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知事記者会見(令和元年7月2日)

印刷用ページを表示する掲載日2019年7月2日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和元年7月2日(火曜日)

発表項目

〔動画(1)(2)(3)〕

(1)肝炎対策の推進に係る連携協定締結について

質問項目

(2)平成30年豪雨から1年を経過するにあたって

(3)住民の避難を促す取組について

〔動画(4)(5)(6)〕

(4)第3回米朝首脳会談を受けて

(5)日銀短観について

(6)聖火リレーについて

〔動画(7)(8)(9)〕

(7)ローマ法王の広島訪問について

(8)副知事人事について

(9)聖火リレーについて

会見録

 (幹事社:朝日新聞)
 幹事社の朝日新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,午後2時を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表がありますので,お願いします。

 肝炎対策の推進に係る連携協定締結について

 本日は,私から発表項目が1点ございます。肝炎対策の推進に係る連携協定の締結についてでございます。本県におけます肝炎対策をさらに推進していくため,広島大学及び製薬会社でありますアッヴィ合同会社との間で連携協定を締結いたします。B型・C型肝炎ウイルスは肝がんの主な原因となっておりますけれども,早期発見・早期治療によりまして肝がんへの進行を抑えることが可能であります。このため県では,研究機関,製薬会社との三者協定を結びまして,互いに補完しあいながら肝炎対策を推進してまいります。まず広島大学ですけれども,肝炎治療の中心となる拠点病院でございまして,かつ,研究機関でもあることから,これまでも連携して先駆的な肝炎対策を行ってきたところでありますが,今回の協定締結は,その関係をさらに強固なものとするものであります。次にアッヴィ合同会社との連携は,製薬会社が有する医療現場とのネットワーク,これを活かした「正しい知識の普及」や,肝炎ウイルス検査の受検促進に繋げて参ります。また,感染が判明した場合に,確実に専門医の治療に繋げる取組におきましても,より効果的な対策が可能となると考えております。この他,両者には肝炎に関する啓発活動や治療等の相談対応を行う「ひろしま肝炎〔疾患〕コーディネーター」の研修等にもご協力いただくこととしております。こうした取組によりまして,県民や医療従事者などの肝炎への意識向上を図り,早期発見・早期治療による肝がん死亡率の低減や,県民の健康寿命の延伸に繋げてまいりたいと考えております。なお,協定締結式を,7月18日木曜日15時35分から北館第一応接室で行いますので,取材方よろしくお願い申し上げます。私からは以上です。

 (幹事社:朝日新聞)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。〔ないようですので〕続いて幹事社質問に入ります。

 平成30年豪雨から1年を経過するにあたって

 (幹事社:朝日新聞)
 昨年7月の西日本豪雨の発災から,まもなく1年を迎えます。まず始めに,現在に至るまで行方不明者がいること,さらに災害関連死も含めた犠牲者が増え続けていることを踏まえ,発災1年にあたっての知事の受け止めをお伺いします。また,県の復旧・復興プランの達成度についての評価と,課題と考えていることがあればあわせてお伺いします。

 (答)
 昨年の豪雨災害ですけれども,災害関連死〔が〕また増えておりまして,合計すると138名の尊い命が失われました。今なお5名の行方不明者もいらっしゃるところでございます。災害から1年を迎えるところでありますけれども,あらためて,この度の豪雨災害によって犠牲となられた方々に対して,衷心より哀悼の意を表する次第でありますし,被災者の皆さまには,心からお見舞いを申し上げたいと思います。復旧・復興プランですけれども,昨年9月に策定いたしまして,進捗状況の報告書は先般とりまとめたところでございます。復旧・復興が進んだ主な指標といたしましては,みなし仮設住宅など,仮住居にお住まいの方が,ピーク時は約1,300世帯ありましたが,それが約900世帯に減少しているといったこと。また,グループ補助金等の各種の支援策につきましては,約2,900の企業や団体が活用していただいている,あるいは,活用を検討していただいている状況であります。また新たな水害を招く危険度の高い,破堤した12河川16か所については,本復旧が完了しております。こういった形で,復旧・復興プラン全体の進捗は,概ね計画どおり進んでいるものと考えております。その一方で,この2か月間,被災地の現状も確認して参りましたけれども,未だ住宅が撤去されていないところもありますし,再建中である住宅や事業所などもまだまだ多く見られるところでありまして,直接被害を受けられた被災者,あるいは企業の皆さまの回復というのはまだ道半ばであると考えております。また,被災者の皆さまは,自宅を再建して自宅に戻られた,〔それ〕で生活再建も進んできたという方もいらっしゃれば,そうでないという方もいらっしゃいまして,この間で差が生じている。それについて不安であるとかあせりを感じる。あるいは大切な家族を失って,将来の展望を描けなくなったことに対する不安であるとか,あるいはまさに,今,出水期が来ていますけれども,新たな災害への不安といったものを抱えている。こういった不安やあせりといったものを抱えていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。このため,生活再建や将来展望への不安というものについては,被災者の皆さまが「誰かに寄り添ってもらっているという安心感」,これを感じていただけるように,地域支え合いセンターにおいて戸別訪問を集中的に実施していくとともに,健康調査です〔が〕,これは県と市町が連携しまして,被災者の健康調査を実施したいと考えています。また,災害に対する不安については,被災された皆さまや地域住民の皆さまにとって今後の見とおしが立つように,市や町と連携しながら,国ももちろんですけれども,工事箇所のきめ細かな情報提供を行っていきたいと考えています。引き続き,被災者の皆さまの生活再建と心のケアを第一に,地域コミュニティの再生支援であるとか,あるいは産業基盤の創生,また強靭なインフラの創生等,「創造的復興による新たな広島県づくり」に全力で取り組んでまいりたいと考えているところであります。

 (幹事社:朝日新聞)
 この件について,質問がある社はお願いします。

 (朝日新聞)
 〔質問がないようなので〕すいません,同じく朝日新聞の北村と申します。今,健康調査の話をされていらっしゃったと思いますけれども,これはある程度,概要というか,どれくらいの規模で,いつ頃を目途に結論を出すというか,中身も含めて現状分かっている範囲で結構なのですけれども,教えていただければと思います。

 (答)
 これは対象は基本的に支援対象の全世帯となっておりまして,〔実施は〕7月からということで,もう間もなく開始する予定にしております。

 (読売新聞)
 読売新聞の平井です。今の関連なんですけれども,先ほど,そういった被災者の方々の将来の不安だとかあせりだとか〔が〕あるという文脈もありましたけれども,健康調査というのは,そういった心の不安というか,そのようなことが健康に及ぼす可能性とかも含めて〔調査する〕というか,当然,生活環境が大きく変わったとか,そういったことも〔要因として〕あると思いますし,その辺りの〔健康調査を実施する〕意図というか,あらためてお願いできますでしょうか。

 (答)
 〔発災から〕1年経ったところで,精神的にも身体的にも変化が,やはりある時期だと思っておりますので,いずれもしっかりと把握できるように,今回,調査するというものであります。

 (幹事社:朝日新聞)
 この件に関して,質問がある社はいらっしゃいますでしょうか。〔いないようなので,それ〕では,続いて〔幹事社質問の〕2問目をお伺いします。

 住民の避難を促す取組について 

 (幹事社:朝日新聞)
 警戒レベルを付した避難情報の運用が開始され,実際6月には住民が避難する事態が生じました。知事は,この6月定例会で「決して十分な避難の状況とは言えない」との認識を示されました。今まさに,避難を進めるための調査や研究を行っているとのことでしたが,現実に出水期が来ている中で避難を促すために,どのような対策を取られるのかお伺いします。

 (答)
 結論から言うと,今できることを最大限するということです。今般,避難情報が6月7日にだされて,ご承知のとおり,775名の方が避難されたということで,避難者数は増えましたけれども,まだ十分ではないということであります。この警戒レベルの制度内容です〔が〕,数字と共に発表される内容であるとか,あるいは早めの避難行動というのを,より一層浸透させていくということが,まず第一にあると思うわけでありますけれども,これについては,国や市町,またはメディアの皆さまにも,ご協力いただきまして,あらゆる媒体を使って,また,機会をとらえて,積極的に周知を図っていきたいと考えています。これについては,特に災害が近づいているような場合に,今,テレビや新聞などでもかなり具体的に取り上げていただいているので,こういったことを,まず継続していく必要があると思っております。それから避難行動を促進する可能性が高いメッセージというのがありまして,これは先般ご説明したとおりでありますけれども,引き続きメディアの皆さまからの呼びかけの際にもぜひ活用いただきたいと思っております。また引き続いて,大雨や台風といった,災害発生のおそれが予測されるような場合には,私が自らこのメッセージを発信していきたいと,周囲の方と声を掛け合って,早めに避難してくださいという形で,発信していきたいと考えています。ぜひ,そういった状況になる前に,そうじゃない状況の時に,つまり日頃からということでありますけれども,身の回りの〔災害〕危険箇所であるとか,避難場所や避難経路の確認を県民の皆さまにはしていただきたいと思っておりますし,いざ,災害のおそれがあるというときには,早めの避難行動をとっていただくようにお願いしたいと考えております。

 (幹事社:朝日新聞)
 この件について,質問がある社はお願いします。〔ないようですので,それ〕では,一般質問に移ります。質問がある社はお願いします。

 第3回米朝首脳会談を受けて

 (中国新聞)
 中国新聞の木原です。よろしくお願いいたします。トランプ大統領と金正恩委員長の三度目の首脳会談が,〔軍事境界線を〕越境して実現したということが,つい最近ありましたけれども,まず知事として受け止めをいただけるとありがたいんですが〔いかがでしょうか〕。

 (答)
 まず,非常に驚きました。〔それ〕で,日本政府によりますと,これは発表というか報道でも流れていますけれども,両首脳間で2~3週間のうちにチームを立ち上げて,非核化に向けたプロセス,〔というか〕協議を再開するという合意がなされたということでありまして,まだまだ具体的な中身が明確ではないので,今後の動きというのは注視が必要だと思っておりますけれども,非核化のプロセスがもう一回立ち上がって,今,停滞しています朝鮮半島の非核化に繋がっていくということを強く期待しているところであります。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。関連〔の質問〕で続けたいのですけれども,一方で以前,知事もおっしゃっていたとおり,非核化へ向けた北朝鮮の動きというのが,〔核の〕専門家を招かないままであったりだとか,そういった研究も以前されていたと思うのですけれども,こういった遅々とした歩みに対しては,どういうふうに思っておられるか受け止めをお聞かせください。

 (答)
 歩みが遅々としているかどうかということは別にして,最終的に非核化に向かうことが非常に大事だと思っておりますので,そうなることを期待したいと〔思っています〕。この間,あまり進展がないことの反省に,我々も立つ必要があると思います。我々というのは,北朝鮮以外の国際社会が〔反省する立場に〕立つ必要もあると思うので,アメリカには,それも踏まえて,実質的に〔非核化が〕進展するように頑張っていただくことを期待したいと思っています。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。この関連〔の質問〕では最後にさせていただきます。トランプ大統領は,今後の交渉次第では,制裁を見直すという可能性にも触れていてですね。これは日本が支持した非核化の実現段階について〔と異なり〕,非核化が実現した後に制裁を解除するという原則が崩れかねない状況ではあるのですけれども,知事としてどういうふうにお考えかお聞かせください。

 (答)
 交渉のプロセスがどう行われるべきかは,私があまり論評する立場にはないのですが,結果として,地域あるいは国際社会に対して,危険のないような形で,核兵器の廃棄が,廃棄というか,完全な非核化が最終的に進むということが一番大事なことだと思っています。

 (中国新聞)
 今の最後の質問で,日本政府に求めたいことがございましたら教えていただきたい〔のですがいかがでしょうか〕。

 (答)
 日本政府に求めたいのは,まさに完全な非核化が進むことを後押ししていただきたいということです。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (中国新聞)
 〔先ほどの質問の〕関連で中国新聞の中川です。先ほど,知事が受け止めで,非常に驚かれたということをおっしゃっていただいたと思うのですけれども,それはツイッターで呼びかけて首脳会談が開かれたことなのか,それともアメリカの大統領が初めて北朝鮮の地に足を踏み入れたということについてなのか,そこは〔どちらでしょうか〕。

 (答)
 両方です。

 (中国新聞)
 分かりました。

 (幹事社:朝日新聞)
 他に質問がある社はお願いします。

 日銀短観について

 (日経新聞)
 日経新聞の田口です。昨日,日銀短観が発表されたと思うのですけれども,広島県では製造業のDIが2四半期連続で悪化して,先行きも低下を見込んでいます。米中貿易摩擦の影響や,中国経済の減速に伴う海外需要の低迷といったものが主な要因だと思うのですけれども,知事の県内企業の,こういった取り巻く状況というのを,昨日の日銀短観を受けてどのように評価されていらっしゃいますか。

 (答)
 中国に関係する先行きの見とおしの懸念というか,これは以前から指摘されているところでありまして,今般,DIの中で,それが顕在化しているという状況だと思いますけれども,この直前の米中の協議で,当面の制裁が回避されたりしているということもありますし,今後,それから足元の鉱工業生産という点で見ると非常に大きな影響を受けているという状況ではありませんので,これからの状況を引き続き注視しながら,〔というか〕注視していく必要がある状況だと認識しています。

 (幹事社:朝日新聞)
 他に質問がある社はお願いします。

 聖火リレーについて

 (中国新聞)
 中国新聞の木原です。五輪の関連で,〔IOCの〕バッハ会長が聖火リレーで広島に,聖火リレーで広島を訪問する,聖火リレーの機会を捉えてですね。それについて受け止めをいただければと思います。

 (答)
 バッハ会長のご希望というのは,以前から伝わってきているところもありまして,我々としても,ぜひ,この聖火リレーを機に訪問いただけるのであれば,歓迎したいと思っておりますし,ぜひ,それが実現していただきたいなと思っています。特にオリンピックが持つ,平和であるとか,あるいは聖火の一体性というのですか,人類の一体性というか,そういうものを広島の人と発信したいとおっしゃっていると聞いていますので,そういうメッセージをオリンピック〔組織委員会〕,IOCとしても出していただけるとすれば,これは願ってもないことだと思います。それから会長ご自身で,この広島に来て,被爆の実相に触れていただくということも非常に意義の高いことだと思いますし,この8月6日あるいは8月9日がオリンピックの開催期間中でもありますので,そういったことの意味というのもバッハ会長にご理解いただける機会になるのではないかなと期待しております。

 ローマ法王の広島訪問について 

 (中国新聞)
 もう1点すみません,続けて〔の質問になります〕。ローマ法王の件で,11月24日ですね,広島〔を〕訪問することについて,はっきり明らかになっているのですけれども,ご所見と,既に県にも情報が,正式に届いておられるかどうか伺えたらと〔思います〕。

 (答)
 明らかになっているかどうかというのは私は分からないのですけれども,そのように報道はされていますけれども,まだ正式に我々として聞いているところではございません。もちろん,それが今,これだけ〔報道等で〕言われていることでありまして,実現すれば非常に喜ばしいことだと思っておりますし,県としても,宇田〔元県議会〕議長と私と一緒にローマ法王にお目にかかって,〔広島〕訪問をお願いしてきましたし,この5月には,人を介してサンフレッチェのユニフォームを,法王のお名前入りのユニフォームをお渡しさせていただいて,あらためて広島訪問の要請をさせていただいたところでありますので,そういったことが訪問実現に繋がったとすれば,非常に嬉しいと思っています。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (NHK)
 すみません,ローマ法王の先ほどの〔質問の〕関連で,正式な発表等はまだないということですけれども,今後,その辺の発表があってから,具体的に動き出すとは思うのですけれども,ローマ法王が来られるとして,来られるにあたって,県としては,どんな準備を今後していく必要があるか,他の市とか,教会とかとも関わってくるかとは思うのですが,どんな準備をしていって,どんな機会にしたいと考えていらっしゃるかお願いします。

 (答)
 これは,ちょっと日程との関係があるので,実際にいらっしゃるとしたら,どういう日程になるのかということを踏まえて考えていかなければいけないことだと思いますけれども,いずれにしても,訪問が,法王にとっても「歓迎されている」という感覚を持っていただける〔準備をする〕ということと,それから,オバマ大統領の際もそうですけれども,我々の希望としては,資料館を見学いただいたり,慰霊碑に献花いただいたり,被爆者にお会いいただいたり,メッセージを発信していただくということがありますので,そういったことの中で,そういったことが実現できるように,多くは〔広島〕市が中心となって整えていただくことかなと思いますけれども,〔広島市と〕連携しながら,それから,もちろん教会とも連携しながら進めていければと思っています。あと安全面も当然です。我々も県警があるので,セキュリティ対策をばっちりとやりたいと思います。

 (幹事社:朝日新聞)
 他に質問がある社はお願いします。

 副知事人事について

 (中国新聞)
 中国新聞の樋口です。今日ですね,本会議で副知事,新たな副知事の山田さんの選任同意案が可決されました。〔それ〕で,知事に伺いたいのは,やはり経済産業省からですね,登用されたということの狙いと,先ほどご本人への取材で基本的には中下副知事の担務を引き継がれるという予定だというのは伺ったのですけれども,こういったことを引っ張って行ってもらいたいですとか期待があればもう一つ,その2点をお願いします。

 (答)
 今の体制としまして,田邉副知事が管理部門を非常に長く担当してくれておりますので,まず,農林水産業であるとか,商工業といった産業面,あるいはその他の実業部分というとあれですけれども,事業部分というか,そういったものを担務してほしいということでありまして,そういう意味で今の産業振興,あるいは,ここが大きなテーマになると思っておりますデジタライゼーションです。こういったことに対応していくと,〔それ〕でそれを進めるに当たって国との連携を図っていくことができるということを考えてお願いしたというところであります。

 (中国新聞)
 デジタライゼーションですね。先ほど取材の中でも言及がご本人からもあったのですけれども,具体的な事業でいうと昨年の「ひろしまサンドボックス」という名前になってますけれども,IoTを使ったようないろんなそれこそ土木から農林からいろんな分野,観光からですね,多岐に渡っていると思うんですけれども,ああいったものの〔事業に対する〕補助を3年間やっていくとかやってますよね。このデジタライゼーションというのは,知事の念頭にあるのは,そういう特定の事業があるのか,それとも何かもっとこう全体的なお話なのかというのはどう〔でしょうか〕。

 (答)
 全体的な話です。今の〔ひろしま〕サンドボックスというのは,どちらかと言うと,まさに産業面からの切り口で進めているものですけれども,例えばデジタル・ガバメントであるとか,あるいは医療であるとか,あらゆるものに今後,データそれからAIといったものが入ってくる。それをまた5Gを使ってさまざまに処理していくといったようなことが起きてくると思っておりますので,社会全体がそういう中で,まったく違った予想をおそらく示してくるのだろうと〔思っています〕。そこに向けて全庁的にどう取り組んで行くかということを考えていかなくてはいけないということであります。

 (中国新聞)
 そういう意味では経産省というのは適任だとお考えでの起用だと思うのですけれども,経産省の方から起用しようというのは随分前からお気持ちとしてはあったのでしょうか。

 (答)
 それは人事のことなので控えます。

 (中国新聞)
 はい,ありがとうございました。

 (幹事社:朝日新聞)
 では,予定の時刻となりましたので,次で最後〔の質問〕にしたいと思います。

 聖火リレーについて 

 (毎日新聞)
 毎日新聞の元田です。知事,聖火ランナーのですね,募集が始まりまして,県の実行委員会枠以外のスポンサー枠とか,組織委員会が決めるランナーもいるんですけれども,知事として例えば組織委員会に,こんな人に走ってほしいとか,そういう要望なんかは,されているんですか。

 (答)
 いや,それは組織委員会がお決めになることなので,県の意向という部分は,県の募集のところで決めていきたいと思っています。

 (幹事社:朝日新聞)
 では,これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は,7月9日火曜日の午前10時45分からを予定しています。ありがとうございました。

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(資料)肝炎対策の推進に係る連携協定締結について (PDFファイル)(272KB)

 

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