シングルユースとは、一度の使用で廃棄してしまうことで、ワンウェイユース(使い捨て)とも言います。
一方、リユースとは、一般的に、一度利用した製品をそのままの形体で、または製品の部品をそのまま再使用することです。
いわゆる3R(Reduce, Reuse, Recycle)の中でも、発生抑制(リデュース)に次ぐ、優先順位の高い取組となっています。
リユースの推進は、製品の使用期間の長期化や廃棄物の発生抑制に寄与するとともに、製品製造時、廃棄時の資源消費・環境負荷を回避することにもつながるものです。
身近な取組として、マイバッグの利用は広く普及してきており、近年では、マイボトルやマイカップ(自分の水筒、タンブラー、コップ等)の携行も見られるようになりました。
飲食店やイベント会場等で、使い捨て飲料容器を使わない取組が着実に広がりを見せ、様々なキャンペーンも行われています。
これらは、地球環境に優しいだけでなく、自分好みの「マイグッズ」を使うことで楽しんで取り組むことができます。
皆さんも、これを機にお好みのマイグッズを携行してみませんか。
【参考ホームページ】
「ひろしま環境の日」実践行動報告書を出していただいた中から、毎月、事例紹介します。
今月は、物流を中心に事業展開を進めるNX商事株式会社様とオフィス家具メーカとして名高い株式会社イトーキ様の協業での取組です。
両社は、事業者などが廃棄していた中古オフィス家具に目を付け、海外へ寄付するスキームを実現しました。
このスキームにより、まだ使用可能なオフィス家具の再利用が可能となり、SDGsにも大きく貢献しています。
本事業は、リニューアルや移転などで行き場のなくなった「まだ使用可能な家具」を寄付相手国と調整の上、先方が欲しい什器を寄付する取組です。
2021年の事業開始以来、4、400点以上の家具(コンテナ34本相当)をカンボジアの官公庁や教育・医療施設等へ寄付しています。
NX商事株式会社が関係省庁やカンボジア大使館との調整や輸送を、株式会社イトーキがオフィス家具の老朽度判定をそれぞれ担当しています。
本事業を通じて、オフィス家具のリユースを促進し、循環型社会の実現に貢献しています。
さらには、受入側の持続可能で強靭な都市および環境整備の支援、公的・官民・市民社会のパートナーシップ推進など、寄付側・受入側双方のSDGs実現を目指しています。
2024年1月、広島銀行様に、十日市支店のリニューアル時にこのスキームを採用していただきました。
中古オフィス家具(机・椅子・ソファ等)198点をカンボジアに寄付し、現在、カンボジアの官公庁や王立プノンペン大学で使用されています。
同年11月7日、在日本カンボジア大使館にて、トゥイ・リー特命全権大使より広島銀行様に対し感謝状が贈呈されました。
皆さまも本スキームを活用して、中古オフィス家具の有効利用、そしてSDGsに貢献してみませんか。
本事業に興味がある事業者様などがおられましたら、以下までお問い合わせください。
【お問い合わせ先】
NX商事株式会社 広島支店
営業推進部 次長 萬 伸一郎(よろず しんいちろう)
電話:082-264-4957
広島県では、毎月第一土曜日を「ひろしま環境の日」として、各月でテーマを決め、一斉行動を呼び掛けています。
ぜひ、「ひろしま環境の日の概要」及び「年間の一斉行動計画」をご確認ください。
また、県内の事業者や団体、学校の方は「ひろしま環境の日行動宣言」へのご協力をお願いします。
ぜひ、「ひろしま環境の日行動宣言の概要」及び「行動宣言の登録の流れ」をご確認ください。