記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和4年4月19日(火曜日)
(1)リスキリング推進企業応援プロジェクトについて
(2)世界自転車デー受賞について
(3)世界自転車デー受賞について
(4)新型コロナウイルスの感染状況等について
(5)G7サミットの広島誘致について
(6)高度医療・人材育成拠点ビジョンについて
(7)保育中の園児死亡事案について
(幹事社:山陽新聞)
幹事社の山陽新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,14時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの発表が2件ありますので,お願いします。
まず1点目でありますが,リスキリング推進企業応援プロジェクトについてでございます。県では県内企業などがデジタル技術やビッグデータを活用して,生産性向上や新たな付加価値の創造,成長分野での競争力強化を実現するため,「広島県リスキリング推進検討協議会」を今月25日に設置いたします。なお,リスキリングについて地方自治体が協議会を設置して本格的に議論を始めるのは,全国初の取組だと認識しております。いわゆるDXが世の中に浸透し始めまして,また新型コロナ禍で我々の働き方が変わってきたということで,リスキリングへの関心は高まっているところだと考えています。こういった動きを踏まえまして,産業構造や経営環境が根本から変わる中,企業にとって「人」は,いわゆる「人」は,重要な資本でありますので,さまざまな変化に企業単位で対応できるよう,県としても取り組むものでございます。協議会には,DXの進展により生じる職種ごとの働き方の変化の整理や,その変化から習得が必要となるスキルの整理を行います「スキル分科会」と,働きながら学ぶために必要な労働環境や雇用のあり方の検討や,労働力市場の流動化に向けた社会システムなどの課題整理を行う「雇用環境分科会」の二つを設置いたしまして,協議会において議論を取りまとめて,リスキリングの取組指針及びロードマップを策定してまいります。また,協議会設置のみならず,企業が従業員にデジタル基礎知識を習得してもらうため,県が登録した試験対策講座の受講料や受験料の一部を補助する「ITパスポート取得支援補助金」を4月から開始いたしました。他にも,機運醸成に向けて,リスキリングを推進する企業がその取組内容をPRできるよう,「リスキリング推進宣言制度」を創設して,他の企業等への波及に繋げてまいります。さらに,経営者に具体的な取組事例を用いながら,リスキリングの概念や必要性の理解を深めるための意識啓発セミナーを6月7日に開催いたします。加えて,リスキリングに取り組む企業の増加に繋げるため,リスキリングの実施を検討する経営者を対象とした研修プログラムを,7月以降,年度内に3回,県内2か所で開催する予定としております。こうした取組を「リスキリング推進企業応援プロジェクト」として,県では,リスキリングを通じて,あらゆる分野でDXが進む中,デジタル社会に対応した企業の成長と,成長分野への円滑な労働移動の実現に向けて,取り組んでまいりたいと考えております。
続きまして2点目〔の発表は〕世界自転車デー受賞についてでございます。この度,国連が表彰する世界自転車デーの2022年の受賞者といたしまして,愛媛県の中村知事とともに,私が選定されるということになりましたので,発表させていただきます。この世界自転車デーは,創設者でアメリカの大学で社会学を教えておられるシビルスキ教授による草の根運動をきっかけといたしまして,2018年4月に,国連が6月3日を世界自転車デーと定めて,2021年から表彰制度が創設されたものでございます。2回目となる今年は,25名,4団体,〔これは〕18の国と地域になりますが,〔25名,4団体〕が受賞して,アジアからは台湾の元ジャイアント会長である劉金標さん,〔英名では〕キングリューさん,それから,同じく台湾の自行車新文化基金會会長の劉麗珠さん,〔英名では〕ビッキーヤンさんですが,そして愛媛県の中村知事と私の4人が受賞いたしました。今回いただいたトロフィー〔は〕こちらでございます。この〔アクリル板の〕中だったら,ちょっとあまりよく映らないでしょうか。どうでしょうか。こちら〔アクリル板の外〕に出た方が良いですか。〔写真撮影〕この度の受賞は,しまなみ海道が世界に誇れるサイクリングルートとして認知されて,評価されたものであると認識しておりまして,大変喜ばしいことであると考えています。同時に,沿線の市町や国,高速道路会社,観光関連など,さまざまな事業者の方々のご支援,ご協力,そして何よりも,これまでしまなみ海道に訪れていただいた国内外の数多くのサイクリストの皆さま,これらの皆さまに,あらためて深く感謝を申し上げたいと思っております。また,今年の10月末には,4年ぶりの開催となります,国際サイクリング大会「サイクリングしまなみ2022」の優先出走権付きのエントリーを,昨日18日から開始したところであります。今後とも,しまなみ海道が世界中から「サイクリストの聖地」として訪れていただけるよう,プロモーションやマナーアップの普及啓発に,両県の関係者が一体となって取り組んでいきたいと考えております。私からは以上であります。
(幹事社:山陽新聞)
これらの件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いします。
(中国新聞)
中国新聞の宮野と言います。表彰の関係でお伺いします。今後,一層の自転車の普及を図っていくためには,しまなみ海道だけではなくて,県全体で,例えば自転車専用道の推進も必要になってくると思います。この点の考え方が何かありますでしょうか。
(答)
自転車専用道というのは,なかなかハードルが高くて,既存の道路を拡張するだとか,歩道を減らすだとかというような対応が必要になってきたり,あるいは車道を減らすということがあるので,なかなか難しいのですけれども,今行っているようなブルーラインだとか,あるいは広島市内だと,今自転車通行帯というのを左に取ってもらうようになっていますけれども,もちろん自転車専用道ができるところは,そういったことも必要かもしれませんが,できる改善というか,そういうことはやっていきたいと思っていますし,後はサインであるとか,協力するようなサイクリングオアシスといったような,いろんなお店がしまなみ海道では協力いただいていますけれども,自転車がかけられるラックを置いていただいたりとか,空気ポンプを置いていただいたりとか,工具を貸してくれたりとか,いろんな対応がありますけれども,そういった環境整備に,引き続き取り組んでいきたいと思っています。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:山陽新聞)
他に質問がある社はお願いします。
(幹事社:山陽新聞)
続いて,幹事社質問に入ります。新型コロナウイルスのオミクロン株の一つで,感染力がより強いとされるBA.2系統のウイルスへの置き換わりが全国的に進んでいます。県内の状況はどうなっていますでしょうか。また,ウイルスの置き換わりによって感染の拡大傾向が加速することが懸念され,ゴールデンウィークには人の動きも活発になります。感染対策強化の必要性について,現時点でどうお考えでしょうか。
(答)
まず足元の感染状況ですけれども,直近では増加の傾きが緩やかになりつつあるというところがありまして,一方で,3月中旬以降の増加傾向というのは基本的には続いている状況だと考えています。BA.2については,東京だとか大阪では,3月下旬から4月上旬にかけて,約7割が〔BA.2に〕置き換わっていると承知しておりますが,本県では,4月1日から7日までの一週間で見ると,〔その一週間ではなく,これまでに〕49名の陽性者がBA.2と,検査している中で〔BA.2と〕なっていまして,〔4月1日から7日までの一週間では〕67.7パーセント〔がBA.2であった〕という割合に〔なっており〕,やはり急速に〔BA.2の割合が〕高まっています。新規報告者数の人口10万対〔の〕1週間の数を見ると,257.3〔件〕で,これは昨日までです〔の数字ですが〕,前週比で0.96倍〔となっています〕。今日の〔新規報告者数の〕発表分も,ちょっと減ると思うので,この〔前週比の〕倍率もちょっと下がるという感じだと思いますが,いずれにしても高い水準で推移していまして,BA.2への置き換わりが影響していると考えています。ご指摘のように,今後ゴールデンウィークを迎えて,人〔と人と〕の接触機会が増えますので,さらなる感染拡大を警戒する必要があるといった状況だと思っています。今後を見てみますと,入院患者に着目すると,現時点では,昨日で〔入院患者数が〕203人,これは病床使用率で言うと33パーセントになっているのですが,少しずつやはり増えているという状況です。最近の,3月中旬以降継続している増加傾向,これが今後も続くと,今の見込みでは,5月1日頃には病床使用率が50パーセントを超えてくるといったような見込みになっています。そういう可能性があるということです。そういうことがありますので,病床確保フェーズを,緊急フェーズ1に引き上げて対応するということも視野に置いて,関係の医療機関と協議を進めたいと考えているところです。なお,緊急フェーズへの引き上げを行って,でもまだ,それが感染を減らすということではもちろんないわけなので,さらに感染拡大が続くと,歯止めがかからないということになれば,必要な対策を検討していくということが必要になってこようかと思います。対策の検討に当たっては,感染拡大の抑制とともに,重症化を防止して,医療への負荷を低く抑えていくということも重要な視点だろうと考えているところです。こういったことを踏まえて,県では,病床や宿泊療養施設の確保に加えまして,重症化リスクの高い高齢者の対応として,高齢者施設の従事者に対する検査の頻回実施や,施設でクラスターが発生した際の,医療・福祉クラスター対応班というのがあるのですけれども,この対応班の派遣といった,感染拡大の防止と重症化防止対策に引き続き取り組んでいきたいと考えているところです。それで,県民の皆さまには,感染しない,させないということを引き続きお願いしたい。そのために,マスク,手洗い,換気に加えて,いわゆる密,3密がありますけれども,そのうち一つでも密であれば,感染の可能性がありますので,それを避けるといった基本的な感染防止対策の徹底をお願いしたいと思っております。また,連休中も県のPCRセンターは毎日開設する予定にしております。少しでも体調に異変を感じたら,速やかに検査を受けていただきたいと思います。それから,重症化防止効果が期待できるワクチンが,今あるわけでありますので,追加接種を含めて,まだ接種されていない方は,連休前に接種することをご検討いただきたいと思います。また,連休中も,県や市町の接種会場で接種できますので,積極的な接種をご検討いただくようにお願いしたいと思っております。
(幹事社:山陽新聞)
この件について,質問がある社はお願いします。〔それ〕では,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。
(RCC)
RCCの小林です。来年のG7サミットの開催候補地として広島が名乗りを上げていますが,有力な候補地として検討されていることが報道されました。その受け止めと現時点での期待感を伺いたいのですが,いかがでしょうか。
(答)
私も,報道ベースでしか見ていないのですけれども,国からは,6月下旬のドイツでのサミットまでには〔開催地を〕発表すると伺っておりますので,今,政府内で鋭意検討が進められているのだろうと思っております。我々としては,広島で開催するということが実現することを願っているというところです。
(RCC)
名乗りを上げた頃に比べますと,世界情勢で言うと,ロシアのウクライナ侵攻などがありまして,そういった,核をめぐる情勢も変わってきて〔いる中で〕,広島で開催される意義というのも,ちょっと意味合いが重くなっているという印象があるのですけれども,特にその,今回,核保有国の対応というのも非常に注目されていまして,とりわけイギリスやフランスの反応が注目されるところなのですが,その辺りは,どのようにお考えになっておられますでしょうか。
(答)
ロシアのウクライナへの侵攻があって,なおかつ,核兵器の使用を示唆するような対応があったということで,世界中の人々に大きな不安だとか,恐怖というのを与えているような状況だと思います。そういう意味では,それに,何と言うのでしょうか,〔それに〕触発されるような形で,「核抑止ということも,拡大しなければいけないのではないか」とか,「核抑止が必要なんだ」というような議論にも繋がっているというところで,核兵器廃絶に向けて,非常に厳しい事態と言うか,状況を生み出していると思っております。この中で,考え方はいろいろあると思うのですけれども,こういう状況だからこそ,広島で被爆の実相に触れて,核兵器の非人道性というのを,世界のリーダー,トップの皆さんに実感していただくと,十分に認識していただくと,そのことで,核兵器の存在そのものが非常に大きな脅威であって,核兵器が使用されるという恐怖だとか,あるいはその使用後の現実,本当に地獄のような現実になるわけですが,そこから逃れる,あるいは,それを防止する唯一の方法というのは,核兵器の廃絶しかないということを,核保有国を含めて,あらためて理解していただく必要があるのではないかと思っていまして,そういう意味で,広島での開催というのは,より意義が高まっているとは思っています。ぜひ,日本政府が,今ちょっとどういう交渉というか,説明を海外の皆さんにされているか分かりませんけれども,ぜひそういった観点から,広島での開催というのを説得していただきたいと思います。
(HOME)
ホームテレビの河野と申します。よろしくお願いします。知事にお伺いいたします。今日,高度医療と人材育成拠点ビジョンの提言が示されました。提言では,広島駅の北側に高度医療機能を備えた大病院を建設する案が示されています。まず,このビジョンについての知事の受け止めをお伺いいたします。
(答)
この度,広島県地域医療〔正しくは,保健〕対策協議会の中で,こういった提言を取りまとめられまして,県としては,この提言を踏まえて,新病院の整備に必要な,いろんな諸々の要素,経営のシミュレーションも含めて,実現可能かどうかということを検討していかなければいけないと考えているところです。
(HOME)
この提言について,何と言いますか,積極的に県として進めていきたいという意向というものはいかがでしょうか。
(答)
元々,この提言自体は,今の広島県地域保健対策協議会の提言ですけれども,広島の医療の将来を考えた時に,提言の中にあるような,医療機能の集中であるとか,なぜそれが必要かと言うと,医療の高度化に,広島医療界として,何と言いますか,先取りをしていくというような,そのための症例集積が必要だとか,あるいは人材育成のための機関が必要だとか,若いお医者さんを確保するための,そういう機能も含めてですけれども,〔そういった機能〕であるとか,あるいは地域完結型の医療ということをさらに今後進めていくとか,あるいは今,救急医療だとか非常に負荷がかかっているところがあるのですけれども,そういったところを緩和していくとか,そういう,さまざまな課題に対して,というか課題があって,それに対応していかなければいけないということは,これは県もずっと認識して取り組んできていることなので,我々としては,もちろん歓迎したいと考えています。
(HOME)
ありがとうございます。
(中国新聞)
中国新聞の長久です。私も高度医療・人材育成拠点ビジョンについてお尋ねします。本日の常任委員会の中でも,今後,県として拠点ビジョンの推進会議を設置して検討していくという方向性が示されたのですけれども,このメンバーの構成だったり,どのような論点で,今後議論を進めていく必要があるとお考えでしょうか。
(答)
メンバーについては今後〔の検討事項〕ですけれども,先ほど申し上げたように,この病院を実現していくためには,いろんな要素があるわけです。医師だとか看護師だとか,その他の医療スタッフの確保もそうですし,土地もあるし,もちろん非常に大きなものとして財源ということがありますので,さらにその上で,こういった規模の病院を整備した時に,どういった経営状況になるのかという,これも見ていかなければいけないということがあって,そういったことは,検討していくということが必要だと思っています。
(中国新聞)
ちょっと先ほどの質問と被るかもしれないのですけど,そもそもとして,知事として,新病院,今これが必要かどうかという点についてはどのようなお考えを持っていらっしゃいますでしょうか。
(答)
ちょっと繰り返しになりますけれども,今,医療についてさまざまな課題が,先ほど申し上げたように課題がさまざまある中で,症例集積をしていく,あるいは機能集積をしていく病院が必要だということは,我々も思っていることであります。その具体像を,今回,地〔域保健〕対〔策〕協〔議会〕の方で出していただいたものと認識しています。
(中国新聞)
わかりました。あと,今後のスケジュール感について,例えば病院の開設時期の目標など,大きな目標としてありましたらお願いできますでしょうか。
(答)
具体的なスケジュールというのは,今後,検討していかなければいけないのですが,いろんな,先ほど申し上げたような課題,これは本当に待ったなしのような状況になってきていますので,早急にこれは検討していく必要があると考えています。安佐市民病院が,最近,移転,開設まで来ていますけれども,これも基本計画から6年ぐらいかかっているので,そういう観点からも,早急に検討を進める必要があると思っています。
(中国新聞)
ちょっと具体的な部分なのですが,宇品の県立〔広島〕病院が統合の対象として名前が挙がっています。移転を伴う統合になるならば,その場合,宇品に何か機能が残るのか,その辺り,現時点で知事はどのように考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)
今の提言では,両病院を統合して二葉の里に新病院を作るということでありまして,宇品地区の医療機能については言及がないわけですけれども,これについては,拠点ビジョンの実現可能性とあわせてどうするのかということを,今後検討していく必要があると考えています。
(中国新聞)
あと,地域医療構想に基づくと,広島都市圏は急性期病床〔の〕過剰地域で,〔急性期病床を〕減らしていく必要もあるのかと思います。〔それ〕で,2病院の統合だと,1,000床近くになるけれども,急性期病床の削減とまではいかないのではないかというふうに単純に見えるのですけれども,今後,地域医療構想の実現に向けて,さらなる別の病院の統合について必要なのかどうか,知事の今のお考えはいかがでしょうか。
(答)
病院間の機能分化であるとか,あるいは役割分担,それを進めて,連携して,いわゆる地域完結型で医療を提供していくということを実現していく必要があると思いますので,いろんな選択肢を頭に入れて,最適配置というのも検討していく必要があるということだと思います。
(幹事社:山陽新聞)
次を最後の質問にしたいと思います。
(中国新聞)
中国新聞の永山です。先ほどの高度医療・人材育成〔拠点ビジョン〕の関係で,2点伺いたいのですけれども,二葉の里の新病院について,現段階で想定している総事業費,どういったレベルなのか。何十億とか何百億とか,概算でしか言いようがないと思いますが,大体の目安を教えてほしいというのと,もう一つ,運営主体として県立病院という形を想定しているのか,運営をどのようにやっていこうと考えているのか,その辺りを聞かせてください。
(答)
そういったことを,まさに今後,詳細を検討していかなければいけないと考えていますけれども,病院の経営形態,そういうことも含めて検討していかなければいけないと思いますが,事業規模についても,今後精査が必要なところでありまして,それが先ほどの,いろんなシミュレーションというところに入ってくるわけです。ただ一つ言えるのは,1,000床規模の病院ですから,数十億でできるということはあり得ないので,これは百億単位の規模にはなると〔考えています〕。それがいくらになるのかということについては,今後精査していく必要があると考えています。
(中国新聞)
中国新聞の宮野です。別件でお願いします。広島市西区の市立保育園の園児が死亡された件についてお伺いします。まず,こういった痛ましい件が起きたことの受け止めと,もう1点,広島市が検証委員会を設置するという動きもありますが,再発防止のために,県としてどのような取組を進めていかれるかの二点について,お伺いします。
(答)
これは,もう本当に痛ましい事件,事案でありまして,亡くなったお子様,それから,ご遺族,関係者の皆さまには,心からお悔やみを申し上げたいと思います。〔事案の〕原因が,少し報道もされていますけれども,今後,警察も含めて捜査して,調査するということだと思いますので,県としては,県内の各保育所だとか,あるいは幼稚園に,安全な教育,保育環境を確保するために,あらためて,保育中の園児の見守りであるとか,園の点検をするようにお願いしたところであります。こういった事故,事件の発生を防いでいかなければいけないということですけれども,今後,検証委員会で,再発防止という観点から,施設の構造であるとか,保育体制の問題の有無について調べると理解しておりますので,市とも連携しながら,県として,こういった事案が起きないような取組を進めていきたいと考えているところです。
(中国新聞)
ありがとうございます。
(幹事社:山陽新聞)
〔それ〕では,これで知事定例会見を終わります。次回は5月10日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。
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