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知事記者会見(平成25年12月3日)

印刷用ページを表示する掲載日2013年12月3日
   記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

 会見日:平成25年12月3日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/2     2/2    

(質問項目)

 特定秘密保護法について(TSS・中国)
 交付税の別枠加算の廃止について(NHK)
 尾道中央商店街振興組合の破産について(NHK)

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/2」をご覧ください。

 東京都知事の徳洲会グループからの借入れについて(中国)
 尾道中央商店街振興組合の破産について(NHK)
 四川省友好提携30周年に向けて(毎日)
 サンフレッチェ広島について(RCC)
 全国学力テストの公表について(毎日)
 

 ※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/2」をご覧ください。

【会見録】

 (幹事社:TSS)
 おはようございます。幹事社のTSSです。それでは,これから知事定例会見を始めさせていただきます。終了時刻は11時を予定していますので,ご協力をよろしくお願いいたします。本日,知事からの発表はないということですので,幹事社からの質問を始めさせていただきます。

○ 特定秘密保護法案について


(幹事社:TSS)
 まず,特定秘密保護法案に対する知事のお考えについて伺えますでしょうか。

(答)
 はい。全般的にということですね。当然というか,やはり安全保障との関係を含めて一定の国家機密というか,秘密を守らなければいけない情報っていうのはあるんだろうというふうに思います。その上で,他方で「知る権利」であるとか,あるいは情報公開することによって政府の行動をチェックするっていう意味があると思うんですけれども,そことのバランスの問題になってきますので,そういう意味では慎重な,何ていうか,検討が必要なことだろうというふうに思いますし,国民的な理解というか,議論というか,合意というか,合意というのも難しいですけれども,いずれにしても十分な検討がいるんじゃないかというふうには思います。

(幹事社:TSS)
 ありがとうございます。続いて,衆議院での審議において,審議の進め方についても疑義が出ているんですけれども,こうした進め方についてはどういうふうにお考えでしょうか。

(答)
 はい。そうですね,やはり,この政府の行動に対して大きく影響を与えるものでありますし,あるいは国民の「知る権利」ということにも影響を与えることなので,十分に審議をすべきであって,やや性急な印象は受けるかなというふうに思います。引き続き,参議院での審議もありますので,参議院での審議を尽くしていただくことが必要じゃないかなというふうには思います。

(幹事社:TSS)
 ありがとうございます。では,この件について質問のある社はありますでしょうか。

(中国新聞)
 中国新聞の荒木と申します。法案に関連してですけれども,6日が国会会期末ということでかなり押し迫った日程になっていますけど,与党内ではできれば会期内にという声も今だ根強いものがあるんですが,その辺り,知事,お考えあればお願いします。

(答)
 それは国会の中でどう取り扱われるかということなので,私が会期延長すべきとか,あるいは繰り越すべきだとか言うのはなかなか難しいですけれども,いずれにしても会期内であればしっかりと審議時間は確保する必要があると思いますし,大事なことは,いつまでというよりも,どれだけやはり議論を尽くすかということだと思いますので,そういうことを期待をしたいなというふうに思ってます。

(中国新聞)
 もう1点関連して,石破幹事長が,市民のデモ活動について若干,絶叫調というような表現を,石破さんはされてましたが,デモ活動について「テロ行為」とも取られるような発言をされて批判を浴びています。
 こうした発言について,知事,お考えがありましたらお願いします。

(答)
 はい。当然,物理的な行為ではないので,物理的な行為というか,「テロ」っていうのは,人に危害を加えるというか,身体に傷害を与え,ないしは殺害するということが目的なので,当然「テロ」ではないと思いますけれども,少々筆が走ったのか,口がすべったのか,そういうことじゃないかなと思いますけれど。はい。

(幹事社:TSS)
 はい。それではその他に質問のある社はありますでしょうか。

○ 交付税の特別加算の廃止について


(NHK)
 NHKの秦です。おはようございます。財務省が地方交付税の今まで1兆円上乗せしてきた別枠加算を廃止すべきだということを言っていることについて,どのようにお考えでしょうか。


(答)
 そうですね。交付税自体,今,臨時財政対策債に依存しているところがありまして,その趣旨がよくわからないところもあるんですけども,要するに,その特別加算を除けば,臨〔時〕財〔政対策〕債を出すということになるわけですね。需要側をいじらなければ。だから,二つ考えがあり得て,その需要側を落としますという考えと,歳出特別枠もありますから,需要側を落としますという考えと,需要側は落とさないけれども特別加算をやめて臨〔時〕財〔政対策〕債を出しますという考えとあると思うんですね。歳出特別枠については,我々は,今,特別枠というふうになっていますけども。これ実際は特別枠でも何でもなくて,需要をきちんと積んでない,それを何とか積むために特別というような名前をつけて積んでるだけだと思っているので,経常的に必要な額だと思ってます。だからそれは,そこを削る上での前哨みたいなことだと,我々は大きな問題だと思っています。それから,逆に需要はそのままで,歳入側だけ削ると,それは臨〔時〕財〔政対策〕債で足りない部分は増やすのかというと,これは国全体の財政再建にはちっとも役にたっていないわけですね。
 ただ,国が出す代わりに地方が,地方名目で借金をして,でも,それは交付税で返ってくるわけですから,将来先延ばしにしているだけの話であって,少し目的が,何をもってそれをやろうとしているのか,何をもってというか,何を目的に主張されているのかちょって分かりにくいなと思ってますけどね。もともと,特別加算等ではなくて,地方が言っているのは,きちんと交付税ないしは一般財源総額を確保できるように,その〔交付税への〕法定の参入率を高く,高めるべきだということを言っているわけですけど。我々としては,いずれにしてもしっかりと歳出の需要額をきちんと積んだうえで,それに必要な財源というのはきちんと確保する必要があると思っています。


(NHK)
 だから,需要は必要な需要だから,ちゃんとそれは交付税で処理してほしいということですね。

(答)
 そうですね。それを臨〔時〕財〔政対策〕債でカバーすることの意味がよく分からないですよね。

○ 尾道中央商店街振興組合の破産について


(NHK)
 あと,もう一点なんですけど。尾道の商店街の組合が先月末に破産を申請しましたけども,今後どのように債権回収を進めていくんでしょうか。

(答)
 尾道の〔商店街への貸付金の〕回収ですね。これから,何と言いますか,保証人の皆さんと協議をしていくということになると思いますが,いろんな実情を踏まえながら,実情というのはいろんな資金状況とかいろいろあると思いますので,それを踏まえながら相談をして進めていきたいなと思っています。

(幹事社:TSS)
 では,今の件に関する質問ありますか。では,その他に質問のある社はありますでしょうか。

○ 東京都知事の徳洲会グループからの借入れについて


(中国新聞)
 中国新聞 門脇です。よろしくお願いします。徳洲会グループの関係でお尋ねしたいんですが,東京都の猪瀬知事が,徳洲会グループから現金五千万円を受け取ったということで,先般から報道で話題になっていますけれど,まずこの件について湯崎知事がどのように受け止めていらっしゃるか,その点からまずお伺いさせていただきますか。

(答)
 これまでのご説明をみると非常に苦しい説明なのかなというふうには感じますですよね。もう少し,もう少し明確にといっても,どう明確になるかというのはなかなか難しいかもしれませんけども,納得できる説明というんですかね,なぜそれが必要だったのかとか,いうのが必要だと思いますし,いずれにしても,やっぱりその主旨なり,経緯なりをもう少し詳しく説明される必要があるんじゃないかなというふうには思いますね。

(中国新聞)
 その関連で,猪瀬知事以外でも,全国の政治家にも同じように現金の受け渡しがあったのではないかというようなことが出てるんですけども,その中で湯崎知事ご自身も,徳洲会グループと何らかのその関係がおありになるかどうか,そういうこともお伺いできればと思うんですが。

(答)
 あの,私はですね,私の後援会のほうには,徳洲会からということですよね,入ってないと思いますけど,ちょっと詳細全部チェックを,改めてチェックをしたわけではありませんけども,これまでの認識では何かあるとは認識はしてないですね。

(中国新聞)
 ご自身も徳田議員とご接触されたこととかいうのは。

(答)
ないです。

(中国新聞)
 わかりました。以上です。

(幹事社:TSS)
 この件に関してほかの社は質問ないでしょうか。では,このほか質問のある社はないでしょうか。

○ 尾道中央商店街振興組合の破産について


(NHK)
 尾道に帰ってもいいでしょうか。申し訳ないです。だから県はその保証人との話し合いを進めていくにあって,債権放棄というのはまだ今のところは考えられてないんですよね。

(答)
 債権放棄というのはこれはいろいろ債権放棄のルールもあるので,なかなかそう簡単にできる話ではないんですね。原資も税であるということもありますので,なんていうか,債権放棄をしましょうというふうにはできないと思ってます。

(NHK)
 税金でありますので,できるだけ回収する方向では。

(答)
 そうですね。はい,可能な限り回収すると。ただ,可能な限りというのがその保証人の方々いろんな状況があると思いますので,そこはそれを踏まえながら,今後,適切に対応していく必要があるとは思っています。

(幹事社:TSS)
 はい,その他質問のある社はありますでしょうか。

○ 四川省友好提携30周年に向けて


(毎日新聞)
 毎日新聞の中里でございます。来年で,広島県と四川省の友好提携から丸30年,30周年を迎えるということで,先週も程〔駐日中国〕大使と知事,会談されたんですけれども,改めて,防空識別圏の設定などですとか,日中関係というのが非常に難しい状況にあるんですけれども,県として,中国の方々と,より緊密に連携を取るために来年に向けて,どのような取組っていうのを展開していきたいと考えてらっしゃるのでしょうか。

(答)
 もちろん,国家間のそういう緊張の問題というか,安全保障の問題は安全保障の問題として,適切に対応する必要があると思います。で,それは一方でまさに安全保障なり,国家間の外交の問題っていう,これはもう国家間の外交の問題ですから,それは国が対応する,しなければならないというか,国の責任のことだと思います。
 我々地方としては,その国における外交に,もちろん影響を受けますけれども,やはり,そこに支障を及ぼさない範囲ではさまざまな国と友好を積み上げていくということは大事なことだと思います。基本的にはそれが国家安全保障にも資するものだというふうに思ってますので,我々としては中国とは,もちろん引き続き,差支えない範囲というとあれですけれども,今,特段何か差支えがあるというわけではないと思ってますから,特に四川省というこの姉妹提携を結んできたところとは友好関係を続けていくべきだと思います。
 それで,来年は30周年なわけですけども,そこで従来5年ごとの周年の記念の年には何らか記念の事業・イベントをやっていますので,それをまた考えていくのかなと。今回は通例だと日本側に来ていただくと,そして記念式典等をやるという順番なので,基本はそういうラインじゃないかなと思ってますけれども,何かこの特別な事情が起きない限りはそういう形で進めていきたいなというふうに思っています。

(幹事社:TSS)
 はい,その他質問がある社はあるでしょうか。

○ サンフレッチェ広島について


(RCC)
 RCCの友定といいます。サンフレッチェがですね,ややもすると,来節,,,

(答)
 ややもすると?(笑)

(RCC)
 いやいやいやいや,優勝する可能性が高いと思うのですが,その辺の期待と,仮に連覇ということになると,かたやサッカースタジアムの議論も進んでいますけれども,その辺の影響というのはどのように知事はお考えになっていますでしょうか。

(答)
 はい。まず第一に,前回非常に素晴らしい試合をしてもらって,最後まであきらめないという姿勢を示してもらって,すごくうれしかったなというふうに思ってます。次の,今週末は勝つ以外ないわけですよね,勝たなければならないと。後は相手次第ということなんですけれども。全力を尽くして自らの,少なくとも自分でできることは最大限やってなんとか優勝して欲しいなというふうに思います。
 サッカースタジアムの件は,その優勝ということと直接のことではありませんけれども,やはりサポーターの皆さん,ファンの皆さんがどういうふうにサンフレッチェを支えていくのかということによると思うんですね。去年の優勝パレートの時にも僕は言ったんですけれども,サポーターの人がやはり球場に足を運んで,球団を支えていただかないといけないので,それがどういうふうに今後やはり進んでいくかというところ,優勝というのはやっぱり盛り上がる大きな要因ですから,そこに大きな影響を与えると思いますけれども,ぜひサポーターの皆さんには引き続き一生懸命応援していただきたいなというふうに思ってます。

(幹事社:TSS)
 その他,質問ありますでしょうか。

○ 全国学力テストの公表について


(毎日新聞)
 毎日新聞です。全然別件なんですけれども。文部科学省の方が来年度から,学校別の全国学力テストの結果の公表というのを解禁するということを公表したわけですけれども,県として,今回の解禁というのを受けて,来年度からそういう取組,市町別のことではあると思うんですけど,取組というのは進めていくお考えはありますでしょうか。

(答)
 これ,以前にも聞かれたんですけれども,県は今,県の独自のテストをやっていて,それについては学校別に公表〔各学校が自校分を公表(児童・生徒の特定につながる小規模校を除く)〕しているんですね,既に。これは学年が違うテストですけども。そういう意味では,この全国の統一のテストについても同様に扱っていくべきではないかなというふうに思います。具体的にどういうふうなかたちで公表するのかというのは,さらに一工夫あるのか分かりませんけれども,大きな方向としては,私としてはそれでいいんじゃないかと思っています。

(毎日新聞)
 来年度から公表という考えを持っているということでいいんでしょうか。念のための確認になりますが。

(答)
 そうですね。まず,教育委員会の方で,どういうふうに対応されるかというのを検討されると思うので,それが何か余程,不適切であれば,我々も何か申し上げるってことがあるかもしれませんけど,まず,教育委員会の方での判断を尊重したいと思ってます。

(幹事社:TSS)
 今の件で何か質問がある社はありますか。それでは,その他質問がありますでしょうか。
それでは,質問がないということですので知事の定例会見をこれで終了とさせていただきます。どうもありがとうございました。
 次回の知事の定例会見は,12月24日火曜日の13:30からということで,よろしくお願いいたします。ありがとうございました。

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