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知事記者会見(令和4年4月12日)

印刷用ページを表示する掲載日2022年4月12日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和4年4月12日(火曜日)

冒頭発言

〔動画〕

(1)新型コロナウイルスの感染状況等について

質問項目

(2)新型コロナウイルスの感染状況等について

(3)ウクライナからの避難民支援について

(4)核兵器禁止条約第1回締約国会議について

会見録

 (幹事社:NHK)
 幹事社のNHKです。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,11時00分を予定しています。ご協力をお願いします。まず,知事からの冒頭発言が1件ありますので,お願いします。

新型コロナウイルスの感染状況等について

 本日は,まず直近の感染状況についてご説明したいと思います。全国的に感染が増加傾向にあるのはご承知のとおりですけれども,本県におきましても同様に感染が増加している状況であります。年代別に見てみますと,10代,20代の感染が伸びていたのですけど,これが高止まりになっています。そういう中で,4月に入ってからは,30代,40代の感染が増加しているといった状況になっています。また,60代以上における感染ですが,横ばいから微増傾向であったのが,直近では増加傾向が見られるという状況であります。入院患者の多くは60代以上の方が占めているのですが,その60代以上の感染者について,〔ワクチン〕3回目接種者の割合が多くなってきています。65歳以上のワクチン3回目接種率,これはもう8割をかなり超えて高止まりになっていますので,今後は感染者の増加に伴って入院患者の増加が見込まれると考えています。感染の内訳を見てみますと,まず感染経路につきましては,引き続き家庭内が中心になっています。感染を家庭に持ち込まないということが大事であります。一方,広島市中心部の繁華街の夜間の人出,これ〔は〕年末年始にかけてやはり多くなっていたのですが,現在は少し落ち着いて,やや減少傾向という状況であります。こういった中で,もうすぐ大型連休を迎えるのですけれども,過去の感染拡大も,お盆や年末年始,そしてこのゴールデンウィークなど,人の動きが活発になる時期が中心となっていました。それで,これまでと〔同じように,つまり〕今のゴールデンウィークの影響という〔のを受ける〕ことの前に,直近の上昇傾向と同じように感染が拡大していくと,4月28日には病床使用率が50パーセントを超える可能性がございます。そこで,さらにゴールデンウィークの人流を考えると,今後さらに感染が拡大するおそれがあると見ております。ワクチン接種については,高齢者の3回目接種率が現在85.6パーセントなのですが,接種可能な方,〔つまり,2回目〕接種してから6か月〔以上〕経っている方などを見ますと9割を超えておりまして,現在は,ワクチンの重症化防止効果によって入院患者数が低く抑えられているという状況にはあります。ただ,先ほど申し上げたように,ワクチン〔接種率〕も高止まりになっていますので,このまま推移すると,感染者の拡大に伴って入院患者も増えるといったような状況になってくると考えています。繰り返しお伝えしておりますけれども,ワクチン接種と感染対策の今一度の徹底をお願いしたいと思います。50代以下の方でも重症化いたします。今,感染が増えている若い世代が重症化すると,それも医療の負荷に繋がってまいります。できるだけ連休前までに,難しければ連休中に,3回目の接種を含めてワクチン接種の検討をお願いいたします。また,繰り返しになりますが,全体の感染者数が増えれば,高齢者の感染もさらに増加して,入院患者の増加にも繋がります。あらためてのお願いとなりますが,お出掛けや外でのお食事の際には,お一人お一人がマスク,手洗い,換気といった基本的な感染防止対策を心掛けて,実践をお願いいたします。私からは以上です。

 (幹事社:NHK)
 この件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますよう,お願いします。

 (RCC)
 RCCの寺岡と申します。よろしくお願いします。病床使用率のところなのですけれども,早ければ4月28日に〔病床使用率〕50パーセントを超える可能性〔がある〕ということなのですけれども,〔病床使用率は〕行動制限を実施する一つの目安ともなっていると思うのですけれども,その点も含めて〔病床使用率〕50パーセントを超えた場合の,県の対応というのをあらためてお伺いできますでしょうか。

 (答)
 まずは入院病床のフェーズを緊急フェーズに引き上げて,そういう意味での病床使用率は下げるということを行っていきたいと思います。〔まずは〕そういうことなのですが,なるべく強い行動制限を避けるという観点から,入院患者数の増加スピードなども考慮して検討する必要があると考えています。必要となれば,感染状況を分析して,有効な対策を検討したいと思いますけれども,今は少し様子を見ているといった状況です。

 (RCC)
 関連してなのですけれども,今,旅行割引プランの「〔やっぱ〕広島じゃ割」も,今再開されていると思うのですが,感染状況を見て,一応,今月末までの期間だと思いますが,これは引き続き,停止するような考えはないということでよろしいでしょうか。

 (答)
 現時点〔では〕現状を継続しますし,予約も入っていますので,ゴールデンウィークまでは間もないということもあり,これは継続する予定にしています。

 (幹事社:NHK)
 他に〔関連の質問は〕ありますでしょうか。

ウクライナからの避難民支援について

 (幹事社:NHK)
 続いて,幹事社質問に入ります。ウクライナからの避難民支援について伺います。広島県では先月,3月17日に積極的な受け入れを表明し,県内の自治体と協力しながら生活支援などを行うと表明されました。県内にも避難民の方がいらっしゃると伺っておりますが,現状,どれくらいの方が,どの自治体で過ごされているのか,そして,生活する上での課題や改善点などの声があれば,どのような内容なのか,伺わせてください。また,避難されてきた方については,当面の生活や言葉の壁,就労,就学などの面で不安があるとの声も聞かれます。広島県でも体制整備を急がれていると思いますが,例えば,中国地方では鳥取県が当面の生活費にしてもらうため支援金の支給を決めるなどの動きもあります。先月,広島県が表明された支援内容の進捗や,さらなる支援の考えがあるのかについても伺わせてください。以上になります。

 (答)
 現時点で,現状,県内で受け入れているというか,過ごされている方は,先月27日から3名の方がいらっしゃっていると,これ〔は〕知人が身元保証人になられている方ですけれども,〔その方〕を頼られて福山市にいらっしゃるという状況です。その他の,いろんな動きはありますけれども,現時点ではそういうことです。生活上の課題としては,まずは在留資格の切り替え手続きというのがありまして,避難して来られた方に対しては政府の方が短期滞在のビザを発給しているというか入国許可をしているわけですけれども,住民登録だとか社会保険加入ができないということで,来日直後に,いわゆる特定活動ビザ,〔これは〕1年間で就労可能なビザになりますけれども,こちらに切り替え手続きを行っているということがあります。〔それ〕で,次に住まいの確保ニーズがあるわけですけれども,住宅の確保につきましては,市営住宅であるとか,あるいは支援希望のある民間の社宅などを下見していただくなど,市と連携して,この3名の方には丁寧に対応したところでありまして,最終的には市民ボランティアのご協力をいただきまして,別の場所に滞在されているという状況にあります。〔それ〕で,日常生活の支援については,現在,その知人の方がいらっしゃるので,その知人の方,それから福山市,それから県と,それから市民ボランティアの方々が相互に連携しながら,生活物資の調達などの対応を行っているといった状況です。引き続き,滞在のご意向をしっかり確認しながら,避難して来られた方の希望に沿った対応を行っていきたいと考えているところです。支援内容の進捗状況につきましては,まずは,ひろしま国際センターにウクライナ語など,ロシア語もあるので,そういった言語による相談,通訳などの相談体制を確保しておりまして,市町からの依頼に対応するという体制を組んでおります。国が設置した,企業,団体向けの支援希望登録窓口というのがありまして,これを周知しております。県としては,県自身が支援希望者として登録すると〔ともに〕,それからメールマガジンとか,経済団体を通じて県内企業に広く登録を呼びかけております。出入国在留管理庁に確認したところ,県内に所在して他団体への情報提供を可とする企業や団体は11団体あるという状況です。県営住宅の無償提供については,提供戸数を拡大するように調整を,今進めているというところです。受け入れを表明している市町等との連携につきましては,3月24日に,県,市町,国で構成します「ひろしま多文化共生連絡協議会」というのがありまして,この臨時会議を開催して,現状や課題について共有したところです。引き続き,避難民の方々の意向を十分に確認しながら,県と市町が連携する中で,可能な限り,避難して来られた方の希望に沿った対応を行っていきたいと考えています。また生活費の支援を含む政府の具体的な支援策,これは1人〔1日当たり〕2,400円〔の生活費支援〕というのもちょっと報道に出ていますけれども,こういったことも踏まえて,十分に活用できるように,外国人材受入PTなどの,庁内連携の強化を図っていきたいと考えているところであります。

 (幹事社:NHK)
 この件について,質問がある社はお願いします。

 (中国新聞)
 すみません。中国新聞の河野と申します。今の御発言で,県営住宅の無償提供〔について〕ですが,先日,約50戸〔の提供〕というような発表をされたと思うのですけれども,〔提供戸数を〕拡大するよう調整を進めているということなのですけれども,どのくらいの規模とか,いつ頃を目途にとか,検討状況はいかがでしょうか。

 (答)
 ちょっと,具体的には担当に聞いていただければと思います。具体的に,今,足元で,その50戸のニーズもまだないという状況なので,そこは,今後の動向を見ながらということなので,いつまでに用意できるかということは,ちょっと担当に確認いただければと思います。

 (中国新聞)
 あと,すみません。ウクライナの避難民の受け入れについて,県の方に,今のところ,住宅の申込みとかはないと思うのですけれども,相談が来てたりとか,相談件数がどのくらいあったりとか,その辺は持ち合わせているものはありますでしょうか。

 (答)
 何件か,10件前後ぐらいの相談とか,打診とか,そういうものが来ています。

 (中国新聞)
 どんな感じの内容〔でしょうか〕。

 (答)
 これは,まだ来日時期などは未定になっているので,具体的にはまだこれからというところです。

 (幹事社:NHK)
 その他,〔関連の質問がある社は〕ありますか。〔質問がないようですので,それ〕では,一般質問に移ります。他に質問がある社はお願いします。

核兵器禁止条約第1回締約国会議について

 (朝日新聞)
 朝日新聞の戸田と申します。よろしくお願いします。6月の〔核兵器禁止条約第1回〕締約国会議についてなのですけれども,知事〔は〕先日の会見で,「議会中に当たるので,行くのは難しい」という発言をされていたと思うのですけども,一方で,その後の松井市長の会見で,〔松井市長は〕「議会の日程を調整して,可能なら出席して発言したい」とおっしゃっていたのですけれども,〔松井〕市長のように,知事も今後,県議会の日程を調整してでも,〔締約国会議に〕行くようなお考えというのはお持ちなのでしょうか。それとも,今回の出席は見送るべきだと考えていらっしゃるのでしょうか。

 (答)
 今回の出席は難しいと考えています。

 (朝日新聞)
 ありがとうございます。

 (幹事社:NHK)
 他に〔質問がある社は〕ありますか。これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は,4月19日火曜日の13時30分からを予定しています。ありがとうございました。

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(資料)新型コロナウイルスの感染状況等について (PDFファイル)(798KB)

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