農業をする上での基本的な技術が身についていた

大宮淳優さん

三和鉄構建設株式会社
レモン・ブドウ栽培

山崎好誠さん

落葉果樹コース卒業生

企業の声
三和鉄構建設株式会社 大宮淳優さん

大宮淳優さんの写真
山崎さんの仕事ぶりは
いかがですか?

入社3年目、現場仕事全般においてしっかり働いてくれています。現在は現場リーダー候補です。農大で、農業をする上での基本的な技術を身につけていたので、即戦力として入社後すぐに活躍してくれました。

山崎好誠さんが現場で働く様子
農大生への印象を
教えてください。

やっぱり入社前に実際の現場を見たことある、動いたことがある人は言葉で指示を出した時の受け取りの速さが全然違います。農大生は現場を見ているのでそのスピードが速いですね。
あとエリアによって同じブドウでも作り方や考え方が異なるのですが、農大は広島県での作り方を学んでいるはずです。そのような知識を持っていることが入社してすぐに現場で活躍してくれることに繋がっていると思います。

御社の仕事に必要な技術や能力について教えてください。

観察力、好奇心、探求心だと思います。作物の些細な変化に気付くための観察力、新しい方法に挑戦する好奇心、常に改善していくための探求心。植物生理の仕組みを理解して臨機応変に対応する力が大切です。

卒業生の声
園芸課程 落葉果樹コース 山崎好誠さん

山崎好誠さんの写真
本校に進学を決めた理由を
教えてください。

農業関係の高校に通っていたのですが、授業でブドウを栽培したことがきっかけで興味を持ち、落葉果樹の道に進みました。高校卒業後に就職を検討していましたが、農業関係の先生が「今の状態では知識不足だから、農大や専門学校を出た方が良い」と勧めてくれたので、進学しました。
卒業後に一度就職したのですが、転職して今の会社に勤めています。転職の際には学校の方にもお世話になりました。

学生時代の授業や学びで、
現在の仕事に役立ったことを教えてください。

ブドウの基礎知識と実習の授業です。農業はやってみないと分からないことが多いので、実践的に学んでいたおかげで、入社してすぐに現場で働くことができました。
どのように実がなり、なぜこのタイミングで管理作業をしないといけないのか…というのを学べたのが一番大きいです。座学だけでは分からないので、やっぱり実習が一番役に立ったと思いますね。

学生時代に取得した資格で役に立っているものはありますか?

落葉果樹は機械をあまり使わないので、直接的ではないですが、小型車両系建設機械特別教育は役に立っていると感じています。土壌を直したり、土壌を作ったりするときに必要です。

学校の食堂の様子
寮での暮らしはどうでしたか?

高校から農大に入学する時は、寮生活がちょっと嫌だったんです。でも入学して1〜2ヶ月したら慣れて、みんなと遊び回ったりしていましたね。食事も一緒、風呂も一緒で、常に一緒にいるようなものなので、すごく仲良くなるんです。楽しくて良い2年間を過ごさせてもらったと思います。
授業の面で見ると、果樹は霜対策という作業が夜中から朝方にかけてあるので、農場と寮が近かったのは良かったのかなと思っています。

農大で出会った友人や先生との関係はいかがですか?

果樹だけじゃなく、野菜や畜産をしている仲間もいるので、近況報告や情報交換をしています。仲が良い先輩には、今でも相談にのってもらうことがありますし、同業なので栽培状況などをちょくちょく聞いたりしますね。
横のつながりがあるのないのでは全然違うはず。同じ仕事をしているからこそ、同じ悩みがあったり、お互い気軽に相談し合えるというのは強いと思いますね。