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知事記者会見(令和2年1月7日)

印刷用ページを表示する掲載日2020年1月7日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和2年1月7日(火曜日)

発表項目

〔動画(1)(2)〕

(1)広島ネウボラ・シンポジウムの開催について

質問項目

(2)今年の抱負について

〔動画(3)〕

(3)広島県の推計人口について

〔動画(4)(5)〕

(4)国連事務総長の広島訪問について

(5)旧広島陸軍被服支廠の安全対策について

会見録

 (幹事社:共同通信)
 幹事社の共同通信です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,14時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いします。

 広島ネウボラ・シンポジウムの開催について

 本日,1点私から発表項目がございます。「広島ネウボラ・シンポジウム」の開催についてでございます。ネウボラ発祥の地でありますフィンランドからネウボラの研究者等をお招きいたしまして,「広島ネウボラ・シンポジウム」を1月15日,広島国際会議場において開催いたします。このシンポジウムの目的ですが,ネウボラの理念を,母子保健や子育て支援に携わる行政職員の皆さまのみならず,さまざまな場所において支援を行っている皆さまと共有して,「ひろしま版ネウボラ」に関わる人材の確保・育成や,連携の強化を図るということでございます。このため,支援に携わる保育所や幼稚園,地域の医療機関など多くの関係機関の方はもちろんですけれども,将来,ネウボラに関わる仕事に就きたい方など,多くの皆さまにご参加いただきたいと考えております。参加申込については,添付のチラシをご参照いただきまして,WEBサイトやFAXからお申し込みいただければと思います。シンポジウムの内容ですが,まず「利用者から見たネウボラ」と題しまして,フィンランドのネウボラの利用者であり,かつ,大使館の報道・文化担当参事官でもあるマルクス・コッコ夫妻によるゲストトークを行います。さらに,サービスを提供する側からは,フィンランド国立保健福祉研究所トゥオヴィ・ハクリネン博士により,フィンランドの取組や具体的な面談方法をテーマにして基調講演やワークショップを実施いただく予定にしています。また,県内モデル市町の市町長,市長・町長です。自らが,ネウボラの有用性や展望について語っていただいて,ネウボラのあるべき方向について議論する他,他県の自治体の取組事例の紹介や,分科会として県内モデル市町による報告も行います。また,シンポジウム前日の1月14日に,ハクリネン博士や,マルクス・コッコご夫妻と二人のお子さんが県庁を訪問されます。シンポジウムとあわせて,ぜひご取材いただければと思っております。子育て家庭がネウボラとつながっていることで,安心感が生まれて,「子育ては大変」という意識だけではなくて,「楽しさ」を実感してもらえるような存在になるよう,引き続き取り組んでまいりたいと考えております。私からは以上です。

 (幹事社:共同通信)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。〔ないようなので次の質問に移って,〕よろしいでしょうか。

 今年の抱負について

 (幹事社:共同通信)
 〔それ〕では,続いて幹事社質問に入ります。知事,あらためまして,明けましておめでとうございます。

 (答)
 おめでとうございます。

 (幹事社:共同通信)
 新年最初の定例会見ということで,まず,今年は東京でオリンピック・パラリンピックが開催されます。広島県としても被爆75年の節目に当たり,世界から大きな注目が集まる年になろうかと思います。あらためて今年の抱負や意気込みについてお聞かせください。

 (答)
 まず,今年の抱負ですけれども,これは昨年末も申し上げた気もしなくもないのですけれども。まず,やはり,ちょうど昨日,平成30年7月豪雨〔から〕1年半を迎えました。この豪雨災害からの創造的復興による広島県づくりに,引き続き全力で取り組んでいかなければならないと考えています。また,来年度,4月以降ということですけれども,ひろしま未来チャレンジビジョンの最終年を迎えます。経済成長,あるいは人材の育成など,これまで取組で現れてきた成果もありますし,新たに育ちつつあります成長の芽というものもありますので,こういったことを県民の皆さまに,より実感いただけるようにさらなる成果の獲得に向けて取り組んでいきたいと考えています。加えて,県民ニーズを踏まえまして,対処すべき課題,あるいは社会環境の変化にも対応することで,「欲張りなライフスタイル」の実現も図って参りたいと考えています。特に,新たな潮流といたしまして,急速に開発が進んでおりますデジタル化社会への到来に向けまして,先端技術であるとか,あるいはビッグデータを活用してさまざまな社会課題の解決と県勢発展を目指すデジタルトランスフォーメーションを推進していきたいと思っております。そして,今年は被爆75周年に当たるわけですけれども,加えて,東京オリンピック・パラリンピックも開催されることから,世界の注目が日本に集まる絶好の機会だと思っております。世界平和を願うさまざまなイベントを集中的に開催していきたいと思っておりますし,各国の指導者やアスリートの方々に広島に訪問いただいて,核兵器廃絶に向けた,力強いメッセージを発信していただけるよう働きかけていきたいと思っております。また,今年は「ひろしま はなのわ2020」であるとか,あるいは「せとうち広島デスティネーションキャンペーン」といったイベントというか,キャンペーン等も開催されますので,ぜひこの機会に,より多くの方々に広島に訪れていただけるように取り組んでいきたいと考えております。

 (幹事社:共同通信)
 この件について,質問がある社はお願いします。

 (NHK)
 すいません。NHKの辻です。昨年に引き続きというのも知事もおっしゃっていたのですけれども,昨日の〔知事の〕年頭のビデオメッセージでも,やっぱり災害の復旧・復興を軸に,デジタル化とか,次の総合戦略とかというのを柱に〔取り組む〕ということかと思うのですが。〔それ〕で,豪雨復興1年半,昨日〔で〕1年半というところで,全力で取り組むとおっしゃいましたが,あらためてどんな点を課題と踏まえて取り組んでいかれるかというのを一言だけいただけますでしょうか。

 (答)
 一つは,やはり被災者の皆さん,特にまだ住宅再建が済んでいない皆さんは,生活の安定というところが,まだできていないという状況だと思いますので,そういったところからいろんな心理的な不安〔が生じる〕ということもあると思います。そういった不安にしっかりと寄り添う形で,日常生活への復帰というのを支えていかなければいけないですし,もう既にご自宅に戻られた皆さまについても,やはり心理的な課題というのもありますので,そういった方々も含めて被災者をお支えしていくというのが,まず第一の課題だと思っています。その他,土木施設,あるいはため池などの施設整備,あるいは改修等々の復旧であるとか復興もまだまだ進んでいない面もありますので,そういった安全確保の対策も確実に進めていかなければいけないと考えています。

 (幹事社:共同通信)
 〔それ〕では,他に質問がある社はお願いします。

 広島県の推計人口について

 (中国新聞)
 中国新聞の村田です。今年もよろしくお願いします。先ほどの〔ひろしま〕未来チャレンジビジョンとも若干重なる部分があると思うのですけれども,人口の問題を少しお尋ねしたいと思います。広島県の人口が,今年,単純に状況推移を見れば280万人を割れるのではないかと思っているのですけれども,知事の,人口280万人を割れるかどうかと言ったら変ですけれども,今年の見通しについてどのようにお考えかというのをお伺いしてもよろしいでしょうか。

 (答)
 考えているかというのは。

 (中国新聞)
 見通しているかどうかということです。

 (答)
 おそらく,そういうことになるだろうと考えています。

 (中国新聞)
 人口と言うと,いろんな自治体経営というか,〔経営〕にあたって,もっとも基礎的な資料になると思うのですけれども,人口減少〔は〕,いろいろインパクトはあると思いますけれども,知事ご自身が人口減少のインパクトを,どういった面に出てくると危惧されているか,考えているかについてお伺いしてよろしいでしょうか。

 (答)
 ご承知のように,ひろしま未来チャレンジビジョンというのは「人口減少社会というのは避けられない」ということを基本認識として,そういった状況の中で県の活力を保つためにどういうことが必要なのかということで,策定して取り組んできたものです。そういう意味では,非常に広い範囲に影響が及ぶものでありまして,当然に一つは,経済面への影響があります。一人当たりの所得が上がらない限り,県全体の所得が下がっていくということに,あるいは生産が下がっていくということになっていくわけでありますし,特に過疎地域においては,いわゆるソフト的なインフラ,病院なり,あるいは学校・教育なりといったインフラの維持が大変になってくるということもあります。その他,いろんな形で影響が出てくるのではないかと考えています。

 (中国新聞)
 今年は2020年の国勢調査の年でありますけれども,〔20〕15年国勢調査を基にした社人研〔国立社会保障・人口問題研究所〕の人口推計よりは若干,ちょっと人口減少のペースが想定よりは早まっているような数字になっていると思います。どういったところにその原因があるとお考えでしょうか。

 (答)
 まず自然増減を見ますと,自然増減も我々の目標というか,想定ラインよりも少し下がっている形ですが,〔事務方に対して〕これは社人研と比べても下がっているのかな。

 (事務方)
 はい。そうです。

 (答)
 これは,出生数がやはり減っているというところの影響が大きいです。出生率も我々が目指しているところまでは,まだ至っていないというようなこともありまして,出生数が減っているので,その差分としての自然減が進んでいるということと,社会減についても,一時は社会増になっていた時期もあるのですが,現状,特に足元で言いますと,いわゆる大学を卒業したくらいの年代の社会減が大きくなっていまして,これは職業〔に就く〕,就職というタイミングで大きく減っているというような状況があります。これは,広島県でも有効求人倍率は非常に高いので,〔広島に〕仕事がないということではなくて,ある意味,東京を中心とする大都市に引っ張られているという側面と,それから,これはちょっと,まだ詳細な分析ができていませんけれども,転勤に伴うネット減,〔いわゆる〕純減です。これは〔影響は〕家族も含めてになりますけれども,これがちょっと大きくなっているということで,〔企業の〕拠点が縮小しているというような状況,あるいは東京なり海外に〔企業が〕人を配置しているといったような状況が見て取れるのではないかと考えております。いずれにしても,より魅力的な仕事をつくる,あるいは大学レベルにおいても,大学入学というか,〔高校を卒業してからの〕進学のタイミングにおいても社会減がありますので,そういったところでの緩和ということも進めていかなければいけないと考えているところです。

 (中国新聞)
 もう少しだけすみません。そういう意味で自然減と社会減ですが,それぞれ対策の方向性が当然違ってくると思いますけれども,〔来年度は〕新たな総合計画の作成年度でもあり,自然減と社会減の対策として,どういったものを取り組んでいかれたいかという点と,あわせて社会減に関しては,とりわけ,島根とか山口とか岡山もそうです,鳥取もそうですし,各県,全国もそうだと思うのですけれども,一部の県を除いて,各県が社会増になるように,もしくは社会減を少しでも食い止められるような施策を出していると思います。その中で,広島県として,何と言うのでしょう,社会増〔となる対策,あるいは〕,社会減を食い止める対策で,どう特色付けしていけるのか,その辺りについて教えてください。

 (答)
 現状,特に社会増減〔についてですが,〕ごめんなさい。〔その前に〕まず,人口全体について言えば,非常に大きく減っていく,特に自然減が大きくなっていくということは,これは,もう予測されたことであって,出生率,あるいは出生数に対する働きかけを行ったとしても,これは急速に進んでいくということは,これは予想されたことでありまして,それをベースに,どうするのか考えていかなければならないということが一つと,それから社会動態については,なるべくプラスマイナス均衡するように目指してきているわけでありますけれども,足元〔は〕先ほど申し上げたような状況なのですが,これは何かマジックというものがあるわけではありませんので,まずは転出抑制という観点から,県内の学生の皆さんに県内の企業を知ってもらうというところがベースとしてあって,そこからさらに,「知る」というだけではなくて,「関心」をもっていただいて,就職するように取組をしていかなければいけないと〔考えています〕。そのために大学生と企業と〔の〕新たな交流の場をつくっていくとか,そういったこと,これは地道なことだと思いますし,あとは「住んで良かったと思えるような広島県づくり」というのを総合的に取り組んでいく必要があると考えています。しかしながら,特に社会増減については,個々の地域の問題というよりは,非常に大きな,構造的な問題だと思いますので,今般,第2期「まち・ひと・しごと創生総合戦略」も閣議決定されていますけれども,その中で,企業の地方拠点の強化〔件数〕,こういったものがKPIから外されるというようなこともありまして,これはやはり構造上,こういった問題を抜本的に取り組んで,政府として,国として取り組んでいただくということもやっていただけなければいけないのではないかと思いますので,そういったことも国に対しては働きかけをしていきたいと考えています。

 (中国新聞)
 他県との違いみたいなところについては,いかがですか。

 (答)
 広島の魅力ということを訴えるしかないのですけれども,他県との違いということで言えば,例えば教育です。我々はネウボラとか,幼児教育から始まって,学びの変革も進めていますので,そういう充実した〔教育環境を〕,幼児から充実した〔環境を〕,ネウボラという周辺部分も含めて,〔そういった〕環境にあるということを,しっかりと,中身もつくり,それを知っていただくということが必要だと思いますし,この一定の都市と,それから田舎の環境が非常に近接しているという広島の強みだと思いますけれども,広島オンリーではないですけれども,そういうところは他にもあるわけですけれども,いくつかある宮城なり福岡なりと同様な環境だと思いますけれども,ただ,全国どこでもあるわけではないので,そういった〔都市と自然が近接した〕環境らしい暮らしといったものをアピールしていくということも必要だと思っています。

 (中国新聞)
 そう意味では,今年1年の人口減少対策というのは非常に重要だと思うのですけれども,この件に関して何か意気込み〔や〕抱負があれば教えていただければ。

 (答)
 意気込みというか,これはちょっと,先ほど申し上げましたように,何か,こうマジックスパイスがあって,振りかけると,とても美味しくて,突然人口が増えるということはないわけなのです。〔それ〕で,特に,今,少子化が進んでいるということに対して,これに何か個別の対策でうまくいくということではなくて,これは人口であるとか,社会全体の構造問題に起因するというのと同じで,今,東京一極集中というものが進んでいるということも,構造的問題でありますので,これは地方創生とか,地方の問題ということではなくて,国全体の問題として取り組んでいかなければいけないのではないかと,そういうように国にもあらためて認識していただくということも,しっかりとやっていかなければいけないと思います。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (幹事社:共同通信)
 他に質問がある社はお願いします。

 国連事務総長の広島訪問について

 (HOME)
 すいません,広島ホームテレビです。今年の平和記念式典に国連事務総長が参列したいという意向を示したという報道がありましたが,現時点で知事が把握していることを教えていただきたいと思います。

 (答)
 まったく特に何も聞いておりません。以前から事務総長には,去年もニューヨークでお会いして,広島にぜひ来てくださいとお願いして,非常に前向きなトーンでお話されておりましたけれども,そういう意味で言うと訪問されたいというご意向はあるのだろうと思っておりますけれども,具体的に云々というところは特にまだ聞いていません。

 (HOME)
 お話をされて実現に向けて何か動く予定があるのかということと,もし実現したらどんなことを期待したいのかということをあわせてお願いします。

 (答)
 元々でいうと,おそらく4月の末にNPTがあって,あらためて事務総長にお願いするというようなタイミングがあるのだろうと思っておりましたけれども,その他いろんな企画もありますので,そういった中で事務総長のご出席を依頼するということも考えていましたので,そういったことを通じてあらためてお願いしたいと思っています。

 (NHK)
 NPTで向こうに行かれたタイミングとかで,あらためて8・6〔8月6日の平和記念〕式典への出席を知事としてもご依頼されるのでしょうか。

 (答)
 8・6〔8月6日〕の〔平和記念〕式典の出席というか,広島においでいただきたいということなのですけれども,これについては8・6〔8月6日〕なのかその他なのかということも含めて,それは先方のご都合もあると思いますので〔可能な時期に〕お願いしたいと思っていました。オリンピックにからめて事務総長が来られるだろうということは想定していましたので,それが開会式の方なのか,8・6〔8月6日〕に近い方なのか,通常は開会式だろうなという想定だったわけでありまして,それが最終的にどうなるかということは,まだ今,我々も聞いておりませんので,そういったことも踏まえながらお願いしていきたいということであります。

 (中国新聞)
 先ほどの〔質問の中で〕実現した場合の方の質問〔に対するお答えがないのですが〕,どのようなことに期待するかについてはいかがでしょうか。

 (答)
 ごめんなさい,答弁漏れです。〔事務総長に〕おいでいただいたら,それに基づく8・6〔8月6日〕であれば当然メッセージ,これはいつも代読という形で発信していただいていますけれども,〔もちろん〕メッセージを発信していただきたいということもありますし,やはりまずご本人としてあらためて〔確かめていただく〕,広島の〔広島平和記念〕資料館も新しくなっていますので,ご自身の目であらためて〔被爆の実相を〕確かめていただいて,その認識をベースとした平和に向けての考えを世界に発信していただいたりとか,あるいはそれに基づいた今後の国連におけるさまざまな軍縮の取組に力を入れていただきたいと考えています。

 (幹事社:共同通信)
 他に質問がある社はお願いします。

 旧広島陸軍被服支廠の安全対策について

 (NHK)
 NHKの五十嵐と申します。本年もどうぞよろしくお願いします。被爆建物,旧陸軍被服支廠の関係でお伺いします。1棟保存,2棟解体という県の方針案について,先月17日から県民の意見を聞くパブリックコメントを実施していますが,まず,現在どれくらいの数の意見が集まっていますか。

 (答)
 今,昨日の5時時点ですけれども,909件いただいていると聞いております。これは16日の木曜日まで受け付けておりますので,引き続き皆さまのご意見をお寄せいただきたいと考えているところです。

 (NHK)
 それから,その中身についてなのですけれども,この県の方針案について賛成と反対,それぞれの内訳はどれくらいになっていますか。

 (答)
 中身については,まとまってから速やかに公表させていただきたいと考えています。

 (NHK)
 それから最後に,このパブリックコメント〔は〕来週16日までということですけれども,あらためてこの意見をどのように踏まえて,今後,旧陸軍被服支廠の方針案について,県として対応していきたいとかっていうお考えをお聞かせください。

 (答)
 どのように踏まえてというのは,ご意見の内容によるので,どのようにというのも含めて,精査した上で,考えていきたいと考えています。

 (NHK)
 仮の話で恐縮なのですけれども,例えば,反対が賛成を上回るような割合であった場合は,直ちに県の方針案を延期だったり,覆すというようなことはあり得るのかどうかお聞かせください。

 (答)
 「賛成が反対を上回った場合には,直ちにこれを実行する」ということですか,ということ〔と同じこと〕なので,賛成が多いからとか反対が多いからという単純なことで決まることではないということです。

 (幹事社:共同通信)
 〔予定の時刻となりましたので〕次を最後の質問としたいと思います。他にご質問がある社はありますか。

 (中国新聞)
 すいません。さっきのパブコメ〔パブリックコメント〕の話で1点だけ,909件って言うとですね。近年,県がやってらっしゃるパブコメの中では,かなり多い方ではないかと思います。先日,県教委さんがやられた学校再編〔正しくは,公立高等学校入学者選抜制度の改善〕の分で,かなり件数が多かったですけれども,909件という件数自体〔を〕どのように受け止めていらっしゃるというか,感想みたいなのはありますか。

 (答)
 非常に多く〔ご意見を〕いただいているという認識でありまして,過去最高レベルというところだと思います。そういう意味では,非常に関心が高いということかと,これはまた,どういう方々から〔ご意見を〕いただいているかということも分析していかないと何とも言えないところもありますけれども,いずれにしても非常に多くのご意見をいただいているということで関心の高さは伺えるところだと思います。

 (中国新聞)
 県教委の学校再編〔正しくは,公立高等学校入学者選抜制度の改善〕の時はですね。途中段階で結構,いわゆる生徒さん,中学生・高校生の応募がこれだけあったみたいなやつが,属性が多少出たんですけれども,今の段階で何か909件の属性的なものはでますか。

 (答)
 まだ,そこまでの分析はできていないです。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (幹事社:共同通信)
 〔他に質問は〕よろしいでしょうか。

 (NHK)
 あらためて確認なんですけど,今回のパブコメも踏まえた上で,今,年〔が〕明けて予算編成,議会の調整含めて,本格化しているかと思うんですが,来年の予算編成の作業の中でこの意見も踏まえて,最終的にどうするかを決められるという,今回の方針案について〔ということで良かったでしょうか〕。

 (答)
 いずれにしても,それが最終的なものなのかどうかということも含めて,検討していくということです。

 (幹事社:共同通信)
 これで知事定例会見を終わります。次の定例会見は,1月14日火曜日の13時30分からを予定しています。ありがとうございました。

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 (資料) 広島ネウボラ・シンポジウムの開催について (PDFファイル)(2.39MB)

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