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知事記者会見(令和4年12月6日)

印刷用ページを表示する掲載日2022年12月6日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和4年12月6日(火曜日)

発表項目

〔動画〕

(1)G7広島サミット第2弾PRポスターの作成について

質問項目

(2)11月12日実施の原発広域避難訓練について

(3)中国電力への課徴金納付命令について

(4)専門家による調査の実施について

会見録

 (幹事社:山陰中央新報)
 よろしくお願いします。幹事社の山陰中央新報社です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は14時30分を予定しております。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表が1件ございますので,お願いします。

G7広島サミット第2弾PRポスターの作成について

 私から1点,今日は,広島サミット県民会議の会長として,この定例会見の場をお借りして発表させていただきたいと思います。このたび,ポスターの第2弾ができましたので,お知らせします。第2弾のポスターでは,市民,県民の皆さまに,G7広島サミットへの理解を深めて,サミット開催に向けた機運を高めていただけるようデザインいたしました。具体的には,国際的な課題や問題をイメージさせるアイコンの輪の中から,広島開催の意義とも言える「平和」の象徴である鳩が飛び出してくるよう配置しておりまして,サミットを経て,広島から明るい未来へ鳩が羽ばたく姿を表現しています。作成枚数は1万5,000枚で,配布先は,広島サミット県民会議構成団体,サミットを応援いただける企業,団体,県内の小,中,高等学校,各種交通機関などを予定しています。12月12日から関係機関へ随時発送するほか,サミットを応援する取組に応募していただくことで,皆さまの事務所や店舗など,さまざまな場所に,このポスターを掲示することもできますので,サミットを一緒に盛り上げていただきたいと思います。なお,本日,広島国際会議場において,G7広島サミットフォーラムを開催しております。フォーラムでは,ジャーナリストの池上彰さまをお招きいたしまして,サミットの開催趣旨などについて,わかりやすく説明していただいております。市民,県民の皆さまのサミットに対する関心が高まり,理解が深まることを期待しております。12月20日で,サミット開催まで150日となります。「オール広島」での,さまざまな取組を,一層加速してまいりたいと考えております。私からの発表は以上でございます。

 (幹事社:山陰中央新報)
 この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いします。〔質問は〕ございますでしょうか。

11月12日実施の原発広域避難訓練について

 (幹事社:山陰中央新報)
 〔それ〕では,続きまして,幹事社質問に移ります。先般ですけれども,11月12日,中国電力島根原発の事故を想定した住民の広域避難訓練が行われまして,広島県は島根県から雲南市民を三次市の方で受け入れました。訓練を終えて,避難計画の実効性向上へ向けた課題や反省点等ございましたら,お願いいたします。

 (答)
 まず,島根県が住民の皆さまを安全な場所に避難させるという役割であることに対しまして,本県は,避難されてきた方々を受け入れるという,そういう立場にございます。そのために,万が一に備えて,島根県や避難先の市町と連携して,避難者を円滑に受け入れられるよう,受入手順や避難所の運営などについて,訓練を通じて,しっかりと確認しておくことが重要だと認識しているところです。今回の訓練は,令和元年以来3年ぶりの実施になったのですけれども,全体を通して大きな混乱はなく,一連の避難者の受入手順を確認することができたかなと考えています。一方で,万が一事故が発生して,実際に避難者を受け入れるということになりますと,非常に多くの方,ボリューム的に多くの方が避難されることが見込まれるところです。このため,本県としても,多くの避難者の避難所への円滑な振り分けであるとか,あるいは,避難経由所あるいは避難所へのアクセスなどについて,島根県や市町と連携して,しっかりと対応していく必要があると受け止めているところです。今後,島根県や国において,今回の訓練の検証,報告〔が〕なされると思いますので,それらも踏まえまして,島根県と協議を行うとともに,県内市町とも共有して,マニュアルの改善など,受入体制の向上を図っていきたいと考えているところです。

 (幹事社:山陰中央新報)
 ありがとうございます。この件について質問がある社はお願いします。〔質問がないようですので,それ〕では,すみません,一般質問の方に移ります。他に質問のある社はお願いします。

中国電力への課徴金納付命令について

 (日本経済新聞)
 日経新聞の阿部でございます。よろしくお願いします。中国電力に関するカルテルの疑いについて伺いたいのですけれども,広島県さんは,中国電力に対して,年間で,どのくらいの金額分の電気を購入していらっしゃいますでしょうか。年間の電気代はいくらになりますでしょうか。

 (答)
 すみません,ちょっとそれは,今,にわかには,わからないです。ちょっと事務的に確認をしないと,〔県庁〕全体〔なのかどうかということ〕もありますし,中〔国〕電〔力〕から購入しているのは,またその〔県で使用している電力の〕一部なので。

 (日本経済新聞)
 承知いたしました。広島県は法人なので,おそらく〔契約種類は〕高圧電力ではないかと思うのですが,中国電力がカルテルの疑いを持たれているのは,まさに高圧電力と特別高圧電力でして,カルテルが事実であれば,広島県さんも他の消費者と同じように,不当に高い金額で,割高な電気を購入させられていた可能性があるかと思います。仮にそれが事実であれば,広島県さんとして,損害賠償請求などを実施するお考えはございますでしょうか。

 (答)
 その点については,ちょっと,今,何と言いますか,確認しているところでありまして,ちょっと今の段階で,どうするかということは,まだ申し上げる段階ではないところです。

 (日本経済新聞)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:山陰中央新報)
 他に〔質問は〕ございますでしょうか。

専門家による調査の実施について

 (中国新聞)
 中国新聞の河野と申します。教育長の,教育委員会の〔契約に関する〕調査結果の件についてお聞きします。今日,県議会の文教委員会で,パンゲアに関する契約の調査結果を発表しました。この調査結果の内容について,知事の受け止めをお願いします。

 (答)
 今回,弁護士の調査の結果,官製談合防止法,それから地方自治法の違反が指摘されたところでありまして,これについては大変重く受け止めているところです。まずは,教育委員会におきまして,調査結果を真摯に受け止めて,再発防止策など,適切に対処してほしいと考えています。

 (中国新聞)
 あともう1点〔質問ですが〕,平川教育長を任命したのは知事でありまして,〔調査結果では〕重い判断が下されているのですけど,知事の任命責任というか,その辺については,ちょっとどのように受け止めて〔いらっしゃるでしょうか〕。

 (答)
 県民の不信感を招く事態となったということは,非常に遺憾なことだと思っていまして,そのことは大変重く受け止めているところです。教育委員会には,この調査結果を踏まえて,県民の皆さまにしっかりと説明を行った上で,改善を検討してほしいと考えています。

 (中国新聞)
 確認ですけど,平川教育長には,引き続き職責を全うしてもらいたいというか,辞めさせるという考えはなく,職責を全うしてほしいという〔ことでしょうか。今回の結果を受けて〕責任をどう取るかという考えもあるのですけれども,どうお考えでしょうか。

 (答)
 ちょっと繰り返しになりますけれども,まず,この結果を踏まえて,県民の皆さまにしっかりと説明する必要があると〔考えています。それ〕で,改善,あるいは,内部への対応というか,それをどうするかということも検討する必要があると思いますし,そういったことを踏まえて考えていく必要があると思っています。

 (中国新聞)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:山陰中央新報)
 他に〔質問は〕ございますでしょうか。

 (RCC)
 RCCの寺岡と申します。お願いします。関連して教育長の件なのですけれども,今回のやり方というか,そういったところも含めて,官製談合が疑われるというか,そういう法令違反があるというような手法を,民間から,民間の人を〔教育長として〕受け入れるに当たって,これまでとは違う手法であったりとか,そういうのも,ある種期待されていた部分もあるとは思うのですけれども,それが今回,こういう形になってしまったというところで,ちょっと,なかなか教育委員会のことを言及するのは難しいのかもしれないですけれども,〔調査結果では〕体制についても問題点〔が〕指摘されていますけど,その辺りはどういうふうに受け止められていますか。

 (答)
 すみません,民間の〔人を受け入れるというのはどういうことでしょうか〕。

 (RCC)
 そういう〔教育長のように〕民間〔出身〕の人を行政の中に入れて〔やっていくということです〕。

 (答)
 それは教育長が民間出身という〔ことを踏まえての質問でしょうか〕。

 (RCC)
 そういうことです。それを受け止める,受け入れる側〔の態勢〕というか,そういう,〔教育長と職員の〕意思疎通がちゃんとうまくいっていなかったのではないかなというところもあると思うのですけど,その辺りの,知事の考えとかあれば伺えればと〔思います〕。

 (答)
 今回,いわゆる組織風土という形で,課題があると指摘されていると思うのですけれども,それについては真摯に受け止めて,改善に努める必要があると考えているわけですけれども,平川教育長には,教育改革をしっかり進めてほしいと思っています。教育長のもと,教育委員会においても,さまざまな,良い変化も起きているとは考えているのです。そういう中で,今,手続的なことについては,それ自体は,何と言いますか,教育長が民間出身者だからということではないのかなと思いますので,いずれにしても,そういった事務的な面というか,手続的な整理であるとか,あるいは研修というか,担当者の〔研修など〕,しっかりと,手続について熟知するというか,そういったことも必要だということが指摘されていると思うので,それはそれで,それはそれでというか,そういったことをしっかりと対応していく必要があると思います。

 (幹事社:山陰中央新報)
 他に〔質問は〕ございますでしょうか。

 (NHK)
 NHKの堀江です。重ねて教育長の件になりますけれども,今回の報告書〔では〕,教育長に対して,特定の事業者の名称を挙げたことが契約担当者の裁量権の濫用という結果に繋がったという厳しい言葉も書かれています。あらためて,今日,この報告書を受けた段階で,教育長に,辞任だったり責任の取り方というのは,特に今日の段階では伝える考えはないということでしょうか。

 (答)
 繰り返しになりますけれども,教育長については,というか今回の件については,まず,しっかりと県民の皆さまに説明していただいた上で,必要な改善を行っていくということがあるので,これは教育長としてというか,教育長も含めた教育委員会として,〔対応〕しなければいけないと思っています。まず,それをしっかりと果たしてほしいと思っています。

 (NHK)
 教育長の責任という問題に関しては,今後,もしかしたら考えていかなければいけないということでしょうか。

 (答)
 今回は,法令違反があったかどうかということについて調査が行われているので,責任についての,何と言いますか,報告ということではないわけでありまして,全体について教育委員会の方で,やはりまず考える必要があると思います。

 (NHK)
 ありがとうございます。

 (幹事社:山陰中央新報)
 他に〔質問は〕ございますでしょうか。よろしいでしょうか。それでは,すみません,〔質問が〕ないようですので,これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は,12月20日火曜日10時半からを予定しております。これで終わります。ありがとうございました。

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(資料)G7広島サミット第2弾PRポスターの作成について (PDFファイル)(286KB)

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