記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。
会見日:令和2年12月22日(火曜日)
(1)年末年始の過ごし方について
(2)広島PCRセンターの対象者拡大について
(3)新型コロナ感染防止集中対策について
(4)医療体制について
(5)1年を振り返って
(6)医療体制について
(幹事社:産経新聞)
幹事社の産経新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,14時00分を予定しています。皆さまのご協力をお願いいたします。まず,知事から冒頭発言が2件ありますので,よろしくお願いいたします。
私から,冒頭2件発言させていただきます。まずはじめに,あらためて県民の皆さまへ,年末年始の過ごし方についてお願い申し上げます。感染状況が厳しい中で,県民の皆さまには外出機会を減らし,感染拡大地域への帰省,感染拡大地域からの帰省は控えていただくようお願い申し上げます。また,広島市からの帰省,また広島市への帰省も控えていただくようお願いします。年末年始は,親族や友人など,皆さまにとって大事な人との親交を深める大切な時期でありますけれども,そうした大切な人の生命・健康・生活を守るためにも,年末年始は,同居のご家族と,ゆっくり,静かにお過ごしください。県内の成人式もほとんど延期されております。久しぶりに会う友人と,忘年会や新年会を楽しめないことは,とても残念なことだと思いますけれども,今は,同居家族以外との会食は控えていただきたいと思います。なお,会食の場や飲食店を利用する際に,飛沫防止のための物理的な対策などをとっている場合には,この限りではありませんが,マスク会食をする場合には,必ずマスクを着用し,マスクを外した状態での会話は控えてください。また,今年は初詣も,正月三が日など混雑する時期を避けていただくようお願いします。そして,事業者の皆さまには,この年末年始をはじめ,従業員の皆さんの休暇の分散取得やテレワークの活用など,接触機会の削減への取組にご協力をお願いします。今回は,新型コロナウイルスが流行してからはじめての年末年始であります。戸惑いもあるとは思いますけれども,県民一丸となって,この「コロナ禍」を乗り切るために,引き続きのご協力をお願いいたします。
続きまして,昨日,報道機関の皆さまにも資料提供させていただきました「広島PCRセンター」対象者の拡大についてであります。流川及び観音で実施中の「広島PCRセンター」について,これまで,その対象エリアを広島市としておりましたが,感染者が急増しております広島市周辺にも,昨日から範囲を広げています。具体的には,廿日市市,府中町,海田町,坂町の1市3町における高齢者施設等と飲食店の従業員及び関係者等を対象に加えるものであります。県としては,広島市周辺エリアの高齢者施設や飲食店等の陽性者を早期に発見して,さらなる感染拡大の芽を摘みたいと考えておりまして,今回,対象を拡大したものであります。対象となる皆さまには,ぜひ,積極的に「広島PCRセンター」をご活用いただければと思います。私からは以上です。
(幹事社:産経新聞)
これらの件について,質問がある社は挙手をして社名を名乗ってからご質問をお願いいたします。なお,手話通訳者の方が通訳しやすいよう,質問は,はっきりとおっしゃっていただきますようお願いいたします。それでは,質問のある社はよろしくお願いいたします。
(RCC)
すみません,RCCの末川と申します。年末年始のことについてなのですけれども,現在,県が行っている来年1月3日までの広島市を中心とした集中対策期間について,さらに今感染者が急増していて,県や市の医師会の会長なども,医療体制が非常にひっ迫している状況にあるということだったのですけれども,今後延長する可能性があるかについてが一つと,延長すると仮に決定した場合は,いつくらいに言及されるのかというのをあらためて教えてください。
(答)
これにつきましては,〔これから〕年末年始に入るということもありますので,年末年始の前には,何らかの判断をしたいと考えているところでございます。具体的には,そうは言っても〔集中対策をはじめて〕1週間から10日くらいは,対策の効果を見ていく必要があると思っているところでありますので,いずれにしても,県民の皆さまの生活に影響を及ぼしているということもあって,慎重に判断する必要があると思っておりますが,遅くとも12月25日頃までには,その時点の情報をもって,分析それから,判断して,皆さまにお示ししたいと考えているところであります。
(RCC)
酒類を提供する飲食店に対しての,事業者の支援金とか今もされているというところなのですけれども,もし〔集中対策期間を〕延長されるということであれば,新たに支援金〔を出す〕とか〔事業者に〕協力を求めるということはされるのでしょうか。
(答)
協力支援金〔は〕,協力に対する支援金という形ですけれども,これについても延長する場合,どうするかというのはあわせて考えたいと思っております。
(RCC)
ありがとうございます。
(NHK)
NHKの五十嵐です。コロナの感染状況なのですけれども,広島県では現在の感染状況をステージ2としていますけれども,現状〔12月〕20日時点で,ステージ3〔相当〕となる6つの市町のうち,例えば,病床の使用率,それから直近1週間の10万人当たりの感染者数が15人を上回るなど,三つの指標で上回っていますけれども,現状の県内の感染状況について,知事の認識を伺えますでしょうか。
(答)
広島市における指標というのは,依然として非常に高い値を示していまして,ステージ3相当と考えているところです。広島市を除く県内の主な指標を見ますと,人口10万人当たりの新規感染者数は10.3という状況で,療養者数は16.3,これはいずれも,ステージ3は15人以上という目安になっておりますので,そこはまだ超えていないというか,あまり〔感染が〕拡大しているわけでもないというところです。新規感染者の約75パーセントは広島市が占めているということも踏まえて,本県全体のステージとしては,〔ステージ〕2だと判断しているところです。もちろん広島市周辺への感染拡大の兆候も現れているということもありますので,今後ステージ3に移行しないということはもちろん言い切れないという状況で,非常に注意が必要な状況だと思います。県としては,県全体としてステージ3に移行しないように,医療体制の強化はもちろんですけれども,検査体制の強化,今般,広島市から周辺市町もPCRセンターの対象を拡大しましたけれども,そういったことも含めて,感染拡大の芽を早期に摘んでいくということに全力で取り組んでいきたいと思っております。県民の皆さまにも引き続き,この感染が拡大している地域への往来は慎重に判断をお願いしたいということ,それから,親しき仲にもマスクありと申し上げておりますけれども,特に飲食の場での注意をお願いしたいと思いますし,休む勇気・休ませる配慮,そして,あなたの早期受診がみんなを守るということを意識していただけるようにお願いしたいと思っております。
(NHK)
もう1点,東京都の小池知事が昨日会見を開いて,年末年始は東京の方では,家族でステイホームということで,極力買い物ですとか病院への通院などのやむを得ない場合を除いて,外出自粛を徹底してほしいと,呼び掛けているのですけれども,広島県としては,そこまではいかないというような〔ことでしょうか〕。
(答)
言い方が微妙に違うのかもしれませんけれども,広島県としては,特に広島市の皆さん,まずは広島市の往来,帰省ということについては,県内の帰省であっても控えるようにお願いしたいと申し上げているところでありますし,また,県外の感染拡大地域との往来を含む帰省も,今回は控えていただきたいとお願いをしているところであります。買い物などについては,これはやはり,リスクとの相関関係だと思っておりまして,ただ普通にマスクをした状態で買い物に行くということ自体が非常にリスクが高いというエビデンスはあまり現れていないという状況です。したがって,年末年始というのは非常に大事な時期でもありますから,精神的にも大事な時期でもありますから,そういったところで必要な買い物までしないようにお願いしますということでは現時点ではないということです。ただ買い物に行くことにしても,回数を減らしていただいたりとか,外出機会を減らすことは極力お願いしたいと申し上げているところであります。先ほども申し上げたように,年末年始の過ごし方については,帰省だとか何であるとかということは別にして,例えば,初詣のような人がたくさん集まるところについては,注意して慎重に判断していただきたいと,そこはできれば分散して集まらないように,たくさん人が集まるところにはできれば行かないようにしていただきたいというのも申し上げたところであります。
(中国新聞)
中国新聞の宮野です。広島PCRセンターですが,感染者を早期に発見するという趣旨かと思います。そうすると必然的に新たな感染者の掘り起こしも進むかと思いますが,現状,軽症・無症状の感染者を入院かホテルでの療養かを判断する診察が滞っているという状況にあると思います。その診察については,トリアージと言われるかもしれないのですが,今後どのように対応していこうと考えていらっしゃいますでしょうか。
(答)
いわゆる入院の必要性の判断については,非常に〔感染状況が〕急拡大して,おっしゃったような,いわゆるトリアージと呼ばれる診察,ここが少し滞留してしまっているという状況がございます。〔それ〕で,それを踏まえて,トリアージの入院の〔必要性の〕判断のキャパシティを倍増したというところです。これは先週より以前にそういう対応をしているのですけれども,それでも今,まだ滞留を解消しきれていないところがありますので,これについては1週間以内にこの滞留が解消できるようにさらに強化を準備していまして,〔それ〕で,明日からその対応ができるように今進めているというところであります。
(中国新聞)
明日からということなのですが,今日,広島大〔学〕の学長の会見で,県から依頼があったトリアージに協力する旨の発言がありまして,トリアージセンターを南区の〔広島県立広島〕産業会館に開くというような話も少し言及があったようです。その準備状況を含めてというようなことでしょうか。
(答)
そうです。ちょっと場所などについては,今,調整中でありますので,どこにつくるのかということはまだ決まっていません。決まっていないと思いますけれども,今まさにそういう調整をしているところだと思います。
(中国新聞)
〔トリアージセンターは〕明日から始まる〔ということですか〕。
(答)
明日からできるように今,準備しているというところです。
(中国新聞)
検査のキャパ〔シティ〕はどの程度広がるというのは〔いかがでしょうか〕。
(答)
今,〔1日当たり〕75人ぐらいできるようなキャパ〔シティ〕なのですが,1週間以内に〔滞留を〕解消しようと思うと,これにプラスして40から50人ぐらいは必要なのだろうなと思います。ちょっとそこの部分を含めて,今,調整しております。いずれにしても1週間以内に,1週間というと,もう年末になってしまいますので,それまでに解消できるように検討してもらうように指示しているところでありますので,具体的な場所だとか,キャパ〔シティ〕の数というのは,最終的に検討中とご理解いただければと思います。
(中国新聞)
あわせて,今度,診察が終わったときの行き先の話なのですが,病床・ホテル,今,県としては,1,200人分をあわせて確保を目指していると認識しています。一方で,21日時点の県内の感染者数は1,100人を超えております。〔それ〕で,ホテルは700室分ということで予約契約を既に済ませていると思いますが,現状はまだ329室しかありません。今後どうするかということ,さらには目標としている1,200人分をさらに増やしていくとか,そういった考えはありますでしょうか。
(答)
今,病床については,500床を目指して調整していますけれども,それ以上も含めて,今後調整していくという方針であります。〔それ〕で,ホテルについても,既に今,210〔室〕ですけれども,今週から150〔室〕追加しはじめていて,これは順次段階が必要なのですけれども,それに加えて500床〔正しくは室〕以上を来週には,追加できるように調整しております。まず,それをやっていますけれども,さらにそれ以上の拡大についても調整しているというところです。したがって,全部あるとホテルは700室以上に当面なるという状況です。ですから,700〔室〕で終わりとか,先ほど〔の〕病床についても500〔床〕で終わりとかということではなく,状況を見ながら拡大していきたいと思っています。
(中国新聞)
最後になるのですが,診察の関係で,14日に広島市で入院待機中の60代の方が亡くなられてしまったという事例がありました。これに対して,知事の受け止めと,同様の事例が今後ないようにするために,県としてどのようなことができるとお考えかお伺いできればと思います。
(答)
まず,はじめにお亡くなりになられた方のご冥福を心からお祈りしたいと思います。また,ご遺族の皆さまには,心からお悔やみを申し上げる次第であります。今回の事案については,重く受け止めているところであります。この事案自体については,医師がその入院判断,入院するかしないかという判断で,入院をするという判断をしたわけですけれども,その状況において総合的に判断したと認識しております。〔それ〕で,今回の事案については,医療体制と直接の関係はないと考えているところであります。現在,県では感染者の急増によって医療現場では,医療崩壊に対する危機感が増しているところであります。県としても,こういった状況を改善するために入院病床と宿泊療養施設の確保,これは先ほど申し上げましたように全力で取り組んでいるところです。〔それ〕で,宿泊療養施設の確保については,現在入院されている軽症の方を移送することで一定程度医療機関の負担軽減にも繋がると考えておりますし,年内にも先ほど申し上げたように,今150〔室〕の追加を今週行っている中で,さらに来週には500〔室〕以上の追加ができるというところに向けて取り組んでいるところです。それから入院の必要性を判断するための,先ほどトリアージの話もありましたけれども,これは既に倍増して取り組んできたところですけれども,さらに体制を強化するようにして1週間以内に入院の必要性を判断するために〔患者さんが〕待っている状態ということを解消したいと〔考えています〕。ちなみに,この入院判断のためにお待ちいただいているのを1週間以内に解消というのは,1週間,ある方〔患者さん〕がずっと待つというわけではなく,〔患者さんは〕毎日変わっているという状態,そういう状況ですから,それは誤解のないようにお願いしたいところですけれども,そういった取組を進めて行きたいと考えています。
(幹事社:産経新聞)
〔まだ質問はあるようですが,〕先に幹事社質問をさせていただいてよろしいでしょうか。あまり時間もなくなってきましたので。幹事社質問をさせていただきます。
(幹事社:産経新聞)
今年最後の定例会見ということで,結構,コロナに苦しめられた1年だったと思うのですけれども,今年1年の県政を振り返って感想や印象に残っていること,また,今年を振り返ってみて,漢字一字で表すとしたら,どんな文字を連想されるかなというところと,また来年に向けて抱負についてお伺いできればと思っております。よろしくお願いします。
(答)
令和2年は今日の質問にも表れているように,本当に新型コロナウイルス感染症対策に全力を挙げて取り組んできた1年でありました。もちろん本県に限らず,日本全国,そして世界中が,この新型コロナウイルスの影響を大きく受けた1年だったと思っています。一方で,この新型コロナウイルス感染症は,我々の社会であるとか生活に大きな変化をもたらしているということがありまして,とりわけ,オンライン授業であるとかテレワークといった新しい働き方だとか,業務の在り方というのが一気に普及するなど,デジタル技術を活用したスタイルを大きく加速させたと思っています。本県では,昨年からDX推進本部を設置いたしまして,こういった状況に先立って,先駆的にさまざまな分野でデジタル技術の活用を進めてきたところでありますが,AIを利用した子供の予防的支援の構築であるとか,あるいは法面の崩落予測技術,これの構築に向けた実証プロジェクトなどに取り組んでおりますし,11月には,産学金官が参画するDX推進コミュニティ,これを立ち上げて,全県一体でDXを推進しております。さらには,新型コロナウイルス感染症によって引き起こされた社会経済環境の変化,これを踏まえて,新たな総合計画であります「安心 誇り 挑戦 ひろしまビジョン」を10月に策定いたしまして,10年後の目指す姿とその実現に向けた取組の方向性をお示ししたところであります。県民一人一人の挑戦を後押しするとともに,本県の強みであります「都市と自然の近接性」を最大限生かした「適散・適集な地域づくり」に取り組んでいきたいと考えております。その他たくさんあって,今年は被爆・終戦75周年でもございました。そういう中で,核兵器禁止条約の批准国が50か国に達して,条約が来年1月に発効の見通しになったということは,核兵器のない平和な世界を実現する大きな一歩であって,大変意義深いことだと受け止めております。条約の発効を契機として,あらためて,核兵器廃絶の国際的な機運が高まって,核兵器廃絶の議論が進むように,被爆地である本県としても,平和の取組への賛同者の拡大に,来年を含めて引き続き,取り組んでまいりたいと考えているところです。今,来年の話も少し含まれましたけれども,来年については,まずは新型コロナウイルスの感染拡大防止,その上で,社会経済活動の持続的な正常化を目指していきたいと考えているところです。さらには,来年は「安心 誇り 挑戦 ひろしまビジョン」。これは,いよいよ初年度となるということでありますので,新たなビジョンが目指す姿の実現に向けた第一歩をしっかりと踏み出していきたいと考えています。また,その中にも,うたわれているところですけれども,県全体の発展を牽引する魅力ある都市,それから自然豊かで分散であるということを生かした中山間地域,また利便性の高い集約型都市の形成に取り組むといったことで,新型コロナの危機後に求められる「適散・適集社会」。そういった地域づくりを進めていきたいと考えております。それから,漢字については,今年は「散」かなと思っています。「散」というのは分散の「散」です。今年の漢字が「密」でしたけど,我々は逆に「散」だと思っています。それというのも,やはり,今回のこのコロナで分散ということが大事であるということが認知されたと思います。3密の回避であるとか,あるいはテレワークだとか,そういったことがあって,東京一極集中も,これは過密で3密を前提とした都市づくりというのが長期的な持続性に欠けるのではないかと,レジリエンス〔しなやかな強さ〕に欠けるのではないかという,そういったことになったのではないかと思うので,今後適切な分散というのも求められる。もちろん我々の場合はあわせて適切な集中というのも目指していくということになっていますけれども,分散ということで今年〔の漢字〕は「散」と考えております。
(幹事社:産経新聞)
ありがとうございます。それでは,他の質問をよろしくお願いいたします。
(HOME)
すみません,広島ホームテレビの寺田ですが,先ほど,医療体制等の質問が出たのですけれども,こちらに関連して,今,昨日の20時時点で重症者の数が13人,中等症の患者さんが33人と,重症者病棟の空床率が50%となっています。この数について,どう,ご認識されているのかと,今,広島市の方で感染拡大が急上昇しているという中で,広島市内の病院の重症患者の病床が,満床になっていたりですとか,そういったような状況が,実際,出てきてしまっているのか,もし出てきてしまっているのであれば,今後,どのように対策をとられていこうとお考えなのか,教えていただけないでしょうか。
(答)
今,〔重症用の病床を〕28床確保している中で,昨日の時点で12名だと思うのですけれども,12〔名〕は20日時点で,追加で1名になっていたか〔どうでしたか〕。
(事務方)
はい。13名です。
(答)
13人ということであります。5割に近づいてきているというところですが,これは,しっかりと,最大70床を確保するという計画でありますので,この状況を見ながら,重症用の病床についても,しっかりと確保していきたいと考えています。
(HOME)
特に広島市内の病院等で,満床になっていたりとか,そういった事態は起きていないと考えたらよろしいでしょうか。
(答)
今,満床で受け入れられないというような状況ではないと認識しています。
(HOME)
では,すみません。今,70床を目指すとありましたが,重症患者さんを看るときに,スタッフの数とか非常に重要になってくると思うのですけれども,こういったところに,何か支援するお考えですとか,例えば東京都では,重症患者さんを看る病院で,支援金という形で,〔重症患者さんを受け入れる病院に〕支払うような形の報道がされていましたが,そういったことのお考えが,今,あるのかどうか,それについてはいかがでしょうか。
(答)
重症病床についても,しっかりと確保していかないといけないということは間違いないことで,スタッフについては,元々70床を最終的に増床するということについては,各病院と調整済みの〔ことであるため〕,一応〔そうしたことも踏まえて最終的な増床数は〕こうなっている。あとは,どう「お願いします」という時に,どれくらいの時間で,それが確保できるかというのは,その時々の病院の状況であるとか,そういうことにも若干,左右されるというところがあります。ただ,その70床というのは,一応,前提としては,そういったスタッフも確保できるという前提で,調整はお願いしているところであります。〔それ〕で,協力金というか,そういった病床確保のための,必要な,何と言いますか,支援というか,それについては,これは必要があれば我々としても検討していきたいと考えているところです。
(HOME)
では,すみません。最後に自衛隊等の応援要請ですとか,そういった,今後,医療はひっ迫しているというような状況の中で,何か考えられているようなことはありますでしょうか。
(答)
ご承知だと思いますけれども,自衛隊の応援要請というのは,北海道にしても,大阪にしても,特に大阪などは各県に対する看護師,それから保健師等の,〔正しくは〕看護師か,要請を出されていますけれども,これは,まさに中等症以上の治療について,そういったところに人手がないという状況で,それが出来ないような状態に陥りかけていることで〔自衛隊に〕依頼がなされているというところです。現時点で,広島県はそういう状況にあるわけではないので,現時点で,それをお願いするということを検討しているわけではありませんけれども,もちろん,この状況は注視する必要があると考えているところです。
(幹事社:産経新聞)
〔終了予定〕時間は過ぎていますので,これで知事定例会見を終わりたいと思っております。次回の定例会見は1月12日火曜日の13時30分からを予定しております。ありがとうございました。
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