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平成21年度ひろしまの森づくり事業の取組実績について

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

 「ひろしまの森づくり県民税」を使って,森を守り育てる「ひろしまの森づくり事業」が県内各地で取り組まれました。平成21年度の取組みについて紹介します。

【市町の取組実績】
 県内の各市町で,地域住民の代表者等による協議会での議論を踏まえ,手入れ不足の人工林や里山林の整備など,地域の創意工夫による事業が行われました。

(実施内容の詳細については,ページ下部の【ダウンロード】から確認してください。)

人工林対策(補助金事業)

1 事業内容

事業名 環境貢献林整備事業

事業内容 間伐(伐採率30%以上)による人工林の健全化,強度間伐(伐採率40%以上)による針広混交林化,被害木の伐倒整理等

2 主な取組内容

環境貢献林整備事業【実績額 428,199千円】 17市町 1,200ha

  • 主要道路沿いや集落周辺のスギ・ヒノキの人工林の間伐
  • 災害の危険性の高い渓流付近,河川やダム周辺でのスギ・ヒノキの人工林の間伐
  • 風雪被害木の伐倒整理

 過密林分で,太陽の光が差し込まず,森林の機能が低下した人工林の間伐を行い,元気な森林に再生中です。

庄原市

(整備前)

庄原 前

矢印の画像

(整備後)

庄原 後

神石高原町

神石 前

矢印の画像

神石 後

里山林対策(交付金事業)

 1 事業内容

事業名

事業内容

里山林整備事業

里山林や都市近郊林等を対象に,土砂災害防止,鳥獣被害防止,自然とのふれあい等を目的とした森林整備

里山保全活用支援事業

住民団体や企業等による里山の保全活動等への支援

森林・林業体験活動支援事業

森林や林業について学ぶ森林・林業体験活動への支援

間伐材利用対策事業

公共施設や学校施設への県産間伐材製品の設置の支援

環境緑化支援事業

身近な生活環境の緑化の推進

2 主な取組内容

(1)里山林整備事業【実績額 262,614千円】 23市町 313ha

  • 集落周辺で放置された里山林を整備し,集落・自治会が継続的に管理
  • 主要道路沿いにある松くい虫被害の激甚な区域の被害木の処理
  • 集落周辺で拡大する竹林を伐採し,その跡地に広葉樹等を植栽して里山林を再生
  • 有害鳥獣被害地域において,里山林等の除伐等を行い,イノシシなどが出てこないようバッファゾーンを整備

松くい虫被害により枯れたマツや潅木等が生い茂り,主林木の成長が妨げられていた里山林の手入れを行い,元気な森によみがえりました。

廿日市市

(整備前)

廿日市 前

矢印の画像

(整備後)

廿日市 後

世羅町

世羅 前

矢印の画像

世羅 後

(2)里山保全活用支援事業【実績額 15,239千円】 14市町 52件

  • 森林ボランティア団体や地域の人々が里山林の整備計画を策定し,主体的に森林を整備

市民,森林ボランティア団体の協働による里山整備活動の画像

市民,森林ボランティア団体の協働による里山林整備活動(広島市)

東広島市(里山保全)

市民,森林ボランティア団体の協働による里山林整備活動(東広島市)

(3)森林・林業体験活動支援事業【実績額 13,505千円】 16市町 30件

  • 小学生等を対象に,森林・林業についての現地体験型の学習会等を実施

小学生を対象とした現地体験型の学習会の画像

小学生を対象とした現地体験型の学習会開催(安芸太田町)

親子を対象にした森林・林業体験活動の画像

親子を対象に森林・林業体験活動を実施(尾道市)

(4)間伐材利用対策事業【実績額 53,264千円】 15市町 

  • 公共施設に地域の間伐材を利用した木製ベンチ等を設置
  • 学校机の天板に地域の間伐材を利用し,木の良さなどを普及啓発

公共施設に間伐材を利用した木製テーブル,ベンチの画像

公共施設に間伐材を利用した木製テーブル,ベンチを設置(廿日市市)

庄原市 間伐材

学校用机の天板や椅子に地域の間伐材を利用(庄原市) 

(5)環境緑化支援事業【実績額 1,232千円】 4市町 6件

  • 地域の人々が実施する植樹活動に対して支援

安芸高田 緑化

植樹活動を通じて,地域住民へ森づくり意識を啓発(安芸高田市)

安芸太田 緑化

地域住民,森林ボランティア協働による植樹活動(安芸太田町)

(6)事業推進費等【実績額 9,146千円】 21市町

  • 透明性の確保を図るための市町協議会運営費等

特認事業(交付金事業)

1 事業内容

事業名 特認事業

事業内容  市町域を超えた広域交流による森林・林業体験活動を行う場合や,市町への当初交付額を超えて間伐材利用対策を行う場合など,特に必要と認められる事業

2 取組内容【実績額 41,931千円】 10市町

事業名

市町名

取組内容

森林・林業体験活動支援事業呉市

市内外の森林ボランティア団体が一体となり,県民に森林とのふれあいを呼びかける「ひろしま「山の日」県民の集い」に対し支援し,今後の県民参加の森づくりへの機運を醸成

森林・林業体験活動支援事業竹原市市のシンボルである竹林を生かすまちづくりを目的に設立した協議会が主体となり,地域住民,市域を超えた団体等が連関した竹林の整備や竹の利活用イベントを実施
森林・林業体験活動支援事業尾道市瀬戸内海に面した里山を対象に,県内の企業,ボランティア団体,地域住民が協働で,植林活動などを行い,市民参加の森づくりを推進
森林・林業体験活動支援事業福山市地域住民が主体となり,周辺市町の住民や企業,森林ボランティア団体等の協働による松くい虫被害跡地の植林活動を行い,市民参加の森づくりを推進
森林・林業体験活動支援事業安芸高田市    森林・林業体験活動の拠点となる林内作業棟を整備するとともに,地元をはじめ他市町の小学校児童を受け入れ,現地体験型の学習会を開催
間伐材利用対策事業呉市

市内の保育園及び幼稚園に,県内産間伐材を利用した木製ベンチを設置し,木製品に触れ親しむ機会を提供し,次代を担う子ども達に森林の大切さなどを啓発

間伐材利用対策事業府中市小学校の教室の床の張替え(フローリング化)に県産材を使用し,児童が直接木と触れ合う機会を創出
間伐材利用対策事業庄原市地域で伐採した間伐材を小学校に配備してある学習机・椅子の天板,座板,背板に使用し,児童の森林学習の教材に活用
間伐材利用対策事業府中町

間伐材利用の普及促進のモデルとして,公園内の老朽化したトイレを太田川流域産間伐材を利用して整備
間伐により発生する材を,木質バイオマスとして有効活用するため,薪ストーブやチッパーを整備

間伐材利用対策事業熊野町町内中学校の図工室・技術室の作業台と椅子を県産間伐材を利用して更新し,次代を担う生徒へ森づくり意識を啓発
間伐材利用対策事業大崎上島町町内の小学校で県産間伐材を利用した東屋を整備し,児童が森林の重要性などを学習する場として活用するともの,PRすることにより,町民へ森づくりに対する意識を啓発

 企業,ボランティア団体,地域住民協働による里山活動の画像

企業,ボランティア団体,地域住民協による里山保全活動(尾道市)

福山 特認

地域住民,周辺市町住民連携による松くい虫被害跡地への植林活動(福山市)

府中市 特認

小学校の教室の床に県産材を活用(府中市)

大崎上島 特認

間伐材を利用した東屋の整備(大崎上島町)

県民意識の醸成(広報活動)

1 事業内容

事業名 ひろしまの森づくり推進事業

事業内容 県民の方々に対して森林・林業に関する意識啓発や事業内容等の情報提供等

2 取組内容

ひろしまの森づくり推進事業【実績額 15,000千円】

  • 新聞広告,ホームページによる情報提供
  • 森林ジュニアインストラクターの育成,森林・林業体験バスツアー,森づくり子どもフォーラムの開催
  • 県産材を使用した木製品設置等による普及啓発(県立高校で県産材を使用した木製品を制作し保育園など公共施設へ設置等)

林業体験バスツアーの画像

森林ジュニアインストラクターによる林業体験バスツアー

子どもフォーラム

森づくり子どもフォーラムの開催

宮島工業

県立高校で県産材を使用した木製ベンチを制作

宮島工業 寄贈

保育園等公共施設へ木製ベンチを寄贈

【ひろしまの森づくり基金の状況】

 「ひろしまの森づくり県民税」は,ひろしまの森づくりのために使われます。使い道を明確にするために,税収相当額を「ひろしまの森づくり基金」に積み立て,毎年度所要額を取り崩して「ひろしまの森づくり事業」を実施しています。

H20年度末基金残高

基金積立額    

基金取崩額

H21年度末基金残高

1,757千円

  838,458千円

 840,130千円

85千円

関連情報

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