などのJR路線がありますが,三江線のようなケースが他のローカル線で起こる可能性も否定できません。この点についても知事のお考えを伺いたいと思います。

(答)
 一言で言いますと,やはり廃止という結論に至ったというのは残念だと思っています。これまで沿線の皆さんの大きな熱意,また努力もあって開通した三江線でありますので,また沿線の皆さん,また多くの人から,ローカル線の一つとして愛されてきた,存続を望む声もある中で,こういう結論ということでありますので,残念だなということです。今後の県としての関わり方ですけれども,今後,交通手段をどう確保するのかということを協議をしていくことになるかと思いますので,そういった枠組みが早急に出来て,検討が開始できるように,関係者の調整を図っていきたいと思っておりますし,この地域交通という観点からは持続可能であるということと地域住民の皆さんにとって利便性が高いということが必要だと思いますので,そういったものになるように,沿線の市町であるとか,もちろん島根県そしてJR西日本と緊密に連携をして取り組んで行きたいと思っています。その他のJR線,JR路線については,現時点でその他の路線について廃止を検討しているということは聞いていませんけれども,実態を見ると本県内の路線の中には,三江線以外にも利用状況が厳しいというところはあります。芸備線とか福塩線もそういったところがありますけれども,沿線自治体が活性化のための組織を設置されていろんな取組をされています。沿線マップを作られたりであるとか,あるいは助成制度を設けて利用促進をするであるとか,そういったことが行われているわけで,県としては,こういった事例を共有化したり,側面からサポートするということで各地での地域交通の確保の取組を支援していければなと思っているところです。

(幹事社:山陰中央)
 この件について,他に質問がありますでしょうか。

(中国新聞)
 中国新聞樋口です。先ほどの新たな今後の交通手段の確保に向けた協議の枠組みなんですけども。県がかなり重要なポジションをこの中で占めるような形になると思うんですが,早急にということだったんですけども,あまり残り時間もありませんので,どれぐらいの時期に立ち上げたい,そういうふうに投げかけていきたいとかいうのがあればお願いします。

(答)
 今の想定ですと,9月中にJR〔西日本〕が廃止届を出して,最短,1年で廃止に至るということで,ここについては,いろんな調整もあるかもしれませんけれども,それが基本あるわけです。そこに間に合うように協議を進めていかなければいけませんし,バスならバスで,具体的な運行体制を整えていかなければいけません。そういう観点から,まさに具体的に,何月とか何日とかということではありませんけれども,待っている話ではなくて,今,市町が地元への説明等,あるいは議会への説明等していると思いますけれども,それを踏まえて早急に行っていく必要があると思っています。

(幹事社:山陰中央)
 他に質問がありますでしょうか。では,この件以外に質問がある社はお願いします。

プーチン露大統領の訪日について

(読売新聞)
 読売新聞の前田です。12月に山口県の長門市をロシアのプーチン大統領が訪問されるという日程が発表されましたけれども,中国地方にロシアの大統領が来るということであれば,広島市長は,昨日の記者会見で「ぜひ広島に来て欲しい」ということを呼び掛ける考えを示されましたけれども,広島県としては,プーチン大統領の訪問について,何か働き掛けるご予定がございますでしょうか。

(答)
 従前から申し上げておりますように,核の廃絶に向けましては,実際に核兵器に関わる各国の意思決定者に,廃絶のための施策を実行していただくということが必要でありまして,そういう観点から,各国の政治指導者に広島や長崎を訪問いだたくと,そして直接被爆の実相に触れていただくということは,非常に意義深いことだと思っております。そのために,県では,これまで世界の,特に核兵器国の政治指導者の被爆地訪問が実現するように,働きかけを行ってきたところでありまして,先般もレター〔要請文〕も出しているところであります。そういう意味で,オバマ〔米〕大統領に続いて,プーチン大統領が広島を訪問いただくということになれば,他の国々の政治指導者への被爆地訪問へと繋がっていくことにもなろうかと思いますので,一つの核兵器廃絶に向けた国際的な機運の高まりの契機になるのじゃないかなと期待はしています。

(読売新聞)
 県として何か働き掛けたり,今後,再度呼び掛けたりすることは。

(答)
 7月にロシアにも手紙を出しまして,被爆地訪問を要請しているところでありますので,今,大統領の訪日日程の情報収集を行っているところですけれども,さらなる対応というのは,今後検討していきたいと思っております。

(幹事社:山陰中央)
 他に質問がある社がありますでしょうか。

安全保障関連法に基づく自衛隊と米軍との共同訓練等について

(中国新聞)
 中国新聞の胡子ですけども。安〔全〕保〔障〕関連法の施行に伴って,訓練がですね,自衛隊の任務が拡大していきますけども,それに伴う訓練が今月から本格化するということでありますけども,それについて,北朝鮮のミサイル情勢などもありますし,その現状を踏まえてですね,湯崎知事の〔共同〕訓練への受け止めと,国民の理解がそこまで浸透しているかどうかというとこも疑問視されているとこもありますけども,それについての政府への要望なりございましたらお聞かせください。

(答)
 安保法の施行というよりは,今の新しい安保法に基づく体制に向けての準備ということなので,これについての受け止めというか,法律だけ作って何もしないということはないと思いますので,政府としては当然,進めて行くものなんだろうなと受け止めています。国民の理解という観点から,ご指摘のように,必ずしも十分と言えるかどうかというのは,いろんな意見があるところだと思いますので,そういった意見が出ないように,国としては,十分な説明なり,引き続いての運用上のいろんな課題等もあろうかと思いますので,そういったことについての議論なり,あるいは理解促進というのを進めていっていただければなと思います。

(中国新聞)
 関連して。現時点では,まだなかなか国民に,安保法に関する理解等が浸透しきれていないというような。

(答)
 いや,それはアンケート調査をしたわけでもないのでそれは分からない。そういう意見が出てきますよね,そういう意見があるということは確かなので,実際に浸透してるのかしていないのかというのは分かりませんけれども,浸透していないのじゃないかという意見は耳にしますから,少なくともそういったことに配慮する必要があるのじゃないかということです。

(幹事社:山陰中央)
 他に質問がある社はお願いします。

サッカースタジアムの整備の検討について

(毎日新聞)
 毎日新聞の石川と言います。サッカースタジアムのことを教えてください。4者〔県・広島市・商工会議所・サンフレッチェ広島〕会談から,間もなく1か月経ちますけれども,次回の4者会談の開催時期の目途と,あともう一つサンフレッチェ広島からの広島市議会への文書の中で,会談の公開を求める意見がありましたけれども,そこに関する知事のお考えを教えてください。

(答)
 スケジュールについては,まさにできるだけ早くというようなことだと思いますので,そう遠からずということではないかと思っていますけれども,具体的に調整をしていかないといつできるかというのは分からないので,具体的な時期は申し上げるものがないというような状況であります。ごめんなさい,もう1点は何でしたっけ。

(毎日新聞)
 4者会談を公開して欲しいという意見が,サンフレッチェから出ているという,その辺りは。

(答)
 公開については,会談でどんなことが話し合われるのかとか,いろんな要素によるのかなと思います。前回は,まだまだ準備段階的な感じだったので,公開の場でというのは難しいところもあったかと思うのですけれども,少し,次期の開催の調整を進める中で,一定の前進が見れるようであれば,公開というのもあるかもしれませんし,難しいという状況もあるかもしれませんので,いずれにしても様子を見ながら決めるということだと思います。

(毎日新聞)
 知事のお考えでは,4者会談というのは,あと何回くらい開いていければ,考えがまとまっていくかなとお考えですか。

(答)
 現時点では,何とも言えないところかなと思います。

(毎日新聞)
 どんなところが,ちょっとまだ固まらない要素としてありますかね。

(答)
 例えば,それぞれ2つ〔旧広島市民球場跡地,広島みなと公園〕以外の候補地がどこが良いのかというのを検討しましょうということになっていますけれども,やっぱりどこも難しいよねっというような話になったら,進みづらいこともあると思いますし,そういったところがどう進んでいくかということだと思います。

広島空港の経営改革について

(中国新聞)
 先ほどのことなのですけども,広島空港の民営化の話で。先ほど知事ですね,〔空港活性化部会から〕最終報告を受け取られたときに,非常に重要な意見だとおっしゃいまして,もちろん県が〔空港活性化部会を〕設けているわけなので,それを尊重するということだと思うのですけれども,今日,早期の民営化を求めるという提言が出てきましたけれど,これまでも基本的に民営化を求めていこうというのは,過去の会合でも出ていたので大体状況は把握していたと思うのですが。

(答)
 それは〔空港〕活性化部会の中でということですね。

(中国新聞)
 そうです。あらためて民営化をした場合のメリットについて,知事がどういうふうにお考えなのかというのが一つと,〔空港活性化〕部会が今日ですね,早期の導入というところにかなり強調されまして,そこにこだわっておられたので,県として判断をされる時期の目途がありましたらお願いします。

(答)
 民営化のメリットというのは,いただいたご報告の中にあるということだと思いますけれども,基本的には,新たな民間の自主的な投資を絡めて,さまざまな形で空港の利便性の向上を図っていくと。これは路線誘致も含めて,あるいはいろんな空港周辺のサービスのあり方も含めて,いろんな工夫をしていくと。世界的にさまざまな経験もありますから,そういったものを汲みながら,自由に進めていくということが一つのメリットだと思います。要するに,これは何かって言うと,空港の利便性を高めるための方策の一つなので,そうなるということが期待されるということですから,それが一つのメリットです。タイミングということに関しては,まだ,ご報告いただいて導入の判断をしたということではありませんので,今,いつからということを申し上げるべきタイミングではないというか,変な話ですけれど,タイミングを言うタイミングではないっていうか,そういうことかなと思いますけれども,提言の中で,ご報告の中で認識されているのは,いろんな民営化案件が進んでいますので,そういったことも念頭に置きながら,結構,時間的なプロセスも係ることなので,あまりゆっくりやっていても市場の関心も失われかねないっていうこともあろうかと思いますので,そういうことも見ながら調整していくことになるのではないかと思いますけれども。

(中国新聞)
 補足で,県議会の意見を踏まえてというのを先ほどおっしゃっていたのですけれども,導入のタイミングではなくて,県としての判断のタイミングというのをいつまでに少なくともしたいとかいうのがあればという質問でした。

(答)
 この9月議会でご報告するということになると思いますので,そこで議会のご意見もお伺いした上で,その状況を見ながら判断するということになろうかと思います。

(中国新聞)
 例えば,遅くとも年内までにはとかというのはありますでしょうか。

(答)
 議会の中での議論がどうなるかということにもよりますけれども,議会側も賛成というご意見が強ければ早く進むと思いますし,非常に反対が強いということになれば,それはすぐに進めるということにはならないわけですから,そういったことを,要するにご意見をよく聞いてということです。

25年ぶりの広島東洋カープの優勝について

(RCC)
 RCCの小林です。今,シーズンの最終段階に入っているカープの話を伺いたいと思いますけれども。現在巨人と14.5ゲーム差と言う状況です。この現実を率直に今どう思われていらっしゃるか伺いたいのですがいかがでしょうか。

(答)
 そろそろキーワードを言っても良いのかなと,そう受け止めています。

(RCC)
 まだキーワードは。

(答)
 言って良いと思います。

(RCC)
 もうそういう状況であると。

(答)
 「優」・「勝」ですね。これはいくんじゃないかと。もうここまで来ればと思っています。

(RCC)
 こういう状況に今なっているということをどういうふうに率直に思われていますか。

(答)
 今,一番幸せなときかもしれないです,ひょっとしたら。期待感というか盛り上がり感というか。もちろんその瞬間が訪れたら皆すごく喜ぶと思うんですけれども。それはそれですばらしい瞬間で,だけど,それを待つこの何とも言えない心待ち感と言いますかね,それがすごく良いなという感じがします。

(RCC)
 今,「優勝」と言う2文字がありましたけれども,地方球団にとってその2文字というのは,地方で存在する球団として,意義のあることなんじゃないかなと思うのですけれども,地方での生活とかありようについても非常に意義のあることじゃないかなと思うのですが。地方球団が優勝することの意義について知事はどうお考えでしょうか。

(答)
 もちろん,これまで地方球団〔は〕たくさん優勝しているわけですけれども,やはり地方にとっての球団の位置付けというのは非常に大きいものがあると思うのです。一地域一球団ですし,基本的には仙台もそうだし,福岡もそうだし。名古屋を地方と言うのかよく分かりませんけれども,そこにみんなの愛が集中して,それを軸に盛り上がっていくことがあるわけです。そこが,そのチームが優勝するとみんな地域一体となって盛り上がっていきますし。今,カープの歩みと広島県の歩みが重なりあうところもあるので,そういう意味も含めて,広島の場合は特に地域全体を前向きにしていくという意味で,非常に意義があると思います。

(RCC)
 大都市圏ではない東京や大阪ではないそういった良さがまたあるかと思うんですけれども,カープの魅力というのをあらためてどんなところにあるかを知事に伺いたいのですが。

(答)
 カープの魅力は,球団の努力も含めて,球団カープとそれから市民・県民の皆さんが一体になったところだと思います。それぞれ,県民や市民の皆さんがいろんな関わり方がありますよね。球場に足を運ぶというのももちろんありますし,テレビで観戦するというのもあると思いますし,日頃の町中とか,あるいは食卓でのカープ談義とか,グッズを身に付けてみたりとか,いろんな楽しみ方をしているというところ,そういったところが,カープと広島という地域の特徴ではないかなと思います。いわゆるスポンサー,親会社がないというところが,そういった側面を強くしている部分もあるんじゃないかなと。市民球団という意識,そういう面もあるんじゃないかなと思います。

(幹事社:山陰中央)
 次を最後の質問にしたいと思います。質問がある社がありますでしょうか。では,これで知事定例会見を終わります。次回は9月13日火曜日の10時半からを予定しております。ありがとうございました。

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資料(「働き方改革推進・働く女性応援会議ひろしま」発足について) (PDFファイル)(963KB)
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