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知事記者会見(平成21年12月22日)

印刷用ページを表示する掲載日2011年11月1日

記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報広聴課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はYouTubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)

会見日:平成21年12月22日(火曜日)

 動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。

【動画リンク】 1/4 2/4 3/4 4/4

 

発表事項


○事業仕分けの実施について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/4」をご覧ください。

 

質疑


○事業仕分けの実施について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/4」,「2/4」をご覧ください。
○就任1か月の感想について
○職員給与カットの見直しについて
○子とも手当及び暫定税率実質維持について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「3/4」をご覧ください。
○鞆の浦の関係について
○職員給与カットの見直しについて
○鞆の浦及び広島西飛行場について
○職員給与カットの見直しについて
※上記項目の動画は上の動画リンクの「4/4」をご覧ください。

【会見録】

○事業仕分けの実施について

(幹事社:共同通信)
 まず定例記者会見の方から始めさせていただきたいと思います。知事の方から発表事項があると思いますので,よろしくお願いします。

(答)
 はい。それでは始めさせていただきます。今日は事業仕分けの詳細が決まりましたのでそれについてご説明したいと思います。開催日時は,これはすでにご紹介しているとおり,26日の9時から17時でございますけれども,場所についてはたくさんの県民の皆様,ご参加いただくために,県庁の講堂で行うことといたします。それから,仕分け作業を行っていただきます委員でありますけれども,コーディネーターと外部委員につきましては,構想日本に選定していただきまして,県内委員は学識経験者,企業経営者などの中から県が選定をいたしました。
 対象事業は,今回,試行的に進めるということもあり,また日程的な都合もありまして,県が直接行っている事業,または直接の事業として委託をしている事業の一般会計事業ですね,それから,特別会計事業,それから基金,その中から20事業選定しております。で,1事業を30分程度で仕分けをしていただくということになります。それから,公表の仕方ですけれども,会場に来ていただけない正に対して,県庁のホームページでライブの放送を行いたい,というふうに考えております。
 この事業仕分け,26日に行いますけれども,これを通じて,県民の皆様がですね,一層,県政,県の事業,それから予算についてご関心をいただく契機になればというふうに期待しております。
 私からのコメントは以上でございます。

 

○事業仕分けの実施について

(幹事社:共同通信)
 それでは各社,この事業仕分けについてですね,まず質問の方をよろしくお願いします。

(産経新聞)
 すみません,産経新聞です,お願いします。事業仕分けの対象となる事業なんですけれども,各部局まんべんなくあがっている訳ですが,具体的にどのような形でこの事業を選定されたのか,ということ,その選定手法について一点お願いします。それとですね,以前,会見などで湯崎さんがですね,国の事業仕分けなどもその結果などを参考にしながら県でも行いたいとおっしゃっておりました。構想日本の,非常にアドバイスを受けてされるのだと思いますけれども,何か,国の事業仕分けを見てこういう所を参考にしましたとか,変えてみました,とかございましたらお願いします。

(答)
 はい。まず,選定の方法ですけれども,まず,これは仕分け〔による見直しの内容など〕を予算に反映していく,というところでですね,行っている事業が市町と連携して行っているようなものはこれは調整が少し時間もかかりますので,今回は県が直接やっていると,基本的に県が直接やっているものですね。この場合,直接実際に実行しているものと,委託をしているものとありますけれども,そういった事業のうち,規模が大きいものですね,それから事業執行の方法とか,あるいは費用対効果という面でですね,検討の余地があるかなあ,と考えております事業を選んでおります。
 それから,特会については,やはり事業規模が大きくて,見直しについて考えなければいけないかなあというふうに感じておるもの,これが2つですね。基金については定額の運用基金で現在高が大きいもの。やはりあり正について見直す余地があるかなあというふうに考えております基金,これが2つですけれども。それで一般会計が16ですかね,ありますので合計20事業ということになります。それから,万遍なくというお話もあったんですけれども,やはりこれを通じて各局,各担当部局がですね,今度の予算編成でほかの事業についても反映をさせていきたいということもございますので,そういうのを含めて,万遍なく,対象となるようにですね,選定をしております。
 それから,参考にした点,という点ですけれども,これはですね,進め正について,やはり非常にこう劇場的な部分というのがありましたけれども,委員の方などはですね,あまりプレッシャーにならないように,少しでも配慮できれば,というふうに考えて,場の設定をいたしたりしております。まあ,ただ,そうは言っても,公表する,ということと,思いのほか反響が大きくてですね,各市町からの要望,あるいは県民の皆さまからのお問い合わせも多数いただいておりますので,席はそれなりに用意をさせていただく,という形になっておりますので,なかなか,その,衆人環視的な感じは避けられないところはあるんですけれども,できるだけ落ち着いてですね,議論できるように工そのしたい,というふうに考えて進めました。

(時事通信)
 時事通信の宮内と言います。今の質問の関連なんですけれども,できるだけ落ち着いて議論できるということなんですが,例えばこのレイアウトなどですね,具体的にどういう点なんでしょうか。

(答)
 具体的にはですね,少しバッファゾーンみたいなのを設けさせていただいたりとか,これは国でもやってたかとは思うんですけれども,音声をイヤホンで聞いていただくような感じにして,周りの方がすごく近くでこうプレッシャーをこうガーっとなるような感じじゃないようにさせていただいてます。テレビカメラなどもあるんでですね,これは皆さんやはり慣れないとプレッシャーを感じられる方もいらっしゃるかもしれませんけれども,それはいたしかたない,ということで考えてはおりますけれども,なるべく,きちんとご覧いただきつつ,ワーっとならないような雰囲気でさせていただています。

(時事通信)
 わかりました。

(山陽新聞)
 すみません,続いて山陽新聞です。正本と申します。よろしくお願いします。仕分け班の県民委員の各3人,これはどういった点を重視して,どういった点を基準に選ばれたのかということと,あとこの20事業,もう1班と2班の振り分けというのは決まっているんでしょうか,そのあたりをお願いします。

(答)
 どちらをどちらの班でやるか,ということですか。

(山陽新聞)
 はい。そうです。

(答)
 それは一応決まってたと思います。

(山陽新聞)
 ごめんなさい,〔資料に〕ありましたか,失礼しました。

(答)
 それで委員の選定についてはですね,先ほど申し上げたとおり,県内の学識経験者あるいは企業経営者の中からですね,選定をさせていただいたんですけども,あとはあの日程のですね,問題がやはりありまして,そこの中で日程が合う方,ということになっております。

(山陽新聞)
 ありがとうございました。

(中国新聞)
 中国新聞の城戸です。よろしくお願いします。あえてお伺いしたいんですけれども,20事業の選定にあたってですね,各部局の方からあがってきたと思うんですけども,知事自身がこれは入れる,と,これはこれ非とも入れたいんだというような思いがある事業というのはどれでしょうか。

(答)
 個別の事業ということではですね,私は特に指示はしておりません。今言ったような考え方ですね,先ほどご説明したような考え方で選定をしてくれ,ということで,具体的なものはあがってくる,ということで。

(中国新聞)
 わかりました。

(RCC)
 すみません,RCC福原です。2点,ひとつは細かいことなんですけれども,20事業はこれは,もっと多くの中から20に絞り込んだ,という理解をすればよいのか,20を目道に引っ張り出してきたっていうところなのか,というのがまず1点です。2点目はですね,当然,無駄の洗い出しというのがそもそもの目的だ,というのは理解するんですけれども,20事業に共通してですね,仕分け人にこういう観点でチェックして欲しい,というところに関して,湯崎知事の思いはどういうところにありますでしょうか。

(答)
 はい。まず,本来であれば沢山の事業を仕分けのプロセスをやりたい,というところなんですけれども,今回はひとつ初めての試みだ,ということと,それから日程的にですね,来年度予算に反映させるためには,やはり今年中に仕分けの作業をやらないと間に合わない,ということでですね,日程が一日しか取れない,ということになりまして,その関係で20事業ということになりました。ですから,20事業を目道に最終的には選んでいる,ということですね。
 それから,仕分けの観点ですけれども,私からあれこれ,あまり申し上げるのも良くないかな,というふうには思うんですが,やはり費用対効果であるとかですね,あるいはもっといいやり方があるんじゃないか,といったようなことについてはですね,しっかり検討していただきたいというふうに考えていますし,あらかじめ,一定のご説明はですね,委員の正にはさせていただきたいというふうに思ってますので,その中でまたいろんなご意見があるんじゃないかなあというふうには思っています。

(RCC)
 そのもっといいやり方,というのは例えばその民間へ移譲するとかそういったことを意味しているんですか。

(答)
 そうですね。同じ効果を出すために,ほかのやり方もあるんじゃないかというようなご意見はあり得るかと思います。

(毎日新聞)
 毎日新聞です。30分という時間設定について伺いたいんですが,この時間で十分だとお考えなのか,それとも限られた時間の中で最大限とったという趣旨なのか,そのあたりをお聞かせください。

(答)
 これはまあ,両方ですね。限られた時間で最大限,でもありますし,また一つの事業をコンパクトで議論することによって,きちんと集中した議論ができるということでですね,30分という時間設定になっているかと思います。
 もうちょっと時間をとってもいいかな,という気もしますけども,今回はそういった2つの観点から,30分という設定です。

 

○就任1か月の感想について

(幹事社:共同通信)
 各社よろしいでしょうかね。すみません。幹事社から質問ということで,今日は年内最後の定例記者会見ということで,まだなんですが就任から約1か月で,初の議会を今日終わられて,一応年内最後の締めくくってのご感想と評価をお願いします。

(答)
 正確に言うと,いつでしたっけ,昨日数えて,24日なんですね。あまり長いとはいえないんですけれど,この間,いろんな盛りだくさんのことがあったかなというふうに思っています。議会も含めましてですね,いろいろあったなというふうに感じております。メッセージをですね発信していかなければいけないということを,私,気をつけて申し上げておりましたし,そういうことを心がけてきたつもりなんですけれども,いろんなものがまだ結論を得ながらやっているものでは必ずしもなくてですね,いろいろ枠組みを作ったりとか,あるいはこれからこういうふうにしましょうということが多いんですけれども,そういったことも含めていろんな形で県民の皆さんにメッセージは出せているかなというふうには感じております。ただ,これからまだまだ,年内にもですね,仕分けがありますし,それから明日は北広島町に行って懇談会も行いますので,まだまだ年末にかけてですね,仕事が残っておりますし,また来年に向けてですね,これを一層加速をしていきたいというふうに考えております。
 そういった中で,県庁のスタッフもですね,新しいやり方ということで戸惑うところもあろうかと思いますけれども,一生懸命にやってくれているかなというふうには思ってます。
 引き続きメッセージを出しながらですね,県民の皆さんに見えるような形で政策を進めていければなというふうに思っています。

(幹事社:共同通信)
 ありがとうございます。残り10分少々なので各社の質問のほうに移りたいと思います。各社のほうから自由に質問をお願いします。

○職員給与カットの見直しについて

(朝日新聞)
 朝日新聞の鬼原です。よろしくお願いします。職員給与の件で伺いますけれども,今日条例案が可決をされたということで,正式に課長級以下のカットの休止が決まったということですけれども,議会の多数派の賛同は得たとはいえですね,3割ちょっとですかね,の方が反対したという状況を,まず一つ,知事としてどう受け止められているのかということ,まず。

(答)
 やはり,給与に関してはですね,どうしても上がるということに関していろんな見方があるというふうには思います。私としては,取り上げられ方として職員の士気を上げるというようなですね,言い方がされてますけれども,むしろそういう事ではなくてですね,そういうことじゃないと言うのは,これは言いすぎかもしれませんけれども,やはり11年間,臨時臨時ということが続いてきた,ある意味で言うとお約束的なところかなというふうに思っておりますので,私は,筋を通さなければいけないじゃないかなということで,今回思い切ってそういうことに決めさせていただきました。これから逆に県庁のみんなにはですね,士気を上げるというよりも責任を十分に感じていただいてですね,新しい行政,県民のための行政にしっかり取組んでもらいたいというふうに思っています。

(朝日新聞)
 ありがとうございます。モチベーションというかですね,士気という話もあって,今されたと思うんですけれども,やっぱり県民のそばの立場としては,事実上の,元に戻すとは言えですね,このご時勢で2兆円の借金がある,400億円の財源不足がある中でですね,給与を事実上,あえて上げるという表現を使いますけれども,ということに対して理解が得られないということも少なからずあるというふうに僕は思ってるんですが,その中で,湯崎さん三本柱の一つとして成果主義というのを非常に挙げててですね,こういう職員待遇をするからにはどういった成果を求められるのか,僕らとしてはどういった成果があるんだと期待してですね,来年度以降見ていけばいいのか,その点いかがでしょうか。

(答)
 やはりですね,これは予算主義から成果主義というふうに言っているとおりなんですけれども,お金がいくらあるから何をしようかと言うことではなくてですね,それぞれの各部局のやるべきことというのがあると思うんですけれども,それをきちんと明確に定めてですね,それを実行していくと,そのための費用は最小化をしていくということをですね,しっかりと来年は,やはり実行して欲しいと思っています。
 そういう意味では,行政の効率性ということですね。これに相当に知恵を絞ってもらいたいなというふうに思っています。

○子ども手当及び暫定税率実質維持について

(中国新聞)
 昨日ですが,鳩山首相がですね,子ども手当の所得制限を基本的に実施しないということ,それと暫定税率ですね,の実質維持というようなことを表明されましたけれども,その2点について知事ご自身のご感想と見解をよろしくお願いいたします。

(答)
 手当と暫定税率の件,ですか。手当については,ちょっとごめんなさい,これからちょっとまだ最終的にどうなるかっていうのを見守らないといけないとこがあると思うんですけれど,手当も,暫定税率についてもですね,暫定税率も暫定税率というか,税率が維持される,ということになりましたけども,最終的に地方分がきちんと確保される,ということが着地点で見えるまでしっかりと見ていきたいですし,子ども手当については,やはり最終的にですね,地方負担分がないということをですね,最後まで確認をしていきたいなというふうに思っています。

(中国新聞)
 暫定税率に関してはですね,民主党のマニフェストを訂正した,ということになりますけれど,これについては評価はいかがでしょうか。

(答)
 そうですね,私はマニフェスト自体,何年かけてそれを実現していくのか,ということがあろうかと思います。ただ,暫定税率についてはですね,これはあまりにも,その強調してやります,と言ってきた非常に大きな目玉でありますので,それがややこういう形で終わったのはですね,何て言うんでしょうかね,その言葉の重さというか,それが少し足りないのではないかな,という気がいたします。ただ,それはそのマニフェストについてという観点であって,県という立場からしてみたらですね,財源をきちんと確保してもらうというのは必要なことですから,それはそれで結構なことなんですけれども,はい。

○鞆の浦の関係について

(読売新聞)
 読売新聞の平井です。鞆の浦の関係なんですけれども,昨日の話の中で,例の埋立の認可の手続きの進め正についてなんですけれども,国の追加説明についてもこれまでと同じ立場で説明するわけにもいかないと。我々がどう考えているか,ある程度の結論をつくっていかないと説明のしようがない思うという趣旨の発言をされておられましたけれども,国に対してどういうふうに手続きを進めていくかということについて,あらためて確認したいのと,地元住民との協議の場なんですけれども,早ければ1月だと思うんですが,いつごろにそれは決めたいというふうに考えておられるのかというところと。

(答)
 最初のご質問の方はですね。これは二つの話があって,一つは国交省の方とやりとりをさしていただいている事務的な質問といいますか,これについては淡々と進めるということだと思います。
 私が昨日申し上げたそこの点については,念頭にあったのは,金子大臣がですね,地元の調整,調整というかどういう言葉だったかちょっと今正確に覚えていませんけれども,大臣がおっしゃった部分と,それから前原大臣もですね,地元の調整を見守りたいということだったので,そういうやや政治的な部分についての話であります。そういう意味では,事務的には淡々と進めていって,どこかの段階で,また,大臣の方からですね,政治的な何か説明をしてほしいというのがあるかもしれません。それについては,ある程度整理がつかないと説明のしようがないということですね。

(読売新聞)
 地元住民に対しては・・・

(答)
 はい。それはもう,タイミングが1月の早い段階に,ということで,早急に調整をさせていただきますけれども,それはもう,何と言いますか,調整次第ということです。

(読売新聞)
 念のための確認なんですけれども,藤田知事時代に,国への手続きについては,訴訟と関係なく進めていくということで,事務方の方から公式見解がありましたけれども,それは変わらないということでよろしいでしょうか。

(答)
 それは,これから住民の皆さんとの対話の様子を見ながら,最終判断をしていくことになると思います。

(読売新聞)
 追加説明とかそういう手続きの進め方というのは・・・・

(答)
 それは進めるところは淡々と進めていってということですね。

○職員給与カットの見直しについて

(RCC)
 RCC福原です。給与見直しのことで,再度質問させてください。今日はですね,自民党広志会あるいは自民党議員会の議員の皆様がですね,その反対理由という形でですね,説明されておりまして,その中で,いろいろな境遇の県民の具体例を並べておられたわけですけれども,その実態を県知事としてはどのようにお感じになったのか,というところと,そういった境遇の県民に対してはですね,今回の判断を理解してもらうためのですね,そのメッセージをですね,どう発せられるか,その2点をお願いします。

(答)
 もちろん,今,こういった景気状況のもとでですね,大変厳しい状況にいらっしゃる方々がおられるというのは,私も十分に認識しておりまして,そういった意味で,雇用対策なども含めてですね,精一杯のことをやらせていただいておるところです。
 これから,また,来年,再来年というふうに県政は続いていくわけでもございまして,そういった1年,2年,3年という中でですね,県民の皆様の生活がですね,やはり向上していくと,それから,幸せを感じていただけるという仕事をですね,きちんとしていきたいというふうに考えてます。

(RCC)
 つまり,まさに成果をみていただきたいということですね。

(答)
 そうですね。はい。

(RCC)
 わかりました。

○鞆の浦及び広島西飛行場について

(中国新聞)
 すみません。中国新聞の加納です。先ほどの鞆の話で確認をしたいんですけれども,湯崎さんの話だと,免ばかりについては淡々と進めると。一方で事業全体については,住民の意見が一定の納得できる結論になるまで進めるわけにはいかないというご発言が昨日ありましたが,ちょっとそのすみ分けについて理解がしにくいんですけれども,免ばかりは免ばかりとして進めるんだけれども,事業全体として進めるわけにはいかないということ。もう少し丁寧にご説明をしていただきたいのが1点です。
 それともう一つ,西飛行場の関係なんですけれども,就任から1か月近く経ちまして,今の段階で,広島市とも事務レベルであっても話をしているのではないかと思うんですけれども,現段階でのお考えをお聞かせいただけますか。

(答)
 鞆の点は,まずもって,事業を進めるというのは,これは埋立を始めて,架橋をするということですから,これはまずもって一定のプロセスを経ないとできないということですね。免ばかりについてもですね,とりあえず進められるところは進めていくということで,最終的に,この免ばかりも,もちろん,今差し止めというですね,判決もあることですから,どうするかということについてはですね,住民の皆様との話し合いの状況であるとか,あるいは訴訟に対する影響を判断した上でですね,最終的に決めたいとは思ってます。

(中国新聞)
 西飛行場の話は・・・

(答)
 ごめんなさい。失礼しました。西飛行場についてはですね,これも申し上げているとおりで,財政負担を今のまま続けるということは難しいというのが,私の基本的なスタンスでありますけれども,そこを踏まえた上でどういった対応があるかというのはですね,今の協議の中,あるいは市長と直接お話をする中で決めたいと思ってます。

(幹事社)
 インタビューの時間が制約されちゃうんで,あともう1点だけ。

○職員給与カットの見直しについて

(読売新聞)
 読売新聞ですが,給与カットに関連して1点だけお願いします。先ほど,給与カットについてですね,これまでも特例で進められてきたことについて,筋を通さなくてはいけないというお話がございましたですが,今回の措置についてはですね,一般職と課長級については今年度限りと,ただその部局長以上,部局長級とそして知事,特別職についてはカット率を圧縮してでも継続するというご判断なのですが,筋を通すということでしたらこのようなダブルスタンダードではなくて,すべて一律に終了するというご判断もあったかと思いますけれども,このようにこの2つに分けたその理由について教えていただけますでしょうか。

(答)
 はい。やはりですね,部局長以上というものはですね,責任の大きさ,というのもあると思うんですね。当然,こういうものを判断する上ではですね,何か一つの観点だけで進めるということではなくて,やはりそういったいろんな要素をバランスして考慮している部分もありますから,部局長以上については,やはりきちんと示しをつける必要もあるということで継続をしているということです。全体としては5%縮減するということでですね,結果として部局長以上が残って,課長級以下はないという形になっているわけですけれども,その背景としてはそういった責任の重大さということがある,ということです。

(読売新聞)
 わかりました。

(幹事社)
 すいません,幹事社の方ですが,ではここで定例記者会見をいったん区切らせていただきます。

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