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知事記者会見(令和4年11月29日)

印刷用ページを表示する掲載日2022年11月29日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和4年11月29日(火曜日)

冒頭発言

〔動画〕

(1)新型コロナウイルスの感染状況等について

質問項目

(2)新型コロナウイルスの感染状況等について

(3)冬季の節電について

(4)新型コロナウイルスの感染状況等について

(5)公用車について

(6)教育長のタクシー利用について

会見録

 (幹事社:日刊工業新聞)
 幹事社の日刊工業新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,11時を予定しております。ご協力をよろしくお願いいたします。まず,知事からの冒頭発言が1件ありますので,お願いいたします。

新型コロナウイルスの感染状況等について

 それでは,資料をお配りしていると思いますけれども,ご参照いただきながら,コロナの感染状況についてご説明したいと思います。まず,1ページ目というか,〔資料の〕2ページですが,本県の感染状況〔は,新規感染者数の〕増加〔が〕継続しているという状況です。〔それ〕で,〔資料の〕3ページ目になりますが,今後,年末年始で人と人との接触機会が増える時期になってきますので,〔資料に〕シミュレーションがございますけれども,この先も感染増加が続く可能性があると見ております。〔資料の〕4ページになりますが,このまま感染増加が継続いたしますと,入院者数も増加しまして,現在の一般フェーズ4のライン,〔確保病床数〕523床ですが,これを近いうちに超える可能性があると見ております。このため,12月1日から,確保病床のフェーズを「緊急フェーズ1」,〔確保病床数〕768床に引き上げて対応することといたしました。また,さらに感染が拡大する場合には,「緊急フェーズ2」の準備も必要になってまいりますが,その場合には,通常の医療を大幅に制限することになってまいりますので,何とか感染拡大を防いで,医療現場に大きな負担がかかる事態を避けたいと考えております。このため,県民の皆さまには,医療現場に過剰な負担をかけないよう,基本的な感染防止対策,〔つまり〕マスクとか手洗いとか,換気,三密を一つでも避けるとか,これを,今一度徹底してください。加えまして,あらかじめ,抗原検査キットや解熱鎮痛剤をご家庭に備えておいていただければと思います。〔これにより〕急な発熱などの体調不良時に,ご自宅ですぐに検査ができて,陽性となった場合には,県の陽性者登録センターに登録いただくことで,速やかに療養を開始することができます。そして,ワクチンについては,タイミングが来ていて,まだ接種していないという方は,速やかな接種をご検討いただきたいと思います。そして,資料の6ページ目になりますが,前回の接種から3か月以上を経過していれば,オミクロン株対応ワクチンを接種可能です。感染拡大や医療のひっ迫を防ぐためにも,速やかな接種の検討をお願いします。県民の皆さまお一人お一人には,適切な場面でのマスク着用など基本的な感染防止対策や,ワクチン接種といった感染拡大を防ぐ行動を取っていただきますように,あらためてお願い申し上げます。私からは以上です。

 (幹事社:日刊工業新聞)
 それでは,この件につきまして,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいように,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いいたします。〔それ〕では,質問がある社は挙手をお願いいたします。

 (中国新聞)
 中国新聞の平田です。お疲れ様です。コロナに関してなのですが,2週間,3週間ほど前の会見の中で〔新規感染者数〕4,000人という規模〔のシミュレーション〕を示していたのですけれども,まだ4,000人突破はしていないのですが,流行の状況としては,増加傾向ではあると思うのですけれども,当初描いていたほどのスピードはないという認識でしょうか。

 (答)
 当初描いていたというか,いくつかパターンというか,どういう伸びを示すかというのは,当然,幅があるわけですけれども,今はその比較的低い方の見通しの方で推移しているということで,〔新規感染者数〕4,000人という〔のは〕一つのメルクマールですけれども,そこに到達するタイミングが遅くなっているということだと思います。ただ,これはやはり,何と言いますか,〔新規感染者数が〕伸びてはいるので,いずれそこに到達していくということだとは思っています。

 (中国新聞)
 インフル〔エンザ〕との同時流行ということが,ずっと懸念されてはいるのですけれども,現在の状況としては,インフル〔エンザ〕の感染状況などは,もう,徐々に流行の兆しが出ているのでしょうか。

 (答)
 県内では,まだ,ほとんどインフル〔エンザの患者〕は見られていません。低い水準であるということです。10月24日から〔11月〕20日までの4週間で,4人〔の患者が〕定点の医療機関で発生しているという程度なので,例年と比べると,非常に低い状況にはあります。

 (中国新聞)
 この状況については,知事はどういうふうに〔受け止めているのでしょうか〕。

 (答)
 いや,〔受け止めとしては,感染水準が〕低いなということなのですけど,やはり,基本的な感染対策を皆さんが取っていただいているので,インフル〔エンザ〕に対しても,それが有効に効いているという状況が続いているのかなと思っています。

 (中国新聞)
 もう,かなりしつこい質問になるかと思うのですが,第8波というところの認識〔について〕,前回も,それに入る,入らないという問題ではないというお話だったと思うのですけれども,これは聞かざるを得ないと〔いうことで,現在の認識をお願いします〕。

 (答)
 〔前回と同様の質問をいただいて,〕あまり笑っていると,笑っているところが映るのであまりよろしくないのですけど。〔感染状況は〕今,増加しているわけです。〔それ〕で,この波がどれくらい大きくなるのかというところは,わからないのですけれども,とにかく感染増加は続いていると〔いう状況です。それ〕で,今後,年末にかけて,どちらかというと,感染が増える要素はあるのです。〔例えば〕帰省があったりとか,そうは言ってもやはり忘年会などもありますので,そういうことを考えると,当面,感染水準が下がる要素はないと〔いう状況です〕。そう考えると,第8波と言っていただいても,それは差し支えないものかなとは思っています。

 (中国新聞)
 現時点で〔第8波と〕言っても問題ないということですか。認識として。

 (答)
 はい。増加が続いているということです。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (HTV)
 広島テレビの門脇です。よろしくお願いします。こちらです。今,ちょっとお話の中で,忘年会という話が,単語が出てきましたけれども,12月を間もなく迎えて,忘年会の本格的なシーズンが始まると思いますが,そこに関して,何か県民の方への注意喚起であったりとか,知事からのメッセージがあればお願いします。

 (答)
 まずは,やはり,県の認証を受けているお店を使っていただきたいということと,それからやはり,飲食の時の感染リスクというのは高まりますので,しっかりと,席と席を離すであるとか,あるいはパーテーションを適切に使うとか,あるいは換気をしっかりすると〔いったこと〕,これは認証店でやっていただけると思いますけれども,そういったことも,ご自分たちで気をつけていただきたいと思います。

 (HTV)
 すみません。あともう1点だけ,お願いします。感染者が増えるであろうという予測が立つ中で,行動制限〔を〕何かお願いすることがあったりですとか,あとは「医療非常事態警報」などの発令などについては,今後の見通しについて,知事は今の段階ではどのように見ていらっしゃいますでしょうか。

 (答)
 今の段階では,何と言いますか,どのタイミングでどうなるということは,ちょっと申し上げにくいですけれども,大きな方針としては,できるだけ行動制限をしない中で,医療で受け止めていくということであります。そのための医療機関の準備はしているわけですけれども,どうしても医療への負荷が高まったような場合には,今般,国の方で,新たな対応策,対応方針というのを出されていまして,「医療ひっ迫防止対策強化宣言」とか,そういうこともありますので,あるいは「医療非常事態宣言」〔もありますが〕,こういう中で,外出の自粛であるとか,大人数での会食だとか,あるいは大規模なイベントへの参加を見合わせるといったような,行動を慎重に行うということになろうかと思います。

 (HTV)
 ありがとうございます。

 (RCC)
 RCCの寺岡と申します。よろしくお願いします。コロナの関係で〔質問ですが〕,コロナの分類を5類にしたらどうかというような声も高まっていて,検討するというような政府の声等もありますけれども,これについての知事の受け止めをお伺いできますでしょうか。

 (答)
 これは,国の分科会で,大阪府のデータをベースに検討されていると思いますけれども,その中で言うと,重症化率であるとか,あるいは致死率,これが,季節性インフルエンザよりも低いといったようなものが出ています。県内の調査でも,それに近いものがあるのですけれども,一方で,現状がどうかと言うと,新型コロナの患者というのは,インフルエンザの,例年流行した時の〔インフルエンザの〕患者数よりもはるかに多いのです。なので,重症化率とか致死率とかの率は低くても,絶対数が多くなるということがありまして,あとは,その薬の問題です。今般,新しい薬も承認されましたけれども,ただ,やはり,重症化予防という薬については,引き続き高価ですし,適用できる人も制約が大きいというものもあって,なかなか治療という面も確立はされていないというところがあります。それから,5類になると,入院勧告ももちろんできませんし,就業制限などもできなくなるということもあります。感染の拡大防止という感染管理が難しくなるということですけれども,治療費も自己負担になるというようなこともあると,そういうことを考えると,にわかに5類に見直して良いかどうかというのは,慎重な検討が必要だと思うのです。あとは,もう一つは,社会的に受け入れられるのかどうかということが非常に大きなポイントでもあると思うので,それを社会的コンセンサスを作りながら進めていただきたいと思います。

 (RCC)
 ありがとうございます。

 (幹事社:日刊工業新聞)
 他に〔関連の質問は〕ございますでしょうか。

冬季の節電について

 (幹事社:日刊工業新聞)
 〔それ〕では,ないようでしたら,幹事社質問に入ります。幹事社の方から,今冬の電力需給の状況について,知事にお伺いしたいと思います。〔今冬の電力需給は〕全国的に厳しい見通しであると言われております。県として,県民や事業者に対して,どのようなことを呼びかけようと思っておられますでしょうか。知事のお考えをお聞かせください。

 (答)
 状況としては,今の政府の見通しの中で,〔電力〕需給は,かなり,10年に一度の厳寒,〔つまり〕厳しい寒さ〔となる〕ということを想定した場合でも,3パーセント,いわゆる安定供給に最低限必要という予備率〔3パーセント〕の確保は可能だということで,最低限の電力供給の確保はできているというのが,まずベースにあると思います。ただ,燃料価格が非常に高い水準で推移していて,家計,経営に大きな影響を与えていますし,政府や電力会社において,電力供給の確保に最大限の努力をされていますけれども,県と県民,それから事業者の皆さま一体となって,省エネルギーに取り組む必要があると考えております。〔このため〕日常生活とか経済活動に無理のない範囲での節電をしていただくようにお願いしたいと思います。冬季の家庭における電気の使用割合の高いものを挙げますと,やはり暖房が大きくて,これが3割ぐらいでございます。次いで,冷蔵庫,それから給湯といったような割合が高くなっています。暖房について言うと,例えば,しっかりと重ね着などをしていただいて,設定温度を低めにするといったようなこと,あるいは人がいない部屋では暖房を消すといったようなこと,それぞれのライフスタイルがあると思うので,そこにあわせた節電の工夫というのを,今日からでも実行していただきたいと〔思います〕。もう,今週から,明日からかなり寒くなりそうなので,そういうことを実行していただければと思いますし,オフィスで見ても,やはり,冬季の電力消費の33パーセントぐらいが空調なのです。〔それ〕で,約3割が照明となっていますので,こういった大きな割合を占めているようなものから取り組むなど,効果的な節電への工夫というのをご協力お願いしたいと思います。今,コロナもありますので,換気などに優先的に取り組んでいただくような形で,健康にもしっかりと配慮していただいた上で,県民,それから事業者の皆さまには,無理のない範囲での節電にご協力いただいて,暖かさを保ちつつ,暖房器具の使用量を減らす工夫といったようなものを,そういう工夫を取り入れていただければと思います。

 (幹事社:日刊工業新聞)
 ありがとうございました。〔それ〕では,この件に関して,関連してご質問がある社がございましたら挙手をお願いいたします。〔質問が〕ないようですので,それでは一般質問に移りたいと思います。他に質問がある社は挙手をお願いいたします。

新型コロナウイルスの感染状況等について

 (RCC)
 すみません。ちょっとコロナに話を戻してしまって恐縮なのですけれども,シミュレーションの中で,〔資料の〕3ページ目です〔が〕,北海道の事例等を参考に〔している〕というところもあるのですけれども,現在のところ,12月初旬だと,どれぐらいの幅で〔新規感染者数が〕増えるというか,予想されている人数というか,前回〔は〕4,000人だったと思うのですけれども,今の状況だとどれぐらいなのかというのを少し教えていただければと思います。

 (答)
 このシミュレーションを見ていただくと,実際の患者数の推移というのが,緑の線に沿ったような形になっております。この緑の実線というのは,前週比1.13ということで,比較的直近の状況を踏まえたもの〔シミュレーション〕の数になっているのですが,ほぼほぼ,そういった状況で推移していると〔いう状況です〕。この緑の線を伸ばしていくと,そろそろ〔新規感染者数〕4,000人に行くというような感じで,これは,先週の〔新規感染者〕数などもご覧いただくと3,900〔人〕とかになっていますが,それが1.1倍とか,1.2倍とかになると,これは容易に4,000人を超えていくといったようなことになってきます。ですから,そういった,今のこの角度で,何と言いますか,今のところ安定的に増加していると〔いう状況で〕,ここに,それ〔に〕プラス〔して〕,今後のいろんな拡大要因,年末に向けての人の接触機会が増えるということで,さらに拡大する可能性はあると思っています。

 (RCC)
 数的な,数字で言うと,このシミュレーションを見たら,今のままの状況だったら〔12月〕初旬は〔新規感染者数〕5,000人〔に〕行かないぐらいというような〔見通しでしょうか〕。

 (答)
 今のこの緑のラインで行くと,〔資料を〕ご覧いただくと,ちょっと12月6日まで〔のシミュレーション〕しかありませんけど,12月6日のところで,まだ,そういうところ〔新規感染者数5,000人〕には到達しないということかなと思っています。

 (RCC)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:日刊工業新聞)
 他に〔質問は〕ございますでしょうか。

公用車について

 (中国新聞)
 中国新聞の河野と申します。ちょっと2点〔質問が〕あるのですが,まず1点目〔ですが〕,センチュリーの購入の関係をちょっとお聞きしたいと思います。山口地裁の判決で,〔山口県〕知事の方に購入費の支払いを命じる判決が出て,〔山口県が〕控訴しました。広島県の方でも,県議会のセンチュリーを1,800万円ぐらいで購入して,広島県の方が購入していると思います。この判断,選定というのが妥当だったというふうにお考えでしょうか。

 (答)
 これは,議会の方で選定されて,議会事務局において判断されたものでありますので,そういうものだと考えております。

 (中国新聞)
 わかりました。藤田雄山知事の時代は,知事もセンチュリーを使っていたと思うのですが,湯崎知事はセンチュリーを使わないという判断をされたと思います。それはなぜ,センチュリーではなくても良いという判断があったのでしょうか。

 (答)
 〔以前の公用車は〕買い替え時期というか,交換時期に当たっていましたので,どういった車を使うかという検討をした時に,できるだけ,やはり地元もありますので,そういう,地元にも配慮しながらの車にしようと判断したということです。

教育長のタクシー利用について

 (中国新聞)
 わかりました。ちょっと二つ目〔の質問に〕行くのですが,公用車に関連して,教育長の移動の関係なのですが,平川教育長が,昨年度,タクシー代〔を〕100万円以上支出していたということが,県議会の決算特別委員会で明らかになりました。この100万円支出していたことは適切だとお考えでしょうか。

 (答)
 これは,出張手段の選択ということになると思いますけれども,それは,教育委員会の方で,適切に判断されるべきものだと受け止めています。

 (中国新聞)
 一般の県民からは,これに対して疑問の声というのが上がっています。やはり福山〔への出張〕で6万円を使ってタクシーで移動する〔ということが〕,新幹線という手段もあったりすると思うのですが,この〔タクシーでの〕移動というのが,県民の理解というのを得られるとお考えでしょうか。

 (答)
 それも含めて,教育委員会の方で適切に判断されるべきと考えております。

 (中国新聞)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:日刊工業新聞)
 他に質問はございますでしょうか。それでは,〔質問が〕ないようでしたら,これで知事定例会見を終了したいと思います。次回の定例会見は,12月6日火曜日の14時からを予定しております。どうもありがとうございました。

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(資料)新型コロナウイルスの感染状況等について (PDFファイル)(826KB)

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