記者会見などにおける知事の発表や質疑応答を広報課でとりまとめ,掲載しています。
なお,〔 〕内は注釈を加えたものです。
動画はYoutubeのサイトでご覧になれます。(別ウィンドウで表示されます)
動画は次のリンクからご覧になれます。なお,動画の収録内容は下の発表項目及び質疑のとおりです。
○広島空港への路線の誘致について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「1/3」をご覧ください。
○広島空港への路線の誘致について
※上記項目の動画は上の動画リンクの「2/3]~「3/3」をご覧ください。
(司会)
ただいまから,広島空港への路線誘致についての発表を行います。それでは,知事お願いします。
(知事)
まずは冒頭本件に入る前に昨日大井議員が亡くなりましたので,私としても哀悼の意を表したいと思います。ご冥福をお祈りいたします。
それで,今日は「広島・上海」それから「広島・大連」の航空便がそれぞれ「成都」と「天津」に延長するということになりましたので,発表したいと思います。
まず中国東方航空が運航しております「広島・上海線」が,本年3月27日から,そして中国南方航空が運航しております「広島・大連線」が,3月29日から,それぞれ延伸をして「広島・上海・成都」。そして「広島・大連・天津」という航路になることになりましたので,発表いたします。
これまで中国との関係についてはご存じのとおりプロジェクトチームを発足させて「中国経済交流プログラム」を策定するなど,精力的に動いてきたところでありますけれども,この航空路線の拡充についてもその一環として,強く働きかけをしてきたところでございまして,その成果が現れてきたものというふうに考えております。
成都については,これもご存知のとおり広島県と四川省は26年に渡って姉妹関係を続けておりまして,重点的に四川への便を誘致をしておったところですけれども,この度それが実現をしたということであります。
それから天津についてもですね,日本から多くの企業が進出をしております。広島からもたくさん企業が進出しておりますけれども,天津線についてもこれを機に拡大したということで,非常に嬉しく思っております。
県としては,今後も中国との交流拡大については力を入れていきたいと考えておりますし,インバウンドをはじめとします利用の促進,観光客の誘致ですね。それから更なる路線の誘致についても積極的に取り組んでいきたいと考えているところでございます。
私からの発表は以上です。
(司会)
それでは,発表事項に関する質問に入ります。質問される方は,マイクをお持ちしいたますので,恐れ入りますが,挙手をして社名を名乗って発言してください。よろしくお願いします。
(読売新聞)
読売新聞の平井です。先ほどそれぞれ「天津」「成都」についての位置づけはあったんですけれども,この路線就航によってですね,どのような効果が生まれるかというところをもう少し補足してお願いできますでしょうか。
(答)
これからですね,中国との経済交流を拡大したいというふうに考えているところですけれども,具体的にはもちろん広島から中国へ,特にこれからは市場としてですね,とらえて投資していくということがあると思うんですけれども,そういった活動にやはり便利になっていくということが1つと,中国からの県内への投資ということも期待したいと思っていますし,一義的には中国からは,今,力をいれております観光という面で,インバウンドのお客様の誘致をしていくことがよりやりやすくなると。特に四川の場合には友好関係がありますので,それをてこにした動きというのをこれから強めていければというふうに思っておるところです。
(時事通信社)
時事通信の宮内です。ちょっと基本的なことで申し訳ないんですけども,これは「広島・上海・成都」というのはこれはその,運行時間からいくと上海に10時に着いて11時に成都の方へ発つというのはこれは乗る側からすると,機体を乗り換えるんですか。それともそのままで。
(答)
いや,乗り換えずそのまま行きます。
(時事通信社)
成都まで行く人はそのまま乗っていればいいということですね。天津の方も。
(事務局)
いったん,イミグレーション,入管手続きはしてもらうようになります。機材は同じ機材です。
(時事通信社)
いったん降りることは降りる。それで,手続きをしてまた同じ。
(事務局)
今の大連,北京線と同じ。あれもやはり大連でイミグレーションしてもらいます。
(時事通信社)
分かりました。で,それは「大連・天津」も同じということですよね。分かりました。
あと知識がなくて申し訳ないんですが,日本から「成都」とか「天津」への直行便が初めてというわけでは。
(答)
いや,日本からということはないと思いますけれども,広島からは初めてということですね。
(時事通信社)
分かりました。あとこの前の中国訪問では四川省の方までは確かまだ足を伸ばされてなかったと思うんですが,この新路線,できましてですね,この初便で。
(答)
そうなんですよね。ほんとは初便で行きたいところなんですけど,それはなかなか都合がついてないんですよね。ほんとは行きたいところなんですけどね。
(時事通信社)
計画というか希望としては正にこの便を使って友好都市の四川省に。(答)
今年はね。四川にも行きたいなと思っておりますけれども。
(時事通信社)
分かりました。
(司会)
そのほか,ございますでしょうか。
(中国新聞)
中国新聞の加納です。おはようございます。もう一回整理したいんですけれども,「成都線」についてはそのインバウンドということをおっしゃってたのかなと思ったんですが,あと「天津」については企業誘致とかそういった経済面での発展ということをお考えだというふうに整理してよろしいんですか。
(答)
いえいえいえ,それは天津は同じですけど,特に四川の場合には友好関係があるので,それをてこにした動きができるのでそれを期待したいということですね。
(中国新聞)
あの,企業の面で言うとどのくらい広島の企業だったり,現地にある企業の数とかですね,その辺のデータがありますでしょうか。
(答)
主要なところで言うと,成都についてはコベルコさんが出ていますね。コベルコ建機ですね。あと,呉電子計算センターとか,あとジンアーキさんですね。ほかにもありますよね。ただちょっと主要なところで言うとそういうところなんですけど。はい。
で,「天津」の方は越智製作所,キーレックス,山九,塩見,ツネイシホールディングス,ビーテック,ヒロタニ,三井化学。8つでいいんですかね。
(中国新聞)
すみません,いずれも県内企業と言っていいんですかね。
(答)
あ,そうですね。三井化学さんはどうですかね。本社所在地という意味で言うと。
(事務局)
広島県内に本社があるところではないとこも含まれていると。
(中国新聞)
県内に拠点を持つ企業という言い方ですか。
(答)
そうですね。
(共同通信社)
共同通信の橋本です。広島だけではなくてですね,ほかの地方の空港でもですね,特に最近中国との路線を新たに就航させたりとか延伸させたりということがよく目にするんですけれども,そのトップセールスといいますか,地方間の競争として中国,特に新興市場とかですね,そっちの方に就航あるいは延伸ということで求めていくということは,今,地域間競争の中でですね,重要だというお考えなのか,今後の知事としてどういうふうに路線を更に開拓していくというか,そういうところにどういうふうに知事として向き合っていくのかというか取り組んでいくのか。
(答)
それはやっぱりですね,拠点性の向上になるといいますか,経済活動を進めていく上で近くから飛行機が出て,行きたい所に行けるというのは非常に有効だと思いますので。もちろん需要がないところで開拓してもいなくなっちゃうだけなので,あれですけど,需要があるところについては開拓を進めていきたいというふうに思ってますけど。
(共同通信社)
今後も知事としてその中国に行く,中国なりですね,ほかの国でもいいんですけれども,積極的にそういうセールスはしていきたいと。
(答)
はい。
(山陽新聞)
山陽新聞の正本です。よろしくお願いします。
今回「成都」「天津」ということなんですが,例えば近隣とか国内の空港で「成都行き」「天津行き」の路線を持ってるところというのはどういったところがあるんでしょうか。まあ競合するかどうかわかりますか。
(事務局)
「成都便」がですね,東京・大阪・中部。「天津線」が中部から現在あります。
(山陽新聞)
じゃあ,地方空港というか,そういった位置づけではなかなかない路線ということですか。
(事務局)
「天津」は広島とセットで福岡にもこの度,新規開設されますので。そういう意味であわせて地方空港では初めてです。
(山陽新聞)
ありがとうございました。
(RCC)
すみません,RCCの川本です。冒頭でですね,誘致に関して中国の交流プロジェクトを作成してその一環として強く働きかけてきたとおっしゃいましたけれども,具体的に言うと,中国の市場も拡大してるので,県としてもその辺りの市場開拓であるとか,それをにらんで誘致を進めてきたという考えでよろしいんでしょうか。
(答)
そうですね。はい。
(司会)
そのほか,ございますでしょうか。
(朝日新聞)
朝日新聞の水田です。先ほどの質問とちょっと関連するかもしれませんが「成都」の方はですね四川省との友好提携ということがあると思うんですけれども,「天津」に関しては競合する路線もあるんですが,その中で広島らしさというか,広島の利点をどういうふうにアピールしていこうというふうにお考えなんでしょうか。
(答)
その発着地としての広島の利点ということですか。
(朝日新聞)
広島の路線として。
(答)
天津はご存知の通り,中国の中でも非常に発展を既にしている地域なので,そういう意味での関係強化というか。例えば大連もそうですよね。北京とか上海とか,そういうものの延長線上かなというふうに思っています。
成都というのはこれから開発がもっと進むという所ですね。そういう意味で天津にも,要するに中国の主要都市の1つである天津に路線が開設されたというのは我々としてはありがたいというふうに思っているということですね。
(司会)
そのほか,ございますでしょうか。
(中国新聞)
あの,後でいいんですけれども,現在の利用状況の生データの数字がありますか。
(事務局)
はい。
(司会)
そのほか,何かございましたらお受けいたします。
(TSS)
テレビ新広島の新庄です。今地方空港で初めてその2つの都市に就航することができたと言われたと思うんですが,中国プロジェクトの一環だとは思うんですが,どうして広島が一番に就航できた要因というのはどのように考えておられますか。
(答)
それは先方のお考えもあると思うんですけれども,先般,私も中国に行きましたし,その後で商工〔労働〕局長以下ミッション派遣をしていますし,また日ごろから大使館であるとか領事館とのコミュニケーションというのをずっとしてきているところですし,その他のチャンネルも含めてですね,いろいろ今,関係構築をやってきているところなわけですけれども,そういった多方面・多面的な関係構築の努力も影響しているに違いないというふうに思っています。
(RCC)
RCCの川本です。度々すみません。今後も路線の誘致に力を入れるとおっしゃいましたけれども,具体的に何かここの都市とかあとまあLCC〔ロー・コスト・キャリア〕ですよね。このあたりのことはどう進んでいくんでしょうか。
(答)
はい。その他の路線については,ちょっとまた具体的に言うと差し障りがあるんであれですけれども,LCCについてもね,積極的に考えていきたいと思っております。
(司会)
そのほかございましたらお願いいたします。よろしいでしょうか。
それでは,これをもちまして記者発表を終了させていただきます。ありがとうございました。
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