このページの本文へ
ページの先頭です。

知事記者会見(令和2年4月7日)

印刷用ページを表示する掲載日2020年4月7日

 記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
 なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
 動画はインターネットチャンネルのサイトでご覧になれます。

会見日:令和2年4月7日(火曜日)

発表項目

〔動画(1)(2)〕

(1)県内企業からのマスクの寄贈について

質問項目

(2)マスク不足への対策について

〔動画(3)〕

(3)緊急事態宣言について

〔動画(4)(5)〕

(4)緊急事態宣言について

(5)新型コロナウイルス対策について

会見録

 (幹事社:中国新聞)
 幹事社の中国新聞です。これから知事定例会見を始めます。終了時刻は,11時00分〔を〕若干過ぎるくらいまで〔になる〕と思います。ご協力をよろしくお願いします。知事からの発表がまずありますので,お願いします。

県内企業からのマスクの寄贈について

 私からの発表項目が1点ございます。この度,東広島市の株式会社コーポレーションパールスター様から,国において実施される布マスク配布スキームとは別に,布マスク三千枚を広島県にご提供いただくことになりました。ご提供いただくこととなった経緯ですが,同社は,本県の医療関連産業クラスター形成事業における「ひろしま医療関連産業研究会」の会員企業でありまして,それがご縁となったものであります。県では,いただいたマスクを感染による重症化リスクの高い障害者や高齢者等が利用する障害者地域活動支援センターや介護タクシー事業者等の皆さまに配布して,ご活用いただくこととしております。 今回の布マスクは,素材にポリエステルを使用することで,一般的なコットンのマスクよりも耐久性が高くて,繰り返し〔使用〕をしても,機能が落ちないと聞いておりますので,県内のマスク不足に寄与するものと考えております。新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される中で,今回いただいたお申し出は,大変ありがたく感じているところでございます。4月9日13時30分から県庁北館第一応接室にて,寄贈式を行いますので,ご取材いただければと思います。引き続き,県では,県民及び県内企業の皆さまと一丸となりまして,感染拡大防止に向けて取り組んでまいります。〔マスクをだして〕これがそのもの〔マスク〕なのですけれども,これはペーパータオルを中に〔入れるように〕,筒状になっておりまして,こう〔ペーパータオルをマスクに〕入れて,これは中〔ペーパータオル〕を交換して,外は洗えると,これは抗菌になっているということです。あと,実はこれ〔サージカルマスク〕は,使い捨てと言うか,なかなか特に女性の方とか〔は〕口紅とかお化粧が付いたりして,再利用がなかなかしにくいと思うのですけれども,これ〔サージカルマスク〕を入れて使われたら。〔事務方に向かって〕これは,こうやって使ったら良いんだよね。

 (事務方)
 はい。

 これはマスク自体が汚れないので,かなり何度でも使えるということで,〔それ〕で,これは表は洗えますから,マスク不足に〔対して〕,1枚あればしばらく使えるということで,普通のサージカルマスクの何倍かの〔回数で〕使えるということです。そうするとしぶきが飛ぶ際も普通のマスク以上に〔飛散を防げるように〕なる訳なので,そういう意味でマスク不足に貢献していただけるのではないかと考えておりますので,ありがたく思っております。〔それ〕で,ちなみにこれは後で,ご質問があるかもしれませんけれども,4月から量産されて,現状で月産3万枚,来月以降は月産5万枚あるということで,1万枚が県内で販売〔が〕予定されると,〔それ〕で,4万枚が医療機関等向けに,これはおそらく全国に流通していくということでございます。ということなので,今,マスクがなかなか入手しにくいと思うのですけれども,これを使って,マスクの延命を図って再利用いただければ良いのではないかと思っております。私からは以上です。

 (幹事社:中国新聞)
 この件について,質問がある社は,挙手をして社名を名乗ってからお願いします。〔質問がないようですので,〕続いて,幹事社質問に入ります。

マスク不足への対策について

 (幹事社:中国新聞)
 今,ご紹介も若干ありましたが,マスク不足への対策についてお伺いします。新型コロナウイルスの感染拡大を受け,相変わらず県内でもマスクが手に入らない状況にあります。こうした中,先日,政府対策本部は布マスクを1世帯当たり2枚配る方針を打ちだしましたが,これでニーズを満たせると思われるか知事の受け止めをお伺いいたします。また,学校も昨日から順次再開しておりまして,県民が必要な数を手に入れられるよう,県として何らかの対策を取る予定はありますでしょうか。昨年度末の補正予算では,医療関係者や備蓄用マスクの確保も予算を確保しておられましたが,現状の見通しもあわせてお伺いいたします。

 (答)
 まず,政府対策本部による布マスクの配布についてですけれども,なかなか全てのニーズを満たすということは難しいと思うのですけれども,今回の政府の措置によって,マスクを入手できていない方に何らかの形で活用いただければ良いのではないかと考えています。〔それ〕で,一般用のマスクの不足については,県民の方に必要なマスクが十分に行き渡っていないという状況があるというところで,現在,世界的な感染拡大の状況があったりとか,あるいは国内でも感染拡大の状況があるということを踏まえると,当面,流通状況に改善の見通しが立たない状況にあるものと考えています。このため,県では,マスクのつくり方,あるいはディスポーザルのマスクの再利用方法,これは洗うということに一定のやり方があって〔繰り返し〕使えるということですけれども,マスクがない場合の対応方法などにつきまして県のホームページで紹介することとしております。先ほどご紹介させていただいた製品も,そういったことに活用できるのではないかと思います。〔それ〕で,学校再開にあたっては,手づくりのマスクであっても飛沫の飛散を防ぐのに一定程度役立つということから,保護者の皆さまに対して,教育委員会のホームページを通じて手づくりマスクのつくり方を紹介させていただいております。手づくりのマスクでも,サージカルマスクと言われる,今,皆さんが付けておられるマスクと比べると効果は落ちるのですけれども,くしゃみであるとか,会話時の唾液の飛び散りを防ぐことができることと,無意識に手で自分の口や鼻を触る,それで感染することは大きな感染ルートになっているということなので,それを防ぐことによって,感染予防に役立つと考えております。今後,県のSNSなどを通じまして,県民の皆さまにお伝えしていきたいと思っております。また,県内でもマスクの製造を〔始めた〕先ほどのこういった企業もありまして,引き続き県内企業に対してマスクの製造を働きかけることによって,流通状況の改善に取り組んでいきたいと思っております。それから,医療関係者用のマスクですけれども,これは補正予算で購入予定としておりますが,医療関係者用のマスクについても,現在の世界的な感染拡大の状況,あるいは国内の感染拡大の状況を踏まえますと,当面,流通状況に改善の見通しが立たない状況だと認識しておりまして,医療関係者用のマスクの確保については,ただ一方で,県民の皆さまの安全・安心に直結する課題だと考えていますので,十分な量が確保されるように国に要望しているところであります。なお,指定医療機関であるとか,あるいは帰国者・接触者外来など,感染症の診療体制の維持に必要な医療関係者用のマスクについては,国からの供給分を優先的に配布しており,不足は生じていないと聞いております。それから,今,備蓄用のマスクについて,これも順次〔元あった県の在庫を必要な施設に〕だしているところですけれども,これを再度備蓄していかなければならないのですが,まずは,県民の皆さまにマスクが行き届くようになったことを確認して,県民の皆さまの需要を圧迫しないタイミングで購入したいと考えているところであります。

 (幹事社:中国新聞)
 この件について,質問がある社はお願いします。

 (答)
 それからもう1点,県立学校で新型コロナウイルス感染症の発生が疑われた場合の緊急対応用として,各それぞれの県立学校と教育委員会の事務局でもマスクの備蓄は進めているところであります。

 (幹事社:中国新聞)
 この件で,質問がある社はありますか。〔質問がないようですので,それ〕では,その他の質問に移ります。他に質問がある社は,お願いします。

緊急事態宣言について

 (RCC)
 RCCの小林です。今日にも政府の方から緊急事態宣言が発表される動きとなっております。それに関して伺います。緊急事態宣言がでることになる動きについて,まず知事の所感を伺いたいのと,もう1点,例えば,大阪あるいは福岡に〔緊急事態宣言が〕でた場合にですね,広島はそれに挟まれる形になるわけで,経済的影響を含めて知事のお考えをお聞かせください。

 (答)
 まず,受け止めでありますけれども,東京,埼玉,神奈川,千葉の首都圏と,大阪,兵庫の関西圏,それから福岡です。これらの地域は,今,日々,感染者が急増しているということであるとか,あるいは感染源が明らかでない感染例が多数発生しているということであるとか,多数のクラスターが発生しているというような状況を踏まえて,これ以上の感染の拡大によって,まさにこの法律の要件であります,国民の生命及び健康に著しく重大な被害を与え,また,全国的かつ急速な蔓延により,国民生活および国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがあるということで宣言が行われたと認識しているところであります。〔それ〕で,本県はもちろん,この対象地域ではないわけでありますけれども,政府が基本的対処方針,あるいは実施要領をだしますので,これに基づいて必要な措置を講じて,引き続き県内での感染防止に向けて取り組んでいきたいと考えています。〔それ〕で,他県と比較しますと,本県では現在のところ,感染者の発生は一定程度抑えられてはいますけれども,これは昨日申し上げたとおり,今後,クラスターが発生したりとか,あるいは市中感染を含めて感染源を追えない事例が増えるということで,患者が一気に増加することも懸念されるというところであります。この1週間で県内の感染者が倍増しているところでもありますし,今後1週間の状況をきわめて注意深く見ていく必要がありますけれども,現時点が,今後の感染者の爆発的増加を抑えこめるかどうかの転換点にあると考えておりまして,こういった現状を県民の皆さまにご理解いただいて,今後の感染拡大の防止にともに取り組んでいきたいと考えているところであります。〔それ〕で,経済的な影響については,当然,〔影響が〕あると思いますけども,これは大阪と福岡に挟まれているということだけではなくて,経済的機能が東京に集中しているということで,この活動が低下する,これ〔が〕どこまで実際に低下していくのか,ということは,にわかにはよくわからないところがあります。この緊急事態宣言がだされた地域でも,通勤は可ということにもなっていますし,一方で,やはりそれぞれ〔外出自粛に〕協力して,〔東京の〕経済活動を低下させる事態になることも予想されますから,そういった状況は〔あると思います〕。後は,こういった地域との往来も自粛していただきたいと思っておりますし,そういった状況をしっかりと注視していく必要があると考えています。

 (RCC)
 もう1点伺いたいのですが,例えば鳥取県知事のようにですね,緊急事態宣言に伴う大都市からの帰省であるとか,疎開的な動きに懸念を示している自治体の〔首〕長もいるわけなんですけれども,地方に拡散するおそれがあることについての,知事のお考えを伺いたいと思います。

 (答)
 緊急事態宣言が発令された場合,週末・平日問わず外出自粛を要請されるということだと思っております。〔それ〕で,この緊急事態宣言が発令される以上,この発令された地域への往来は自粛するべきだと考えますし,発令された地域からの往来も自粛されるべきだと考えています。

 (読売新聞)
 読売新聞の木村です。私も緊急事態宣言に関して,お伺いしたいのですけれども。先ほど,昨日,おっしゃられた4都府県に加えて,緊急事態宣言がだされる4都府県への〔往来の〕自粛を県民の方へ呼びかけたいということだと思うのですが,県民の方が一番知りたいのは,緊急事態宣言は広島が対象にならないとしても,県民の生活にどういう影響がでるのか,どう〔影響が〕でるのかということを知事からお伺いしたいのと,あと,もう1点は,広島県は早々に行動計画の策定には,着手されていると思うのですけれども,今の行動計画の策定状況をあらためて伺いたいのと,これがどういうふうな,どのタイミングで発動されるのかということと,これが発動した後は,どんなふうに市民生活が,県民生活が変わるのか,この点について伺いたいと思います。

 (答)
 昨日も申し上げたのですけれども,東京近辺と,東京圏とそれから関西圏,大阪の近隣県ということなので,今回の発令で,昨日申し上げた地域と変わるというものではないと思っています。引き続きというか,今回,緊急事態宣言がだされたので,往来の自粛というのは,より意識していただきたいと思っています。これが県内に,どう影響がでてくるかということについては,先ほど,申し上げたとおり,少し注視していかないといけないところがあると思いますし,その他,県民生活にどのような影響があるかというと,直接には,広島に影響を与えるものではありませんので,今のような往来が減っていくであるとか,そういったことに伴う経済活動上の変化もあると思いますし,後は社会生活上の変化,例えば,親戚が,こういった地域にいらっしゃるとか,そういうこともあると思いますので,そういったところへの影響がまず,あるだろうと思っております。あと,食料だとか,日用品の,この物流等については,引き続き行うということでありますので,そういったところへの影響は,直ちにはないだろうと思っております。ということなので,緊急に何かこう変化があるということではないと受け止めていますけれども,例えば,東京で,とか,こういった〔緊急事態宣言がだされた〕地域で,パニックで買い占めみたいなことが起きると,その余波が及んでくるということも考えられるので,そこは,注視していく必要があると思っています。それから,行動計画については,これはもう既に策定しておりまして,もう発動はしているわけであります。行動計画というのは,緊急事態宣言だけが対象になっているわけではなくて,発動される前のところから行動計画の対象として,我々,動いていますので,大きく変わるわけではありません。ただ今回,国が対処方針について,緊急事態宣言を踏まえた対処方針をだされると認識していますので,それに基づいて,また我々の実施要領を改定するということは必要になるだろうと考えています。

 (読売新聞)
 行動計画の県内発生早期であるという認識には変わりがないということですか。

 (答)
 そうです。県内発生早期から感染期へ移行する状況だと認識しているところです。

 (読売新聞)
 先ほども言及がありましたけれども,日用品の物流や,例えば,通勤,公共交通機関など,そういうことには直ちに影響がないということでしょうか。県民の方には冷静に対応してほしいということでよろしいでしょうか。

 (答)
 そうです。広島県が発令対象では,もちろんありませんし,どこかで,日本国内で何かが起きた時に,さざ波のように伝わってくることはあるかもしれないので,それについては,注視していく必要があると思っていますけれども,直ちに,直接的に何かが変化するということではありませんので,そこは落ち着いて,冷静に対応していただきたいと思っております。

 (中国新聞)
 中国新聞の畑山です。重ねての質問になるんですけれども,緊急事態宣言という話がでたとき,県民の方の生活に変化はないという話ででてるとは思うんですが,今までの議論の中でいくと,私権の制限が生じるという話もですね,宣言がでた場合にはですね,そういう話にも今,なっていますけれども,直ちに県が対象になることはないということではありますが,私権の制限が生じる可能性については,知事はどのようにお考えでしょうか。県が仮に対象になった場合とか,その場合にどのような制限,どのような可能性があるというふうに想定していらっしゃるのか〔お伺いします〕。

 (答)
 これは厳密な意味での私権の制限というのは,例えば一定の施設の使用制限であるとか,あるいは,医療施設を確保をするために土地を使ったりとか,あるいは建物を使うという,そういうところでありますので,一般の市民,県民の皆さんの何か私権が直接的に制限されるというところはかなり少ないと思っています。〔それ〕で,外出自粛等は,これは法律に基づく要請ということになりますので,より重みを持ったものになりますけども,そういった意味での,いわゆる法律的な私権制限とはまた異なるものであります。〔それ〕で,特に重要なのは,感染拡大を防止ということでありますので,接触を減らすということがやはり一番重要なことなのです。感染拡大を防止するために〔です〕。〔それ〕で,これは,要請というソフトな形ではありますけれども,あるいは自粛というソフトな形ではありますけれども,これはお互いの命を守るために,ぜひ皆さんで協力していただきたいことだと思いますし,私は,そもそも,そういった状況にならないように事前に,法律に基づく自粛要請ではないかもしれませんけれども,接触を減らしていく,できるだけです。そういった対応,あるいは感染予防です。一人ひとりが手洗いをするとか,咳エチケットをするとか,そういった感染予防策をしていただければと思っています。

 (幹事社:中国新聞)
 他に〔質問は,〕ありませんか。

新型コロナウイルス対策について

 (朝日新聞)
 朝日新聞の北村です。現在,医療機関にですね。入院に必要な病床のアンケートというのをされてらっしゃると思うんですけれども,これがいつの段階までに取りまとめて,その結果に基づいてになるとは思いますけれども,どのように,今後,必要な病床を確保していくおつもりなのかという点をちょっとお聞かせ願いますか。

 (答)
 これについては,〔事務方に対して,アンケートが取りまとまるのは〕木曜日でしたか。

 (事務方)
 担当がいません。

 (答)
 担当がいないですか。ごめんなさい。ちょっと後で確認する必要があるかもしれませんけれども,木曜日にもう一回対策会議をやって,そこで一定の目途はつけていきたいと思っています。その場でちょっと具体的にこの病院,この病院,この病院とまで決定できるかは別にして,これはいずれにしても早期に確保していく必要があると考えていますので,その軽症者がこの病院ではないところ,主としてホテルのようなところで療養していただくということも含めて,今の病床を空けて,重傷者が対応できるようにする。さらには,その病床を拡大していくといったことをできるだけ早く具体的に確保していきたいと考えています。

 (朝日新聞)
 今,ちょっとおっしゃっていましたけれども,ホテル等にもですね,そういった病床が少し必要な分が足りない場合はですね,そういったところは,県内のホテル等へ〔部屋を〕空けてもらうように依頼するとか,そういったことも検討されてるんですか。

 (答)
 そうです。そういった具体的な検討もしておりますので,やはり一番の,一番のというか軽症者がベッドにいることによって,重傷者がそこに入れないというのが一番やはり重傷者の治療上は,課題になると思いますので,そこでまずベッドを空けるということが必要だと思ってます。〔それ〕で,今,入院中の,現在,入院中の皆さまにも,症状がないとか軽症であるという方がやはり多いので,そういった対応をする必要があると考えております。

 (幹事社:中国新聞)
 他に〔質問は,〕ありませんか。

 (幹事社:中国新聞)
 昨日の緊急の会見で,今週末の外出自粛の要請の可能性もあるというお話があったと思うんですけれども,あらためて,どういった状況になったら,それ〔外出自粛要請〕がでるというシミュレーション〔でしょうか〕。例えば,昨日の夜も新たな感染者の公表がありましたが,1日当たり何人以上になったらとかそういった目安になるようなものがあるのでしょうか。

 (答)
 これは,もちろん,感染者の人数,それから感染経路の状態,そういったところを総合的に判断していく必要があると思っていますので,何人以上だったらどうとか,そういう数値的な決めというか,そういうものをつくるものではないと思っています。〔それ〕で,要するに重要なことは,これは感染の拡大に大きく繋がっていくかということで,例えば,感染者が一定増えても,例えば,外部からの流入であったり,これはこれまでの県内のかなりの例がそうなのですけれども,それは県内で発生しているというものではなくて,その場合は,流入した方からのさらなる感染者を抑えていくということが非常に重要になってきますけれども,どこで感染したかわからないという状況ではないわけです。ですからそれが増えること自体が非常に心配だということではない。もちろんそれが100〔人〕だとか200〔人〕だとかという話なら別ですけれども,現在のようなペース,あるいはもうちょっと増えても,それ自体が問題ではないと思っていますが,一方で,どこから感染したかやはりわからないと,〔出張や旅行などで〕県外にでていないのに感染しているというような場合に,これが一定増えると,やはり把握しきれていないさまざまな感染者がいらっしゃるということになりますので,そういった状況を総合的に判断しながら考えていきたいと思っています。

 (幹事社:中国新聞)
 そろそろ,終了予定時刻が近づいていますが,他に〔質問は,〕ありませんか。じゃあ,すいません。幹事社から一つ。昨日,16人目が発生したわけですが,医療機関の勤務者ということで,院内感染であるとか。感染経路も不明ということで,院内感染の可能性も昨日の夜では疑われていたんですが,その後,今朝になって状況は変わっていますか。

 (答)
 まだ確認できておりません。現在確認中というところです。

 (幹事社:中国新聞)
 あともう1点,先ほどベット数の話もありましたけど,検査体制の強化も国もかなりやっていますが,広島県の状況を見る限り,まだひっ迫はしていないようですが,検査体制の拡充について今後はどのように考えてらっしゃいますか。

 (答)
 今のところ,対応できているのと,まだ使っていないところもあるので,まずはそういったところで対応できるように,対応するようにしてまいりたいと考えています。いずれにしても,この検査については,非常に人的な手間もかかるというところも含めて時間がかかるということがありますので,そういったことが短縮されるような検査キットの開発だとか,そういったことを国には要望したいと思っています。

 (幹事社:中国新聞)
 〔それ〕では,これで終わろうと思います。〔他に質問は〕大丈夫でしょうか。〔それ〕では,これで知事会見を終わらせていただきます。次回の定例会見は,4月14日火曜日の午前10時30分からを予定しています。ありがとうございました。

 ダウンロード

(資料)県内企業からのマスクの寄贈について (PDFファイル)(446KB)

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?