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知事記者会見(令和2年9月1日)

印刷用ページを表示する掲載日2020年9月3日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答をブランド・コミュニケーション戦略チームでとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和2年9月1日(火曜日)

冒頭発言

〔動画(1)(2)(3)〕

(1)ダムの事前放流等に係る治水協定について

発表項目

(2)「ひろしま転職WEB合同説明会」開催について

(3)県内企業との医療資材調達に関する協定の締結式の開催について

質問項目

〔動画(4)(5)〕

(4)ダムの事前放流等に係る治水協定について

(5)天候不良による農業生産への影響とその対策について

〔動画(6)(7)〕

(6)サッカースタジアムの建設について

(7)自民党総裁選について

会見録

 (幹事社:日本農業新聞)
 幹事社の日本農業新聞です。これから知事定例会見をはじめます。終了時刻は,14時05分を予定しております。ご協力をお願いいたします。まず,知事から冒頭発言が1点ありますので,お願いします。

ダムの事前放流等に係る治水協定について

 発表項目の前に一つございます。ダムの事前放流等に係る治水協定についてでございます。頻発する大規模な洪水への対応の一環といたしまして,ダムの利水容量の一部を洪水調節に活用する事前放流につきまして,8月31日をもって,二級河川における全ての治水協定を締結しましたので,ご報告いたします。 ダム関係者,また利水関係者の皆さまには,短期間の協議にもかかわらず,ご協力いただきまして,厚くお礼を申し上げます。ダムの事前放流は,計画規模を超える大雨が予測される場合について,あらかじめダムの水位を低下させて,ダムに貯めることができる量を増やしておく取組であります。今回の治水協定の締結によりまして,県内の一級河川及び二級河川のダムにおける洪水調節可能容量です〔が〕これまで2億3千万立方メートルでしたが,これが4億5千万立方メートルと,約1.9倍に増加いたしまして,洪水調節機能の強化に繋がるものと考えております。今後,国と連携いたしまして,効果的な事前放流の実施に取り組んでまいりたいと考えております。

「ひろしま転職WEB合同説明会」開催について

 次に発表項目,今日2点ありますが,まず1点目「ひろしま転職WEB合同説明会」開催についてであります。県では,新型コロナウイルス感染症拡大防止のために,従来,対面方式で実施しておりました「ひろしま転職フェア」に代わりまして,オンラインによって県内企業と転職希望者を繋ぐ特設サイトであります「ひろしま転職WEB合同説明会」を本日から開設いたしました。このサイトでは,「広島県働き方改革実践企業」をはじめとする,働き方改革への取組を進める企業や,積極的に採用活動を進める県内企業60社の求人情報を掲載しておりまして,正社員300人を超える求人件数となっております。サイトの特徴としては,各企業の採用担当者が,動画を通じて,自社の特色をわかりやすく紹介しており,求職者の皆さまには,動画や求人情報から,自分に合う企業を見つけていただいて,サイト内からすぐに応募することが可能となっております。応募した後は,各企業から求職者に直接連絡があります。各社の選考フローに基づいて,採用選考を受けることとなります。それでは,ちょっとデモと言うか,サイト内の求人情報から応募までの流れを少しだけご覧いただきたいと思います。〔ディスプレイを示して〕まず,トップ画面から参加企業一覧を表示いたします。〔それ〕で,企業の求人掲載例としまして,今回,株式会社アイ・エス・シーを使用しています。企業の求人ページが表示されまして,企業紹介動画であるとか,応募職種,それから仕事内容など,求人情報の詳細が表示されます。〔ディスプレイを示して〕少し,小さくて見にくいでしょうか。〔ディスプレイの表示を拡大して〕〔それ〕で,求職者の皆さまには,この企業の求人に応募したいと思ったら,この求人に応募するというボタンがありますので,これをクリックしていただきます。〔それ〕で,最後にエントリーするというボタンがありますので,これをクリックいたしまして,本人必要事項を入力すると,〔ディスプレイの表示が変わり〕ここに入力していただいて,求人の応募が完了ということになります。応募後は,企業から連絡が入りますので,必要に応じて面接などを受けていただくという段取りになってまいります。求職者の方には,時間や場所の制約がなくなりますので,多くの企業の説明を,好きなときに聞いていただくことが可能となります。また,企業にとっては,全国の求職者と繋がることが可能となりますので,物理的にフェアの会場に来ることが難しい方も,これは応募できるということで,ぜひ多くの方にご利用いただきたいと考えているところです。県では,こうした取組を通じまして,1人でも多くの方がご自身のライフスタイルに沿うような働き方を見つけていただいて,〔もちろん〕それは広島で見つけていただいて,さらに,県内企業の働き方改革もより進展するよう,取り組んでまいりたいと考えております。

県内企業との医療資材調達に関する協定締結式の開催について

 そして,2点目でございます。県内企業との医療資材調達に関する協定締結式の開催です。新型コロナウイルスの感染対策といたしまして,緊急時に県から医療機関などへ供給する医療資材,これは安定確保が課題でありましたけれども,それ〔課題解消〕を図るため,医療資材を製造・販売する県内企業5社と,調達に関する協定を締結することとなりました。協定締結式は,5社合同で9月7日月曜日,午後2時から県庁講堂で行います。今回,締結する社名と供給対象とする医療資材ですけれども,三興化学工業株式会社様,こちらは手術用手袋,また,その他の使い捨て手袋,株式会社ジェイ・エム・エス様は,各種個人防護具,中国醸造株式会社様は,手指消毒用の高濃度エタノール,デルタ電子株式会社様は,三層不織布マスク,フマキラー株式会社様は,アルコール消毒薬でございます。県では,緊急時に備えまして,医療資材の備蓄を行っているところでありますけども,この協定によりまして,緊急時に医療機関等へ供給する医療資材のさらなる安定確保を図ってまいります。報道機関の皆さまには,ぜひ,ご取材いただければと思っておりますので,よろしくお願いいたします。私からは以上です。

 (幹事社:日本農業新聞)
 〔それ〕では,冒頭発言と発表項目あわせて,質問をお願いいたします。質問がある社は挙手をして,社名を名乗ってからお願いします。なお,手話通訳者が通訳しやすいよう質問は,はっきりとおっしゃっていただきますようお願いします。

ダムの事前放流等に係る治水協定について

 (NHK)
 NHKの辻です。冒頭の治水協定の関連なのですけれども,あらためて今回の協定によって,事前放流がこういう形でできるようになるということだと思うのですが,この事前放流をあらためて今後の豪雨災害に向けて,知事としてどのように活用して,防災・減災を図っていきたいと考えていらっしゃるのか,あらためてお願いいたします。

 (答)
 事前放流ですが,台風など大雨が予想されるときに,ダムには利水ダムと治水ダムとあるのですけれども,あるいは,その両方〔の機能を備えたダム〕があるのですが,利水部分,これを洪水というか,大雨が非常に多く降って,ダム的にも,あるいはその下流の〔河川の〕状況的に耐えられなくなるという前に放流いたしまして,洪水調節の量を増やすということです。そこで要するに,大雨で受け止められる水の量を増やすということでありますので,こういった利水ダムも活用して,洪水調節能力の向上を図りたいと思います。

 (NHK)
 一方で,昨今の豪雨災害の特性をみますと,先ほどおっしゃったように,あらかじめ計画規模を超える雨量が予想される場合とありましたけれども,その予想を上回る,予想していなかったのにそれ以上の雨が降る,一気に降って事前放流している暇もないというような形態の災害も増えていると思うのですが,そういう点も踏まえてどう備えていくかというところもお伺いできますか。

 (答)
 もちろんダムが,すべての洪水を受け止めるというわけではありませんので,いかに上手く併用していくかということはもちろん必要なことでありますので,急激に雨が降った場合は,放流についても,手順が決まっていますけれども,落ち着いて適切に対応するというのはまずありますし,その他,今,いろんな形で,堤防の強化であるとか,あるいは河床の掘削などを行ったり,さまざまな対策を行っています。そういう対策と組みあわせて,洪水の際には備えていきたいとうのがまずあります。もちろん,最終的には,洪水が発生するかもしれないという状況がございますので,ここら辺については,また水位・降雨量の状況によって,避難の手順が河川ごとに定めてありますので,そういった手順に従って住民の皆さまが要支援者も含めて避難できる,そういう体制をしっかりと整えていきたいと考えています。

 (NHK)
 ありがとうございます。

天候不良による農業生産への影響とその対策について

 (幹事社:日本農業新聞)
 〔他に質問がないようですので,〕続いて幹事社質問に入ります。2014年の土砂災害,2018年の西日本豪雨に続き,今年は7月豪雨で多くの農家が被災しました。近年,気候変動による農業被害が増えておりまして,農業生産の継続に影響がでています。今年は異例の長雨による日照不足も懸念されますが,9月の補正予算では,現時点で農業分野の対策は盛り込まれておりませんでした。県として今後どのような対策を検討しておられますでしょうか。伺えますでしょうか。

 (答)
 今年は,ずっと長雨が続いて,日照も足りないし,土がずっと濡れっぱなしというか,根にも影響があるという状況で,そうかと思ったら,それが終わったらこんな暑さで,農家の方にとって本当に大変だと思っています。日照不足については,6月・7月,さまざまな被害が実際に起きておりまして,これは農地とか農業用施設です。〔この被害額は,〕26億3600万円程あります。農作物についても〔被害額は,〕2,400万円以上あるという状況です。〔それ〕で,農地とか農業用施設については,これは単年度の話ではなくて,それが復旧するまで影響するものでありますから,スピード感を持って支援する必要があると思っていますので,早期の復旧に向けた対応を検討中です。〔それ〕で,農作物の生育については,日照不足で遅れていたということもあって,しっかり〔出荷量を〕検証していたのですが,野菜〔の出荷量が減少したの〕です。〔それ〕で,皆さん〔野菜が〕高いなと感じられているとおりですけれども,8月に入ってからは,暑いのですけれども,日照はあったので,生産量も増加して高値は解消されるだろうと見込んでいるところです。そういったことを総合的にみますと,経営への影響というのは,甚大なものではないと判断していますけれども,今後の気象状況というのもありますので,そこは注視しながら,必要な場合には速やかに対応していきたいと思っているところです。なお,米なのですが,これは天候要因もあるのですが,新型コロナウイルスの影響で主食用米のうち,飲食店向けです。いわゆる業務用米,これが需要が減少しているということがあります。〔それ〕で,それをカバーする分だけの家庭用の需要の増というのが追いついていない,〔需要の増が〕ありませんので,令和2年度産米については,下落が懸念されるというところであります。それから,酒米です。これについても,やはり飲食店での飲酒が減っていますので,酒米も在庫が増えているということで,来年の酒米の需要の減少が予想されています。県としては,JAなどと連携しまして,農業者に対して需給のミスマッチが解消されるよう主食用から飼料用への用途変更を働きかけているところであります。〔それ〕で,これはまた天候不順と連動するものだと思いますが,トビイロウンカです。これも例年より多く発生してまして,今というか8月13日に,病害虫発生予察情報警報をだして適切な防除の実施を指導しているところですが,収穫の減少があるのではないかと予想されるところです。こういった病害虫,あるいは新型コロナウイス感染症というのは,これは農業に直接ではなくて,需要側に影響があったことですけれども,こういった不測の事態に備える必要があり,農業者に対しては収入保険制度への加入などリスクヘッジを働きかけているところです。県といたしましては,将来にわたって効率的な生産が可能となるよう,経営体への農地集積であるとか,あるいはDXと言っていますけれども,いわゆるスマート農業の導入を積極的に進めるなど,引き続き担い手の経営体質強化を図ってまいりたいと考えています。

 (幹事社:日本農業新聞)
 〔それ〕では,この件について,質問のある社はお願いします。〔他に質問がないようですので,それでは,〕他に質問がある社はお願いします。

サッカースタジアムの建設について

 (中国新聞)
 中国新聞の岡田です。サッカースタジアムの件でお聞きします。今日,広島市の方は,9月〔補正〕予算を発表して県と市の負担額を1対1と仮置きして,今後,〔話を〕詰めていくということを説明し,折半するとだいたい44億円ずつになると思うのですけれども,これについて県として負担する考えはあるのか,1対1は妥当かということについて知事の見解をお聞かせいただけますか。

 (答)
 負担割合については,これは従前から申し上げているとおり,まず現時点で決まっておりません。それは市長もおそらくおっしゃったと思うのですけれども,負担割合についても従前からまずは,県民全体がサポートしていただけるような,そういうものになるかどうかということを踏まえた上で議論する必要があると考えています。〔それ〕で,そういう意味では,具体的にどういうものができるのかということです。〔それを〕描く中で議論していくことが必要だろうと思っていまして,その上で,県議会も含めて県民の皆さまに,県民というのは,広島市以外の皆さまにも歓迎してもらえるような中身にしながら費用負担を考えていくことかと思っています。これは従前から申し上げているのですけれども,県の立場としては,サッカースタジアムと公園,これセットで整備していくということになっていますので,このセットの,サッカー公園といったらちょっと語弊がありますけれども,サッカーと公園が中国地方,四国地方の全域をはじめとして広域からお客さまが来たいと思うようなものであると,〔それ〕で,広島県全体の活性化であるとか,あるいは中枢拠点性,これは広島市の中枢拠点性となると思いますが,それの向上に繋がる。そういった施設にしたいと考えています。〔それ〕で,費用負担を考えるに当たっては,それで,今,県が出資すると,あるいは費用負担をするという理由になると思いますので,そういった点が説明できるようにしなければいけないと考えています。

 (中国新聞)
 ということは,今,〔広島市が〕1対1と言われていることについては,県としては,現時点で何とも言えないというか,良いとも悪いとも言えない〔ということでしょうか〕。

 (答)
 もちろんです。これは市として9月議会にどのようにだされていくかという判断の中で,だされたものだと思っていますので,引き続き,市はもちろんですけれども,サンフレッチェ〔広島〕,あるいは商工会議所と4者協議をやっていますから,そういった場で協力して進めて行きたいと考えているところです。

 (中国新聞)
 続いてなのですが,今言われた,広域からの集客とか,県全体の活性化に繋がる施設にするためにということですけれど,この具体策というのを練らないといけないというのは,県もおっしゃっていましたけれども,この具体策というのは,県が主導して作るということになるのでしょうか。

 (答)
 いや,違います。それは県の責任において作るということではなくて,4者が協力しなければいけませんし,これは何よりも民間の知恵というのをお借りしなければいけないのではないかと思います。我々のこの限られた知恵では難しいと思うので,いろんな方々のご意見をお伺いしながら,やっていく必要があると思っています。

 (中国新聞)
 4者でということなのですけれども,事務的な作業としては,市が中心となってやっていくのか,それとも県が中心となってやっていくのか,その辺はどうでしょうか。

 (答)
 これは,今,中身については市がもちろん事務局としての中心になりつつ,県と正直に言って一緒にやっているという感じです。いろんな紙〔資料〕をまとめたりとかは,最終的に市がやっていただかないといけないことがありますけれども,いろんなことは協力してやっているところです。

 (中国新聞)
 もう1件すいません。市の方が一応,来年度の当初予算編成に向けて,県・市とも予算計上したいと言っていますけれども,その負担割合の決定も含めて,県としてスケジュール感はどう描いていらっしゃるでしょうか。

 (答)
 最終的には,予算確保と言うか,支払いの問題もありますので,今,〔20〕24年度開業というところを目指して行っていますので,そこに間に合うような形で,我々もスケジュール組みをしていきたいと考えています。ただ,繰り返しになりますけれども,そのためには,県の予算をそういった形で確保していくためには,やはり中身というところが非常に大事だと思いますので,それをどういった形で作っていけるかということだと思います。

 (中国新聞)
 ということは,来年度予算に予算を支出させていくに当たって,その前に負担割合が決定しないといけないのですけど,その前に,グランドデザインと言うか,具体案が示されて,県として納得がいくものになってないといけないということでしょうか。

 (答)
 来年度予算に計上するということになると,そういうことになります。若干補足すると,ただ,予算の支払い方法だとか,これは単年度でばっとでるというものでもないので,そこにいろんな工夫だとか,考え方というのはあり得るので,そこはいろんな知恵をだしながらやる必要はあると思います。

 (幹事社:日本農業新聞)
 〔それ〕では,他に質問がある社はお願いします。

 (HTV)
 〔サッカー〕スタジアム〔の建設〕に関連してになるのですが,マツダスタジアムができたときには,市の方が2で県の方が1という,この〔負担〕割合というのは,今回も参考にされる部分がでてくるのかどうか,教えてください。

 (答)
 それは,やはり今回もそうなのですけれども,市営ということもありますし,〔マツダスタジアムと〕一緒にということももちろん一つの考え方としてあります。ただ,決して我々もそうでなければだめだと考えているわけでもありませんし,今はどちらかと言うと,白紙の状況で,繰り返しになりますけれども,どういった施設にしていくのかという議論を早急にしていきたいと思っています。

 (幹事社:日本農業新聞)
 〔それ〕では,他に質問がある社はお願いします。

自民党総裁選について

 (TSS)
 TSS〔の深井〕です。先日もお伺いさせていただいたのですけれども,自民党総裁選についてです。広島1区選出の岸田政調会長が出馬の意向を示していらっしゃるのですけれども,他の候補の名前もでてきたりしています。あらためて地元としての思いを教えていただきたいのと,あと,〔自民党では〕党員投票を今回は見送るということに決定しましたが,選出方法について受け止めがありましたら教えてください。

 (答)
 それは,もう決定したのでしょうか。

 (TSS)
 はい。

 (答)
 私はまだ〔事務方から〕聞いていないのですけれども,まずもって,これは自民党内のプロセスなので,私は党員でもありませんし,何か具体的にコメントすべきものでもないと思いますけれども,いずれにしても,総理を選ぶのと同じことでありますので,できるだけ幅広い国民の意見が反映されるようにしていただければと思います。地元としては,地元としてはというか,「地元としては」というと,いろんな考え方の方がいらっしゃるので,別に地元を代表しているわけではありませんけれども,そういう意味では,私としては,広島県知事としてではなく,この場は知事会見ではありますが,それはちょっと,いったん置いておいて,湯崎英彦政治家個人としては,やはり広島県から宮澤喜一総理以来の総理を輩出するということは,強く希望するというか,願望するというか,期待しているところであります。岸田総理になれば,平和の問題であるとか,今,これ全部,政治家〔湯崎英彦〕としての発言ですが,今,〔岸田政調会長が〕おっしゃっているような「分断から協調へ」という考え方も,格差を是正していくという視点,こういったことは私も強く共感するところでありますし,ちょっとまた,立場がミックスして申しわけないのですけれども,私も,前回の選挙の時に「誰も取り残さない」という,そういう「格差」を意識したということもありますので,それを解消していく方向というのは,今の社会において求められるものなのだと思います。そういう意味も含めて,岸田総理〔の誕生〕に大いに期待を私はしているということであります。

 (幹事社:日本農業新聞)
 〔まもなく予定の時刻となりますので〕最後の質問としたいと思います。

 (NHK)
 今の質問に関連して恐縮なのですけれども,一方で,今,いろんな方の名前が挙がっている中で,菅官房長官への支持が広がっているというような状況もあるようですけれども,その辺はどうみていらっしゃいますでしょうか。

 (答)
 繰り返しになりますが,私は岸田総理誕生を,強く,期待しているというところでございます。

 (NHK)
 その一連のご発言は,「湯崎英彦政治家個人としての」という前置きでありましたけれども,総理大臣が誰になるかというのは,やはり地方にも大きな影響があるわけで,県政のかじ取りをとる知事としても大きく関わってくるかと思うのですが,あくまでも政治家個人としてのお考えでしょうか。

 (答)
 知事というのは公的立場でありますので,誰が総理になるのが良いということは,なかなか論評すべきものではないと思います。したがって政治家個人としての発言ということですけれども,広島県との政策という関係で見た場合に,それはやはり,それぞれ〔の候補者の〕皆さん〔の〕実現したいことであるとか,あるいは得意なことということがあると思います。したがって,何か,誰がなったら致命的にだめだとか,そういうことではないのだと思います。どういう政策が最終的にでてくるか注視する必要がありますけれども,知事会としての立場というのもあるので,それについては,今,知事会として,それぞれの候補に,我々が求める施策というのをまとめて,〔それ〕で,お聞きするということをやっていく予定にしていますので,そういった中で,例えば地方の一般財源の確保の問題であるとか,あるいは地方分権の問題であるとか,もちろんコロナへの対応策の問題であるとか,そういったことについては,一つ一つ確認していきたいと考えています。

 (NHK)
 わかりました。ありがとうございます。

 (幹事社:日本農業新聞)
 これで知事定例会見を終わります。次回の定例会見は9月8日火曜日の10時30分からを予定しています。ありがとうございました。

ダウンロード

(資料)ダムの事前放流等に係る治水協定について (PDFファイル)(369KB)

(資料)「ひろしま転職WEB合同説明会」開催について (PDFファイル)(769KB)

(資料)県内企業との医療資材調達に関する協定の締結式の開催について (PDFファイル)(362KB)

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