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知事記者会見(令和4年5月10日)

印刷用ページを表示する掲載日2022年5月10日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和4年5月10日(火曜日)

冒頭発言

〔動画〕

(1)連休中の人出の状況について

質問項目

(2)連休中の人出の状況について

発表項目

(3)「RING HIROSHIMA」の募集開始について

(4)本県特許を活用したアスベスト検出技術の開発について

(5)広島県産農林水産物のファン拡大について

質問項目

(6)バイデン大統領の訪日について

(7)ミシェルEU大統領の来広について

(8)核兵器禁止条約第1回締約国会議について

(9)ワクチン接種について

(10)JR西日本のローカル線見直し方針について

会見録

 (幹事社:読売新聞)
 幹事社の読売新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了は11時00分の予定です。ご協力をお願いします。まず,知事から冒頭発言が1件ありますので,お願いいたします。

連休中の人出の状況について

 発表項目の前に,連休中の人出の状況について少しご説明したいと思います。まず,足元の感染状況ですけれども,昨日の新規感染報告者数〔は〕,既にご承知だと思いますが,1,112人となっておりまして,二日連続で1,000人を超えて,直近1週間の人口10万人当たりの〔新規〕感染者数も221人となって,依然として高い水準が続いております。資料はお手元にありますか。〔お手元に資料があるようですので,〕資料にありますとおり,先週までのゴールデンウィーク期間中は,連休前と比べまして夜間の人出が増加しております。さらに,東京都,大阪府からの流入人数も連休中にかなり増加していまして,昨年の同時期と比べて2倍以上になっているところであります。これまでもご説明してきておりますとおり,東京や大阪からの流入人数は本県の感染状況に大きく影響を及ぼすということがわかっておりますので,感染を大きく拡大させないために県民の皆さまに次のことをお願いしたいと思っております。まず,少しでも感染の不安を感じた場合は,県のPCRセンターなどで積極的に検査を受けてください。発熱や喉の痛みがあるなど,体調がすぐれない場合は,無理をせず,かかりつけの医療機関や,県のホームページで公表しております「診療・検査医療機関」に電話した上で,速やかに受診してください。そして,引き続きマスク,手洗い,換気といった,基本的な感染対策を徹底してください。皆さんの早めの検査や受診行動が感染拡大の防止に繋がって,ひいては重症化したり亡くなる方を減らして,医療ひっ迫の防止にも繋がります。ぜひともご協力くださいますよう,お願いいたします。

 (幹事社:読売新聞)
 この件に関して,質問がある社がありましたらお願いします。

 (HTV)
 広島テレビの門脇です。今,お話があったとおり,人流が昨年のゴールデンウィークに比べて2倍以上ということで,今,二日連続で〔新規感染者数〕1,000人を超えている状況ですけれども,今後の感染急拡大の懸念についてどのようにお考えか,お願いいたします。

 (答)
 今後どうなるかというのは,まさに注視していかなければいけないところなのですが,そういう意味では,既に〔人と人との接触による感染が生じたという〕結果が出ていて,これから実際にそれが報告として上がってくるということになると思うのですが,今できることというのは,やはりできるだけ,不安がある場合には検査をしていただくということと,それから何か調子が悪い場合には,早く医療機関を受診していただくということだと思いますので,そういった対応によって,できるだけ感染の広がりを抑えていくように,県民の皆さまにお願いしたいと考えているところです。

 (HTV)
 すみません,あと,今日の〔新規〕感染者の状況は,今,知事のもとに,どれぐらい感染者が出そうということで入っていますでしょうか。

 (答)
 ちょっとごめんなさい〔,事務方でわかりますか〕。

 (事務方)
 〔新型〕コロナ〔ウイルス感染症〕対策担当課長です。昨日の〔約〕1,100人よりは減少する見込みですが,概ね1,000人程度が県全体の〔新規感染者の〕数になると思います。

 (HTV)
 ありがとうございます。

 (幹事社:読売新聞)
 その他〔質問がありますでしょうか〕。

 (中国新聞)
 中国新聞の長久です。よろしくお願いします。感染状況について,ここ数日,おそらく三日連続で〔新規感染者数が〕1,000人超,1,000人前後になるということですが,これが連休の人出の増加による影響なのか,その辺り,現段階でどのように評価していらっしゃいますでしょうか。

 (答)
 やはり,この連休中〔に〕人出が増えているということと,そういう県外からの人流も著しく増えているということがあるので,そういったことの影響を受けているのだろうとは考えています。

 (中国新聞)
 〔そうである〕とすると,今後さらに日を重ねると,もう少し感染者は増えてくるようなシミュレーションにはなるのでしょうか。

 (答)
 先ほど申し上げたとおり,〔今後の感染状況が〕どれぐらいになるのかというのは現時点でわからないので,注視していく必要があるということなのですけれども,いずれにしても,この連休の影響で〔感染者が〕増えるということは我々も想定はしていましたので,今しばらく,〔報告として上がってくるまでは〕何日かやはりかかりますので,増えた状態が継続すると,それがどこまで〔増えていくか〕というのは,ちょっと今,現時点では何とも言えないというところです。

 (中国新聞)
 それに伴う医療への負荷についてですが,連休前の時点では,連休後に,確保病床の使用率が5割を超えるのではないかという見通しを示されていましたけれども,現段階では,その辺りはどのようにシミュレーションされていますでしょうか。

 (答)
 これについても,申し訳ないのですけれども,どれだけ〔感染者が〕増えるかということによるので,何とも言えないところではありますけれども,若干,想定よりは,特に連休直前〔は新規感染者数が減っており〕,それから連休中も検査が少なくて〔新規感染者数が〕減っているということもあるので,若干,〔想定よりは感染状況が〕落ち着いてはいたというところです。今後,これがどれぐらい感染者が伸びて,入院者が増えるかというところを注視していかなければいけないということであります。ただ,いずれにしても,今後〔感染者が〕増えていくということは間違いないと思っています。

 (中国新聞)
 さらに,感染状況ともリンクするとは思うのですが,行動制限を伴うような強い対策について,感染状況が仮に急上昇するような場合には,強く抑え込まなければいけないという見解をこれまでも示してこられていますけれども,強い対策の必要性とそのタイミングについて,現段階でどのように考えておられますか。

 (答)
 現段階では,まずは病床を増やしていくということで対応する必要があると思っていますので,いわゆる,今は〔いわゆる〕通常フェーズですけれども,これを緊急フェーズに引き上げて,病床数を増やして,医療で受け止める体制を確実に確保するということが第一だと思っています。極端に感染拡大が増えていく場合には,感染者数の増加を抑制しなければいけないというようなことは,検討していく必要があるのだろうと思っています。

 (幹事社:読売新聞)
 他〔に質問は〕いかがでしょうか。〔質問が〕ないようですので,続いて,知事から発表項目が3件ありますので,よろしくお願いします。

「RING HIROSHIMA」の募集開始について

 それでは1点目,「RING HIROSHIMA」の募集開始についてであります。県では,山積する社会課題の解決とイノベーション創出に向けまして,「ひろしまサンドボックス」の一環として,スモールスタートを支援する「RING HIROSHIMA」に取り組んでおります。この事業は,実証フィールドである広島を格闘技のリングに見立てまして,さまざまな社会課題を解決するアイデアを持った「挑戦者」が,伴走支援するメンターである「セコンド」とともにアイデアを実現する支援を行うというものであります。令和3年度には,20件のチャレンジを支援しまして,うち12件については,早くも実装に向けて動き始めているというところであります。一例を挙げますと,一人の教員が複数の学年を担当する「複式学級」がありますけれども,「複式学級」において,児童の学習能力を維持しつつ,教員の代わりに教えることができる先生ロボットの導入だとか,電力会社と連携して,電力使用量の計測によりまして見守りサービスを行う65歳以上の高齢者に特化した不動産ビジネスであるとか,病院に行かなくても気軽にピロリ菌検査ができるという検査キットの提供といった,さまざまなチャレンジがございます。こうした中で,今年も新たに,イノベーション創出のため,「挑戦者」と「セコンド」を募集するものであります。「挑戦者」は全国から誰でも応募できます。実証実験にかかる費用の一部につきまして,最大100万円を支援いたします。また「セコンド」も,全国から募集しております。この事業を通じまして,社会課題解決に取り組もうという方々が県内外から集まって,広島県がイノベーション創出の強力なハブになることを目指しております。アイデアを実現されたい方々の,たくさんのチャレンジをお待ちしておりますので,よろしくお願いします。

本県特許を活用したアスベスト検出技術の開発について

 そして,2点目でありますが,本県特許を活用したアスベスト検出技術の開発についてであります。県が保有する特許技術を用いたアスベスト検出キットが,株式会社共立理化学研究所から製品化されましたのでお知らせいたします。現在,アスベスト含有が不明な建材が含まれる建築物等の解体工事を行う前には,「公定法」と呼ばれる方法で調査する必要があります。費用は建材1点当たり5万円,期間は長い場合だと約1週間を要していました。こうした中で,この新しい検出キットを利用すれば,費用は660円〔であり〕,これは〔「公定法」の調査に要する〕5万円の〔約〕75分の1になりますが,期間は約5分〔であり〕,これも劇的に短くなります。さらに,非常に簡単でありまして,判定液というのがあるのですが,これに建材を漬けるだけで検出ができるというものになっています。まさに,安価,迅速,簡単なスクリーニング検査が可能となるということでありまして,事業者が「公定法」にかける建材数を少なくすることができます。それによって,時間とコストが削減できるということです。この検査キットを使って判定して,アスベストがあるということになれば,「公定法」にもかける必要はなくて,〔アスベストが〕あるということが確定して,対応していけるということです。それから,大気汚染防止法の改正によりまして,アスベストの有無に関わらず,解体工事の事前調査結果を都道府県に報告することが義務化されましたので,今後,アスベスト調査のニーズが増加していくと考えています。さらには,通常の解体工事だけではなくて,災害時であるとか,環境行政職員の解体現場立入時にも活用できるということで,適切なアスベストの処理に繋がるものと考えています。県では引き続き,保有しております技術などを活用しまして,事業者の新製品開発,生産性向上を支援して,本県経済の持続的発展に貢献していきたいと考えております。

広島県産農林水産物のファン拡大について

 3点目であります。広島県産農林水産物のファン拡大についてであります。県では,魅力ある,こだわりの農水産物づくりに取り組まれています生産者の商品につきまして,「広島県産応援登録制度」のもと,量販店や食品製造業への販路開拓の支援を行っています。このたび,さらに消費者の皆さまにも,魅力ある県産品をお手に取っていただいて,広島の農水産物に対する理解と愛着を深めてファンになっていただきやすいように,制度の愛称を「チア!ひろしま」に決定いたしました。〔フリップを提示〕この愛称は,一般の方からご応募いただきました528件のうちから,登録事業者や県農水産物販路開拓協議会の皆さまなどに選んでいただいたものであります。今後は,この愛称のもとで,商品提案力を強化し,量販店での消費者向けフェアであるとか,あるいはレストランのシェフやバイヤーといった食のプロの皆さまに,県産農林水産物の魅力を伝えてまいりたいと考えています。なお,消費者の皆さま向けの取組の第1弾といたしまして,イオンモール広島祇園・広島府中,イオン宇品店におきまして,「チア!ひろしま」の愛称を活用した「広島県産農産物応援フェア」が今週末13日から三日間,開催されます。また,イズミ広島エリア29店舗においては,6月上旬から,県の取組や広島県産野菜活用メニューを記載したレシピブックの配布も予定しております。県では引き続き,県産農林水産物のブランド化や販路拡大を支援いたしまして,消費者ニーズに応える経営体を育成することで,生産性の高い持続可能な農林水産業を確立してまいりたいと考えております。

 (幹事社:読売新聞)
 この3点について,質問がある社はお願いします。よろしいでしょうか。

バイデン大統領の訪日について

 (幹事社:読売新聞)
 〔質問が〕ないようですので,続いて幹事社質問に入ります。今月22日から24日にバイデンアメリカ大統領の来日が発表されましたけれども,バイデン大統領はオバマ元大統領の時の副大統領であり,その時の「核なき世界」の理想を引き継ぐ方針でありますけれども,バイデン氏の今回の来日にあわせての広島訪問ということに関して,岸田首相なりに働きかけを何かされておられるでしょうか。また,そのための受け入れの準備などされておられますでしょうか。

 (答)
 ご承知のとおり,バイデン大統領は核兵器廃絶に強い思いを持たれていると思っておりまして,今年3月に来広されましたエマニュエル〔駐日〕大使も言及されておりましたとおり,被爆地訪問の意向はあるものと認識していますので,ぜひとも広島を訪問いただきたいと考えています。日本政府に対しては,今月末の大統領訪日に限定して広島訪問の働きかけはしていませんけれども,これまでも,機会を捉えて,繰り返し,被爆地訪問については要請を行ってきたところであります。また,米国に対しては,大統領選挙後の2020年11月に,バイデン大統領本人あてに,被爆地広島訪問を要請する書簡をお送りしておりますし,今年4月にも,駐日大使あてに,大統領の訪問をお願いする書簡をお送りしているところであります。現在,核兵器廃絶に向けた動きは,ロシアがウクライナを侵略して核兵器の使用を示唆するという中で,かつてないほど厳しい状況にあると思っています。核兵器のない平和な世界の実現に向けて,世界をリードしていただくために,バイデン大統領には,ぜひ被爆地広島を訪問していただきまして,被爆の実相に直接触れて,核兵器の非人道性について深く認識していただきたい。そして平和に向けての強いメッセージを発信していただきたいと考えています。なお,今後,広島を訪問することが決定すれば,国と広島市をはじめとして,関係機関と緊密に連携しながら準備を進めていきたいと考えています。

 (幹事社:読売新聞)
 ありがとうございます。この件について,追加で質問がありますでしょうか。

ミシェルEU大統領の来広について

 (中国新聞)
 中国新聞の宮野です。関連でお伺いします。13日の金曜日に,EU大統領が広島を訪れることが決まっています。この訪問への期待と,この訪問にあわせて,県による働きかけなどの考えがありましたらお願いします。

 (答)
 まずは,県民を代表して,心から歓迎の意を表したいと思っています。これも皆さまご承知のとおり,ロシアがウクライナを侵略する中で,核兵器の使用というのも示唆されているところでありまして,欧州はその脅威に,まさに直面しているというところだと思います。こうした中で,EU大統領が被爆地広島を訪問されて,被爆の実相に直接触れて,核兵器の非人道性について深く認識していただくと,〔それ〕で演説を行われるということは非常に意義深いと考えています。議長のメッセージが,世界に,まさにこの重みを持って受け止められると,そして廃絶に向けた国際的な機運が高まっていくということを期待したいと思っています。また,広島の訪問後は,欧州各国の首脳に,ぜひ広島訪問を呼びかけていただきたいと思っていますし,現在,誘致活動中のG7サミットの広島開催の実現に向けたご支援をお願いしたいと思っています。〔それ〕で,議長と〔私が〕どういった対応をするかということについては,現在調整中でありますので,今はちょっと申し上げられる状況ではないというところです。

 (中国新聞)
 演説の話の部分に触れられていたのですが,今回の演説で,〔EU〕大統領が核抑止を含む安全保障の重要性を強調,もし〔強調〕した場合,やはりそれは核廃絶を目指す広島の思いからずれるというような懸念もあると思うのですけど,演説では,どのような内容の演説を期待されていますでしょうか。

 (答)
 核抑止と言うかどうかは別にして,まずは,核兵器を使わせないと,使わないということは非常に重要なことだと思います。抑止理論というのは基本的には,使わないと,使わないために抑止するということがあるわけですけれども,現時点において,ロシアが〔核兵器を〕使用するということを示唆するというか,使用するかもしれないと言っている中で,「だから核兵器を増やして抑止力を強めるんだ」ということではなくて,いかにその,抑止なのか何なのかは別にして,核兵器を使わせないということが現時点では非常に大事なこと,最も大事なことだと思います。それを,やはり強調していただきたいと思いますし,中長期的には,まさにその最終的な核兵器使用の抑止というのは,核兵器廃絶しかないと思いますので,そういった方向に進んでいくと,それを,この広島の被爆の実相をご覧いただくことで確信していただきたいと思っています。

 (中国新聞)
 ありがとうございます。

 (HTV)
 広島テレビの門脇です。今,G7サミットというお話がありましたが,今回のEU大統領の訪問が,ヨーロッパにはイギリスだったりフランスだったり核保有国もある中で,核保有国が広島,被爆地に来ることが一見ハードルがあるのではないかというふうに言われていますけれども,その中でEU大統領の訪問がどのように作用するかとか,プラスの面もあると思うのですけど,その辺の湯崎知事のお考えをお願いします。

 (答)
 実際にどういうふうに影響していくかというのはよくわかりませんけれども,我々としては,EUの代表が実際に来られるということでありますので,それに倣ってというか,大統領からの影響力も含めて,G7首脳も広島を訪問されるということを期待したいと思いますし,そういう意味で,〔G7〕サミットの広島開催ということに,そういう観点から異を唱えるというか,反対をするということにならないように期待したいと思っています。

 (幹事社:読売新聞)
 他〔の質問は〕,いかがでしょうか。〔質問が〕ないようですので,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。

核兵器禁止条約第1回締約国会議について

 (朝日新聞)
 朝日新聞の大久保と申します。よろしくお願いします。6月の核兵器禁止条約の締約国会議の関係でお伺いしたいのですけれども,昨日,長崎市長が〔会議に〕参加する,〔参加するために〕渡航する意向を示しまして,広島市長も今,渡航に向けて最終調整しているという報道もあります。広島県として,この締約国会議にどういう体制で臨むのかと,また県として,この締約国会議の意義だとか重要性について, どのように認識されているかというのをあらためてお願いできますでしょうか。

 (答)
 まず,核兵器禁止条約の第1回の締約国会議になるわけでありまして,国際的な核兵器廃絶に向けての機運を作っていくという意味で,非常に重要な会議だと考えています。広島県としては,いずれにしても,私が行くかどうかは別にして,〔広島県として〕参加して,今の広島県の取組であるとか,あるいは,核兵器廃絶の重要性というのは皆さん〔も〕認識されていると思うので,そこに向けてどういう取組をしていくのかということについて,訴えていきたいと考えているところです。

 (朝日新聞)
 その辺の関連で,今ご自身が行かれるかどうかは別としてというところで,以前,議会の日程もあってなかなか難しいという言及もありましたけれども,まだ6月の定例会は,まだ議会運営委員会も開かれていないので最終決定はしていませんけれども,何かその議会側と調整したりしてご自身の参加を模索されるですとか,そういったお考えはいかがでしょうか。

 (答)
 議会日程というのは,なかなかちょっと難しくて,それは議会の方でお決めになるので,今回は,なかなかちょっと日程的には難しいのかなと思っています。

 (朝日新聞)
 そうなりますと,現時点でどなたを派遣するですとか,何か派遣の体制についての,現時点でのご見解をお願いできますでしょうか。

 (答)
 今,HOPe〔へいわ創造機構ひろしま〕という団体で主体的に動くようにしていますので,その中のプリンシパル・ディレクターである島田さんが,今いろんな活動のリーダーシップを取ってやっていただいておりますので,島田さんをヘッドにして,県のスタッフも参加していくという体制になると思います。

 (幹事社:読売新聞)
 他〔の質問は〕,いかがでしょうか。

ワクチン接種について

 (HTV)
 広島テレビの門脇です。すみません,ワクチンの接種状況についてなのですけど,ゴールデンウィーク前に,「〔連休〕期間中に積極的にワクチンの接種を受けてください」という呼びかけもあったと思いますが,実際,ワクチンの接種状況が増えたとか,そういったことはいかがでしょうか。

 (答)
 現時点で,まだ,そうは言っても,この若年層です〔が〕,39歳以下の若年層〔の接種率〕は32パーセント程度でありますので,なかなかまだ,高くなっているとは言い難いかなと〔思います〕。若干,増えたかもしれませんけれども,それによって,何と言うのでしょうか,十分なレベルまで達しているという状況ではないと考えています。

 (HTV)
 ありがとうございます。32パーセントというのは,3回目のワクチン接種を終えられた方ということで良いですか。

 (答)
 そうです。ごめんなさい。3回目のワクチン接種〔です〕。

 (HTV)
 ありがとうございます。

 (幹事社:読売新聞)
 他〔の質問は〕,いかがでしょうか

JR西日本のローカル線見直し方針について

 (朝日新聞)
 すみません。朝日新聞の大久保と申します。続けて失礼します。明日,芸備線をめぐって,関係自治体による〔JR芸備線の利用促進等に関する第4回〕検討会議が開かれます。JR西日本が収支を公表してから初めての会議となりまして,JR側からは収支を基に,ベースにした,問題提起ですとか説明があるのではないかという話も出ておりますが,この会議に,県としてどう臨むか,スタンスをお願いできますでしょうか。

 (答)
 明日の会議は利用促進に関する会議でありますので,あくまでもこれは芸備線の利用促進について議論すると〔いうことです〕。今の営業ケースであるとか,収支率であるとか,そういった点についての意見交換であれば,この検討会議以外の〔場で〕対話をしたいと考えています。なお,今回の営業損益などだけで,新幹線であるとか,あるいは都市部の黒字路線で,地方のローカル線を維持できる,そういう仕組みが立ち行かなくなったと言われても,なかなか,発表された地域に対する説明としては不十分だと考えていますので,逆に,JR西日本の現状認識であるとか考え方について,我々も詳しくお聞きしたいと思っています。

 (朝日新聞)
 関連でお伺いしますが,今,「収支の問題を議論するのは別の場所で」ということでしたけれども,現時点までにJR側から,何か収支に絡んだ問題について,どういう協議体かは別として,県側に対して何か議論の要請というのは来ているのでしょうか。

 (答)
 事務的に〔そういった話が〕来ているかはわからないのですけれども,私までは具体的には聞いていないです。

 (朝日新聞)
 そうなりますと,今のお話と言うのは,あくまでも,JRからそのような収支の話があるという場合は,あくまでも,ここ〔JR芸備線の利用促進等に関する第4回検討会議〕で使うのではなくて,別に,これから将来的に議論していきましょうというニュアンスということなのでしょうか。

 (答)
 いえ,将来的に議論するというか〔そうではなくて〕。

 (朝日新聞)
 具体的に何か,近々に,収支の問題を別なトラック〔道筋〕で議論するという話が出ているということではなくて,あくまでも今後の仮定の話で,〔JR側から〕そういう要望があるならば,そうした方式で応じていきたいというお考えということでしょうか。

 (答)
 そうです。そうですし,今,申し上げたとおり,我々としてもJRの考え方というのは聞きたいと思っていますので,何らかの形で,そういった意見交換,議論というか意見交換は,することになるのだろうと思っています。

 (幹事社:読売新聞)
 他〔の質問〕はいかがでしょうか。もう時間もないのですが〔質問もないようですので〕,これで〔知事定例会見を〕終了させていただきたいと思います。次回は5月17日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。

ダウンロード

(資料)連休中の人出の状況について (PDFファイル)(538KB)

(資料)「RING HIROSHIMA」の募集開始について (PDFファイル)(499KB)

(資料)本県特許を活用したアスベスト検出技術の開発について (PDFファイル)(465KB)

(資料)広島県農林水産物のファン拡大について (PDFファイル)(151KB)

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