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知事記者会見(令和4年5月31日)

印刷用ページを表示する掲載日2022年5月31日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和4年5月31日(火曜日)

冒頭発言

〔動画〕

(1)新型コロナウイルスの感染状況等について

質問項目

(2)新型コロナウイルスの感染状況等について

発表項目

(3)「食のイノベーション推進事業」参加者募集について

質問項目

(4)各国首脳に核兵器廃絶を訴える具体策について

(5)G7サミットの広島開催決定について

(6)JR西日本の赤字線自治体への議論要請について

(7)旧広島陸軍被服支廠4号棟(中国財務局所管)の建物詳細調査について

(8)広島市が平和記念式典にロシア等を招待しないことについて

(9)「食のイノベーション推進事業」参加者募集について

会見録

 (幹事社:HOME)
 幹事社の広島ホームテレビです。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,11時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言が1件ありますので,お願いします。

新型コロナウイルスの感染状況等について

 新型コロナウイルスの感染状況等について,まずご説明したいと思います。直近の感染状況〔について〕,お手元の資料をご覧いただければと思いますが,新規感染者が1,000人を超える日もございましたが,現在は,16日連続で,前の週の同じ曜日〔の新規感染者数〕を下回っておりまして,ゴールデンウィークの影響も,ある程度収まってきたのではないかと考えています。確保病床の使用率は25.8パーセント,これは5月30日時点ですけれども,〔25.8パーセント〕となっております。〔それ〕で,このまま推移すれば,6月も病床使用率は50パーセントを超えない見込みとなっています。これは,皆さまの継続的な感染対策やワクチン接種によるものと考えておりまして,この場をお借りして感謝を申し上げたいと思います。〔資料の〕3枚目〔を〕ご覧いただきますと,マスク着用につきましては,これから暑くなるにつれまして,熱中症のリスクが高くなると〔いうことや〕,また,小さなお子さんへの影響も踏まえまして,国からマスク着用が必要な場面や,不要な場面が示されたところであります。県としても,これらの例示に沿いまして,屋外や屋内でのマスク着用や,子どものマスク着用について周知を図ってまいります。具体的には,屋外では,人との距離が2メートル以上確保できない場面で会話をする場合はマスクの着用を推奨いたします。逆に,屋内では,人との距離が2メートル以上確保できて,なおかつ会話をしなければ,マスクは必要ないと考えています。加えまして,夏場は,熱中症防止の観点から,屋外で,人との距離を2メートル以上確保するか,会話をしないようにして,マスクを外すことを推奨いたします。また,子どものマスク着用につきましては,人との距離が確保できる場合においてはマスクを着用する必要はなく,就学前のお子さんにつきましては,マスク着用を一律には求めません。しかしながら,〔資料の〕4枚目〔を〕ご覧いただきまして,ここで大事なことは,感染防止対策はいくつもの対策が重なり合って効果を発揮しているということであります。図にお示ししましたように,「手洗い」「換気」「人との距離をとる」「マスクの着用」「ワクチン接種」と,それぞれの対策を重ねて行うことで,より高い感染予防効果が期待できると考えております。このため,マスク着用が感染防止に有効であることは何ら変わりませんので,お一人お一人が,状況に応じてマスクの着用を続けていただければと思います。また,自分で判断が難しい小さなお子さんには,保護者や周りの大人が声をかけたり,ご家庭で一緒に学んだりして,適切にマスクを着用できるように教えてあげていただければと思います。〔資料の〕5枚目〔を〕ご覧いただきまして,続いてワクチンの効果であります。現在,若年層のワクチン3回目の接種率が,まだまだ低い状況にありますけれども,県では,若い方にもワクチン接種を検討いただけるよう,ワクチンの効果を検証しました。検証は,主な感染経路であります「家庭内」の状況を分析する〔こと〕といたしまして,これ〔は〕かなりの濃厚接触をしているという前提もございます。そういう状況での感染状況を見ているわけですが,3月に陽性が判明した患者の同居家族の方々について,それぞれ感染率を確認しましたところ,ワクチンの3回目接種が進んでいる高齢者は感染率が低く,3回目接種が進んでいない若年層は感染率が高いということがわかりました。中でも,最も感染率が高かった20歳から39歳までの若い世代について,ワクチン接種回数別の感染率を確認したところ,右側のグラフにありますように,3回接種した方は,3割以下の人しか陽性になっていないということで,7割以上の方は感染していないということがわかりました。未接種の方と比較しても,かなり低いということがおわかりいただけると思います。このことから,若い世代の方もワクチンを3回接種することで感染予防効果が高まると考えられますので,自分を守るため,また家族や友達を守るためにも,3回目の接種をご検討いただければと思います。以上を踏まえまして,〔資料の〕6枚目になりますが,県民の皆さまには次のことをお願いしたいと思います。まず,マスクの着用につきましては,熱中症対策の観点から,通勤,通学時など屋外で人との距離が確保できる場合などは,マスクを外すことを推奨いたします。しかしながら,「マスク着用」が感染防止対策に有効であることは何ら変わりありませんので,状況に応じた「マスク着用」や「手洗い」「換気」「人との距離をとる」といった基本的な感染対策の継続をお願いいたします。ワクチン接種については,20歳から39歳までの方も3回目の接種により感染予防効果が高まると考えられますので,若い方をはじめ県民の皆さまには,ぜひとも積極的にワクチン接種を検討してください。なお,4回目接種も5月下旬から始まっておりますので,対象となっている方は4回目〔接種〕の検討をお願いいたします。本件については以上です。

 (幹事社:HOME)
 この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いします。

 (中国新聞)
 中国新聞の長久です。よろしくお願いします。マスクの着用に関連して,このほど政府が屋外のマスク着用のあり方を公表していますけれども,今回のこの県の考え方については,政府の考え方に沿った内容というふうに考えてよろしいでしょうか。

 (答)
 はい。そうです。

 (中国新聞)
 あらためてですが,政府が示した着用のあり方については,知事としては妥当というふうに考えていらっしゃるということでしょうか。どのように評価されているか,あらためてお聞きできますでしょうか。

 (答)
 繰り返しになるかもしれませんけれども,感染防止対策というのは,一つのもので完結するわけではなくて,先ほども申し上げたように,いくつもの対策を重ねて行うことで,より高い感染防止対策の効果を発揮するものだと考えておりまして,マスク着用についても,有効な感染防止対策であることは変わらないと考えています。そういうことを踏まえますと,状況に応じてということではありますけれども,マスク着用は続けていただければと思っています。その上で,特に夏場は熱中症のリスクが高まるということもありますので,屋外では人との距離を十分に確保するか,会話をしないというような形でマスクを外すことを推奨していきたいと考えています。

 (中国新聞)
 あと,直近の感染状況について,落ち着きつつあるということですけれども,感染状況が下がっている要因と言いますか,その辺り,分析されている内容がありますでしょうか。

 (答)
 ここはまだちょっと,はっきりわからないというところです。まだちょっと分析中というところです。

 (中国新聞)
 これまで若い世代〔の感染者〕が多かったり,感染経路で言うと家庭が多かったりという状況が見られたと思うのですが,それも含めて全体的に下がっているというふうに考えてよろしいでしょうか。

 (答)
 家庭〔内感染〕が多いというところはあまり変わっていないと思います。若干,職場〔での感染者数〕が伸びてきているかなとか,これ〔は〕また市町によって若干〔傾向が〕違うところもあったりするのですけれども,ワクチンの効果もあるのだと思いますし,いろんな要素があるのだと思いますが,今はちょっと確たることが言える状況ではないというところです。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (幹事社:HOME)
 その他,ご質問があるでしょうか。

 (共同通信)
 共同通信の佐々木と申します。ワクチン接種についてお伺いしたいのですけれども,県内では,5月末でワクチンの期限が切れてしまい廃棄するものが20万回分以上あると聞いております。4回目の接種も始まっておりますが,少しでも無駄をなくすために,県としてはどのように取り組んでいかれるかお考えをお聞かせください。

 (答)
 もちろん,できるだけ,何と言いますか,計画的に使っていくということですけれども,これはどうしても,5月末に有効期限が来るものがありますので,これは如何ともしがたいところだと考えています。〔対応として〕若い人の接種率を高めるということがあるのですけれども,それももう既に,〔有効期限が〕今日までということなので,残念ながらちょっと間に合っていないというところです。今後は,やはりその需要と供給をマッチさせながら,〔ワクチン接種を〕進めていくということだと思います。

 (幹事社:HOME)
 その他〔質問は〕ありますでしょうか。続いて知事からの発表が1件ありますので,お願いします。

「食のイノベーション推進事業」参加者募集について

 本日の発表項目〔は〕「食のイノベーション推進事業の参加募集について」でございます。県では,生産性の高い農業を取り入れて安定した所得を確保しながら,本県の農業をリードする企業経営体の育成支援を進めているところでありますが,その支援の中で「異業種と連携したい」「社会環境の変化をビジネスに繋げたい」など,新たなビジネスを創発するといったことを希望する意欲的な農業経営体が現れてきております。こうした状況を踏まえまして,県では,生産から販売に係る,さまざまな企業と農業経営体が連携しまして,新商品やサービスの提供など,新たな「食」のビジネスを創発する取組を進める「食のイノベーション推進事業」を今年度から実施しています。この事業で県は,新規事業立ち上げのノウハウを有する専門家と一緒に,新たなビジネスに繋がるニーズの発掘であるとか,あるいは事業構想の作成,農業経営体と企業のマッチングなど,プロジェクトの立ち上げを支援してまいります。また,プロジェクトの実行計画に基づく新たなビジネスの実現に向けまして,専門家による課題解決や,現地の実証に係る経費につきまして,今年度最大300万円,最長3年間の支援を行います。このたび,本事業を推進するプログラムであります「Hiroshima FOOD BATON〔ヒロシマ フード バトン〕」を立ち上げて,明日6月1日より,本事業に関心のある農業経営体や事業者の参加募集を開始いたします。また,6月8日水曜日に,本事業の内容や募集方法,個別相談などについて説明するオンラインセミナーを開催いたします。農業経営体や食のイノベーションに関心のある事業者の皆さまには,ぜひセミナーに申し込んでいただきまして,本プログラムへの理解を深めて,取組に参加いただきたいと思います。県では,こうした取組を通じて,農業経営体の「稼ぐ力」を高めて,安定的な所得を確保する農業経営体を育成することで,生産性の高い持続的な農林水産業を確立してまいりたいと考えているところでございます。私からは以上です。

 (幹事社:HOME)
 この件について質問がある社はお願いします。

各国首脳に核兵器廃絶を訴える具体策について

 (幹事社:HOME)
 続いて幹事社質問に入ります。2023年の主要国首脳会議,いわゆるG7サミットについて,広島での開催が決定しました。現在,ウクライナ情勢が緊迫化し,核兵器使用のリスクが懸念される中,被爆地広島において,各国首脳にどのように核兵器廃絶を訴えるのか,その具体策について,知事のお考えをお聞かせください。また,例えば,各国首脳に,平和記念資料館の視察や被爆者との対話などを要請するかについても,あわせてお聞かせください。

 (答)
 まず,やはり,今の現下の国際情勢〔では〕,ロシアがウクライナ侵略をしているという状況がありまして,国際社会は大きな危機に直面していると言えると思います。特に,核兵器の使用をロシアのプーチン大統領が示唆していまして,これは世界中の人々に大きな不安だとか,あるいは恐怖を与えていると思います。その中で,核抑止の議論を拡大させるといったようなことも見られまして,核兵器廃絶に向けて,かつてないほど厳しい事態を生み出しているという認識がございます。こういう中で,G7サミットでは,各国の首脳に,まずは被爆の実相に触れていただいて,核兵器の非人道性をしっかりと認識していただくことが,核兵器廃絶に向けて非常に重要であると考えています。そうした意味で,平和記念資料館の視察であるとか,被爆者〔と〕の対話というのは,意義が極めて大きいと考えておりまして,国に対して,こうした場を設けていただくように,強く働きかけてまいりたいと考えています。そして,各国の首脳には,核兵器の存在そのものが大きな脅威,リスクであって,核兵器の使用を防ぐ唯一,また確実な方法は廃絶しかないということを,あらためて理解していただきまして,ウクライナ情勢で厳しい状況にある核軍縮に向けた議論を,再び進展させる契機となるということを期待しています。また,広島では,戦争の悲惨さと同時に,平和がもたらす繁栄というものを実感していただけるとも思いますので,将来,ウクライナの人々が復興に向けて前進する際の「希望の象徴」として,広島の豊かな魅力を最大限感じていただけるような取組も行ってまいりたいと考えています。

 (幹事社:HOME)
 この件について,質問がある社はお願いします。

G7サミットの広島開催決定について

 (HTV)
 すみません。広島テレビの金丸です。今,平和に関する期待を知事が述べてくださいましたけれども,もう1点,経済効果〔について〕も,県民にとっては気になる部分だと思っております。伊勢志摩サミットなどの前例を踏まえて,知事も,これから考えられるとおっしゃっていましたけれども,あらためて,どういった期待があるのかですとか,経済面では,何に力を入れて準備されていきたいか〔について,知事の〕お考えをお願いします。

 (答)
 まず,この会議の開催自体が大きな経済効果があるわけですけれども,それは,首脳と,その関係するスタッフの皆さんが,かなりの数〔の方が〕,宿泊されます。事前にも〔関係者が〕来られますし,そういったことも含めて,宿泊だとか飲食の需要というのは,かなり増えてまいります。もちろん,世界中の記者の方々もいらっしゃるわけで,そういった,直接会議に関係する皆さんの来訪で,相当な経済効果があると考えています。これに対しては,全県的に,やはり,〔経済〕効果が得られるように,できるだけ考えていきたい〔と思っています〕。広島市内の宿泊所であるとか,飲食は,もちろん大きく活用されると思うのですけれども,いろいろな〔こと,例えば〕,それだけで〔宿泊施設などが〕足りるのかとか,いろいろなことを見ていかなければいけませんけれども,できるだけ全県的にその効果が波及されるような進め方を考えていく必要があるだろうと考えています。それに加えて,このサミットを機に,広島について,やはり関心が高まっていくと思います。それは,平和と,このG7というのが,非常に今,ある意味,時機を得たテーマであるということも含めて,より普通のサミットよりも,より関心が高まっているのではないかと思うのです。そういった機会を捉えて,もちろん平和についての発信〔については〕,これは広島市を中心として取り組むことになると思いますけれども,きちんとしたメッセージを出して,そういった〔メッセージを〕皆さまに受けとめていただいて,広島にも,来て,それ〔平和のこと〕を感じていただくというようなことに繋げていければと思いますし,平和のことだけではなく,やはり広島の魅力ということも,さまざま〔なことについて〕,発信ができると思いますので,それは伊勢志摩〔サミット〕の時もそうですけれども,伊勢神宮に行ったりとか,あるいは英虞湾を背景とした美しい映像を〔背景に〕首脳が並ぶとか,そういったシーン〔など〕,さまざま〔な取組が〕考えられると思うので,そういったことも活用しながら,広島の美しさだとか素晴らしさということを発信して,平和とはまた別の意味で,皆さまに関心を持っていただくということ,これは,食の分野でも,もちろんそういったことがあると思うので,それも活用して,全般〔にわたって〕,広島の魅力について理解していただけるような発信ができればと思っています。

 (HTV)
 ありがとうございます。これらの〔G7サミットに向けた〕準備については,県としては,どのような組織体制で臨まれたいかというのは,〔考えは〕ございますでしょうか。

 (答)
 これについては,今後,調整して,立ち上げていきたいと考えています。具体的には,今,検討中です。

 (HTV)
 ありがとうございます。

 (幹事社:HOME)
 その他に質問がある社はお願いします。

JR西日本の赤字線自治体への議論要請について

 (日経新聞)
 日経新聞の阿部です。よろしくお願いします。前回の会見でも少し〔話題が〕出ましたけれども,芸備線を含むJR西日本のローカル線についてなのですけれども,〔利用〕推進〔促進〕検討会議の幹事会,もしくは県に直接でも,どちらであってもなのですけれども,JR西〔日本〕の方からは,前提のない議論という,〔議論をしようという〕呼びかけは,直接もしくは検討会議の幹事会とかで,県に対して来ているものでしょうか。

 (答)
 そういう議論をしたいというか,その場を設定したいという要請という意味ですか。それは今のところはありません。

 (日経新聞)
 県として,前回〔の利用促進〕検討会議の場で,前提のない議論というのには応じられないというふうなお話もありましたけれども,そのお考えに変わりはないかということと,あと県に直接,もしくは検討会議とは別の場で,前提のない議論というのを求められた場合は,県としてはどういうふうに対応するご予定でしょうか。

 (答)
 これも繰り返しになるのですけれども,前提を置かないということは,まさに存廃について前提を置かないということなのだと思うのです。今ちょっと聞こえているのは,「前提を置かない」と言いながら,「鉄道の特性を発揮できていないので,地域のお役に立てていない」ということをおっしゃっていることがあるので,それはやはり,何と言うか,「発揮できていないし,役に立てていない」というのが,「〔発揮できていないし,役に立てていない状況〕でも〔路線は〕継続したいのです」という趣旨ではないように聞こえるわけです。ですから,そう言われると,〔前提のない議論と言われても〕ちょっとなかなか対応しにくいのですが,いずれにしても,例えば,本当に前提を置かない議論をするとしたら,実際にどこまで鉄道の利用というのを拡大とか回復できるのかというようなことも含めて検討する必要があると思うのです。〔それ〕で,その中で,本当に例えば,JRさんとして維持が可能なのか駄目なのか,そういうことになってくると思うので,いずれにしても,今行っている利用促進〔の取組〕,これをもう少し動向を見ていく必要があると思うのです。まだ半年しかやっていないですし,このコロナ禍の中でもありますので,通常の状況とずいぶん違う状況の中で行っていることでありますから,そこをやらなければいけないということになるとあまり変わらないのかなと思っているので,まずはこの利用促進の会議の方で,しっかりとその結論を出していくというか,状況を確認していくということが重要だと思っています。

 (日経新聞)
 ありがとうございます。前提のない議論という言葉に対する県の受け止めを伺いたいのですけれども,やはりこれは,どちらかというと,と言うより,完全に廃止が前提,廃止を話し合うような議論に繋がる言葉だというふうに,やはり県としては捉えていらっしゃいますか。

 (答)
 いや,一般論としてそうだとは思っていません。例えば,それこそ芸備線もいろいろありますから,「広島-狩留家間のことについて前提を置かない議論をしましょう」と言った時に,これは廃止に繋げていこうという,そういうものだというふうには受け止めないと思うのです。問題は,先ほど申し上げたように,前提を置かないと言いながら,「いや,鉄道の特性は発揮できていないのです」と,他のモードの方が良いのではないですかとおっしゃりながら,そう〔前提のない議論をしたいと〕おっしゃるわけで,それはだから,前提を置いていないと言いながら,前提を置いているではないですかということです。本当に,その地域の公共の交通のあり方がどうなったら良いのだろうかということを検討するというのであれば,そういう言葉が出てこないわけなので,でもそういうふうに〔鉄道の特性が発揮できていないと〕おっしゃりながら前提〔の〕ない議論〔をしたい〕と言うと,その「前提〔の〕ない議論」ということによって,何と言うか,免罪符のように聞こえるわけです。だから,本当に前提のない議論だったら,それはそれで良いのだと思うのですが,現状のこの議論というか,ご意見いただいている中身としては,JRさんとしては廃止したいという前提で議論したいと〔考えているように〕,どうしても聞こえてしまうという〔ことです〕。

 (日経新聞)
 ありがとうございます。

 (答)
 はい。

 (幹事社:HOME)
 すみません。まずはG7の,サミットの件について,何か質問のある社は,ご質問の方をお願いします。〔質問がないようですので,それ〕では一般質問に移ります。他に質問のある社は挙手をお願いします。

旧広島陸軍被服支廠4号棟(中国財務局所管)の建物詳細調査について

 (中国新聞)
 中国新聞の永山と言います。旧陸軍被服支廠について伺います。先日,中国財務局が国有の4号棟の耐震化の方針を示されました。県所有の3棟を含めて全4棟が保存される形になるわけですけれども,このことについて知事の受け止めをお聞きします。さらに,4号棟〔について〕どのような活用〔をされること〕を望むか,知事のご意見があったらお願いしたいと思います。もう1点,現在,県〔所有〕の3棟については利活用策の議論を進めているところだと思いますけれども,国の所有分の4号棟も含めて一体のものと見なして,有識者懇談会などで一緒に議論していくつもりがあるかどうか,その辺りも含めて聞かせていただければと思います。よろしくお願いします。

 (答)
 まず,何となく,なし崩し的に印象ができているのはまずいなと思うのですけれども,今やっているのは,あくまでも安全確保ということなので,4棟が保存されるということが決まったわけではないですし,中国財務局としても,そういうふうにおっしゃっているわけではないということが,まずあると思います。まず,やはり,周辺住民の皆さんの安全確保の観点から,耐震補強を含めて,安全対策に着手すると,これは県もそうですし,国もそうだということなのだと思うのです。保存〔や〕利活用の取り扱いについては,今後,県はもちろんですけれども,市と,そしてもちろん国も含めて,連携しながら対応していくことになろうかと思います。〔それ〕で,今後の利活用のことについては,これは今,ご承知のとおり,多くの県民の皆さまから,いろんなアイデアもいただきながら,ご意見をいただきながら進めているところでありますので,こういった意見を参考としながら,今,懇談会があって,そこで議論,検討していくということになりますので,その中でまた,国も含めた,4号棟も含めたものになっていくのか,ということも考えていくのかなと思っています。

 (中国新聞)
 4号棟を〔議論に〕含めるかどうかは,まだ〔決まっておらず〕,有識者懇談会の議論の進展によるという〔ことでしょうか〕。

 (答)
 はい。そうです。

広島市が平和記念式典にロシア等を招待しないことについて

 (中国新聞)
 わかりました。全く別件で〔質問しても〕よろしいですか。8月6日の平和記念式典について,広島市がロシアの代表を招待しないということを決めました。被爆者の中には,ロシアにこそ来てもらって,核兵器の非人道性を知ってもらう機会にすべきだというような声もありますけれども,知事はこの招待しないという〔広島市の〕対応をどういうふうに受け止めているのかということをお聞きします。

 (答)
 平和記念式典そのものについては,やはり市が責任を持って主催,運営されていることでありますので,広島市として国とも相談された上で判断されたということで,そこについて,我々としてはコメントするのは控えたいと思っています。

 (幹事社:HOME)
 時間も来ましたので,次を最後の質問としたいと思います。何か他に質問がある方はいらっしゃいますでしょうか。

「食のイノベーション推進事業」参加者募集について

 (日本農業新聞)
 日本農業新聞の西野です。よろしくお願いします。先ほどの発表の「Hiroshima FOOD BATON〔ヒロシマ フード バトン〕」についてお聞きしたいのですけれども,この名前に込めた思いと,この取組について,県の農業全体にどういうふうに繋げていきたいか,お聞きしたいです。

 (答)
 まず,この「食のイノベーション」というのは,広島の農業が農産物というものだけで考えるのではなくて,どういう形で商品化していくとか,あるいはサービスと連動していくとか,付加価値をどういうふうに高めていくかということを,農家だけではなくて,いわゆるサプライチェーンだとかバリューチェーンに繋がる皆さんとともに,それを作っていくと〔いうもので〕,結果として,農業経営体の稼ぐ力というのを高めていくというものでありますので,そういったことを通じて,農業というのが次の世代にバトンを渡されていくということです。バリューチェーンの中でも,この価値が渡っていくということもあるのですけど,そういう思いを込めているところです。ですから,新しい付加価値であるとか,あるいは資源とかエネルギーとかの問題も,今,大きな課題になっていますので,そういった環境価値を作っていくとか,そういったことをできれば良いと思っています。

 (日本農業新聞)
 ありがとうございます。

 (幹事社:HOME)
 これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は6月7日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。

ダウンロード

(資料)新型コロナウイルスの感染状況等について (PDFファイル)(1.12MB)

(資料)「食のイノベーション推進事業」参加者募集について (PDFファイル)(201KB)

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